洋楽を使用した勉強法は、「英語の勉強を始めたいが、どうしても続かない…」という方に特におすすめの方法です。自分の好きな音楽で学習できるので、継続しやすく、音楽だからこそのメリットもあります。今回の記事では、洋楽を使用して英語の勉強を始める方に向けて、効果的な方法とおすすめの曲をご紹介します。
この記事で分かること
洋楽で英語を勉強することで得られる効果
楽しく学べる
洋楽を使用した英語勉強の最大のメリットは、楽しく学べるということです。
語学の勉強で一番大切なのは、「いかにその言語に長く触れているか」ということです。だからこそ、継続できる勉強方法を選ぶことが重要です。
洋楽を聴くことで、特にリスニング力を鍛えることができます。リスニングは、多くの日本人が苦手としている分野ですが、その最も大きく、かつ、単純な理由が、リスニングをしている量が少ないということです。
学校の勉強はリーディングが中心で、あまりリスニングを扱っていないため、多くの日本人はリスニング勉強に割いている時間が圧倒的に足りていません。しかし、今まであまりやっていないからこそ、少しやるだけでも大きな改善が見込めます。
リスニング勉強方法というと、YouTube、オーディオブック、ニュース、映画・ドラマなどがありますが、一番気軽にできるのが洋楽です。
リスニング勉強をはじめる第一歩として、楽しく継続しやすい洋楽を使用した方法はとてもおすすめです。
英語のリズムを学べる
洋楽を使用した英語学習がおすすめな理由は、手軽さだけではありません。洋楽だからこそのメリットがあります。
その1つは、英語のリズムを学べるということです。日本人が英語を学ぶときに困ることとして、英語特有のリズムがあります。
日本語は抑揚の少ない言語なので、英語の発音をするときも、ついつい抑揚が少なくなってしまいます。リスニングの際も、弱く発音される部分の音がなかなか聴き取れません。英語を理解し、発音するためには、英語のリズムを身につける必要があります。
リズムといえば、まさに音楽です。音楽では、より強調された形で英語のリズムが学べるので、洋楽が聴ける・歌えるようになれば、英語のリズムが身についてきます。
また、英語の歌詞には、“rhyme”というものがあります。“rhyme”とは、日本語の、「韻を踏む」に対応するもので、例えば、right/might、や、deep/keep/sleepのように、同じ音で終わるような組み合わせのことを言います。
洋楽の歌詞の中には、たくさん“rhyme”が組み込まれています。“rhyme”を意識して洋楽を学べば、同じ発音をまとめて覚えることもできます。
歌詞の中のフレーズが覚えやすい
もうひとつ、歌詞の中のフレーズが覚えやすいということも大きなメリットです。
ニュースを聞いて、そのニュースを口ずさみたくなる人はいませんよね。しかし、音楽なら自然と覚えて、口ずさみたくなるという方も多いでしょう。
フレーズを暗記すると、英会話や英作文でも役立ちます。勉強として覚えようとしても暗記できないという方も、洋楽の歌詞であれば、自然と覚えられてしまうものです。
ただし、注意点もあります。洋楽の歌詞には、文法的に間違っているものや、日常会話では使わない方がいいスラングなどが含まれていることがあります。覚えたフレーズが、正しいものかどうかは、必ず確認するように気をつけてください。
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洋楽で英語を勉強する方法
自分にあった曲を選ぶ
洋楽で英語を勉強するときに大切なのは、自分にあった曲を選ぶということです。以下の3つのポイントを参考に、自分好みの曲を選んでみてくださいね。
好きな曲、好きな歌手
まず、好きな曲、好きな歌手を選ぶということです。
冒頭でも述べたように、洋楽を使用した勉強は、継続しやすいことが大きなメリットです。このメリットを享受するためには、好きな曲を選ぶのが一番です。
いくら洋楽学習におすすめの曲だと言われても、その曲が好きでもないのに無理にその曲で勉強する必要はありません。自分が好きだと思える曲を選びましょう。
あまり、洋楽は聞いたことがないという方は、後述するおすすめ曲から好きな曲を探してみてください。誰しも、一度は聞いたことがある曲をご紹介します。
好きな曲が見つかったら、同じ歌手の他の曲も聞いてみてください。そうすれば、曲選びには困らなくなります。
