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TOEFLとIELTSの違いや難易度を徹底比較!受験するならどっち?

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留学に必要な試験といえばTOEFLとIELTSが有名です。どちらも英語能力を証明する試験ですが、違いもあります。この記事では、TOEFLとIELTSの特徴や、違いを比較してご紹介します。

受験を予定している方はぜひ参考にしてください。

目次

TOEFLとIELTSの基本情報をチェック

まずはTOEFLとIELTSの基本情報からお伝えします。

TOEFLの基本情報

TOEFL(Test of English as a Foreign Language、トーフル)はアメリカ発祥の試験。4技能を総合的に測定する英語能力試験です。

アメリカの教育機関が主催しており、日本では、ETS Japanが運営しています。

北米を中心とした大学への留学や進学を目指す人を主な対象としていますが、現在では、160ヶ国、12,000以上の大学や教育機関で、入学選考の基準などに利用されています。

TOEFLには以下の5つの種類のテストがあります。

  • TOEFL iBT®テスト:個人で受験できるテスト
  • TOEFL iTP®テスト:教育機関や行政機関などの団体向けのテスト
  • TOEFL® EssentialsTMテスト:自宅受験型のテスト。アカデミックとノンアカデミック​領域における基礎的な英語習熟度を測定
  • TOEFL Junior®テスト:中高生対象のテスト。「読む」「聞く」の2技能を測定
  • TOEFL Primary®テスト:小中学生対象のテスト

この記事では、多くの人が受験する、TOEFL iBT®テストについて紹介します。

IELTSの基本情報

IELTS(International English Language Testing System、アイエルツ)は、イギリス発祥の試験。

ブリティッシュ・カウンシル、IDP Education、ケンブリッジ大学英語検定機構が共同で運営しており、日本では、公益財団法人日本英語検定協会など複数の団体がIELTS公式テストセンターとして活動しています。

140ヶ国、11,000以上の教育機関で採用されており、特にイギリスや、イギリスと歴史的に関係の深いオーストラリア、カナダなどへの留学や移住申請に最適なテストです。

近年では、アメリカでもTOEFLに変わる試験として採用する教育機関も増えてきています。

テストには以下の2つのタイプ(モジュール)があります。

  • アカデミック・モジュール:大学への留学、英語圏で看護師や医師登録申請をしたい方向けのテスト
  • ジェネラル・トレーニング・モジュール:英語圏で学業以外の研修を予定している方や移住申請をされる方向けのテスト

今回は、アカデミック・モジュールについて紹介します。

TOEFLとIELTSの違い

まずは、TOEFLとIELTSの違いを簡単に表で説明します。

IELTSは複数の団体が日本で運営しているため、試験日程や試験会場、受験料に幅があります。詳細は、申し込む団体のHPなどで確認してください。

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TOEFL(TOEFL iBT®テスト)IELTS(アカデミック・モジュール)
試験の目的英語圏:北米への留学英語圏:欧州への留学
試験内容アカデミックな内容日常英語+アカデミックな内容
試験形式コンピューター
(会場に付いた順から試験開始)
・コンピューター版(試験は一斉に開始)
・ペーパー版
試験日程月に数回~十数回(年間で80回以上)月に十数回(運営先による)
試験会場・全国約50都市
・自宅受験も可能
・全国十数都市(運営先による)
・自宅受験も可能(スコアはオンラインでの確認のみ)
解答の仕方・リーディングとリスニングは選択問題
・ライティングは記述式
・スピーキングはマイクに向かって録音
・リーディングとリスニングは選択問題と記述式
・ライティングは記述式(上記3つの筆記テストは同日に実施)
・スピーキングは面接官との対面式(筆記テスト同日又は前後数日以内に実施)
採点方法4つのセクション(各30スコア)の合計点が総合スコア各セクション1.0から9.0のバンドスコアで表示。総合スコアは各セクションの平均をオーバーオール・バンド・スコアとして表示。
受験料$245(1ドル=147円換算で約36,000円)25,380円~(運営先による)
試験時間約3時間約3時間

次の項目で、それぞれの違いの詳細を説明していきます。

TOEFLとIELTSの違いその1|試験の目的

TOEFLもIELTSも英語能力を測るための試験ですが、TOEFLは北米の大学へ留学する際に、IELTSはイギリスやイギリスと歴史的関係が深い国(カナダやオーストラリア、ニュージーランドなど)の大学へ留学する際に使われることが多いです。

