MENU

カナダのCo-op(コープ)留学とは?難しいって本当?メリット・デメリットから費用まで解説

カナダのCo-op留学とは?難しいって本当?決意に向けた情報解説
ワーキングホリデーなら、スマ留の「ワーホリ準備プラン」!
スマ留_ワーホリ準備プラン

スマ留は語学学校の空き時間や空き場所を利用することで、留学費用を大きく抑えることを実現したエージェントです。

英語力を最短で身につけてワーホリを開始できる「スマ留ワーホリ準備プラン」など、スマ留オリジナルのプランも人気です。

無料カウンセリングはオンラインでも対応していて全国からの相談が可能です。ワーホリでの留学を検討されている方は、まずはご相談してみてください。

Co-op(コープ)留学とは、カナダの留学制度のひとつで、「学校での授業」と「就労体験(インターン)」がセットになった留学のことをいいます。

語学だけでなく座学で専門知識を習得した後、同じ分野のインターン(職業体験)まで経験できるのが人気です。留学しながらお金を稼げるのも大きなメリットです。

30歳までしか参加できないワーキングホリデーと違い、Co-op留学は上限年齢がありません。そのため、海外で経験を積みたい31歳以上の社会人の方にも挑戦のチャンスが広がっています。

ただし、学生の身分で「稼げる」と言っても、そう簡単な話ではありません。相応の英語力や授業についていくための覚悟が求められるため、そのような噂を聞いて、不安になっている方もいるかもしれません。

そこでこの記事では、Co-op留学が気になる方に向けて、Co-opに関するさまざまな情報を詳しくお伝えします。

「Co-op留学ってどうなの?」「ワーホリと迷っているけど私に向いているのかな?」と気になって悩んでいるあなたが、この記事を読んで一生に一度の決意に向けて進めることを願っております。

目次

Co-op(コープ)留学とは|「学校での授業」と「就労体験」がセットになったカナダ独自のプログラム

Co-op(コープ)留学とは、カナダの留学制度のひとつで、「学校での授業」と「就労体験(インターン)」がセットになった留学のことをいいます。学生ビザと就労ビザが一体になっており、留学しながらお金も稼げるのがメリットです。

プログラムの前半は学校で専門分野に関する講義を受けて、後半ではその分野に関連した有給インターンに参加できます。

留学期間は、最短で6カ月~2年が一般的です。「インターンの期間はプログラム全体の50%まで」という決まりがあるため、基本的には授業期間と就労期間は「50%:50%」となります。

【Co-op入学の授業期間と就労期間の組み合わせ例】

学校での授業期間有給での就労期間(インターン期間)
6カ月コース前半3カ月後半3カ月
12カ月コース前半6カ月後半6カ月
24カ月コース前半1年(12カ月)後半1年(12カ月)

※学校によっては、2年のCo-opプログラムを卒業した後に、3年間の就労を補助してくれる場合もあります。

Co-opプログラムを全課程終了すると、「Diploma(ディプロマ)」という卒業証明書を取得できますよ。

Co-op留学とワーキングホリデーの違い

Co-op留学は、「ワーキングホリデー」と同じように、働きながら留学できる制度です。しかし、Co-op留学とワーキングホリデーにはさまざまな違いがあります。

【Co-op留学とワーキングホリデーの主な違い】

Co-op留学ワーキングホリデー
目的勉強+インターンが基本(旅行も可能)自由!何でもOK!
就学・就労・旅行など
ビザの種類学生ビザ+ワークパーミット(就労許可証)ワーキングホリデービザ
対象年齢高卒以上なら年齢制限なし18歳~30歳まで
ビザ取得可能回数何度でも可能1回しか取得できない
ビザの有効期間プログラム期間+1カ月1年間
ビザの延長可能(条件あり)不可
就学期間規制なし最長6カ月しか学べない
就労制限制限あり(就学中は週20時間まで)ビザの有効期限内で制限なし

