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駐在保険とは?補償内容・注意点・おすすめ保険5選までご紹介

海外出張や駐在などで外国に長期間滞在することが決まると、日本とは異なる生活環境に対して様々な不安が出てくるかと思います。

「赴任先で病気になったり、ケガをしたらどうしたらよいのか?」

「費用はどのくらいかかるのか?」

特に、家族を帯同する出張や駐在の場合はなおさら不安になりますよね。

今回は、海外赴任が決まった方や海外への長期出張が多い方を対象に、海外駐在保険について解説します。おすすめの駐在保険5選のほかに、補償内容や選ぶ際のポイントなどご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

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目次

駐在保険とは?

駐在保険とは、仕事の都合で海外へ長期滞在する方とその家族を対象とした保険です。

渡航先における自分や家族のケガ・病気、他者への損害賠償補償といった、長期海外滞在ならではのリスクに備えられる補償内容になっています。

駐在保険と海外旅行保険の違い

駐在保険は海外旅行保険がベースになっていますが、外国での長期滞在が前提です。帯同する家族の補償や賠償責任、住居や家財などの補償までついています。

クレジットカード付帯保険でも十分?

クレジットカードの付帯保険にも、ケガや病気の治療費の補償や携行品の補償がついていることがあります。

しかしクレジットカード付帯保険は、補償限度額が低かったり、クレジットカードでの航空券の購入が付帯条件となっていたりするため、駐在保険としてはあまり向いていません

また保険期間は90日間までのことがほとんどであるため、長期の駐在には対応しきれない点に注意が必要です。。

そのため、長期の駐在では、クレジットカード付帯保険よりも専用の駐在保険に加入しておくと、安心して駐在生活を送れます。

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駐在保険の補償内容

駐在保険の補償内容

では、具体的に駐在保険の補償内容を確認していきましょう。駐在保険の主な補償内容は、以下の通りです。

病気やケガの補償

駐在中に病気にかかった場合やケガをしてしまった場合に対する補償です。基本的には、海外旅行保険とほぼ同様の内容になります。

また、オプションで、歯科疾病の補償を付けられる駐在保険もあります。

補償内容補償対象
治療費用駐在先で病気にかかった場合、ケガをしてしまった場合など
緊急歯科治療費用駐在中に急に歯が痛みだし、歯科医師に応急処置をしてもらった場合など

万が一のときの補償

駐在中に万が一のことが起こった場合に補償される内容です。

補償内容補償対象
傷害死亡駐在中のケガにより、死亡した場合など
傷害後遺障害駐在中のケガにより、後遺障害が発生した場合など
疾病死亡駐在中に病気で死亡した場合など

他人への賠償

他人や居住先に対して賠償する必要が出てきた時に補償される内容です。

海外旅行や留学とは異なり、駐在員は居住する住宅内でパーティーを開催することも多いです。招待したお客様が万が一ケガをしてしまった時などにも補償対象になります。

補償内容補償対象
賠償責任駐在中に他人にケガをさせたり、お店の商品を壊したり、居住するアパートに失火等により損害を与えたりなどして、法律上の賠償責任を負った場合など

携行品の補償

身の回りの品や住居内の家財が盗難、破損した時などに補償される内容です。

補償内容補償対象
携行品(盗難)駐在中に身の回り品が破損・盗難された場合など
生活用動産自宅の家財やカメラを落として壊した場合など

航空機遅延の補償

駐在中の偶然の事故などにより、以下のようなケースが生じた場合に補償されます。

補償内容補償対象
航空機遅延費用航空機が遅れたため、予定していなかった宿泊代・食事代等を支払われた場合など
航空機寄託手荷物遅延等費用航空会社に預けた荷物が届かず、衣類などの購入費がかかった場合など
テロ等対応保険金テロ行為によって出国できない時に費用がかかった場合など(宿泊費など)
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駐在保険おすすめ5選

