高校生の多くはリスニング対策に頭を悩ませています。というのも、リスニングは「勉強の仕方が分からない」「読むことは出来ても聞き取ることができない」といった理由で苦手意識をもっている人が多く、高校英語の中でもどうしても後回しにされやすくなっています。この記事ではリスニングに苦手意識を抱えている高校生のために「効果的なリスニング対策方法」についてご紹介します。
- 高校英語のリスニング力を上げたい
- リスニングの勉強方法を知りたい
- 大学受験のリスニング問題で高得点を獲得したい
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高校英語でリスニング力を伸ばすことが重要な理由
これまでの大学センター試験の英語は
- リ―ディング 200点
- リスニング 50点
の計250点というように、リーディング重視の点数配分でした。
そのため、リーディングを重視した勉強法を行えば、例えリスニングの点数が低くてもリーディングで挽回できるという考えを持っている受験生が少なくありませんでした。
ですが、「大学共通テスト」の導入により、リーディング重視の勉強では通用しなくなったのです。
大学共通テストはリスニング重視の試験
2021年1月に最初の大学入学共通テストが実施されました。大学入学共通テストは従来のセンター試験と違い、
- リ―ディング 100点
- リスニング 100点
の合計200点の点数配分となっており、リスニングはリーディングと同じくらい重点がおかれています。点数の換算方式は大学によって異なりますが、リスニング力が従来以上に大学入学において大事になっていることは言うまでもありません。
さらに、大学共通テストは大問が進むほどに難易度が高くなる傾向があり、さらに音声が流れる回数は前半2回、後半1回のみとなっています。
センター試験では通常は2回の音声が流れますが、大学共通テストでは1回のみの問題がありますので、1回で聞き取らないといけません。
このような理由で高校英語の勉強ではリスニング対策をしっかり行う必要があるのです。
高校英語でリスニングが苦手な人が多い理由
そもそも多くの高校生はリスニングを苦手とする人が多いです。
それは英語が苦手だからという理由ではなく、「リーディングや文法はできるのになぜかリスニングはできない」という場合が多いのです。これは勉強時間が不足しているというより、単純に「勉強法が誤っている」からなのです。
では具体的になぜリスニングが苦手な人が多いのかを見てみましょう。
リーディングの勉強に時間を注ぎすぎる
これまでのセンター試験ではリーディング重視の試験であったため、高校生の多くはリスニングよりもリーディングや文法の勉強に時間を注ぎがちでした。
さらに、英語教師自身もリーディング重視の勉強を行ってきた場合が多いためか、生徒にもリーディング重視の教育を行いがちになっています。
このように、リーディングに勉強の重きをおいてしまうことでリスニングを疎かにして、苦手意識をもってしまうのです。
ネイティブのスピードに慣れない
多くの高校の英語教師は日本語をネイティブとしています。
そのため、英語の授業では日本語をベースに進められていることが多く、そして英語のスピーキングも日本ネイティブ教師によるものなのでネイティブよりはかなりゆっくり目に話される場合が多いです。
このように日頃から「日本人が聞き取りやすい英語」を聞いていることで、実際にリスニング問題などのネイティブの英語を聞いても「速すぎて分からない」ことが発生してしまうのです。
リスニングの問題中にメモを取ることに意識が行きすぎる
リスニングを苦手としている高校生はリスニングの問題を解くときに「聞き取れた単語をとりあえずメモする」場合があります。
ですが、メモした単語が必ずしも問題に関係があるわけではないですし、メモの最中に大事な情報を逃してしまう場合もあるので、メモをとることに意識を向けすぎることでリスニングが苦手になっている可能性もあります。
リスニング問題で最も大事なのは「全体の流れ」を把握することで、細かい情報は聞き取らなくても問題が解ける場合も十分にあるので、「隅々から理解する必要がある」という考えは持たなくてもOKです。
メモを取る内容としては
- 解答するの必要そうな情報
- 自分が忘れそうな情報
のみに絞ってあとは音声を聞くことに集中しましょう。
高校生が短期間で効率的にリスニング力を伸ばす方法
高校生にとってリスニング力を伸ばすことがいかに大事なのかをご理解頂けましたことでしょう。では具体的にリスニング力を短時間で伸ばしたい場合におすすめの勉強法について解説します。
ディクテーション
ディクテーションとは、聞こえた英文を書き取る訓練をすることで「聞き取れない」英語を無くす勉強法のことです。
聞き取れるまで何度も聴き直すことで最初は「聞き取れない単語」だったはずがだんだんと耳が慣れてくることで「聞き取れる単語」に変わっていく場合があります。
5回聞いても分からない場合は知らない単語の可能性があるので、答え合わせをして間違った原因を確認するようにしましょう。
シャドーイング