特に大きな違いについて解説していきます。

Co-op留学にはワーキングホリデーのような年齢制限がない

【年齢制限の比較】

Co-op留学ワーキングホリデー
対象年齢年齢制限なし
(高卒以上なら誰でもOK)
18歳~30歳まで

Co-op留学とワーキングホリデーの最も大きな違いは、Co-op留学には30歳までという制限がないことです。

ワーキングホリデービザを取得できない31歳以上の方も、Co-op留学に参加できます。

Co-op留学は「就学+就労」が必要

【目的の比較】

Co-op留学ワーキングホリデー
目的勉強+インターンが基本自由!何でもOK!
就学・就労・旅行など
ビザの種類学生ビザ+ワークパーミット(就労許可証)ワーキングホリデービザ

Co-op留学とワーキングホリデーは、目的も大きく違います。

ワーキングホリデーは、目的は何でもOKで、滞在中に自由に何をしても良いのが特徴です(何かをしなければいけないということもありません)。学校に行ってもアルバイトをしても、何もせずに旅行するだけでも良いのです。

一方、Co-op留学の方は、学生ビザとワークパーミット(就労許可証)のビザを取得して渡航します。

学校に通うことを前提としてビザが発行されるので、就学は必須です。また、学校が終わった後は「インターン(就労体験)」をする必要があります

Co-opビザは何度でも申請が可能

【申請できる回数の比較】

Co-op留学ワーキングホリデー
申請できる回数何度でも可能1回しか取得できない

ワーキングホリデービザは1つの国について1回しか取得できませんが、Co-opビザは何度でも取得可能です。

例えば、ワーキングホリデービザでカナダに来たことがある方は、2回目はワーキングホリデービザを取得できません。

既にカナダでワーキングホリデービザを使った方でも、Co-opビザなら取得可能ですよ。

Co-op留学の6つのメリット

Co-op留学は他の留学制度と何が違うのかをより明確にするために、ここからはCo-op留学のメリットについて解説していきます。

カナダのCo-op留学には、以下のような6つのメリットがあります。

カナダのCo-op留学の6つのメリット

・専門分野の学習+同じ分野での就労体験ができる
・Co-opでの実務経験を就職・転職活動に生かせる
・ワーキングホリデーでは見つけにくい仕事に就ける
・プログラムの期間中ずっと仕事ができるため稼げる
・ワーキングホリデーよりもビザを取得しやすい
・就労ビザに切り替えて、現地で働き続けることが可能

それぞれ詳しく解説していきましょう。

専門分野の学習+同じ分野での就労体験ができる

Co-op留学の最大のメリットは、特定の専門分野についてカレッジで習得でき、さらにその分野でのインターン(就労体験)ができることです。

詳しくは後述しますが、以下のような専門分野の知識やスキルを習得できます。

【専門分野ごとの授業内容と職種】

分野カレッジで習得する内容例具体的な職種など
IT系・デジタルマーケティング
・Web開発
・Webデザインなど
・マーケター
・デザイナー
・プログラマーなど
ビジネス系・ビジネススキル
・マーケティングスキルなど
・受付・事務職
・営業職
・カスタマーサービス担当など
ホスピタリティ系・ホスピタリティ関連のスキル
・接客
・カスタマーサービス
・レストラン・カフェ・バーなどでの接客
・ホテル業務全般
・旅行業界

ただ学ぶだけでなく、実際に就労して経験を積めるため、就職活動や転職活動にも生かせるのが特徴です。

Co-opでの実務経験を就職・転職活動に生かせる

Co-op留学では語学の習得だけでなく実務経験を積むことができるため、その経験を就職活動や転職活動に生かせるメリットがあります。

例えば、就職活動の自己PRで「留学していました」という学生は多く存在します。そんな中で、「留学して語学力を上げて、さらに専門分野について学び、実務経験まで積んできました」というのは大きなアドバンテージになります。

転職活動においても、ただ「英語力があります」という転職者よりも、「英語を使って現地でネイティブと同じ職場で実務経験を積んだ」というのはかなり大きな強みとなるでしょう。

