チリ留学で楽しみながらスペイン語を学ぶ 基礎知識とおすすめ情報を解説
自然豊かなチリは、スペイン語を学びながらさまざまな体験ができる留学先として人気があります。でもチリってどんな国なの?そんな疑問をもつ人のために、チリの基礎知識とスペイン語学習に関連する情報をまとめて解説していきます。留学の検討材料としてぜひ役立ててください。
チリで留学できる都市
サンティアゴ・デ・チレ | バルパライソ |
チリってどんな国?気候や文化、物価について
チリの国の基本的な知識について確認していきます。
太平洋に面した細長い国土
チリは南米の太平洋側に位置しています。南北に広く東西は狭い「細長の地形」をした国で、国内の気候は緯度によって大きく異なります。
首都のサンティアゴ・デ・チレ近辺は中部にあるため、ほかの地方と比べると温暖で、日本と同じように四季がはっきりしているのが特徴。
ただ南半球にあるため、日本とは逆の季節となるので注意が必要です。
公用語はスペイン語
チリの公用語はスペイン語で、全人口の88%がカトリック教徒です。外務省の基礎データによると、スペイン系75%、その他の欧州系20%とほとんどがヨーロッパ人の子孫で先住民系はわずか5%となっています。
チリは南米の中で、もっとも治安が良い国といわれています。普通に暮らしていればそれほど危険を感じることはないようですが、スリや置き引きなどには十分に注意しなければなりません。
物価は高め
南米は日本に比べて物価が安いというイメージを持ちますが、チリの物価はやや高めです。
特に食料品に関しては日本並みの値段で、例えば500ccのミネラルウォーターが約140円、ランチのセットメニューで約800円~1,600円など、ほとんど日本で暮らすのと変わりありません。
ただ交通機関に関しては、タクシー初乗り60円、電車が120円とかなり安く、移動に困ることはなさそうです。
チリに留学するメリットは?
チリを留学先に選ぶメリットとは何でしょうか。
経済的に豊かな国
チリは中南米諸国の中では、「経済の優等生」といわれるほど豊かな国です。
経済的に豊かであるということは、人々の生活にも余裕があるということ。近隣の国に比べて安全性が高いとされているのも、経済的に潤っているおかげかもしれませんね。
物価的にも近しいものがありますので、日本人が暮らしてもさほど不便を感じずにすむでしょう。
フレンドリーな国民性
チリ人は経済的な成功を収めた点も含めて、勤勉な国民性が特徴的。性格的にはシャイな部分もありますが、その一方で南米らしい人懐っこさや陽気さを持ち合わせています。
そのフレンドリーな国民性から、はるばる学びにやってきた日本人をきっと歓迎してくれるに違いありません。
恵まれた観光資源
チリには世界遺産が5つ、自然環境が保たれている国立公園が32か所あります。森林地帯の森と湖、パタゴニア地方のフィヨルドや氷河と、自然を満喫する場所にはことかきません。
語学を学ぶのに疲れたら、日本ではなかなか味わうことのできないスケールの大きな自然で、さまざまな体験ができます。
チリ留学で人気・おすすめの都市・学校は?
サンティアゴ・デ・チレ
サンティアゴ・デ・チレはチリの首都でアンデス山脈を望む、美しい都市です。国全体の人口の40%近くが暮らす大都市で、生活が便利な一面、緑も多く、生活を楽しみながら学ぶことができます。
COINED Santiago de Chile(コインド・サンティアゴ・デ・チレ)
COINED Santiago de Chileは、首都サンティアゴでも人気の高い語学学校です。
商業地区に立地し、交通のアクセスも便利なので通学途中の買い物も楽にできます。
中南米に幅広いネットワークを持つ語学学校のグループに属し、スペイン語以外にも多彩なプログラムを提供しています。
チリ留学にかかる費用はどれくらい?
チリ留学にかかる費用を具体的に見ていきましょう。
学習費用と生活費
チリ留学でもっとも気になるのは語学学校の費用と生活費ですが、スペイン本国に留学することを考えればかなり安くなります。
学ぶ学校にもよりますが、受講費用としては月5~10万円が相場です。滞在費(家賃)と生活費は、月8~10万円程度になります。
3か月コースの例であれば、40~60万円と見ておけば良いでしょう。
渡航費用
チリは日本から見て地球の裏側にあるため、渡航費も相応にかかります。
チリまでの往復の渡航費は、空港使用料なども含めて約20万円前後。
通常は片道10万円程度ですが、季節によっては15万円近くになることもあります。
手続き・その他の費用
ビザの申請が必要になれば、そのための費用が必要です。学生ビザであれば、発行手数料として7,000円程度準備しておくと良いでしょう。
それ以外には、留学保険も必要です。各損害保険会社からさまざまな商品が出ていますが、
医療費や損害賠償・盗難保障に加えて、けがをした際の一時帰国費用などを負担してくれる保険もあります。年間で10~15間円程度が相場です。
チリ留学する際の必要な手続き・注意点は?
チリで学ぶ際に必要となる手続きや注意点を見ておきましょう。
留学のためのビザは3つある
チリは日本との間に「相互免除」の取り決めを行っています。3か月以内の滞在で、収入を得る行為がなければ、ビザは必要ありません。
ただし長期滞在になる場合は、ビザが必要となりますのでご注意ください。
留学するときのビザには、次の3つがあります。
- 観光ビザ
- 学生ビザ
- ワーキングホリデービザ
学生ビザについて
学生ビザは、学業を目的とする場合にのみ、有効となるビザです。申請にはチリ政府認可の大学、または対象となる教育機関の入学許可書が必要となります。
チリ国内に滞在する間の生活費についても、奨学金や給付金を受け取る証明書、または銀行の残高証明書などを提出して、明確に示さなければなりません。
チリ留学に向けた注意点
チリへの渡航手続きには、時間がかかります。留学が決まったら渡航の3か月~半年前から準備を開始するようにしましょう。
また18歳以上で長期滞在のビザを取得した場合には、入国後またはビザの取得後30日以内にチリ刑事局国際警察外国人課へ行き、外国人登録をすることが義務付けられています。
登録カードの発行後には、身分証明書が交付されます。
チリ滞在中は常に身分証明書を携帯することになります。
南米随一の安全国チリでスペイン語留学
チリの国民性は穏やかでまじめといわれ、日本人に通じるところがあります。経済的にも安定しているため、都市生活に慣れている留学生でも暮らしやすい国といえるでしょう。また、学習の合間には多彩な自然にふれる機会が得られます。安心してスペイン語を学べる国として、チリ留学もぜひ候補に加えてみてください。