レシピーは、英語の4技能をすべて伸ばせるオールインワン型の学習アプリで、スマホさえあればいつでもどこでも英語を学べます。
教材は、BBC WorldやThe Japan Timesなどをはじめとする英語ニュースで、世界のリアルな情報に触れながら、実践的な英語を学ぶことができます。
無料プランのほかにも、有料プランではオンラインレッスンが受けれるなど、使える機能が多くなります。
洋書は読んでみたいけれど、いわゆる「読書」をする時間はない方は、「耳を使って」の「ながら読書」はいかがですか?オーディオブックは、最近人気上昇中の、音声データの入ったコンテンツです。
今回は、おすすめのオーディオブックサイトと、おすすめのオーディオブックをレベル別にご紹介します。
オーディオブックとは
オーディオブックとは、その名の通り、書籍を朗読した音声データが入ったコンテンツです。利用中も両手が自由になるため、通勤途中や家事の合間などの隙間時間に「ながら読書」をするにはぴったりのツールです。
オーディオブックを聴くことは、英語のリスニングの練習になるだけでなく、スクリプトを確認しながら進むことでリーディングの練習にもなります。
ただ、「ながら読書」といわれているように、オーディオブックを使った英語の学習は、「机に向かって勉強する」というよりも、「楽しく隙間時間に読書をしよう」というコンセプトです。
今回ご紹介するサイトや本も、「楽しみながら」聴くことのできるものを集めていますので、ぜひ「楽しみながら」聴く読書を始めてみてください。
英語のオーディオブックの選び方
オーディオブックは、いつでもどこでも繰り返し聴くことができるので、手軽に英語のリスニングができる点がメリットです。
しかし、自分のレベルに合っていない本を聴き始めると、結局何を言っているのか理解できずにストレスがたまります。あるいは面白くないから途中で止めてしまうこともあるでしょう。これでは、英語学習の効果はあまり得られません。
オーディオブックでの「ながら読書」を無理なく続けるのに大切なのは「楽しい!」という気持ちです。
そのために、以下の3つの点に注意ながら、本を選ぶことをおすすめします。
自分のレベルに合ったものを選ぶ
まずは、自分のレベルに合った本を選びましょう。目安としては、8割程度は問題なく理解できる本が良いでしょう。
そのくらい理解できると、途中で挫折することも少なく、「聴くことが楽しい!」と感じながら、無理なく聴き進めることができるでしょう。
繰り返し聴くことで、最初は聴き取れなった単語や、分からなかった単語も、だんだんと理解できるようになるはずです。そう感じたら、少しずつレベルアップしてみましょう。
興味のあるものを選ぶ
興味のある本や好きな本を選びましょう。日本語でも読まない本は、英語で聴いても面白くないですよね。
英語の勉強は継続が大事と、一般的にはいわれています。オーディオブックを使った学習も同様で、まずは継続して聴くことが大切です。そのためにも、「次も知りたい」という気持ちを持ちながら読める本を選びましょう。
最初は日本語で読んだことがあるものを選ぶ
日本語で読んだことがある本であれば、取り掛かりやすいでしょう。すでに内容を知っていますので、聴き取れない単語が出てきても、頭の中で補いながら聴き進めることができるはずです。
【無料あり】オーディオブックサイトおすすめ5選!