ワーキングホリデーでは見つけにくい仕事に就ける

Co-op留学はカレッジで専門スキルを学んだあとにインターンを行うため、ワーキングホリデーでは難しい仕事に就けるのもメリットです。

ワーキングホリデーでアルバイトをする場合、いきなりネイティブ企業のオフィスワークの仕事に就くのは困難なため、カフェ・レストランのホールスタッフや調理補助、ショップ店員、清掃員などがメインとなります。

その理由としては、「すぐ働ける即戦力」を求めている実力主義のカナダ企業が多いからです。

Co-opでは、プログラムの前半で専門分野のスキルを習得してから仕事に就くため、必要な知識が備わっており、オフィス系の仕事やIT系の仕事にも就きやすいのです。

プログラムの期間中ずっと仕事ができるため稼げる

Co-opプログラム期間中はずっと仕事をすることができるため、稼げるのも大きなメリットです。

教室での授業期間有給の就労期間(コープ期間)
週20時間まで就労が可能週40時間まで就労が可能

プログラムの前半はカレッジでの授業がメインとはなりますが、週20時間までのアルバイトは許可されています。週4回出勤しても1日5時間働けるので、十分なアルバイト収入を期待できるでしょう。接客業ならばチップも追加で稼げます。

プログラムの後半はインターン(就業体験)がメインとなり、アルバイトとインターンを併せて週40時間まで働けます。週40時間というと週5日×8時間のフルタイム相当の時間、働くことができる計算です。

このように働ける時間が多いため、「お金がないけれど留学したい」という留学生にもCo-opはピッタリのプログラムといえるでしょう。

ワーキングホリデーよりもビザを取得しやすい

Co-opのビザは、ワーキングホリデーのビザよりも取得しやすいというメリットがあります。

ビザを取得しやすい理由

・ワーキングホリデーは定員制限があるが、Co-opは無い
・ワーキングホリデーは抽選式だが、Co-opは無い
・ワーキングホリデーは30歳までしか申請できないが、Co-opは31歳以上も申請できる

そのため、ワーキングホリデーの抽選に落ちてしまった方や、31歳以上でカナダ留学にチャレンジしたい方にもCo-opがおすすめです。

プログラム後に就労ビザに切り替えて現地で働くことも可能

Co-opプログラム中のインターンで勤務先での評価を得ることができれば、Co-opプログラムが終わった後に「就労ビザ」に切り替えて、そのまま現地で働き続けることも可能です。

なお、Co-opビザは「就労ビザ」ではないため、永住権を申請するために必要となる「カナダでの就労期間」にはカウントされません。

しかしながら、Co-op卒業後に就労ビザを取得して働き続ければ、カナダでの就労期間として認定されます。

そのため、Co-op留学を経て就労ビザに切り替える方法は、カナダの永住権を取得するための近道となります。

Co-op留学の3つのデメリット

今度は逆に、Co-op留学のデメリットについても解説していきます。

カナダのCo-op留学のデメリットとしては、以下の3つが挙げられます。

カナダのCo-op留学のデメリット

・ある程度英語力がないとカレッジに入学できない
・カレッジでの授業についていくのが大変
・インターン先を見つけるのが結構難しい

順番に説明していきます。

ある程度英語力がないとカレッジに入学できない

Co-opプログラムを受けるためにはカレッジの入学試験にパスする必要があるため、ある程度の英語力がなければ、Co-opに参加したくても参加できません。

学校やコースによって条件は異なりますが、TOEICは最低でも500点、できれば600点程度のスコアが必要となります。

カレッジでの授業についていくのが大変

カナダのカレッジでは英語で授業を受けることになります。英語で、しかも専門的な内容を学ぶので、授業は決して簡単ではありません。

ある程度の英語力がベースにあり、プラスして、真剣に取り組む意欲がある方でないと、授業についていくのは難しいでしょう。

インターン先を見つけるのが結構難しい

Co-op留学のデメリットとして、プログラム後半のインターン先を見つけるのが結構難しいという点があります。

カレッジ側が提携している企業が複数社あっても、必ずその企業で就業体験できるわけではありません

インターン先に応募する際には、レジュメやカバーレターを送り、面接を通過して初めて働くことができます。カレッジの提携企業には直接応募できますが、それ以外に応募する場合には、LinkedInやIndeedなどの就活サイトや企業の公式サイトから直接応募する必要があります。

