海外旅行保険が充実したクレジットカードおすすめ7選｜年会費無料カードも

海外旅行に出かける際は、万が一の病気や事故に備えて海外旅行保険への加入が必須です。

ただ、旅行に出かけるたびに毎回加入するのは、面倒でもありますよね。

そこでおすすめなのが、充実した海外旅行保険が付帯したクレジットカード。カードによって自動付帯・利用付帯などの条件が異なりますが、現地通貨をATMで引き出せる、身分証明書の代わりに利用できるといったメリットも多いです。

今回は、海外旅行におすすめのクレジットカードを7つ厳選してご紹介します。年会費が無料のカードもありますので、海外旅行保険専用に2枚目としての利用もおすすめです。

海外旅行に絶対持っていくべきクレジットカード7選

この記事でご紹介する、海外旅行おすすめのクレジットカードは以下の通りです。

• セゾンブルー・アメリカン・エキスプレスカード
• エポスカード
• 楽天カード
• JCB CARD W
• 三井住友カード（NL）
• JALカードnavi
• ライフカード（学生専用）

それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。

セゾンブルー・アメリカン・エキスプレスカード｜利用付帯

▼▼セゾンブルー・アメリカン・エキスプレスカードの特徴▼▼

• 海外・国内旅行中の事故に最高3,000万円の傷害保険が付帯
• アメリカン・エキスプレスカードが26歳まで年会費無料
• セブンイレブン利用時は永久不滅ポイント＋nanacoポイントも貯まる

利用対象	18歳以上のご連絡可能な人（高校生を除く）
年会費	・26歳以下の人は年会費無料 ・26歳以上の人は、初年度年会費無料、2年目以降3,000円（税抜）
国際ブランド	American Express
発行スピード	Web申し込み後店頭受け取りで即日発行

▼▼付帯している旅行傷害保険の内容▼▼

保険の種類	補償金額
傷害死亡・後遺障害	最高額　3,000万円
傷害治療費用	限度額　300万円
疾病治療費用	限度額　300万円
賠償責任（自己負担額1,000円）	限度額　3,000万円
救護者費用	限度額　200万円
携行品損害（自己負担額3,000円）	限度額　30万円　※1つ（1組または1対）あたり10万円

セゾンブルー・アメリカン・エキスプレスカードの旅行傷害保険は利用付帯ですが、旅行のたびに最高3,000万円が補償される手厚さが人気のカードです。

海外旅行を目的として利用する公共交通機関の支払いであっても利用付帯の条件を満たすため、他のカードで旅行代金を支払った場合も空港までの電車代やリムジンバスの代金をこのカードで支払い、条件を満たしておくことをおすすめします。

海外でカードを利用するとポイントが2倍になるという特典もありますし、オンラインでカードを申し込みセゾンカウンターで受け取りをすれば、最短で即日発行も可能。

補償の対象に国内旅行が含まれている点も、大きな特徴です。

年会費も安く（26歳以下は無料）、非常に優秀なクレジットカードと言えるでしょう。

エポスカード｜自動付帯※

▼▼エポスカードの特徴▼▼

• マルイでのショッピングや海外旅行が好きな人におすすめ
• 海外旅行傷害保険が無料、不正利用防止に海外利用停止サービス付き
• ネットショッピング利用でも安心のバーチャルカード発行可能

利用対象	18歳以上の人 ※高校生不可
年会費	永年無料
国際ブランド	VISA
発行スピード	店頭受け取りで即日発行

▼▼付帯している旅行傷害保険の内容▼▼

保険の種類	補償金額
傷害死亡・後遺障害	最高額　500万円
傷害治療費用	200万円（1事故の限度額）
疾病治療費用	270万円（1疾病の限度額）
賠償責任（免責なし）	2,000万円（1事故の限度額）
救護者費用	100万円（1旅行・保険期間中の限度額）
携行品損害（免責金額3,000円）	20万円（1旅行・保険期間中の限度額）

エポスカードは永年無料でありながら、海外旅行傷害保険が自動付帯※です。海外でのケガや病気だけでなく、携行品の盗難や破損も補償の対象となるため、ぜひ持っていたい一枚と言えるでしょう。

ショッピングの1回払い利用枠を一時的に増額できるため、海外で高額な買い物をしたい時にも安心です。

※2023年10月1日より利用付帯に変更となります。

楽天カード｜利用付帯

▼▼楽天カードの特徴▼▼

• 海外旅行傷害保険は最高2,000万円（利用付帯）
• 楽天市場の利用で楽天ポイントが最大3倍！
• 入会時に楽天スーパーポイントがもらえるなど特典も豊富
• お買いものパンダやディズニー柄などデザインが豊富

