フィンランドワーホリにおすすめの保険5社！賢いワーホリ計画と保険選びのポイント

フィンランドへのワーホリに備えて、保険加入について悩むこともあるかもしれません。フィンランドへのワーホリビザの申請には滞在中に有効な医療保険への加入が必須です。本記事では、フィンランドのおすすめワーホリ保険やフィンランドワーホリの基本情報を解説します。

フィンランドでのワーホリには保険加入が必須

フィンランドでワーホリをするために、まずはビザの申請が必要です。ビザを申請するためには、病気やケガに備える保険の加入が必須です。

以下にて詳しく解説します。

入国の一般要件として「病気や入院をカバーする保険」加入が必要

ワーホリビザを申請する前に、フィンランド入国の一般要件を満たしているか確認しなければなりません。

一般要件には「18〜30歳であること」「健康で犯罪歴がないこと」などがあります。

「病気やケガをカバーする保険に加入しており、フィンランド滞在中有効であること」という条件もあるため、ワーホリ保険に加入しましょう。

参考：一般社団法人日本ワーキング・ホリデー協会

ビザ申請の要件は変わることがあります。必ず最新情報を確認してください。

クレジットカードの付帯保険では不十分

ワーホリのための準備費用はなるべく安くおさめたいところですが、クレジットカードの付帯保険はフィンランドワーホリの備えとしてはあまりおすすめできません。

理由は、以下の2つです。

• 利用付帯か自動付帯かによって無保険状態になってしまう
• 補償額の上限がある場合が多く、高額医療費に対応できないリスクがある

クレジットカードの保険には、カードを持っていれば自動的に保険として有効になるものがありますが、渡航費の一部をカードで支払うことではじめて保険が有効になる場合（利用付帯）があります。

また、フィンランドワーホリで加入する保険は医療費の上限は無制限がおすすめですが、クレジットカードの保険は医療費の補償に上限があるものが多いです。

クレジットカードの保険は一般的に補償期間が90日などの短期間であり、ワーホリには向かないと言えます。

これからクレジットカードを作ろうとお考えの方は、こちらの記事も参考にしてください。

フィンランドのワーホリ保険おすすめ5社

フィンランドでのワーホリにおすすめの保険を5社、ご紹介します。

• 三井住友海上 長期滞在（3ヶ月以上）
• ジェイアイ傷害火災保険 t@biho
• AIG損保 長期留学・ワーキングホリデープラン
• ステップイン旅行保険
• ケアコンセプト

三井住友海上 長期滞在（3ヶ月以上）

三井住友海上の保険の中でも、長期滞在保険はワーホリや商用など滞在が3ヶ月以上になるときにおすすめです。

2つの特徴があります。

• オプション内容が充実しており、ワーホリ中のトラブルをカバー
• 三井住友海上ラインが24時間年中無休・日本語で海外生活をトータルサポート

基本的な医療・救援費用などの補償の他に、オプションで備えるものとして以下のものがあります。

• 緊急歯科治療
• ペット預入延長費用
• 緊急一時帰国費用
• 弁護士費用　など

費用をなるべく抑えたい方も、長期にわたるワーホリではさまざまなトラブルが予想されますので、一度オプションも検討してみましょう。どこまでの範囲に備えるか、あなたに合った保険設計をしてください。

東京海上日動の保険についてもっと知りたい方は、以下の記事でも解説しています。実際に使った方の声も参考にしてみてください。

ジェイアイ傷害火災保険 t@biho

ジェイアイ傷害火災の T@biho（たびほ）は、インターネット申し込み専用の保険です。コストを抑えており、手厚い補償がありながら保険料がお得なプランがあります。補償上限金額が異なる3つのプランがあります。