カナダでは経験とスキルが重要視されるため、不安な方は、日本での職歴を生かせる専門分野を選ぶのもおすすめです。

【体験談あり】Co-op留学がおすすめな人・向いていないのはこんな人

ここまで、Co-opプログラムの特徴やメリット・デメリットを詳しく解説してきました。

それらの内容を踏まえて、あらためて「Co-opがおすすめの人の特徴」をまとめると、以下のようになります。

カナダのCo-opプログラムがおすすめの人の特徴

・日本での社会人経験を生かしながら、海外でもスキルや経験を積みたい方
・専門的な分野を学んで海外での実務経験も積みたい大学生の方
・ワーキングホリデーが使えない事情があり、ワーホリではない方法で留学したい方
(31歳以上の方や、ワーキングホリデービザの抽選に漏れてしまった方)
・なるべく長期間のあいだ、留学したい方
・ワーキングホリデーよりも専門的な職種に就きたい方

さらにCo-op留学におすすめな方の人物像をさらにイメージできるよう、数ある選択肢の中からCo-op留学に決めた方の体験談をご紹介します。

大学を休学してCo-op留学にチャレンジした大学生のAさん
高校生の時にオーストラリアに2週間の短期留学に行ったが、英語力を身に着けられなかったというAさん。
世界中の人とつながりたいと思い、大学を休学して、英語を本気で学べて働く経験もできるCo-op留学を選びました
カナダでは自然豊かな景色に圧倒され、スキーや観光を楽しみながら、語学を習得。その後、Co-opのカスタマーサービスのクラスでプレゼンや議論を交えながら、ホスピタリティを学びました。
座学からインターンシップに移る間の1カ月の休暇中にインターンに100件以上参加。接客販売のインターンを見つけて、売上1位になるなど実績も残しました。
Aさんはその後、寮付きのハウスキーパーに就職し、結果的にカナダの3都市で留学生活を過ごしました。

「一度きりの人生」と一念発起して挑戦した30代子持ちママさん
30代子持ちママのキママさんは、カナダの大自然に憧れて「カナダで子どもを育てたい」と思い始めて、Co-op留学にチャレンジすることになりました。
BさんがCo-op留学を選んだ理由は、
・有償の就労体験ができること
・座学中もアルバイトができること
・配偶者ビザで旦那さんもカナダに滞在できること
・カレッジで学んでいる間子どもがカナダの公立学校に無料で通えること
・Co-op終了後に最大3年間働けるビザがあること
などが理由でした。
2023年7月現在は出国や入国の準備中で、その様子をnoteTwitterで配信しています。気になる方は、ぜひその後の様子も追ってみてください。

Co-op留学の体験談を見ていると、Co-op留学を選ぶのは「なんとなく留学したい」という消極的な方ではなく、「世界で活躍したい!」「世界中の方と話せるようになりたい!」など、かなり能動的に留学を決めている方が多い印象です。

逆に、Co-opプログラムが向いていない人は以下のようになります。

カナダのCo-opプログラムが向いていない人

・特定の分野に興味があるわけではない方
(目的が定まっていない方や、強い意欲がない方には、ワーキングホリデーがおすすめ)

・将来、真剣にカナダに移住するために正規雇用を狙いたい学生の方
(Co-opではなく公立カレッジ留学がおすすめ)

これを踏まえてもCo-opが向いているのか、別の選択肢が向いているのか、まだ迷ってしまうという方は、最後に紹介する留学エージェントに一度相談してみることもおすすめします。