無料体験ができるもの、無料で利用できるものもありますので、自分にあったサイトを選んでみましょう!以下の5つのサイトにはアプリもあります
Audible
・画像引用:App Store
Amazonが提供するのが『Audible』です。
40万冊以上を配信している『Audible』は、月額1,500円で会員になると毎月1コイン付与され、そのコインで好きなタイトルを1冊購入できます。2冊目以降は30%OFFで購入可能です。
すべてのオーディオブックに、5~10分間の「サンプルを聴く」機能がついており、ナレーターの声や内容を確認したうえで購入することができるため、自分好みの本を選ぶことができますよ。
一度購入した本は、退会後も聴き続ける(持ち続ける)ことができます。
そして、『Audible』の特筆すべき点は、購入後であっても、ナレーターの声に馴染まなかった場合や、思っていた内容と違っていた場合など、返品することができる点です。
返品した場合は、購入時に使ったコインが戻ってきますので、別のオーディオブックを購入することができます。
また、再生速度を変えることができるのも特徴のひとつです。聴き取れなかった箇所をゆっくり聴いて確認することもできますし、倍速で聴いて時短読書をすることも可能です。
倍速で聴いて耳を慣らした後に通常の速度に戻すと、通常速度なのにゆっくりとした速度に聴こえるため、英語のスピードに慣れる練習方法としても使えます。
ちなみに、Audibleで購入できるのは音声データのみですので、テキスト(スクリプト)も購入したい方は、Amazonで同一タイトルの洋書を買うと良いでしょう。洋書は紙で買うと高価なこともあるため、費用を抑えたいのであれば、Kindle本の購入をおすすめします。
なお、最初の月は無料のキャンペーンを実施中です。1冊無料で聴けますので、興味のある方はぜひ試してみてください。
Loyal Books
・画像引用:App Store
『Loyal Books』は「トム・ソーヤの冒険」や「不思議の国のアリス」といった著作権切れとなった、名作7,000冊以上もの洋書を、無料で聴くことができるサイトです。
HPやアプリ紹介ページはすべて英語で書かれていますが、人気順やジャンル別などの検索は簡単にできますし、名作ばかりなので、タイトルを見れば「あの本か」と気づくことが多いでしょう。
それぞれの本のあらすじとレビューも閲覧できますので、まだ読んだことのない本や気になる本は、確認してから選んでみてください。
『Loyal Books』は、音声が無料で聴けるだけでなく、テキスト(スクリプト)も無料でダウンロードできますので、とにかく無料で始めたい方や、文章を確認しながら聴きたい方におすすめです。
Librivox
・画像引用:App Store
『Librivox』も著作権切れの作品を無料で聴くことのできるサイトです。収録されているオーディオブックの数は20,000冊以上です。
ジャンルは「子供用」「フィクション」「ノンフィクション」の3つに大まかに分かれています。そこから「冒険もの」「学園もの」「科学」というように分かれていきます。
HPやアプリ紹介ページはすべて英語で書かれていますが、検索操作自体はそれほど難しくないでしょう。
『Librivox』ではテキストは配信されていませんが、『Gutenberg』という、こちらも著作権切れの洋書を電子化して公開しているサイトで同じタイトルのものを検索すれば、テキストを確認することができます。
なお、ボランティアが朗読しているため、アクセントはさまざまです。Accents Tableというページから朗読者名とそのアクセントが確認できます。朗読者のアクセントの違いを感じてみたい方にはおすすめのサイトです。
Storynory
・画像引用:App Store
子供向けの物語を聴くことができるのが、『StoryNory』です。「グリム童話」や「オズの魔法使い」などの名作以外にも、オリジナルの話もたくさんあり、7,000冊以上の本を無料で聴くことができます。
イギリスのサイトなので、イギリス英語での朗読となりますが、子供向けですので、とてもゆっくりと朗読してくれます。初心者でも聴き取りやすいのが特徴です。
挿絵とともにテキストも確認できます。また、それぞれの話は短いため、初心者でも飽きずに聴くことができます。
大人でも、英語を勉強し始めたばかりの人にはおすすめのサイトです。
Audiobook.jp
・画像引用:App Store
『Audiobook.jp』は、日本最大のオーディオブック配信サービスを提供しているサイトです。受験対策本やNHKの語学コンテンツなど日本語で書かれた英語の参考書や英会話本の音声が豊富なのが特徴です。
日本語の本が題材ですので、音声にも英語に加え、日本語訳や日本語の説明が含まれています。日本語の音声も聴くことができるので、全編英語のオーディオブックに比べて、気負わず気楽に聞くことができます。
「キクタン」や「ターゲット」などの受験英語本も配信されているため、もう一度基礎から英語を勉強し直したい方にもおすすめです。
また、英語で読まれた物語も収録されています。「ピーターパン」などの外国の名作に加え、「桃太郎」や「走れメロス」など、日本語が題材の物語も英語で聴くことができます。
馴染みのある物語ばかりですので、リスニングが苦手な方であっても、聴き取れない箇所を知識で補いながら、聴き進めることができるでしょう。
物語はレベル別に検索できるようになっていますので、慣れてきたらレベルアップしていきましょう。
料金プランは購入した分だけ支払う「通常会員」、対象のオーディオブックが月額750円で聴き放題の「聴き放題プラン」、月額500円~30,000円の「月額会員」の3つから選ぶことができます。
2020年8月現在、「聴き放題プラン」が30日無料で試せるキャンペーン中です。
【レベル別】英語のオーディオブックおすすめ8選
それでは、おすすめのオーディオブックをレベル別にご紹介します。
初心者向け3選
初心者には、聴き取りやすく、理解しやすい内容のものがおすすめです。
Who Moved My Cheese?