大学側がどちらかのスコアの提出を指定している場合もあるので、留学先への出願に用いる際には、留学先の大学の出願要項を確認しましょう。

TOEFLとIELTSの違いその2|試験内容

TOEFLもIELTSも英語の4技能を測定する試験ですが、TOEFLの方がアカデミックな内容を問う問題が多く出ます。

文系・理系問わず、幅広いテーマから出題され、英語圏の大学1年生や2年生が学ぶ一般教養科目を網羅しているので、専門用語も出題されます。

IELTSでもアカデミックな内容は出題されますが、加えて一般向けに書かれた新聞や本の抜粋も出題されます。

リスニングの英語の発音にも違いがあり、TOEFLはアメリカ発祥の試験ということもあってアメリカ英語が中心なのに対し、IELTSはイギリス発祥なので、イギリス英語やオーストラリア英語が中心です。

4技能の試験概要を下にまとめました。

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TOEFLIELTS
リーディングアカデミックな長文読解書籍などからの抜粋や、学術的なトピックに関する問題
リスニング音声を聞き終わった後に問題に答えるアカデミックな内容+キャンパス内での対話音声を聞きながらの解答アカデミックな内容や日常生活における会話文
ライティング読んで聞いた内容の要約自分の意見をまとめるデータやグラフの分析自分の意見をまとめる
スピーキング授業やキャンパス内での場面を想定した問題コンピューターに向かって会話し、マイクで回答を録音日常の話題や出来事に関する問題面接官と1対1のインタビュー

TOEFLとIELTSの違いその3|試験日程と試験会場

TOEFLもIELTSも全国各地の会場で試験が実施されています。

TOEFLは年間50日程度。午前に開始されるテストと午後に開始されるテストがあり、午前と午後を合わせると年間で80回以上実施されています。

TOEFLは会場に着いた人から試験を始めていくため、同じ試験会場内でも進度はバラバラです。そのため、他の受験者の声も聞こえます。

耳栓の持参が許可されているので、気になる方は持って行きましょう。なお4技能は同日に試験します。

IELTSは複数の団体が運営しているので、受験日程が多いのが特徴です。コンピューター版とペーパー版の2種類から選ぶことができ、どちらも会場に行って受験します。

IELTSは一斉に試験が開始されます。リーディング、リスニング、ライティングは同日で試験しますが、スピーキングは別日の場合もあります(同日の場合もあり)。

なお、TOEFLもIELTSも、どちらも自宅でオンラインで受験することが可能です。

注意点としては、TOEFLは自宅受験も公式スコアとして認められますが、IELTSは公式なものとしては利用できない場合があること。

IELTSが公式スコアとして利用できない理由は、IELTSを自宅受験した場合は紙の成績書が発行されず、オンラインでの結果閲覧のみであり、オンライン結果は公式なものとして利用できない、とされていることによります。

一方で、IELTS オンラインの成績を認めている教育機関もあるため、受験前に、スコア提出先機関がオンラインスコアを認めているかを確認してから受験しましょう。

TOEFLとIELTSの違いその4|解答の仕方

TOEFLのリーディングとリスニングは選択式、IELTSは選択式と記述式で、ライティングはどちらも記述式です。

ライティングはTOEFLはタイピング、IELTSのコンピューター版もタイピングですが、ペーパー版は紙と鉛筆で解答します。

大きな違いはスピーキングです。TOEFLは、パソコンに向かってマイクを通して答えを吹き込みますが、IELTSは試験管と一対一での面接です。

そのため、IELTSは筆記試験とは別日にスピーキングの試験が設定されることもあります。

TOEFLとIELTSの違いその5|採点方法

特にライティングとスピーキングセクションの採点方法に違いがあります。

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TOEFLIELTS
ライティングe-rater®という自動採点システムも併用しながら、米国ETSの訓練を受けた採点官が採点4つの評価基準(質問に適切に答えているか、一貫性はあるか、語彙力、文法力)に基づいて採点
スピーキング録音された音声をSpeechRater®という自動採点システムを併用しながら、米国ETSの訓練を受けた採点官が採点面接をした試験管が4つの評価基準(流暢さと一貫性、語彙力、文法力、発音)に基づいて採点

TOEFLは4つのセクション(各セクション30点満点)の合計点が総合スコアになります。

一方、IELTSは4つのセクションのスコアは0~9.0点の0.5点刻みで表示されます。オーバーオールスコアは4つのセクションの平均点なので、0~9.0点で出ます。

TOEFLとIELTSの共通点|試験時間やスコアの有効期間はほぼ同じ

TOEFLとIELTSには共通点もあります。

試験時間はどちらも約3時間、スコアの有効期間も2年と同じです。

スコア確認にかかる日数もほぼ同じです。TOEFLはテスト日から4~8日後、IELTSはコンピューター版は3~5営業日後です(なお、IELTSペーパー版は13日後になります)。

受験費用は、1ドル100円前後のときは、TOEFLは$245=24,500円、IELTSは25,380円とほぼ同じですが、円安の場合はTOEFLの方が受験料は高くなっています。

TOEFLとIELTS|難易度に違いはある?