エージェントの選び方については「Co-op留学について迷ったら留学エージェントを活用しよう」をぜひ参考にしてみてください。

Co-op留学で学べる人気の専門分野+インターン職種

ここからは、Co-op留学で習得できる専門分野とインターン職種について解説していきます。

なお、大前提として、Co-opプログラム前半で学ぶ専門分野のスキルと、授業を受けた後に働くインターンの分野は同じにする必要があります

例えば、カレッジで「デジタルマーケティング」についての知識を履修した場合には、インターン先も同じ分野でなければならないということです。

▼カレッジでのコース▼インターンの内容OK/NG
デジタルマーケティングデジタルマーケティング➡OK
デジタルマーケティング飲食店➡NG

Co-op留学で学べる専門分野の選択肢は多岐にわたりますが、人気の分野を大別すると、IT系・ビジネス系・ホスピタリティ系の3つに分けられます。

【Co-opのカレッジ内容と具体的な職種の例】

分野カレッジで習得する内容例具体的な職種など
IT系・デジタルマーケティング
・Web開発
・Webデザインなど
・マーケター
・デザイナー
・プログラマーなど
ビジネス系・ビジネススキル
・マーケティングスキルなど
・受付・事務職
・営業職
・カスタマーサービス担当など
ホスピタリティ系・ホスピタリティ関連のスキル
・接客
・カスタマーサービス
・レストラン・カフェ・バーなどでの接客
・ホテル業務全般
・旅行業界

ひとつずつ確認していきましょう。

Co-opで学べる専門分野1:IT系

IT系はCo-op留学の中でも人気の専門分野です。

カレッジでIT系の授業を履修した後には、IT系の企業(例えばWeb制作会社やアプリ開発会社など)でインターン先を探して働きます。

IT系の中でもプログラマや開発者、ネットワークエンジニアなどの職種は、カナダで正規採用になった場合に、日本よりも高い年収で働くことを期待できます。

カナダでのインターン経験があれば、日本での就職・転職時にも大きなアピールができるため、おすすめですよ。

Co-opで学べる専門分野2:ビジネス系

ビジネス系(オフィス系)を学ぶCo-opプログラムも人気です。

具体的には、座学でビジネス基礎知識やチームビルディング、マーケティングの知識などを習得した後、各企業のオフィスでインターンとして働きます。

ビジネス系のプログラムを受けた後のインターン先の職種には、電話や接客の受付、マーケティング、営業アシスタント、会計アシスタント、一般事務、カスタマーサービスアシスタント、データアナリストなどがあります。

このようなビジネス系のスキルは汎用性が高いため、そのままカナダでの就職を目指す場合も、日本での就職・転職に生かす場合にも、かなり有利な武器となるでしょう。

カナダで働く場合も日本で働く場合も、マーケティング関連職種の年収が高いことを考えると、ビジネス系の中でもマーケティング分野を目指すのがやはりおすすめです。

Co-opで学べる専門分野3:ホスピタリティ系

Co-opプログラムでもうひとつ人気の専門分野が、ホスピタリティ系です。

ホスピタリティ系とは、BtoCなど接客にかかわる分野を指します。例えば、ホテル業界や飲食業界、ツアーガイドなどが該当します。

カレッジでの授業では、ホスピタリティ業界の仕事で役立つ理論や店舗運営のスキル、マネジメントスキルなどを学びます。

Co-opのインターン先としては、ホテルや飲食店、ショップ、クリニック、観光業などがあります。

このようなホスピタリティ系をCo-opプログラムで学んだあと、現場ではなく人事管理や採用、マネージャー、財務部門などに生かすことができれば、高い年収での就職を実現させることができるでしょう。

Co-op留学にかかる費用|実質負担額も詳しく解説

ここからは、Co-op留学にかかる費用について、数字を用いて具体的に解説していきます。

Co-op留学にかかる費用の目安は200万円~500万円程度

Co-op留学にかかる費用は、参加するカレッジのコースや家賃、時期などによってまちまちですが、6カ月のプログラムで200万円程度、1年だと300万円程度、2年だと500万円程度が目安になります。