シャドーイングとは聞こえる音声を声を出しながら追っていく練習法です。分からない文法や英単語が出てくるとすぐについていけなくなるので、自分が分からないところを発見しやすいです。
10回ほど繰り返すことで身体に覚え込ませることができて効果的となっています。
オーバーラッピング
オーバーラッピングとは、スクリプトを見ながら音声に合わせて発音をすることです。オーバーラッピングはシャドーイングの勉強法に似ていますが、スクリプトを見ながらなのでシャドーイングが難しいと感じる場合に取り入れましょう。
目は英語を追っているので、リスニングだけでなく、長文を速く読む面でも効果的なので同時にリーディングの勉強にも繋がります。
勉強ペースは最低週1回が効果的
高校英語を勉強するとき、どうしてもリーディングを重点において勉強しがちかと思います。そこで、「どのような頻度でリスニングを勉強すべきか」が分からない受験生も多いでしょう。
もちろん、毎日勉強するに越したことはないですが、余裕がないときは「最低1週間」を目安にして勉強を続けましょう。というのも、しばらくの間英語を聞かないとせっかく勉強した内容も忘れてしまいます。
「最低1週間に一回」で、1回2時間程度の勉強時間を確保して継続していきましょう。
効果が出にくい高校英語のリスニング勉強法
一方で、一見効果がありそうだが実は短時間で効果が出にくい勉強法について見てみましょう。
英語をひたすら流す
全く効果がないことはないですが、「意味が分からずに英語をひたすら流す」勉強法はあまり効率的とは言えません。
意味が分からない英語を何回も聞いても意味が分からないのは当然ですから、きちんとスクリプトを確認して、分からない単語を分かるに変えていく勉強が必要になります。
ひたすら英語を聞けばリスニング力が上がるという幻想を捨てましょう。
海外ドラマ、海外映画、洋楽で勉強する
趣味として海外ドラマ、洋画、洋画を楽しむことはもちろんリスニング力を上げる上ではプラスになりますが、リスニング勉強の主軸に置くことはおすすめしません。
字幕で海外ドラマや洋画をたくさん見ていくとある程度英語が聞き取れるようになることもありますが、そこまでたどり着くにはなかなかの量を観ることが必要ですし、最初はネイティブレベルの英語の速さにさっぱり聞き取れないこともあります。
この勉強法は英語の基礎がほぼ固まっている中上級者向きなので、高校英語のリスニングの勉強では実は非効率なのです。
高校英語のリスニング教材の選び方
高校英語のリスニング教材はレベルに合った教材を選びましょう。具体的に「リスニング力の基礎力を固めたい場合」と「大学受験対策の場合」の2パタ―ンがあります。
リスニングの基礎力を固めたい場合
リスニング問題は単語を知っているだけでは解けません。文の構造や全体の意図を把握する力を身に付けることが大事です。
そのため、リスニングの基礎力を固めたい場合は構造を学ぶのに十分な文章量がある参考書で、詳しい解説がついているものおすすめです。
大学受験対策の場合
大学受験では、共通テストや二次試験でリスニング問題が出題されるため、きちんと大学受験に相応しい対策を行う必要です。
大学受験対策の場合は試験の出題形式に慣れることができる問題集をひたすら解いて、問題の傾向を学ぶようにしましょう。
高校英語のリスニングおすすめ教材
では最後に高校英語のリスニング対策でおすすめの勉強教材についてご紹介します。
NHK語学講座
出典:NHKゴガク
NHKの語学講座はリスニング力を鍛えるために申し分のない教材です。1年以上継続していけばかなりのリスニング力の向上が期待できます。
なかでも、「ラジオ英会話」という番組については高校生レベル向きで、社会生活での身近な話題について理解し、自分の意思とその理由を簡単に説明できることを目標としています。
難易度は少し高めですが、しっかり学習していくことで間違いなくリスニング問題を解く上での自信に繋げることができるでしょう。
また、アプリを登録することで見逃し配信も聞くことができるので、毎日の通学時間にぜひ活用してみてみましょう。
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受験英語で高得点を取るためにはリスニングの勉強は不可欠
今回は高校英語でのリスニング対策の方法についてご紹介しました。
今まではあまり重視されなかったリスニングですが、今は受験英語で高得点を取るためにはリスニング力を強化させることが不可欠になりました。
リーディングばかり勉強しているとリスニングに苦手意識がある場合があるかもしれませんが、今回ご紹介した勉強法を実践していけば効率的にリスニング力を上げることが可能ですよ。
まずは自分のレベルにあった参考書や教材を見つけることからはじめてはいかがでしょうか。
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開講コースはレベル別・目的別に150以上。その中には英文法や発音に特化したものもあり、高校生の英語学習にピッタリ!英検はじめ各種検定対策コースも。
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