・画像引用:Audible
『チーズはどこへ消えた?』はAmazonでもベストセラーとなったビジネス書です。ビジネス書とはいっても、難しい内容ではなくシンプルな物語調ですので、初心者でも読みやすいでしょう。
Audibleでは、日本人に馴染みのあるアメリカ英語で、はきはきと朗読されており、初心者でも聴きやすいと評判です。約1時間40分の作品となっています。
簡単な英語が使われているため聴き取りやすく初心者におすすめの1冊です。
Frog and Toad
・画像引用:Andible
小学校の教科書にも載っている、「がまくんとかえるくん」シリーズのオーディオブックです。
Audibleでは、「Frog and Toad Are Friends(ふたりはともだち)」「Frog and Toad All Year(ふたりはいつも)」「Frog and Toad Together(ふたりはいっしょ)」「Days with Frog and Toad(ふたりはきょうも)」の4話が入って、約1時間30分の作品となっています。
しかも、Audibleのナレーターは、作者のArnold Lobelです。作者自らが、ユーモアと魅力たっぷりに4つの話を読んでくれますよ。優しい語り口調に、初心者も話に引き込まれることでしょう。
The Little Prince
・画像引用:Audible
子供だけでなく大人をも魅了する「星の王子様」も、オーディオブックで聴くと本で読むのとはまた一味違う感覚を味わえます。
Audibleでは約2時間の作品ですが、各登場人物の声に特徴があり、ナレーターの声も聴き取りやすいため、最後まで楽しむことができる作品となっています。
中級者向け3選
オーディオブックを使ってのリスニングにも慣れてきて、英語も中級クラスになってきたら、少し長めで語彙量も多いオーディオブックに挑戦してみましょう。
Charlie and the Chocolate Factory
・画像引用:Audible
ジョニー・デップがウィリー・ウォンカを演じたことでも話題となった「チャーリーとチョコレート工場」も、オーディオブックで聴くことができます。
Audibleでは約3時間20分の作品です。テンポよく話が進むため、初心者向けの作品よりも若干朗読スピードは速いように感じますが、中学生英語レベルの簡単な英語で書かれているのでストレスなく最後まで聴くことができるでしょう。
映画を見てからオーディオブックを聴くとその情景が目に浮かぶため、より物語に入り込みやすいでしょう。
なお、この本を書いたRoald Dahlは他にも多くの子供向けの作品を書いています。どれも奇想天外な楽しい内容です。オーディオブックになっているものも多数ありますので、気になる方は「Roald Dahl」で検索してみてください。
Flowers for Algernon
・画像引用:Audible
「アルジャーノンに花束を」は、映画やドラマにもなっているので、見たことがある方も多いのではないでしょうか?60年以上も前に発表された作品ですが、今でもAmazonでベストセラーとなっている、世界中が涙した作品です。
Audibleでは 約8時間30の作品です。主人公のチャーリーが書く経過報告という形で物語が進みます。長い再生時間は長いですが、朗読スピードは比較的ゆっくりのため聴きやすく、使われている英語も中高生レベルの英語のため理解しやすいです。
Factfulness
・画像引用:Audible
タイトルの「Factfulness」は、“思い込みを捨てて、事実やデータに基づいて正しく世の中を見ましょう”ということです。日本語訳の書籍は、2020年上半期ビジネス書ランキングで1位を獲得した今話題のビジネス書です。
原書である洋書は、ビル・ゲイツなどが大絶賛したといわれている良書です。それがAudibleでは約8時間で聴くことができます。
分かりやすい英語で聴きやすい朗読ですが、洋書にはグラフやイメージも多く掲載されているため、より理解を深めるためには洋書を読みながら聴くことをおすすめします。
英語も勉強して、知見も広めたいビジネスパーソンにはおすすめの一冊です。
上級者向け2選
