旅行や出張などで、海外でもスマートフォンを使うシーンは多いです。

しかし、気をつけて利用しないと高額請求が届いて驚くことにもなりかねません。

海外で安心してスマホを使う際の設定方法は、出発前に確認しておくことをおすすめします。

また、スマホでインターネット利用するためのサービスも3種ご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

海外で高額請求にならないためのスマホの設定方法

海外でスマホを使っていて、うっかり高額請求が!とならないためのスマホ設定を確認していきましょう。

まずは「データローミング」をOFFにする

空港を出発する前に設定しておきたいのが、「データローミング」をOFFにすること。

データローミングとは、契約している通信キャリア(ドコモやauなど)のサービスエリア外になった時に、提携している現地キャリアの通信サービスを利用できるようにする機能です。

「設定」→「モバイル通信」→「通信のオプション」で通信することができます。

データローミングを使って海外の通信キャリアの回線を使ってしまうと、基本的に割高なうえパケット定額料金も適用されず、高額になりがち。

国内で利用しているだけであればデータローミング機能は使わないので、常にオフにしておいても問題はありません。

データローミングをオフにしていても、基本的に国内では契約キャリア以外の回線は使わないため、音声通話や4G/LTE、Wi-Fiは普通に接続できます。

iPhoneの設定

    1. 設定を開き、「モバイル通信」を選びます。

iPhoneの設定

    1. 「通信のオプション」を開きます。

iPhoneの設定

    1. データローミングをオフに変更します。

iPhoneの設定

Androidの設定

    1. 「設定」を開き「ネットワークとインターネット」を選びます。
    2. 「モバイルネットワーク」を開きます。

Androidの設定

※機種によって画像と表記が異なる場合があります。

    1. 「データローミング」をOFFにします。

Androidの設定
また、バックグラウンドで通信するかどうかを設定する「データセーバー」という機能をオフにすることで、利用していないアプリが自動で同期することを抑えることができます。

Androidの設定

※Android7.0以降のみ

モバイルネットワーク・モバイルデータ通信をOFFにする

データローミングをオフにしたあとで、さらに電話回線を使った通信自体を利用できないように設定する場合は「モバイルデータ通信」の機能をOFFにしておきましょう。

モバイルネットワーク設定・モバイルデータ通信をOFFにすることで、3G回線、4G/LTE回線の利用ができなくなります。

この状態でもWi-Fiを使った通信はできます。海外でフリーWi-FiやポケットWi-Fiを使ったデータ通信をしている場合は優先して接続されます。

もし海外でONにしてしまった場合、海外のキャリアと通信する可能性があります。

ただ、Wi-Fiが使える状態では、Wi-Fi回線が優先されるので心配ありません。

iPhoneの設定

    1. 「設定」のなかの「モバイル通信」を開きます。

iPhoneの設定

    1. 「モバイルデータ通信」をタップしてOFFにします。

iPhoneの設定

Androidの設定

    1. 「設定」を開き「ネットワークとインターネット」を選びます。
    2. 「モバイルネットワーク」を開きます。

Androidの設定

※機種によって画像と表記が異なる場合があります。

    1. 「モバイルデータ」をOFFにします。

Androidの設定

※機種によって画像と表記が異なる場合があります。

機内モードをONにする

ワンタッチで設定を変えられるのが「機内モード」をONにする方法です。

「機内モード」はその名のとおり、飛行機の機内で安全に航行するために利用できる機能です。

  • 緊急連絡以外の通話不可
  • Wi-Fi利用不可
  • モバイルネットワーク通信不可

この3つをボタンひとつで行えるので、急いで設定したいとき、または電源は落としたくないが通話や通信機能は切らなくてはいけない、といった状態の時に利用すると良いでしょう。

緊急の通話(110番や119番など)は、機内モードONの状態でも利用可能です。

さらに、機内モードONのときでも、Wi-Fi設定のみONにしておくことは可能です。3G・4Gを使わずに、Wi-Fiを使ったインターネット閲覧やメール送受信、LINE通話などを楽しめます。