【Co-op留学にかかる費用】

6カ月のプログラムに参加する場合1年のプログラムに参加する場合2年のプログラムに参加する場合
カレッジ費用65.5万円93.6万円135万円
現地での生活費72万円
(月12万円で計算)
144万円
(月12万円で計算)
288万円
(月12万円で計算)
往復航空券代20万円
ビザ申請費用2.35万円
留学生用保険12万円(月2万円で計算)24万円(月2万円で計算)48万円(月2万円で計算)
合計約172万円約284万円約493万円

※カレッジ費用は一例として「SELC College」の費用を掲載しています(入学金・授業料・教材費を含む)。
※1ドル=100円で換算しています。
※2022年11月時点の費用です。

※本記事の最後に紹介するような留学エージェントを利用すると、カレッジ費用や渡航費などを安くできることがあります。できるだけ費用を抑えたい方は、ぜひ活用してみてくださいね。

Co-op留学中に稼げる収入は100万円~500万円程度

なお、実際には、Co-op留学中にアルバイトやインターンで得た収入を上記の費用に充てることができます。

【Co-op留学中に稼げる収入の例】

6カ月のプログラムに参加する場合1年のプログラムに参加する場合2年のプログラムに参加する場合
就学期間中のアルバイト収入約37.6万円(週20時間×12週)約80.4万円(週20時間×24週)約161万円(週20時間×48週)
就労期間中インターン収入約80.4万円(週40時間×12週)約161万円(週40時間×24週)約321.6万円(週40時間×48週)
合計約118万円約241.4万円約482.6万円

※1ドル=100円で換算
※就学期間中に上限の週20時間のアルバイトをした場合
※就労期間中に上限の週40時間のインターンをした場合
※バンクーバーの最低賃金「時給1,675円」で計算(2023年6月1日時点)

上記はあくまで一例です。期間中に仕事に就けなければ当然収入を得られないため、しっかりと余剰資金を用意しておくことをおすすめしますよ。

Co-op留学はそれほど持ち出しなく留学費用をまかなえる

ここまで示した費用と収入はあくまで一例ですが、このケースの場合、実質かかる費用(持ち出しになる費用)は以下のようになります。

【Co-op留学中に実質かかる金額(収入-費用)】

6カ月のプログラムに参加する場合1年のプログラムに参加する場合2年のプログラムに参加する場合
Co-op留学中の賃金収入約118万円約241.4万円約482.6万円
Co-op留学にかかる費用約172万円約284万円約493万円
合計(収入-費用)△54万円△42.6万円△10.4万円

カレッジ費用や生活費によりますが、節約を心がければ、それほど持ち出しはなく留学費用をまかなうことができる計算になるのが分かるでしょう。

実際には、滞在中の生活費がもっとかかってしまったり、希望通りに上限時間お仕事を入れられなかったりすることもあると思いますが、目安として参考にしてみてください。

Co-op留学プログラムを持つおすすめのスクール3校

Co-op留学プログラムを持つ専門学校(私立カレッジ)はたくさんあります。

ここではその中でも、当メディア「留学タイムズ」がおすすめする3校について解説していきます。

ILAC International College

出典:ILAC International College

ILAC International College(アイラックカレッジ)は、バンクーバーキャンパスとトロントキャンパスがあり、カナダのカレッジの中でも大規模校に分類される私立カレッジです。

ILAC ICは特にホスピタリティやカスタマーサービスに強みを持ち、あらゆる業界で通用する接客のための知識や技術を学びたい方におすすめです。

入学条件がIELTS 4.0~4.5と比較的低めに設定されているため、カレッジに通いながら英語力を伸ばしたい方にも向いています。

Canadian College

出典:Canadian College

Canadian College(カナディアンカレッジ)は、バンクーバーのダウンタウンの中心部に位置するビジネスに特化したカレッジです。

キャンパス内にCanadian College of English Language(CCEL)が併設されており、入学条件に満たない学生もCCELで英語を身に着けた後に専門プログラムへ移行することができます。