ゆっくりとした曲
好きな曲が良いのはもちろんなのですが、英語の勉強のためということであれば、バラードのようなゆっくりとした曲がおすすめです。なぜなら、英語力を鍛えるという観点で言うと、歌詞を聴き取ることが重要になってくるからです。
ポップスやロックのようなアップテンポな曲だと、どうしてもメロディーなどに気持ちが向いてしまい、歌詞を聴き取ることに専念しづらくなってしまいます。
また、アップテンポの曲では、速くて聴き取るのが難しいという問題もあります。
始めはゆっくりとした曲で勉強して、ある程度力がついてきてから、アップテンポの曲にも挑戦することがおすすめです。
ただし、どうしてもゆっくりの曲は好きになれない方や、ポップな音楽が好きで普段から聴いている、という方であれば、もちろんアップテンポの曲でも問題ありません。
スラングが少なく日常英語が多い曲
英語の勉強という観点で考えると、歌詞にスラングが多い曲もできるだけ避けたいです。
スラングが多い曲だと、「洋楽を聞くことで日常生活で使えるフレーズを覚える」というメリットを得づらくなってしまいます。
ポップスやロックだとスラングが増える傾向にあるので、日常生活で使えるフレーズを覚えるという観点でもバラードのような曲のほうがおすすめと言えます。
歌詞を聴き取ることを意識する
前述の通り、洋楽での学習効果を高めるためには、単に聴き流すだけではなく、歌詞を聴き取ることを意識する必要があります。
意識するといっても、と心の中で思うだけでは集中力を保つのは難しいため、ここでは、もう少し具体的な方法をご紹介します。
シャドーイングする
ひとつ目が、シャドーイングです。シャドーイングとは、音声を聴きながら、その音を追いかけるように発音していく勉強方法です。追いかけて真似するように発音することで、正しい発音やリズムに自然に合わせることができるようになります。
あまり大きな声で実施する必要はありません。口ずさむ程度の声量で十分です。まずは、歌詞を見ないで何回かシャドーイングをしてみましょう。口ずさむだけなので、作業中でも、歩きながらでも、行うことができます。
何回か、歌詞を見ないでシャドーイングをしたら、今度は歌詞を見ながらシャドーイングをしてみましょう。聴き取れていなかった部分を確認することができます。
ディクテーションする
2つ目が、ディクテーションです。これは、音声を聴いて、それを全て文字に書き起こしていく方法です。実際に書かなければいけないので、紙とペンも必要ですし、シャドーイングと比べても時間がかかります。
しかし、全て文字にすることで、聞き取れていなかった音が明確にわかります。また、書くためには単語も正確に綴る必要があるので、単語を正しく覚えるためにも役立ちます。
書くことを通して、記憶への定着率も上がります。少し大変ですが、シャドーイングだけではなく、ディクテーションも時々組み合わせることで、より効果的な学習をすることができます。
歌詞の入手方法
歌詞を見ながらシャドーイングをするためにも、ディクテーションの答え合わせをするためにも、歌詞を入手する必要があります。
YouTubeなら字幕がついているものもありますが、ついていないものもありますし、字幕が間違っているものもあるため注意が必要です。
歌詞は基本的には「曲名 歌詞」「曲名 Lyrics」などとGoogleで検索すれば、入手できます。他にも、『うたマップ.com』や『AZ Lyrics』といったサイトで入手する方法もあります。
「曲名 歌詞 和訳」などと検索することで、和訳の歌詞も入手することができます。英語の歌詞の意味がわからない部分は、和訳と照らし合わせることで意味を理解できます。
歌えるまで繰り返し聴く
自分に合った曲を選び、シャドーイングやディクテーションなどもしながら、最終的には歌詞を見ずとも歌えるようになるまで繰り返し聴きましょう。
歌詞まるごと全て覚えてしまえば、数十個のフレーズを覚えたことになります。歌詞を覚えるくらい繰り返し聞けば、正しい発音やリズムも自然と身についているはずです。
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洋楽で英語を勉強する人におすすめの曲7選
それでは最後に、どんな曲を選べばいいのか決めるのが難しいという方に向けて、おすすめの曲を7曲ご紹介します。