こちらの2冊は、内容も濃く、朗読スピードもネイティブ並みになりますが、さらに英語力を伸ばしたいと考えている方にはおすすめです。
Harry Potter and the Philosopher’s Stone, Book 1
・画像引用:Audible
あのハリーポッターシリーズもオーディオブックで聴くことができます。今回ご紹介するのは、第一巻「ハリー・ポッターと賢者の石」ですが、『Audible』では全作品(第7巻まで)配信されています。
なお、Audibleでは第1巻は、約9時間30分です。イギリス英語のナレーションですが、綺麗な発音のため聴き取りやすく、会話部分は感情を込めて呼んでくれるため、想像力を掻き立てられ、話の内容に引き込まれることでしょう。
英検準1級レベルでも知らない単語が出てくることもありますが、複雑な文法はあまりありません。
映画などでもお馴染みのハリー・ポッターシリーズですが、原作を聴くとまた一味違った世界に浸ることができるでしょう。
Sapiens
・画像引用:Audible
全世界でベストセラーとなっているこちらの本も、Audibleで聴くことができます。なお、日本語訳の書籍は2017年のビジネス書大賞を受賞しています。内容はホモ・サピエンスの誕生から現在までを、壮大なスケールで描く長編歴史書です。
Audibleでは、約15時間20分の長編です。ナレーションはイギリス英語ですが、きれいな聴きやすい英語です。
学術的用語も多用されているため、歴史に対する英語の基礎知識がある状態で聴くか、一度日本語訳の書籍を読んでから聴くとより理解しやすいでしょう。
一歩進んで!英語のオーディオブックを使ったおすすめの勉強方法
最後に、オーディオブックを使った効果的な勉強法をご紹介します。
オーディオブックを何度も聴いてリスニング力を鍛えよう
同じオーディオブックを何度も聴きましょう。一度目は意味が分からなくても、何度も聴くうちに耳も慣れ、聴き取れるようになっていきます。
最初は、英語を聴きとることに必死なため、かなりの集中力が必要になるでしょう。集中力が途切れた状態で英語を聴き続けても、あまり意味がありませんので、まずは15分を目安に聴き始めましょう。隙間時間を上手に使うと良いですよ。
スクリプトで不明点を解消しよう
聴きとれなかった箇所をスクリプトや英語の原書で確認すると、より効果的です。スクリプトを確認することで、自分の理解は正しいのか確認できますし、何が聴き取れなかったのか知ることができます。
おすすめは、聴く→読むことを繰り返すことです。聴き取れなかった部分を読んで理解し、再度聴くことを繰り返していけば、どんどん理解が深まるでしょう。
シャドーイングの練習もおすすめ
シャドーイングは、英語を聴きながら、それを真似て発音する練習です。リーディング力とリスニング力を劇的に向上させる方法として注目されている勉強方法です。
シャドーイングする箇所は、好きな部分など数ページで構いません。最初は1センテンスから始めても良いです。慣れてきたら、1分を目途にシャドーイングをしてみましょう。
スラスラとシャドーイングができるようになったら、次のセンテンスにうつりましょう。何回も連続して練習するよりも、日にちをあけて同じ文章を練習する方が記憶に定着しやすいため、おすすめです。
なお、初心者や中級者は、テキストを用意したうえでシャドーイングすることをおすすめします。間違った英文をシャドーイングしても意味がありません。英文を確認したうえでシャドーイングすると良いでしょう。
英語のオーディオブックで耳から英語学習を!
英語力向上のポイントは、「継続すること」です。隙間時間にオーディオブックを聴いて、楽しみながら英語力を向上させてみませんか?今回ご紹介したサイトやなどを参考にして、「聴くことが楽しい!」と思えるようなオーディオブックを見つけてください!
レシピーは、英語の4技能をすべて伸ばせるオールインワン型の学習アプリで、スマホさえあればいつでもどこでも英語を学べます。
教材は、BBC WorldやThe Japan Timesなどをはじめとする英語ニュースで、世界のリアルな情報に触れながら、実践的な英語を学ぶことができます。
無料プランのほかにも、有料プランではオンラインレッスンが受けれるなど、使える機能が多くなります。