ビジネスマネージメントプログラム、国際貿易プログラム、情報技術プログラム、プロジェクトマネージメントプログラム、ソーシャルメディアマーケティングプログラムなどがあり、実践的なビジネススキルと知識を養えます。

Tamwood Careers

出典:Tamwood Careers

Tamwood Careers(タムウッドキャリア)は、バンクーバー、トロント、ウィスラーにキャンパスを持つキャリア系の専門学校です。ビジネス系やホスピタリティ系のプログラムに加えて、専門的なIT技術を学べるプログラムが設けられています。

例えばバンクーバーキャンパスでは、Web Developerプログラム、User Interface (UI)プログラム、User Experience (UX) Designプログラムの3種類が開講しており、IT業界で即戦力となれる知識やスキルを学べます。

Webやインターフェースデザインのキャリアを作っていきたい方に特におすすめです。

Co-op留学について事前に知っておくべき注意点

Co-op留学についての全体像が見えたところで、事前に知っておきたい注意点についても説明します。

このような注意点を知らないと失敗しやすいため、しっかりと目を通しておきましょう。

インターン先は確約されているわけではない

Co-opプログラムでカレッジでの授業が終わった後に行うインターン先は、確約されているわけではありませんので注意してください。

カレッジ側はインターン先を見つけるサポートはしてくれますが、面談は学生本人が行うので、最終的には自己責任となります。英語力やカレッジでの成績、面談の良し悪しなどによって、希望通りの職場や職種に就けるかどうかが決まります。

つまり、希望のインターン先に就くためには、できるだけ早い段階から動き、カレッジ提携企業だけでなく自分でも探して応募するなど、主体的に動くことが求められるでしょう。

州によっては無給のインターン先もある

Co-opのインターンは、無給のものもあるので注意が必要です。「絶対に有給が良い」という場合には州(都市)選びが重要となります。

なぜならば、州によってCo-op制度に差があり、有給インターンが必須の州と、無給でも良い州があるからです。

例えば、バンクーバーのあるブリティッシュコロンビア州ではインターンは有給であることが必須です。しかし、トロントのあるオンタリオ州では、無給のインターンを雇うことが認められているのです。

無給のインターンはお金を稼げないデメリットはありますが、「無給でなら手伝ってもらいたい」と考える企業で希望の実務を体験できる可能性があります。

このような場合は経済状況やCo-opに参加する目的、希望の職種、インターンの選考状況などに応じて、最適な選択を考えてみましょう。

Co-op留学について迷ったら留学エージェントを活用しよう

この記事では、カナダのCo-op留学について詳しく解説しました。

「事前に決めることがたくさんあるなぁ」「カレッジはどこが良いんだろう」「実質費用はどのくらいかかるんだろう」と思った方もいるのではないでしょうか。

Co-op留学について些細なことでもお悩みがあるならば、留学エージェントへの相談がおすすめです。

留学エージェントへの相談がおすすめの理由

・自分の英語力や状況に応じたカレッジ選びの相談ができる
・カレッジへの申し込み手続きやビザ申請など、手続きをサポートしてもらえる
・Co-opと他の留学との違いなどを教えてもらい、ベストな選択ができる
・カナダに到着した後の現地サポートもお願いできる

留学エージェントの選び方に迷ったら、当サイトの別記事「留学エージェントの選び方は8つ!この中で優先条件を決めればOK」をぜひ参考にしてみてください。

ここでは、Co-op留学に特におすすめの留学エージェント「スマ留を紹介します。

出典:スマ留

「Co-op留学にチャレンジしたいけれど、英語力が心配」という方にイチオシの留学エージェントが「スマ留」です。

スマ留がおすすめな理由は、Co-opに特化した「ハイブリッド型パッケージプログラム」を展開しているからです。このプログラムには、何と、カレッジの入学基準であるIELTSのスコアを渡航前にオンラインで取得できるコースが付いています。