• 保険料節約プラン
• おすすめプラン
• おすすめプラン（カスタマイズ）

あなたの予算にあわせて保険料と補償金額のバランスを選びましょう。

保険料節約プランでも充実したサポートが受けられ、低価格でも補償が手厚いため、安心してワーホリに臨めますのでおすすめです。

「ジェイアイ傷害火災　T@biho（たびほ）／T＠bihoプライム」について詳しく知りたい方はこちらもご覧ください。

AIG損保 長期留学・ワーキングホリデープラン

AIG損保の保険は、ワーキングホリデー用の場合、保険期間を1年まで設定できます（更新可能）。

ワーホリ中のリスクに備える4つの項目がパッケージにまとまっています。

• ケガや病気の補償
• 携行品の補償
• 航空機遅延などの補償
• 個人賠償責任

フィンランドを含むヨーロッパでは、医療費は高額になりやすいので、治療・救援費用は無制限の「インフィニティプラン」がおすすめです。

補償内容以外でも、加入者向けのサービスが充実していることも特徴です。「Doctors Me」というサービスで、Webによる総合ヘルスケア相談が無料で受けられます。慣れない土地でのワーホリ期間中に、小さな困りごとから生活上の相談まで気軽に問い合わせできる嬉しいサービスです。

AIG損保のワーキングホリデープランについて詳しく知りたい方はこちらもご覧ください。

ステップイン旅行保険

ステップイン旅行保険はドイツの保険会社で、フィンランドのビザ申請にも対応した保険プランがあります。

スタッフには日本人がいるため、ワーホリ当初の言語に不慣れなときでも日本語によるサポートが受けられ安心です。

フィンランドとドイツの時差は1時間ですので、現地での受診時、フィンランドからでも気軽に問い合わせをしてサポートが受けられるのもうれしいポイントです。

プランは4タイプあります。

• エコノミー
• エコノミープラス（おすすめ！）
• ファーストクラス
• ファーストクラスゴールド

それぞれの基本プランにオプションで賠償責任や手荷物に関する補償をつけられますので、あなたにどのくらいの範囲で補償が必要か検討しましょう。

ケアコンセプト

ケアコンセプトの保険は、12〜40歳までの学生が加入対象ですので、フィンランドのワーホリ条件18歳〜30歳の方も対象です。期間は1ヶ月から最長5年まで加入できます。

フィンランドへのワーホリにおすすめの「ケアカレッジ」というプランが3種類あります。

保険料と、1年間にかかった医療費のうち最初に自己負担する金額でプランが分かれています。

• ベーシック（年間自己負担120€）
• コンフォート（年間自己負担なし）
• プレミアム（年間自己負担なし）

どのプランでも医療費の補償額に上限がないため、フィンランドの医療も安心して受けられます。

日本のワーホリ保険では、歯科治療は対象外になりがちですが、ケアコンセプトの保険は補償対象です（※上限金額は異なる）。お口のトラブルが起こりやすい方にはおすすめの検討ポイントです。

保険料を抑えたい方にはベーシックプラン、充実した内容で備えておきたい方にはプレミアムプランがおすすめです。

フィンランドのワーホリ保険を選ぶ5つのポイント

フィンランドへのワーホリ保険を選ぶ際のポイントを5つご紹介します。

以下のポイントを参考にし、あなたに合う保険を検討してください。

• 【サポート】日本語のサポートが受けられるか
• 【提携病院】キャッシュレス診療が受けられるか
• 【内容と保険料】自分に合った内容にカスタマイズできるか
• 【補償範囲】賠償責任や荷物の紛失に対する補償はあるか
• 【治安】フィンランドでよくあるトラブルに備えられるか