受験者にとって一番気になるのが難易度ですが、TOEFLとIELTSの難易度に差はありません。試験内容の違いからその理由を説明します。

たとえば、リーディングセクション。

TOEFLはアカデミックな内容で専門用語も出題されます。一方IELTSは専門的なトピックよりも、一般向けに書かれた新聞記事や本の抜粋のため、TOEFLに比べると読みやすいです。

そのため、単語の難易度はTOEFLの方が高いと言えます。

それならば「リーディングはTOEFLの方が難易度が高いのか?」というとそういうわけでもありません。

TOEFLの文章量は比較的少なく、問題は選択式であるのに対し、IELTSは文章量が多く、記述式も出題されます。

IELTSは速読力も必要ですし、スペルにも気を付けなければいけないため、高得点を取るという意味ではリーディングの難易度に両者違いはありません。

リスニングも同様です。問題の内容はTOEFLの方が難しいですが、選択問題や並び替え問題なので、おおよその流れが理解できていれば正答できます。

一方IELTSは、内容としては身近な話題かもしれませんが、書き取り問題も出題されるため、正確に聞き取りスペルも正確に書く必要があります。

そのため、リスニングセクションでの点の取りやすさにも違いはないと言えます。

このように、各セクションで出題傾向や解答方式に違いはありますが、全体としてみると両者の難易度に違いはないと言えるでしょう。

TOEFLとIELTSのスコア換算表(目安)

TOEFLとIELTSのスコアを換算するには、文部科学省の下記サイトが参考になります。

TOEFLIELTS
95-120 8.5-9.0
7.0-8.0
72-945.5-6.5
42-714.0-5.5
3.0
2.0

参考サイト:各試験団体のデータによるCEFRとの対照表(2016/3/25版)|文部科学省作成

別の換算表もありますので、かならずしも上記表が正確というわけではありません。大学によっても異なります。

例えば、提出するスコアの最低基準がTOEFL100点、IELTS6.0という大学もあるため、上記換算表はあくまでも目安としてとらえてください。

TOEFLとIELTS|受験するならどっち?

難易度は両者で差がないことは先ほどお伝えしました。そうであれば、どちらを受験した方が良いのでしょうか?

目的で選ぶ

どちらを受験しようか迷ったときは、スコアの利用目的で選ぶことをおすすめします。

志望校が決まっている場合はその大学の募集要項に沿ったものを、まだ確定していない場合は、次で説明するように、アメリカ留学=TOEFL、イギリス留学=IELTSを参考にしてください。

アメリカに留学・進学する方はTOEFLがおすすめ!

TOEFLはもともとアメリカ発祥の試験ということもあり、アメリカへ留学・進学する予定であればTEOFLの受験をおすすめします。

90%のアメリカの大学は、IELTSよりもTOEFLの方を好むと回答したというデータもあるくらい、TOEFLが一般的です。

実際、TOEFLの試験内容もアメリカの大学の講義レベルの内容なので、留学前の良いトレーニングにもなるでしょう。

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教室に通ってのマンツーマンレッスンもありますが、同じ内容をZoomを通してオンラインで受講可能1レッスン(55分)当たりの料金は8,000円〜で、4技能全てに対してマンツーマン指導を受けることができます。

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イギリスに留学・進学する方はIELTSがおすすめ!

イギリスに留学・進学するのであればIELTSがおすすめです。イギリス発祥の試験であり、イギリス英語が用いられているため、実用的です。

最近では、アメリカの大学でもIELTSを採用するところが増えてきましたが、依然一部の大学では利用できないので、大学へ出願する際は注意してください。

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バークレーハウス語学センターは、民間企業として初めて公式IELTSテストセンターを開設した実績のあるスクールです。さまざまなコースがありますが、なかでもIELTSコースは評判が良くIELTSに特化したスクールとして知られています。

その理由は、IELTS満点を取った講師の作った独自のカリキュラムによって、本気で取り組めば数か月という短期間で確実に成果を上げることができるからです。

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国内の大学へ進学する方はTOEFLがおすすめ!

帰国して国内で試験結果を利用する場合は、TOEFLの受験がおすすめです。IELTSよりもTOEFLを採用している大学が多いため、志望校が決まっていない場合はTOEFLを受験しておいた方が無難でしょう。

TOEFLとIELTSの違いを知って受験してみよう!

このように、TOEFLとIELTSにはさまざまな違いがあります。どちらが良い、どちらの点数が取りやすいとは一概には言えないため、留学先の地域や大学などを考慮して受験すると良いでしょう。

違いを知って、それぞれの試験に適した対策をし、スコアアップを目指してください。

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