北京留学のメリットや費用、おすすめ人気の学校は?
上海、香港に続き中国第3の都市である北京は、人口2,000万人を超える世界都市であり、高い影響力を持つメガシティ。2008年の北京オリンピックなど世界的なイベントが開催され、街のインフラは急速に発達しています。公共交通システムは充実しており、自動改札機も全線・全駅で導入済み。市内・郊外問わず鉄道は市民の足として幅広く活用されています。海外から中国へ進出している企業が急激に増え、ますます中国語の需要は高くなるといわれているなか、いわゆる「標準語」とされる北京語が公用語である北京は語学留学にぴったり。また北京は中国内で大学数は最も多く、優秀な留学生が世界中から集まっており熱心に勉強に励んでいます。北京は日本のスーパーやデパートなど多く進出しており、日本の食材やアイテムを簡単に購入することが可能です。首都なだけに観光地も多いので、中国の歴史や移り行く文化などを通して様々な体験をすることができるでしょう。
北京ってどんな都市?気候や文化について
14億近い人民を束ねる首都、北京は経済成長著しい巨大都市です。留学生として暮らす街としては、どんな魅力があるのでしょうか。北京の基本情報を、確認しておきましょう。
3000年の歴史を誇る大都市
中華人民共和国は、歴史・人口・面積のいずれをとっても世界トップクラスの巨大さを誇る国です。北京は巨大国家の首都であり、人口2100万人余りの世界都市でもあります。
人口の96%が漢民族で構成されていますが、海外からのビジネスマン、労働者、旅行者が数多く滞在しています。
寒暖差の大きい温帯半湿潤大陸性季節風気候
北京は温帯半湿潤大陸性季節風気候に属し、夏は40度、冬はマイナス10度以下という決して穏やかとはいえない環境です。
しかし湿度が低いため、気温のわりには夏でも過ごしやすいと感じる人が多いようです。また寒さの厳しい冬季も雪がなく比較的暮らしやすい都市といえます。
現代と伝統が溶け合う街
映画ラストエンペラーなどでも知られる紫禁城の施設群をはじめ、多数の古代遺跡が近隣に存在しています。
三千年の歴史を持つ六朝の古都は、訪れる人を魅了してやみません。
一方で現代ビジネスの拠点としての機能を持ち、立ち並ぶ高層ビル群に圧倒される旅行者も多いようです。
北京に留学するメリットは?
北京を留学先に選ぶメリットを見ていきましょう。
留学コストを抑えられる
北京を留学先として見たときの魅力は何といっても日本から近く、移動にかかる費用を安く済ませられることです。
留学中の滞在費、学費、生活費など、すべての面においてコストパフォーマンスが高く、安心して学生生活を送ることができます。
壮大な歴史観を体感できる
先進的な都市である北京ですが、伝統文化が色濃く残り、中国の長い歴史を肌で感じられる街でもあります。
中華文化の神髄ともいえる代表的な名所古跡のほとんどが、北京周辺にあるため遺跡群巡りなどのアクティビティを気軽に楽しめます。
巨大市場の空気を感じられる
現代ビジネスの集積地としての北京には、世界中からホットな市場への注目が集まっています。高級デパートから庶民的な市場までショッピングスポットも多数あり、市場への熱気や活発な市民生活を肌で感じることができます。
北京留学で人気・おすすめの学校は?
北京留学で人気の学校をご紹介していきましょう。
Sprachcaffe Languages Plus, Beijing(シュプラッハカフェ・ランゲージズ・プラス, ペキン)
紫禁城に隣接する人民文化宮内という最高の立地にあります。
1クラス最大8名と少人数制で、会話に重点をおいた実用性の高い言語を学ぶことができます。歴史的文化財の中で、中国の伝統を身近に感じられる学習環境です。
Sprachcaffe Languages Plus, Beijingの詳細ページ
LTL (Live the Language) Mandarin School, Beijing
エルティーエル(リブ・ザ・ランゲージ) マンダリン・スクール, ベイジン
北京の中心部に立地し、最寄りの地下鉄駅から徒歩5分と交通の利便性も良好です。アジア以外の国からの留学生が多く、インターナショナルな雰囲気の中で学習できます。
1クラス最大6人の少人数制のため、発言の機会が多く、中国語に集中しやすい環境です。
LTL (Live the Language) Mandarin School, Beijingの詳細ページ
北京留学にかかる費用はどれくらい?
北京留学にかかる主な費用の目安を見ていきましょう。
北京留学の学費
どこで学習をするかによって、学費の金額が変わります。
一般的な語学学校であれば1か月3~15万円、年間では36~180万円です。語学学校によっては、寮費込みのコースも提供されています。
大学の語学コースを選考した場合には、年間25~40万円程度とかなり費用を抑えることができます。
渡航費用
日本から北京への渡航費用は、2~10万円です。時期によっては高額化することもあります。平均飛行時間は約4時間程度なので、格安航空券を利用して費用を抑えるのがおすすめです。
家賃・生活費の目安は?
北京市内で学生が部屋を借りる場合の家賃相場は、2~8万円程度です。ルームシェアをすれば費用を抑えられます。
北京では屋台など安い店も多く、生活費は2~6万円程度あれば問題なく暮らせるでしょう。
北京留学する際の必要な手続き・注意点は?
北京で学ぶ際の手続きと、注意する点について見ていきましょう。
北京留学のビザ
日本から渡航する場合、留学期間が15日以内であればビザは不要です。1週間程度の超短期留学であれば、面倒な手続きをせずに済みます。
15日以上30日以内であればLビザと呼ばれる旅行ビザが必要となります。
留学用のビザには、以下のような2種類があります。
- X1ビザ: 180日以上留学する際に必要
- X2ビザ:留学期間が180日に満たない際に必要
留学手続きのポイント
一時帰国が可能かどうかはビザの種類によって変わります。例えばLビザの場合には延長ができても、帰国すると無効となります。
X1ビザは正式な学生ビザとなり、留学期間の規定が決められています。大学への留学であっても、許可された留学期間が半年以内の場合にはX2ビザでの申請となります。
いずれの場合でも入学許可書取得が必要となります。ビザ取得が遅れないように、早めに手続きを開始する必要があります。
北京留学をする際の注意点
他の国と比較すると渡航費用も少なくてすむ北京留学ですが、旧正月(春節)の移動は避けるようにしてください。膨大な数の中国人が同時に各国に移動するため、航空運賃が高くなり、空港も混雑します。
中国政府では留学生に対しての奨学金制度を整備しています。対象とならない留学もあるため、利用する場合には事前に確認が必要です。
中国には日本にないインターネット規制など特有のルールがあります。留学生として遵守する態度を忘れず、トラブルとならないように注意しなければなりません。
北京留学で伝統・文化と現在・未来を体感する
急激な成長を遂げる中国社会の象徴ともいえるのが、首都・北京です。留学コストを抑えながら、語学学習はもちろんさまざまな体験をすることができます。将来に向けてビジネスで通用する中国語を学びたいと考えている人ならば、大都市北京の学習環境にきっと満足できるでしょう。