【サポート】日本語のサポートが受けられるか

ワーホリ保険の特徴に、日本語でのサポート体制が手厚いことが挙げられます。

フィンランドワーホリで語学が上達しても、医療英語や生活トラブルなど、いざというときには日本語で相談できると安心です。

受診先、受診方法、保険の申請方法といった複雑な内容を正しく理解することで、小さなストレスや余計な時間を省けるので、日本語サポートを有効活用しましょう。

ワーホリ保険各社は、電話やチャットなど、さまざまな方法で連絡を取れるサービスを充実させ、利用者に提供しています。

サポート体制を活用し、充実したワーホリ生活を送りましょう。

【提携病院】キャッシュレス診療が受けられるか

キャッシュレス診療はワーホリ保険の大きな特徴です。手持ちの現金がなくても、キャッシュレス診療であれば高額な医療費を心配せずに受診できます。海外生活でも受診をためらうことがないため、安心です。

提携病院以外で通常の受診プロセスを経て、一時的に手持ちから支払い後からお金が振り込まれる仕組みは、入金までに時間がかかったり、手続きが煩雑だったりして意外と煩わしい手間がかかります。

ワーホリ保険に加入していれば、提携病院の紹介や受診方法などのサポートも受けられるためおすすめです。

フィンランドに提携病院があるワーホリ保険に加入して、いざというときの安心を得て、煩わしさから解放されましょう。

【内容と保険料】自分に合った内容にカスタマイズできるか

補償内容をカスタマイズできるかどうかも、ワーホリ保険のポイントです。

ワーホリ保険で備えたいのは、ビザ申請に関する医療費の補償だけではありません。滞在先での思わぬトラブルに対する安心のための内容もポイントです。

日本のワーホリ保険はサービスが手厚い分、「そこまでの補償はいらないから費用を安く抑えたい」といったケースがあります。

補償の上限金額は無制限タイプがおすすめですが、他に自分の体調や起こりうるリスクを具体的に考えることで、節約できる部分があるかもしれません。

内容と保険料のバランスを考えて、カスタマイズしやすい保険を選びましょう。

【補償範囲】賠償責任や荷物の紛失に対する補償はあるか

医療費・ケガなどの補償の他に、長期に及ぶワーホリ中には住まいのトラブルや荷物の紛失・盗難といったトラブルもありがちです。

住んでいるアパートメントでものを壊してしまった、街中でぶつかって他人にけがをさせてしまったなど、思わぬ事態になってしまったときに、保険で備えていると安心です。

ワーホリ保険の個人賠償責任や手荷物・家財などの補償についても、一度検討してみましょう。

【治安】フィンランドでよくあるトラブルに備えられるか

フィンランドでの長い滞在期間中、ケガや病気以外にも生活上のリスクに備えておくことがおすすめです。

フィンランドの中心街ではスリや置き引きの発生も多く、持ち物の紛失は備えておきたいポイントです。

一般的な海外旅行保険には「携行品損害」が含まれていますが、携行品損害補償だけでは家の中の損害については、基本的に対象外です。

滞在先での住まいでのトラブル、家財の紛失や盗難といったワーホリならではのリスクに備えてワーホリ保険への加入を検討しましょう。

個人賠償責任・荷物の紛失の際の補償の他に、緊急時の一時帰国費用や家族の駆けつけ費用などをオプションでつけられるプランもあります。

ワーホリ保険はよくある生活上のトラブルに対する補償を網羅しており、ケガや病気だけではない範囲の安心を得られます。1年間のワーホリ期間をあなたが安心して過ごせるよう、あなたに起こりうるリスクを考えて保険設計をおこないましょう。

フィンランドワーホリで知っておきたい医療事情や生活の注意点

フィンランドワーホリをより充実させるために、医療事情や生活において気をつけたいポイントをご紹介します。

参考：外務省 世界の医療事情

フィンランドの医療水準

フィンランドの医療水準は高く、医療施設も清潔です。英語がほぼ完全に通じ、安心して受診できます。

フィンランドの医療制度

フィンランドにも国民皆保険制度があります。

フィンランド人は低価格で公的医療を受けられ、外国人も1年以上の滞在であれば公的医療の対象になる場合があるものの、ワーホリの際は基本的にあてはまりません。

公的医療制度では、地区ごとに整備された医療センターを通じ、必要があれば総合病院や大学病院などへ紹介されます。地区医療センターは混雑し時間がかかることから、予約制の私的医療を選ぶ中流階級以上の層も一定数います。

