アルゼンチン留学で人生が広がる!おすすめの理由と生活情報を徹底解説
美しい街並み、サッカー、イグアスの滝とさまざまな顔を持つ国、アルゼンチン。語学以外の目的でも留学先としても人気がありますが、生活や学びの場としてはどうなのでしょうか。アルゼンチン留学に興味があるのなら、ぜひ押さえておきたい基本的な情報を紹介していきます。
アルゼンチンで留学できる都市
アルゼンチンってってどんな国?気候や文化、物価について
日本ではサッカーの強豪国として知られているアルゼンチンですが、暮らしについての情報はあまり知られていません。
最初にアルゼンチンの基本情報を見ていきましょう。
世界で8番目に広い国土
アルゼンチンは広大な国土を持つ国として知られ、世界では8番目、南米では2番目の大きさを誇ります。
日本の約7.5倍もの広さがありながら、人口は4,427万人と1/2以下しか住んでいません。豊かな自然に恵まれ、山、熱帯雨林、ジャングル、ビーチ、砂漠と多様な姿が見られるのも魅力のひとつ。
首都ブエノスアイレスの気候は「温暖湿潤気候」ですが、夏季には40度を超える気温を記録したこともあります。
多様性の豊かな文化
アルゼンチンの国民は、大多数がヨーロッパからの移民です。
スペインやイタリアの欧州系が97%を占め、先住民系はわずか3%が暮らしているのみです。公用語にはスペイン語が使われています。
物価が急上昇
アルゼンチンの平均月給は首都在住者で約10万円です。ここからわかるように、月の生活費は日本円で6万円程度あれば賄うことができます。
2018年春ごろから急激なインフレ傾向となりましたが、最近では歯止めがかかり、物価上昇も落ち着いてきました。
しかし牛乳1リットルが約150円、卵 6個入りが約100円と、日本と比べてもそこまで安いとは感じられません。外食費はちょっとしたランチが1,000円程度と日本並みです。
アルゼンチンに留学するメリットは?
アルゼンチンを留学先に選ぶメリットとは何でしょうか。
フレンドリーな国民性と良好な治安状態
アルゼンチンの治安の良さは、南米でトップクラスです。
高層ビルやショッピングモールなどがある繁華街も多く、そうした場所ではほとんど危険を感じません。
移民が多数派という国民性から、日本からの留学生もフレンドリーに受け入れてくれます。一緒に学ぶ仲間とともに、留学生活を気兼ねなく楽しめそうです。
学費が安価
アルゼンチンはほかの国と比較しても、授業料が安いといわれています。
特に公立大学には、無料で留学することができます。年間2万円程度の寄付金を納入すれば、入学金・学費を無料にしてもらえます。
インフレで多少生活費がかかったとしても、学費が免除されるというポイントはかなり大きいメリットです。
多様な人種が集結・外国人に優しい
もともとが移民の国というだけあって、外国人にも優しさのある国です。日本とは日系人の存在もあり、伝統的なつながりを持っています。
また、スペイン語をしっかりと学べば永住権の取得も可能です。正規の学生ビザを取得し、3年以上アルゼンチンで学んだことが認められれば、永住権の申請ができるようになります。
中南米・ヨーロッパはもちろん、アジア・中東・アフリカなどさまざまな国の人たちが集結する国であるのも、アルゼンチンの魅力のひとつです。
アルゼンチン留学で人気・おすすめの都市と学校は?