洋楽初心者でも聞き取りやすく、誰もが聴いたことのある名曲を厳選しました。
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Top of the World(Carpenters)
まずは、『Carpenters(カーペンターズ)』の「Top of the World」です。誰でもイントロを聴くだけで分かってしまうほどの名曲ですね。
Carpentersの曲は、「Top of the World」に限らず、ゆっくりとしているため英語を聴き取りやすく、日常会話でも使えるようなフレーズも多いです。洋楽で英語を勉強する人にはおすすめの歌手です。
Let It Go(Idina Mezel)
次に、ディズニー映画『アナと雪の女王(Frozen)』から、「Let it Go」です。
「Let it Go」に限らず、ディズニー映画というのは、子ども向けに作られていることもあり、曲も英語学習者にとっても聴き取りやすいものが多いです。
最近だと、アラジンの「A Whole New World」などもおすすめです。
All my loving(The Beatles)
『The Beatles(ビートルズ)』の「All my loving」です。こちらも、誰もが知るThe Beatlesの名曲ですね。
The Beatlesの曲は、ゆったりとしているうえに、シンプルで日常会話に応用しやすい表現が多い点も、英語学習者にとって嬉しいですね。
Bad Day(Daniel Powter)
『Daniel Powter』のデビュー曲で、ヨーロッパで大ヒットした「Bad Day」です。落ち込んでいる相手に対して、「それは単なるBad Dayだったんだよ」と励ます応援歌です。
サビの部分のテンポがよく、シンプルな英語で、自然と口ずさんでしまいます。落ち込んでいる人を励ます曲ということで、ラブソング以外の曲が良い、という方にもおすすめです。
You Raise Me Up(Celtic Woman)
『Celtic Woman』の「You Raise Me Up」です。タイトルを直訳すれば、「あなたは私を立ち上がらせる」「あなたは私を力づける」といった意味となります。ディズニーの『ライオンキング』の挿入歌としても使われています。
語りかけてくるようなゆっくりとした歌唱なので、とても聴き取りやすいですし、力が湧いてくるような曲です。
Story of My Life(One Direction)
ポップミュージックから、One Directionの「Story of My Life」です。いままでの5曲と比べると、ややアップテンポですが、速すぎず、聴き取りやすい曲です。
One Directionは2010年に結成された、イギリスの音楽グループです。いまは活動を停止してしまいましたが、アルバム『Midnight Memories』は400万枚売れ、2013年世界で最も売れたアルバムとなっています。
最近の洋楽で勉強したいという方は、「Story of My Life」から始めてみるのはいかがでしょうか。
Sk8er Boi(Avril Lavigne)
最後、7つ目もポップミュージックから、Avril Lavigneの「Sk8er Boi」です。
『Avril Lavigne(アヴリル・ラヴィーン)』は、2002年にデビューし、今なお活躍する、カナダ出身の女性シンガーソングライターです。他にも「Girlfriend」などの有名曲があります。
「Story of My Life」よりもさらに、もう一段階速いですが、発音がしっかりしているので聴き取りやすいです。今でも活躍している歌手の曲で学習したい人におすすめです。
洋楽を聴くことで楽しく効果的に英語を勉強しよう!
洋楽を聴くことは、楽しみながらリスニング力を鍛えることができ、フレーズも覚えることができる勉強方法です。単に聴くのではなく、自分に合った曲を選び、歌詞を聴き取ることを意識すれば、より効果的な勉強となります。
まずは、ゆっくりとした曲を選んで、歌えるようになるまで繰り返し聴いてみましょう。1曲習得したら、2曲目、3曲目…と積み重ねていくうちに洋楽を歌えるようになりながら、英語力を高めることができます。
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