ワーホリの場合は基本的に私費で受診することになるため、ワーホリ保険の提携病院があればスムーズな受診が可能です。

フィンランド生活で気をつけたいこと

フィンランド生活では以下のことに気をつけましょう。

• 冬の寒さ
• 日照時間

冬はマイナス25度よりも寒くなることがあります。路面が凍結するため、転倒時の骨折など、ケガにも気をつけましょう。室内が乾燥するので、風邪や呼吸器系の病気、皮膚乾燥などの症状には注意が必要です。

冬は日照時間が非常に短く、ビタミンD不足になりがちです。反対に、夏は日が長くなり、睡眠不足になる場合があります。

慣れない寒さや日照時間で体調を崩してしまっても、ワーホリ保険の備えがあれば安心してフィンランド生活を充実させられます。

フィンランドの医療事情や生活の注意点などは以下の記事で解説しているので、詳しく知りたい方はぜひ参考にしてみてください。

フィンランドワーホリとは？

フィンランドワーホリの一般的な情報をご紹介します。

参考：フィンランドワーキングホリデー

フィンランドワーホリの概要

北欧ファンが待ちに待った、日本人がフィンランドでワーホリできるようになったのは2023年8月からです。

1年間（4月〜翌年3月）に200人限定でビザが発給されますが、制限に達した時点でその年は終了となります。

以下にてワーホリビザ申請の一般要件をご紹介しますが、最新情報は必ず公式情報をチェックしてください。

フィンランドでワーホリするための条件

フィンランドワーホリのビザ申請要件は、以下の通りです。

• 対象は18~30歳
• 就労はあくまで副次目的、主な目的は休暇
• これまでにフィンランドでのワーホリ許可を取得したことがない
• 扶養家族は一緒に旅行しない
• 帰りの航空券を持っている／購入のための資金がある
• 最初の3ヶ月で約2,000€の資金がある
• 有効なパスポートがある
• 病気や入院をカバーする保険に入っており、フィンランド滞在中有効
• 健康で、犯罪歴がない

就労には特に制限がありません。

フィンランドワーホリでよくある質問

フィンランドワーホリについて、3つのよくある質問にお答えします。

• 滞在期間はどのくらい？
• 最低時給はどのくらい？
• ビザの申請方法は？

滞在期間はどのくらい？

フィンランドでのワーキングホリデーの滞在許可は最長1年間です。

最低時給はどのくらい？

フィンランドには、日本のように政府が定めた最低賃金がありません。

雇用主は団体交渉で決定された最低賃金を支払うことになります。ヘルシンキで募集されている仕事をみると、時給1,300円前後のものが多いです。

ビザの申請方法は？

ビザの申請要件を満たしていることが確認できたら、電子申請か紙の申請かを選びます。

以下を比較し、あなたにあった方を選択しましょう。

	予想処理期間	申請料
電子申請	1ヶ月	380€
紙の申請	2~3ヶ月	480€

オンラインサービスで申請料を支払い、フィンランド大使館または領事館へ行きます。

必要に応じて移民局から連絡を受け、ワーホリビザが発給されます。

まとめ：ワーホリ保険に加入してフィンランドワーホリを成功させよう

フィンランドでのワーホリの際には、病気や入院の費用をカバーできる保険に加入することが必須です。

医療水準が高い分、万が一の受診の際に高額医療費に慌てないよう、保険に加入しておくと安心です。憧れの北欧でのワーホリ生活では、医療以外のサポートも滞在中の大きな助けとなります。

必要な内容をよく確かめ、あなたにあった保険設計をし、フィンランドワーホリ生活をかけがえのない日々にしてください。