ワシントンD.C.留学のメリットや費用、おすすめ人気の学校は?
ワシントンD.C.はアメリカ東海岸にある州には属さない地区であり、ご存知の通りアメリカ政治の中心地です。ホワイトハウスや国会議事堂のほか、美術館や博物館が多く訪れる人の数は後を絶ちません。ジョージタウンと呼ばれるダウンタウンは、イギリスを連想させるような美しいブラウンストーンの建築物が並び、レストランやカフェ、ブティックなどの商業施設も多いです。ワシントンD.C.には名門ジョージタウン大学をはじめ著名な大学が多く、高等教育に力を入れています。日本人学生が少なく、英語を強制的に使わなければならない環境がほとんどですので、英語力を確実に上げたい人におすすめです。ワシントン留学の具体的な情報を見ていきましょう。
ワシントンってってどんな都市?気候や文化、物価について
「アメリカの首都」として世界的な知名度を誇るワシントンですが、留学する街としてはどうなのでしょうか。ワシントンの基本情報を見ていきます。
州に属さない特別区
ニューヨークと並ぶほどに有名都市であるワシントンは、アメリカ合衆国の首都として行政組織が集結した街です。ワシントンDCの「D.C.」は「District of Columbia」で、正式名称は「コロンビア特別区」と呼ばれます。
人口は約60万人とそれほど大きな都市ではありませんが、アメリカで唯一、どこの州にも属していません。
「ワシントン州」と区別するために、「ワシントンDC」が一般的な呼び方となっています。
ワシントンDCの気候は?
ワシントンの気候の特徴は、四季があって寒暖差が激しいことです。夏は高温・多湿で30度を上回り、冬は雪が多く気温も0度を下回ります。
春と秋は過ごしやすい気候ですが、日中と夜間の気温差があります。
政治だけじゃない魅力がある街
首都といえばニューヨークのような大都市のイメージがありますが、実は高層ビルがなく、緑豊かな美しい街です。
芝生で覆われたナショナルモール、日本から贈られた桜並木など、心癒される風景が身近に広がっています。
スミソニアン博物館やナショナル・ギャラリー・オブ・アートなど、一度は訪れてみたいスポットも数多くあります。
ホワイトハウスの建つ政治の中心地には違いありませんが、それ以外にもたくさんの魅力にあふれる街です。
ワシントンに留学するメリットは?
ワシントンを留学先に選ぶメリットを見ていきましょう。
意外に物価が安い
大国の首都ではありますが、ニューヨークなどと比較すると意外に物価が安いというメリットがあります。
タクシーの初乗りは約420円、牛乳1Lが約120円、オレンジ1キロが約350円前後と、東京と比べても高いという印象はありません。
物価の面から見ると、先進国の中ではまずまず暮らしやすい都市といえるでしょう。
交通網が発達
アメリカの首都であるワシントンDCは、地下鉄・バスといった交通網が発達しています。在住の人口は60万人ですが、昼間は100万人を超える人たちが働きます。各種交通手段がその流動を支えているため、どこに行くにも移動に困ることがありません。
安全性が高い
政治的に重要な機能が置かれている街なので、厳しい警備体制が常時敷かれています。監視が行き届いているため安全性は高く、治安が良好に保たれています。
ワシントン留学で人気・おすすめの学校は?
ワシントン留学で人気の学校をご紹介していきましょう。
(閉校)Kaplan International English, Washington DC(カプラン・インターナショナル・イングリッシュ, ワシントンDC)
ホワイトハウスまで徒歩約10分の位置にあり、まさに都市の中心地で語学学習ができます。終業後にはホワイトハウスや国会議事堂などの建物を見学したり、イギリスの街並みを思わせるジョージタウンでショッピングしたりと多彩な楽しみが待っています。
(閉校)EC Washington DC(イーシー, ワシントン・ディーシー)
ホワイトハウスから徒歩10分の距離にある学校で、周囲には国立動物園や市場、ワシントン国立大聖堂などがあります。
個人チューター制度やカフェ会話、発音クリニック、無料英語ワークショップといった、留学生活を有意義に過ごせるサービスが提供されています。
下記の記事でアメリカ留学でおすすめのエージェントを紹介しています。ご自身の希望に合う学校を探してもらえますので、ぜひ一度留学エージェントにご相談ください。
ワシントン留学にかかる費用はどれくらい?
ワシントン留学にかかる主な費用の目安を見ていきましょう。
学費の目安
ワシントンDCに語学留学をした場合の、学費の目安は以下の通りです。
- 1週間:約15~25万円
- 1か月:約30~45万円
- 半年:約140~190万円
最安値の語学学校なら1か月20万円を切るところもあり、学校の選び方次第で学費を抑えることができます。
渡航費
ワシントンDCには空港がありませんが、隣接する州のロナルドレーガン・ワシントン・ナショナル空港、ワシントン・ダレス国際空港、ボルチモア・ワシントン国際空港の3空港から現地入りすることができます。
日本からはワシントン・ダレス国際空港への直行便が就航しています。
渡航費は時期によって異なりますが、往復で約10万円程度です。
家賃・生活費
ワシントンDCは家賃相場が非常に高く、ワンルームでも1か月20~30万円はするため、ホームステイなどの方法を検討するのがおすすめです。
生活費は、家賃や学費を別にして12~15万円程度は見ておく必要があります。
アメリカの留学費用については下記の記事でまとめています。
ワシントン留学する際の必要な手続き・注意点は?
ワシントンで学ぶ際の手続きと、注意点について見ていきましょう。
学生ビザの取得
留学先の授業が週18時間以上の場合、 F-1と呼ばれる学生ビザが必要となります。認定大学・私立高等学校・認可された語学学校などで取得が可能です。
滞在が90日以内で、週18時間以下の語学レッスンならば、観光用のESTAで入国ができます。
ビザ取得の必要書類
ビザ取得をするには、入学予定の学校から入学許可証I-20を発行してもらう必要があります。
学生ビザ取得に必要となる、主な書類は以下の通りです。
- パスポート
- ビザ申請書
- 財政能力証明書(英語訳したもの)
- 面接予約確認書
- 入学許可書(I-20Form)
- 成績証明書(英文のもの)
ワシントン留学をする際の注意点
5カ月以上学業を中断した場合、学生ビザの資格が喪失する可能性があります。一度喪失扱いになってしまうと、最初から申請をやり直すことになります。
また、ビザ取得後にアメリカへの入国が可能となるのは、I-20に記載されているコース開始日の30日前からです。航空チケットの予約時には、良く確認しておきましょう。
ワシントンDCには、ホワイトハウスを始めとする重要機関が数多く存在しています。立ち入り禁止規制・写真撮影禁止場所のルールを守り、行動には十分な注意を払いましょう。
ワシントンDC留学で国際感覚を磨こう
アメリカ合衆国の政治の中枢・ワシントンDCには、世界中からさまざま人々が集まってきます。留学生の顔ぶれも多彩で、ほかにはない体験を数多く重ねていけるのは間違いありません。一方で自然を身近に感じながら、学生らしい生活を楽しむことができます。国際感覚を磨きながら語学学習に集中できる場として、ワシントンDCを留学先とする選択もあります。