データ通信量を節約するための設定

海外で不必要な通信をしないための方法を確認しましたが、続いては1日のデータ通信量を節約するための方法をご紹介します。

海外でパケット定額サービスなどを利用している場合はあまり関係がありませんが、海外ポケットWi-Fiのレンタルなど、1日の通信量に限りがある場合は、設定しておくと良いでしょう。

アプリの自動更新をオフにする

アプリが自動的に通信を行う設定は、海外ではOFFにしておくことをおすすめします。

例えば、インストールしているアプリがアップデートを配信した場合、ポケットWi-Fi接続していると自動的に更新しようを始めてしまうことがあります。

緊急性が高くなければ、帰国してからアップデートをすれば良いのです。

フリーWi-Fi利用時は個人情報の入力を避ける

誰でも自由に使えるフリーWi-Fiの回線を使っている時は、個人情報の登録やカード情報などを入力するようなアプリの設定は行わないようにしましょう。

フリーWi-Fiはセキュリティが万全でない場合があり、セキュリティ保護のないWi-Fiスポットでは、アプリへのログインIDやパスワードなどを抜き取られたり、偽サイトへ誘導されたりといったトラブルに合う可能性があります。

Wi-Fiに自動接続する機能をOFFにしておき、接続してもいいかどうか自分で確認してから利用しましょう。

自動同期設定をオフにする

海外で撮りためた写真をクラウドサービスに保存しておき、パソコンと同期させて利用するといった使い方をしている人も多いと思います。

しかし、写真を撮るたびに自動的に同期していると、1日のデータ通信量が増えてしまう可能性も。

  • iCloud
  • Dropbox
  • Googleフォト など

自動同期の設定はOFFにしておき、余裕のあるときに取り込むなどの工夫をするといいでしょう。

海外パケット定額サービスに申し込む

通信キャリア各社が提供している海外用のパケット定額サービスを利用すれば、1日のパケット通信に上限があるため、設定金額以上になる恐れがありません。

各キャリアの海外用パケットサービスは、以下の通りです。

【キャリアごとの海外パケット定額サービス】

◯海外パケ・ホーダイ(2段階定額)
データ量制限なし 最大2,980円/日
※20万パケット(24.4MB)までなら最大1,980円/日
◯パケットパック海外オプション(1時間プラン、3日間プラン、5日間プラン、7日間プラン)
1時間200円〜7日間5,280円まで
au ◯世界データ定額
早割キャンペーン対象地域 490円/24時間~(利用日数:1日~8日)
早割対象地域 690円/24時間~(利用日数:1日~8日)事前予約なしの場合は全対象地域980円/24時間~ (利用日数:1日~8日)
◯アメリカ放題
サービス利用料 980円/月
※音声通話・データ通信とも利用可能
◯海外パケットし放題(2段階定額)
データ量制限なし 最大2,980円/日
最大25MBまで1,980円/日

海外用ポケットWi-Fiをレンタルする

スマホより少し大きな「海外用ポケットWi-Fi」をレンタルすれば、難しい設定なしで快適なインターネット通信を楽しめます。

また、複数のデバイスに同時接続が可能なため、家族やグループでのシェアも可能です。

ポケットWi-Fiレンタル料金は、「渡航先・データ容量・日数」の組み合わせによって異なり、レンタル会社でも様々な料金プランが用意されています。

グループで1台レンタルして使うなら、大容量プランやデータ量無制限プランをおすすめします。

例えば、予約したポケットWi-Fiを国内17の国際空港で受け取りが可能で、利便性の高さが特徴の「グローバルWi-Fi」では、データ容量4種類のプランから選ぶことができます。

  • 300MB/日(通常プラン)
  • 600MB/日(大容量プラン)
  • 1.1GB/日(超大容量プラン)
  • 無制限

無制限のプラン以外では1日のデータ通信量に制限があり、それを超えると通信速度が非常に遅くなってしまいます。

国内で契約通信量が超えた場合のスピード低下と同じような状況ですね。

自分で1日にどれくらいの通信容量を使うか、あらかじめ知っておくことが大切で、グローバルWi-Fiの公式HPには、インターネット閲覧やメール送信などでどれくらいのデータ容量を使うかといった内容も記載されています。