おすすめの駐在保険を5つ紹介します。

AIG損保 海外出張・駐在保険

AIG損保 海外出張・駐在保険

AIG損保 海外出張・駐在保険は、滞在方法やニーズにあわせて出張用プランまたは駐在者用プランから選択可能。

駐在者用プランにすれば、賃貸住宅での水漏れなどの賠償責任や住居から身の回り品が盗まれた場合も補償されます

万が一のケガ・病気の際には、治療・救援費用を無制限に補償する「インフィニティプラン」に対応しているため安心。

北米を中心に提携病院も多く、キャッシュレス診療が可能です。スマートフォンから医師や薬剤師に日本語で相談できる窓口もあり、海外の薬が心配な場合にも心強い存在になってくれます。

ジェイアイ傷害火災保険 駐在員用プラン

ジェイアイ傷害火災保険 駐在員用プラン

ジェイアイ傷害火災保険 駐在員用プランは、1年間までの駐在を補償。駐在員家族専用も用意されています。

海外主要55都市に現地デスクがあり、日本語で事故・トラブルの相談に対応してくれる点が心強いポイントです。現地デスクで保険金を支払ってもらえるサービスもあるため、帰国後まとめて請求する手間が省けます。

キャッシュレス提携病院も海外300ヵ所以上。日本語での対応が可能な病院も多くあります。

損保ジャパン 駐在員プラン

損保ジャパン 駐在員プラン

損保ジャパン 駐在員プランは、長期の海外生活で起こりうるリスクをカバーするプランです。

たとえば、駐在中に自宅で開催したホームパーティーでゲストがケガをしてしまった際の治療費を負担した場合にも、保険金が支払われます。

治療・救援費用を無制限にできるプランもあり、60歳以上でも選択可能です。

三井住友海上 海外駐在員専用プラン

三井住友海上 海外駐在員専用プラン

三井住友海上 海外駐在員専用プランは、保険期間が1年以上で契約可能。海外駐在中であれば、駐在地だけではなく他国への出張中も補償されます。

ニーズにあわせて弁護士費用特約や緊急一時帰国特約などもセットできるため、心配事に応じたカスタマイズできて安心です。

東京海上日動 海外旅行保険

東京海上日動 海外旅行保険

東京海上日動の海外旅行保険は駐在員専用保険ではないものの、契約期間が最長2年。1年ごとに更新する手間がないのが魅力です。

万が一トラブルが起きた際には、LINE電話での問い合わせも可能。普段使い慣れた方法で連絡が取れるのは、安心感があります。

保険期間が3か月以上の場合は臨床心理士が相談にのる「こころのカウンセリングサービス」も。慣れない海外生活で相談できる相手がいると心強いでしょう。

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海外赴任者向けに駐在保険を選ぶ際のポイント

海外赴任者向けに駐在保険を選ぶ際のポイント

駐在保険は複数の保険会社から販売されているため、どの保険商品を選べばいいか迷ってしまうかもしれませんね。

ここでは、自分に合った駐在保険を選ぶ際の判断基準をご紹介します。

保険期間の延長は可能か

赴任時に駐在期間が決まっていても、会社の都合でその期間が延びることもあるでしょう。

駐在保険は基本的に保険期間の延長が可能ですが、その場合は日本にいる家族などの代理人に延長を依頼してもらう必要があります。

また、それまでの請求事例などを踏まえ、延長審査の結果によっては保険期間が延長できないこともあります。

補償額は十分か

駐在先によって医療費相場や医療状況は大きく異なります。

駐在保険を決める前に、滞在先の医療費相場と医療状況を確認しておきましょう。

万が一大きなケガや病気で手術や長期入院が必要になった場合、国によっては想定以上の金額になる恐れがあります。

また医療体制が十分でない地域では、症状によっては近くの大きな都市や国に搬送される場合もあるため、補償額が足りなくなる恐れを考慮することが重要です。

治療・救援費用を無制限にできるプランやオプションを選ぶと、万が一の場合にも安心できます。

補償内容は十分か

駐在先で起こりうるトラブルを把握し、そのリスクをカバーできる補償内容かどうかをチェックしましょう。

駐在先によって住居環境や交通手段などが違うため、想定されるトラブルも異なります。

事前に渡航先の情報を得て、必要な補償をリストアップしておくことが重要です。