利用対象	18歳以上の人 ※高校生不可
年会費	永年無料
国際ブランド	JCB、VISA、MasterCard、American Express
発行スピード	郵送で約1週間

▼▼付帯している旅行傷害保険の内容▼▼

保険の種類	補償金額
傷害死亡・後遺障害	最高額　2,000万円
傷害治療費用	200万円（1事故の限度額）
疾病治療費用	200万円（1疾病の限度額）
賠償責任（免責なし）	2,000万円（1事故の限度額）
救護者費用	200万円（年間限度額）
携行品損害（免責金額3,000円）	20万円（年間限度額）

楽天カードは年会費が無料で、楽天市場を利用すると最大3倍の楽天スーパーポイントが貯まります。

普段の買い物でもポイントが貯まりやすく国際ブランドにも対応しているため、メイン利用している方も多いカードです。

保険は利用付帯のため、自宅から出発空港までの交通費または旅行代金を楽天カードで支払いをすることで、旅先でのケガや病気、トラブルに対する補償が受けられます。

JCB CARD W｜利用付帯

▼▼JCB CARD Wの特徴▼▼

• 年会費無料でWeb入会限定カード
• 女性向け「JCB CARD W plus L」も選べる
• 39歳までに申し込めばそれ以降の年会費は永年無料

利用対象	18歳以上39歳以下で、ご本人または配偶者に安定継続収入のある人 または高校生を除く18歳以上39歳以下で学生の人
年会費	永年無料
国際ブランド	JCB
発行スピード	郵送で1週間程度

▼▼付帯している旅行傷害保険の内容▼▼

保険の種類	補償金額
傷害死亡・後遺障害	最高額　2,000万円

JCB CARD Wは、39歳以下の人が申し込めるカードです。永年年会費無料で、買い物をするとポイントは常に2倍以上と高いポイント還元率が人気。

カード発行スピードは最短3営業日となっていますが、手元に届くまで1週間程度みておきましょう。

海外旅行傷害保険は利用付帯のため、旅行代金などの支払いにJCB CARD Wを利用していることが条件になります。

学生が海外旅行で持っていきたいクレジットカード3つ

大学生になると、旅行や留学など、海外に行く機会も増えてくることでしょう。もし海外でケガや病気になった時には、クレジットカードの旅行傷害保険がついていると安心です。

ここからは、学生が海外旅行に持っていくと便利なカードをご紹介します。

JALカードnavi｜自動付帯

▼▼JALカードnaviの特徴▼▼

• 大学在学中の年会費無料
• 日常の利用でもマイルが貯まる
• 海外・国内旅行でも傷害保険が自動付帯

利用対象	高校生を除く18歳以上30歳未満の学生（大学院、大学、短大、専門学校、高専4・5年生）の人で、日本に生活基盤があり、日本国内でのお支払いが可能な人 ※一部JALカード navi発行の対象とならない学校もあります。 ※現在高校生の方は、高校をご卒業後、4月1日以降にお申し込みください。 ※海外の大学に在籍されている方は、事前にご相談ください。 ※JALカード naviとしてのお申し込みは卒業予定年月の3カ月前をもって締切となります（例：3月卒業予定の方は前年の12月末日をもって締切）。 ※未成年の方は親権者の方の同意が必要となります。
年会費	在学期間中の年会費無料
国際ブランド	JCB、MasterCard、VISA
発行スピード	約4週間

▼▼付帯している旅行傷害保険の内容▼▼

保険の種類	補償金額
傷害死亡・後遺障害	死亡・1,000万円 傷害後遺障害・3～1,000万円
傷害治療費用	50万円（1事故の限度額）
疾病治療費用	50万円（1疾病の限度額）
賠償責任	2,000万円（1事故の限度額）
救護者費用	100万円（年間限度額）
携行品損害（免責金額3,000円）	15万円限度（1旅行の限度額）年間累計額　100万円限度

JALカードnaviは、18歳以上30歳未満の学生専用のカードです。帰省や海外旅行などで、JALおよびグループ系列の飛行機をよく使う学生におすすめ。

在学中は年会費が無料で、入会するだけで2,000マイルがプレゼントされます。さらに、飛行機の利用だけでなく、外国語検定合格で500マイルプレゼントなど、オリジナルボーナスマイルも充実。