海外用ポケットWi-Fiをレンタルする

画像引用:GLOBAL WiFi

こうした目安を参考にしながら、「自分の渡航先で利用できるのか?」「どれくらいのデータ容量が必要か?」「料金はいくらか?」など、条件に合ったレンタル先と料金プランを探しましょう。

グローバルWi-Fiの詳細情報

グローバルWi-Fiの詳細情報

対応地域 200以上の国と地域
主な料金プラン ・通常プラン
・大容量プラン
・超大容量プラン
・無制限プラン(73ヵ国対応)
・ヨーロッパ周遊プラン
・アジア周遊プラン
・アメリカ特別プラン
・世界周遊プラン
・長期プラン
データ容量 ・300MB/日(通常プラン)
・600MB/日(大容量プラン)
・1.1GB/日(超大容量プラン)
・無制限
受け渡し手数料 500円(税抜)
宅配受け取りする場合の送料 500円(税抜)
受取可能な空港・駅など 成田空港、羽田空港、中部国際空港、関西国際空港、伊丹空港、旭川空港、新千歳空港、仙台空港、静岡空港、小松空港、新潟空港、福岡空港、北九州空港、大分空港、宮崎空港、鹿児島空港、みやこ下地島空港、渋谷ちかみち、JR宮崎駅
ホノルル国際空港、空港鉄道ソウル駅など
補償プラン(オプション) 200円(税抜)〜/日
当日予約 可能
・コールセンター(0120−510−670)へ在庫確認の電話をして申し込み
容量の追加 可能(82ヵ国で対応)
サポート グローバルWi-Fiカスタマーセンター
+81 50-5840-9686
LINE ID:@global_Wi-Fi
Skype:vm-info

グローバルWi-Fiの公式HPはこちら

海外用ポケットWi-Fiのレンタルは、公式HPから予約をして、出発する空港内にあるカウンターでレンタルセットを受け取るのが一般的です。

そのほかには、宅配便で自宅へ届けてもらう方法や、無人のロッカーから鍵を開けて受け取る「ロッカー受け取り」ができる会社もあります。

利用できる国や地域も豊富な場合が多く、周遊プランを用意していたり、長期の留学などに使いやすいプランがあるなど、各社の特徴を比較して自分にあった物を選びましょう。

詳しくは、こちらの記事も参考にしてください。

>>海外ポケットWi-Fiおすすめ5選!レンタル方法や使い方も紹介

海外SIMカードを購入する

海外で使える「SIMカード」を購入して使う方法もあります。

世界中の国や地域で利用できる海外用SIMカードは、大手家電量販店やAmazonなどの通販サイトで購入できます。

SIMカードを渡航先で自分のスマホに差し替えることで、海外でもいつものスマホを使える状態にできるのです。

SIMカード自体は1枚3,000円ほどで購入ができ、プリペイド方式で使いたいデータ量分をチャージして使います。

以前は、楽天やmineo(マイネオ)といった企業も取り扱いをしていたのですが、サービス終了となってしまいました。

そのため、購入できるものは海外企業が販売しているものが多いため、日本語サポートはマニュアルのみで対応となる事が多いです。

そんな中、「IIJmio」社が提供する「海外トラベルSIM」は、公式HPやサポートセンターも日本語サポートがあり、海外SIMカードの利用初心者向けと言えるでしょう。

「IIJmio」の詳細情報

IIJ

販売会社 IIJ(株式会社インターネットイニシアティブ)
利用可能な国名 ヨーロッパ・アメリカ・アジアなど
42ヵ国(均一料金)
通信速度 4G対応(利用エリアによっては3G)
海外用SIMカード価格 初期費用3,000円(税抜)
有効期限 14日間
スタートパックの内容(データ専用) ・データ量:500MB
・料金:3,850円(免税)
スタートパックの内容(データ+SMS+音声) ・データ量:500MB
・通話可能時間(発着信合計):30分まで
・SMS可能数(送受信合計):25通まで
・料金:4,600円(免税)
日本語のサポート IIJサポートセンターあり
SIMサイズ 通常/micro/nanoに対応
テザリング 可能
リチャージ 100MBから