このプログラムを利用すれば、現地で語学学校に通うよりも費用を削減することが可能です。

さらに、スマ留は圧倒的な安さと高いサポート力が人気のエージェント。他社料金よりも最大50%OFF(※)という圧倒的な安さでの留学を売りにしています。

カウンセリングは無料なので、Co-op留学が気になる方はぜひ気軽に相談してみてくださいね。

※2020年及び2023年に実施した業歴10年以上の複数の競合他社を対象とする調査結果に基づく

まとめ

本記事では「カナダのCo-op留学」について解説してきました。最後に、要点を簡単にまとめておきます。

▼Co-op(コープ)留学とは

・カナダ独自の留学制度のひとつ
・「学校での授業」と「就労体験(インターン)」がセットになった留学のこと

▼Co-op留学とワーキングホリデーの違い

・Co-op留学にはワーキングホリデーのような年齢制限がない
・Co-op留学は「就学+就労」が必要
・Co-opビザは何度でも申請が可能

▼Co-op留学の6つのメリット

・専門分野の学習+同じ分野での就労体験ができる
・Co-opでの実務経験を就職・転職活動に生かせる
・ワーキングホリデーでは見つけにくい仕事に就ける
・プログラムの期間中ずっと仕事ができるため稼げる
・ワーキングホリデーよりもビザを取得しやすい
・就労ビザに切り替えて、現地で働き続けることが可能

▼Co-op留学の3つのデメリット

・ある程度英語力がないとカレッジに入学できない
・カレッジでの授業についていくのが大変
・インターン先を見つけるのが結構難しい

▼Co-op留学で学べる人気の専門分野+インターン職種

・IT系
・ビジネス系
・ホスピタリティ系

▼Co-op留学にかかる費用

・Co-op留学にかかる費用の目安は200万円~500万円程度
・Co-op留学中に稼げる収入は100万円~500万円程度
・Co-op留学はそれほど持ち出しなく留学費用をまかなえる

Co-op留学は、「本気で語学力を身に着けたい」「さらに語学だけでなく実務経験も積みたい」という方にピッタリの制度です。

Co-op留学が気になっているという方は、まずは無料の留学エージェントに相談するところから、最初の一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。

ワーキングホリデーなら、スマ留の「ワーホリ準備プラン」!
スマ留_ワーホリ準備プラン

スマ留は語学学校の空き時間や空き場所を利用することで、留学費用を大きく抑えることを実現したエージェントです。

英語力を最短で身につけてワーホリを開始できる「スマ留ワーホリ準備プラン」など、スマ留オリジナルのプランも人気です。

無料カウンセリングはオンラインでも対応していて全国からの相談が可能です。ワーホリでの留学を検討されている方は、まずはご相談してみてください。

留学エージェント選びは3社見積りがおすすめ

留学エージェントは全国に数百社あり、どこを選ぶかで料金やサービス内容が変わってきます。そのため最低でも3~5社のエージェントとカウンセリングをする、見積もりをもらうことで、それぞれの対応や料金を比較することをおすすめします。大手だから安心、現地エージェントだから安心ということは決してないので、実際に各社を比較してあなたに一番合うエージェントを選ぶようにしましょう。

ワーキングホリデー・Coopに強い人気エージェント一覧

  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

Seiyaのアバター Seiya 留学カウンセラー

フィリピンへの短期留学を経験後、デンマークにワーキングホリデービザで1年間滞在。当時、ワーホリビザの申請から学校入学の手続きまで、全て自分で行いました。個人的に留学の相談を受けることも多々あり、それらの経験を経て、今は留学カウンセラーとして活動しています。
留学に関する手続きや海外での生活を実体験したものとして、ワーホリや留学を検討している方のお役に立てると思います。

【渡航歴のある国】
デンマーク、フィリピン、オーストラリア、マルタ、ドイツ、イタリア、オーストリア、スウェーデン、フィンランド、アイスランド、エストニア、チェコ、ハンガリー、クロアチア、ポルトガル、フェロー諸島、タイ

目次