海外旅行保険は自動付帯となっているため、普段クレジットカードを利用する機会が少ない学生も、持っておきたい1枚です。

発行に時間がかかりますので、JALカードnaviを作りたい人は早めに準備をしましょう。

ライフカード（学生専用）｜自動付帯

▼▼ライフカード（学生専用）の特徴▼▼

• 年会費がずっと無料
• 海外旅行保険が最高2,000万円自動付帯
• 誕生月はポイント3倍

利用対象	高校生を除く満18歳以上満25歳以下で、大学・大学院・短期大学・専門学校に在学中の人
年会費	永年無料
国際ブランド	MasterCard、JCB、VISA
発行スピード	最短3営業日で発送

▼▼付帯している旅行傷害保険の内容▼▼

保険の種類	補償金額
傷害死亡・後遺障害	最高額　2,000万円
傷害治療費用	200万円
疾病治療費用	200万円
賠償責任（免責なし）	2,000万円
救護者費用	200万円
携行品損害（免責金額1事故3,000円）	20万円

学生専用のライフカードなら、在学期間中は海外旅行傷害保険が自動付帯。カードを持っているだけで、旅行中にケガや病気になった時に補償を受けられます。

盗難や紛失などの際の不正利用損害補償もあり、海外旅行をサポートする海外アシスタントサービスも充実。

海外でのカードショッピング利用額の5％がキャッシュバックされる点も、大きな特徴です。海外で買物をする予定のある学生さんは、ぜひ作っておきましょう。

海外旅行用クレジットカードの選び方

海外旅行用のクレジットカードを選ぶ際のポイントは、以下の5点。

• 国際ブランドで選ぶ
• 海外旅行専用のカードを作る
• 海外旅行傷害保険が充実しているカードを選ぶ
• 年会費無料のカードを選ぶ
• 旅行に便利なサービスの有無で選ぶ

国際ブランドで選ぶ

クレジットカードは国際ブランドで選びましょう。国際ブランドとは、世界で使えるカードブランドのことです。

例えば、VISAは使える国や地域、店舗数がトップクラスです。世界の主要国の他、さまざまな国や地域で使えます。

また、VISAに並ぶクラスのカードがMasterCardです。MasterCardもさまざまな国で使えます。

海外旅行に行く際は、VISAまたはMasterCardを最低1枚は持っていくようにしましょう。

国際ブランドがVISAかつ海外旅行傷害保険が自動付帯、さらに年会費も無料のエポスカードは、ぜひ作成しておきたいクレジットカードです。

海外旅行専用のカードを作る

万が一、スキミングや盗難などの被害にあった場合、クレジットカードを作り直さなければなりません。

特に、毎月の公共料金の支払いに使っているカードは要注意。使えなくなった場合は再登録が必要ですが、その手続きがなかなか大変です。

そこでおすすめなのが、海外旅行専用のクレジットカードの作成。日本で普段使いするカードとは別にクレジットカードを作成すれば、もしもの時も安心です。

海外旅行傷害保険が充実しているカードを選ぶ

海外でのケガや病気にかかる医療費は、日本では想像できないほど高額です。

無保険で海外に行くという方はいないと思いますが、保険会社が販売している任意保険のほかに、クレジットカードに付帯している保険があります。

しかも、近年のクレジットカードに付帯する海外旅行傷害保険の内容は充実しており、保険の内容によっては、それだけでも十分というカードも。

例えば、この記事で紹介した「セゾンブルー・アメリカン・エキスプレスカード」なら、クレジットカードに付帯する海外旅行傷害保険でケガや病気の医療費をしっかりカバーできるでしょう。

国際ブランドがアメックスなので、エポスカードとの2枚持ちもおすすめです。

年会費無料のカードを選ぶ

たまにしか海外に行かないという方の場合、クレジットカードに年会費をかけるのはもったいないと感じるかもしれません。

その場合は、年会費無料のクレジットカードが便利。

カードによっては条件を満たすことで年会費が無料になるものもありますが、海外用に作成する場合はエポスカードのように無条件で年会費が無料になるタイプがおすすめです。

旅行に便利なサービスの有無で選ぶ

クレジットカードにはさまざまなサービスがあります。クレジットカードによって旅行に使えるサービスが異なりますので、内容をチェックしておきましょう。

この記事でご紹介したカードのうち、海外旅行に便利なサービスが充実しているカードをピックアップしてご紹介します。

楽天カード

• 海外でのレンタカー事前予約割引料金よりさらに10％オフ
• Wi-Fiレンタルが1日あたり300円（税抜）～さらに総額より20％オフ
• 手荷物宅配サービスが特別割引価格で利用可能
• 防寒具一時預かりサービスが優待価格で利用可能