アルゼンチン留学で人気の都市を見ていきましょう。
アルゼンチン留学でおすすめの都市
パタゴニア
アルゼンチンとチリにまたがる大自然の宝庫と呼ばれる地域です。勉強の合間に、トレッキングを楽しむこともできます。
ブエノスアイレス
「南米のパリ」と称されるほど、洗練された雰囲気の漂う都市が首都ブエノスアイレスです。
古き良きヨーロッパを思わせる街並み、近代都市、南米の色濃い下町風景など、いろいろな表情を楽しめる街で、スペイン語漬けの毎日を送ることができます。
アルゼンチン留学でおすすめの学校
COINED Patagonia – Puerto Madryn(コインド・パタゴニア – プエルトマドリン)
数多くの国立公園を有するパタゴニアの、プエルトマドリンに立地しています。野生海洋生物の宝庫として世界遺産にも登録されており、マリンスポーツにも親しむことができます。
クラスは16歳以上から参加できるもので、平均5人、最大8人の少人数制です。日本人がほとんどいないため、しっかりと語学を身につけるのには最高の環境です。
COINED Buenos Aires(コインド・ブエノスアイレス)
首都ブエノスアイレスの中心部に立地し、周囲にはバルやレストラン、劇場などがあります。平均5人、最大9人クラスで、コミュニケーション中心の授業が行われています。
校内にはコンピュータールーム、キッチン、テラスなどがあり、学生生活が満喫できる設備が整っています。
アルゼンチン留学にかかる費用はどれくらい?
気になる アルゼンチン留学にかかる費用を見ていきましょう。
留学期間別およその目安
アルゼンチンでの期間別の留学費用例は以下の通りです。
- 1か月: 30~50万円
- 3か月: 40~100万円
- 6か月: 60~150万円
上記は国公立で学費を無料とし、渡航費なども含んでいます。
留学費用の内訳
留学費用の内訳は、以下の通りです。
- 渡航費:20~30万円(往復航空運賃)
- 学費:0円
- 私立の場合の学費:15万円~
- 生活費:月3~4万円
- 家賃:月3~5万円
アルゼンチンの家賃はそれほど高くはありませんが、借りる際に担保を求められることがあります。留学が決まったら、予め学校などに相談しておくと良いでしょう。
近年物価の上昇が伝えられていますが、畜産業が盛んであることから、牛肉が非常に安価です。生活費を抑えるためには、自炊がおすすめです。
アルゼンチン留学する際の必要な手続き・注意点は?
アルゼンチンで学ぶ際の手続きと、注意する点について見ていきましょう。
アルゼンチンのビザの種類
アルゼンチンは日本人の入国について、90日以内の滞在であればビザが不要とされています。パスポートの有効期限が6か月以上残っていること、また2ページ分の余白があることと、日本とアルゼンチンの往復のチケットを持っていることなどの条件がクリアできていれば、自動的に観光ビザが取得できます。
それ以上の滞在になる場合には、ワーキングホリデービザか学生ビザの取得が必要となります。
語学留学で学生ビザを取得する際には、観光ビザで入国後に移民局で申請手続きを行います。
空路ならば入国もスムーズ
現在アルゼンチンに空路で入国するときには、提出が必要だった入出国カードが廃止されています。そのため手続きが簡略化され、比較的スムーズに入国できます。
アメリカ経由で入国する場合には、電子渡航認証システム(ESTA)の取得が必要です。ESTA専用のウェブサイトから申請できますが、渡航の72時間前までに申請する必要があり、クレジットカードのみの支払いとなっています。
アルゼンチン留学に当たっての注意点
同じ学生ビザでも、語学、大学、大学院といった留学先の学校の形態によって手続きが異なります。語学留学の場合は、観光ビザで入国してその後延長申請を行う例が多いようです。
留学先の学校で証明書類を出してもらえない場合には、日本で書類を準備し、提出します。提出書類には公印確認(アポスティーユ)が必要となるため、事前にしっかりと確認をするようにしましょう。
バラエティ豊かな経験ができるアルゼンチン留学
広大な国土を持つアルゼンチンは、行く先々で多様な経験をすることができます。語学を学ぶ場としてはもちろん、タンゴ、サッカーなどを目的として留学をする人たちもいます。さまざまな人種、さまざまな年代の人たちと触れ合うことで、人生に鮮やかな彩りが得られます。「ほかとは違うスペイン語留学を」と考えているのならば、ぜひ検討してみてください。