帯同する家族の補償範囲はどこまでか

駐在保険によっては、補償対象に帯同する家族が含まれる家族向け商品もあります。

また、帯同家族は帯同家族で駐在員本人とは別に、それぞれが個別で加入するタイプの保険もあります。

各保険の補償対象や補償範囲を確認し、最適なものを選びましょう。駐在員本人と家族で補償内容を柔軟に設定したい場合は、それぞれが個別の保険に加入するタイプがおすすめです。

特約で妊娠や出産の費用をカバーできることも

海外での妊娠や出産費用は、国によってはとても高額です。基本的に出産に対しては保険金が支払われませんが、妊娠中の異常による症状は補償されるケースが多いです。

また、保険商品によっては出産の費用を特約でカバーできるものもありますので、妊娠出産の可能性がある方はそれも含めて確認するとよいでしょう。

法人契約に対応しているか

駐在員は会社の辞令で海外に出向くわけですので、会社側で駐在保険の契約をすることも多いです。検討している会社の駐在保険が法人契約に対応しているかも確認しておきましょう。

キャッシュレス診療に対応しているか

キャッシュレス診療提携病院では、治療費を自分で立て替えることなく治療を受けられます。

どの程度の治療費がかかるのか、手持ちの現金で足りるのか、といった不安を抱えずに治療を受けられる安心感があります

保険会社によって提携病院は異なるため、駐在先の住居の近くに提携病院がある保険会社を選ぶとよいでしょう。

滞在先によっては日本語での治療を受けられる病院もあるため、あらかじめチェックするのがおすすめです。

日本語でのサポートを受けられるか

身体の部位や症状など、使い慣れない言葉を日本語以外で説明するのは想像以上にむずかしいものです。

24時間365日日本語でサポートしてくれる窓口があると、病院へ症状を伝えたうえで予約を取ってくれます

通訳者の派遣や電話通訳に対応している場合もあるので、確認しておきましょう。

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駐在保険に加入する際に気をつけたい3つの注意点

駐在保険に加入する際に気をつけたい3つの注意点

駐在保険に加入する際に気をつけたいポイントを3つ紹介します。

  • 渡航前に加入する
  • 帰国予定を明確にしてから加入する
  • 契約期間延長は満期前に手続きする

渡航前に加入する

駐在保険を含む海外旅行保険は、日本を出国した後に加入することはできません

かならず渡航前に、余裕をもって契約を済ませましょう。

帰国予定を明確にしてから加入する

駐在保険は一時的に日本を離れ、海外に滞在する期間を補償する保険です。そのため帰国の予定がない場合には加入できない恐れがあります。

また数か月の長期出張なのか年単位での駐在になるのかによって、加入できる保険は異なります

会社の辞令次第という方もいると思いますが、だいたいの帰国予定を明確にしてから加入するほうがよいでしょう。

契約期間延長は満期前に手続きする

保険の契約期間を過ぎてしまうと、契約の延長・更新手続きができなくなる恐れがあります。

万が一契約の満了を迎えた場合には、日本国内の代理人に保険会社との手続きを代わりにしてもらわなくてはいけません

かならず契約満了を迎える前に、延長や更新を行いましょう。

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駐在保険の細かい補償内容は、保険会社ごとに異なります。駐在保険を決める際は、ぜひ複数の保険会社を比較したうえで検討しましょう。

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まとめ:駐在保険で海外赴任・出張のトラブルに備えよう!

今回は、海外に赴任する際に加入しておきたい駐在保険について解説しました。

海外駐在は1年単位の長期間にわたることが多く、家族が帯同することも多いため、補償内容や金額については各社の保険商品を比較検討して決めるようにしましょう。

ぜひ、ご自身の条件に合った、ベストな駐在保険を見つけてください。

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