エポスカードのサービス

• 空港近くのサンパーキングを優待価格で利用可能
• ハワイ・タイ・台湾では対象の店舗で飲食や買い物をすると割引サービスを受けられる

JCB CARD Wのサービス

• ワイキキ・トロリー（ピンクライン）の乗車賃が無料
• 成田空港・関西国際空港のANA DUTY FREE SHOPでJCBカードを利用すると割引優待クーポン券がもらえる

三井住友カード

• レンタカー優待サービスがあり、日本での事前予約割引料金から10％オフ
• 国際線を利用の際、指定場所〜空港間で荷物を宅配できるサービスが15％オフ
• 対象空港で手荷物やコートの預かりサービスが15％オフ
• 対象空港で海外用Wi-Fiルーターレンタルサービスを優待価格で利用可能（通信料27～40％オフ）

セゾンブルー・アメリカン・エキスプレスカード

• 海外での利用はポイントが2倍
• 海外用Wi-Fi・携帯電話レンタルサービスを会員限定価格で利用可能
• 手荷物無料宅配サービスは、海外旅行からの帰宅時に、空港から指定先までスーツケースなどの手荷物1個を無料で配送（対象空港あり）
• コートお預かりサービスを優待価格で利用可能（対象空港あり）

JALカードnavi

• JAL／JTA機内販売商品をJALカードで支払うと10％オフ、さらにショッピングマイルが2倍貯まる
• 空港店舗や羽田空港国際線ターミナル・成田空港の免税店でJALカードを提示すると5％オフ
• ホテルニッコー＆JALシティの宿泊プランに応じて、1泊あたり200マイル～1,000マイルが積算

ライフカード（学生専用）

• 海外ショッピングでカードを利用すると、利用総額の5％がキャッシュバック
• 誕生月ボーナスポイントで獲得ポイントが通常の3倍

海外旅行にクレジットカードを持っていくべき5つの理由

クレジットカードは、海外旅行に欠かせません。日本では現金派の方にとっても、海外ではさまざまなメリットがあるため、クレジットカードは必携です。

クレジットカードを持っているだけで安心・快適な旅行を楽しめますよ。

ここからは、海外旅行にクレジットカードを持っていくべき5つの理由を解説します。

現金の持ち歩きを最小限にできる

海外の治安に不安を感じる方は多いのではないでしょうか。実際、盗難などの被害が多く、注意が必要な国も存在します。

そのため、現金の持ち歩きは最小限にとどめたいところ。

クレジットカードなら、万が一紛失や盗難にあった場合もすぐに利用を止めることができ、被害を最小限に抑えられます。

事故や病気の保険、盗難時の補償が受けられる

海外旅行中にケガや病気で治療を受けると、日本では考えられないほどの高額な医療費がかかります。

そんな時、ケガや病気の治療にかかる医療費をカバーする海外旅行保険が付帯したクレジットカードを準備しておくと安心です。

中には、盗難時の不正使用を全額補償してくれるクレジットカードもあります。内容を確認のうえ、安心できるクレジットカードを選びましょう。

両替の手間が省ける

慣れない海外では、両替所を探すのに苦労することもあります。また、両替所が開いている時間に両替しなければならないので、予定に支障が出る場合もあるかもしれません。

その点、クレジットカードを使って支払いをすれば、現金を両替しておく手間が省けます。

また、現金が必要な場合も、クレジットカードの海外キャッシング機能を利用すればATMで現地通貨の引き出しも可能です。

身分証明書の代わりになる

日本では免許証が身分証明書となりますが、海外では通用しません。ホテルやレンタカーを利用する場合は、パスポートと一緒にクレジットカードの提示を求められます。

クレジットカードを持っているということは、クレジット会社の審査に通ったということ。「信用があると判断された人」として身分を証明してくれるのです。

海外旅行にクレジットカードは必須！2枚は準備しておこう

今回は海外旅行で持っていると役立つクレジットカードについてご紹介しました。

海外で多くの現金を持ち歩くのは危険です。クレジットカードなら買い物やサービスを受ける際もスマートに支払いができ、現金を失くすというリスクを減らせます。

海外旅行傷害保険の内容やサービスを比較して、安心して海外旅行を楽しめるカードを選んでください。

【この記事で紹介したクレジットカード】

• セゾンブルー・アメリカン・エキスプレスカード
• エポスカード
• 楽天カード
• JCB CARD W
• 三井住友カード（NL）
• JALカードnavi
• ライフカード（学生専用）