IIJの公式HPはこちら

SIMカードを使う場合、自分のスマートフォンにSIMカードを入れ替えて使うか、SIMフリーのスマホを用意して海外用として使うか、どちらかになります。

どちらにしてもSIMフリーのスマホを用意することになり、今使っているスマートフォンを使う場合は、「SIMロック解除」を行います。

SIMロック解除の方法は、携帯キャリアごとに公式HPを確認するようにしましょう。

海外SIMカードを使いたいと考えている方は、下記の記事も参考にしてください。

電話もインターネットも使わないなら「機内モード」をON

「海外ではスマートフォンは使わないので、無駄な請求が来ないようにしておきたい」という方は、「機内モード」を使うと良いでしょう。

機内モードをONにしておくと、4G・3Gの通話もWi-Fi回線の通信も行われません。

ただし、緊急連絡は可能です。

あわせて、データローミングやモバイルデータ通信の設定もOFFにしておくと良いでしょう。

海外でのスマホの使い方で注意すること

高額料金請求とならないための設定の工夫を紹介してきましたが、最後に、国内で使っているスマートフォンを海外でも利用するために知っておきたいことを3つ解説しておきます。

充電器はそのまま使えない

スマートフォンの充電をするACアダプターは、海外ではコンセントのプラグの形が違って差し込めない場合があります。

また、電圧が違うので変圧器が必要になりますので、渡航先の情報をあらかじめ集めておき、対応する変換プラグと変圧器を準備しておきましょう。

iPhoneなどUSBの充電コードが必要な機種も、コンセントプラグは海外仕様を準備しておきましょう。

海外でスマホ決済は使える?

ペイペイや楽天ペイなど、キャッシュレス決済方法が広まってきていますが、海外でもキャッシュレスは進んでいます。

ですが、日本で使われているペイペイや楽天ペイといった「QRコード型」は海外では普及しておらず、クレジットカードを登録して使うApple Payなら、条件はあるものの使えるようです。

スマートフォンでキャッシュレス決済を使うのは、少し条件が厳しそうですが、その他の方法でキャッシュレス決済をしたい場合は、「Visa payWave」や「Master Card コンタクトレス」の機能を持ったクレジットカードを用意するといいでしょう。

無防備に持ち歩かない

外国の中には、スマートフォンがあまり普及していない国や治安が良くない国もあります。

そういった国では、人前で無防備にスマートフォンを使ったり、テーブルに置きっぱなしにするといった行動は避けましょう。

お財布やクレジットカードと同様に、注意して扱ってください。

海外でのスマホの使い方で注意すること

海外でもスマホを使うならこの3つの方法を選ぼう

楽しい旅のお供に、仕事のサポートに、スマートフォンはなくてはならない存在になりました。

海外では日本よりも通信費が高くなるため、高額請求にならないように、スマホの設定を変更し、不必要な通信をしてしまわないように心がけましょう。

また、海外でも日本と同じようにスマートフォンを利用して快適に過ごすために、下記の3つの方法をご紹介しておきます。

  • 海外パケット定額サービス
  • 海外用ポケットWi-Fiのレンタル
  • 海外SIMカードの購入

ドコモ、au、ソフトバンクを利用している人であれば、それぞれの公式HPで海外パケット定額サービスの紹介があります。

また、設定が簡単で比較的リーズナブルな海外用ポケットWi-Fiのレンタルには、下記の記事も参考にしてください。

>>海外ポケットWi-Fiおすすめ5選!レンタル方法や使い方も紹介

海外でインターネットを利用する上で、もっとも安くできるのは海外用のSIMカードを購入する方法です。

ただし、どのSIMカードを購入すると良いのか、自分で設定できるのか、といった不安があるのは否めません。

詳しく知りたい場合は、こちらの記事もチェックしてみてください。

>>海外SIMカードのおすすめ6選!使い方は?LINEは使える?