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試験官と1対1で行われるIELTSのスピーキング。スピーキングは答えがひとつではないため「IELTSのスピーキング対策はどうしたら良い?」とお悩みの方も多いでしょう。
この記事ではIELTSのスピーキング対策方法をパート別にご紹介します。
IELTSスピーキングの概要
まずはIELTSのスピーキングの概要からご説明します。
テスト形式は2種類
IELTSの受験方法は2つ。ペーパー方式とコンピューター方式です。
ペーパー方式は紙と鉛筆で行う方法のこと。一方コンピューター方式はパソコンで行います。
スピーキングテストはそのどちらであっても試験管と1対1の面接形式です。ペーパー方式は対面で、コンピューター方式はビデオコールにて面接を行います。
ビデオコールとは、高画質のビデオ通話を通じて行うスピーキングテストで、試験官がビデオコールシステムを通して面接します。
リアルタイムに双方向の対話形式で行いますが、試験内容や採点基準などは従来のペーパー方式と同様です。
テストは3つのパートで構成
IELTSのスピーキングテストは3つのパートで構成されています。
パート1:自己紹介(4~5分)
試験官に自己紹介するパートです。本人確認も目的としています。試験官からは家族構成や趣味、仕事など一般的な質問がされます。
パート2:スピーチ(3~4分)
試験官からトピックカードを渡され、そこに記載されたテーマについてスピーチします。準備時間は1分。紙と鉛筆も渡されるので、考えをメモすることもできます。
カードにはスピーチする際に触れるべきポイントなどが記載されているので内容検討の際に考慮しましょう。
その後1~2分でスピーチをします。試験官からそのテーマについていくつか質問もされます。
パート3:ディスカッション(4~5分)
パート2のテーマに関して自分の意見が求められます。質問に対して回答してから、理由→具体例を述べると良いでしょう。
IELTSスピーキングテストの評価基準
IELTSスピーキングテストには明確な評価基準があります。
- 流暢さと一貫性
- 語彙力
- 文法知識と正確さ
- 発音
この4つの評価基準をもとに、バンドスコア0~9がつけられます。この評価基準から分かるのは、基本的には「答えた内容」については評価の対象となっていないこと。あくまでも「英会話力」「英語の使い方」を評価するための基準となっています。
どの能力がどの程度のときにどのバンドスコアになるのかは、下記公式サイトから確認できます。
IELTSスピーキングテスト|パート別の対策方法
それでは具体的な対策方法をパート別にご紹介します。
パート1対策
パート1は自己紹介と受験者自身のことを説明するパート。質問される内容も仕事だったり趣味のことだったり、よくある質問内容なのでパート2や3よりは簡単と言えます。
だからこそ流暢さや文法の正確性に気をつけましょう。
特に、スピーキングテストの一番初めのテストなので、パート1の受け答え方によって審査官の印象やパート2以降の難易度が変わる可能性があります。
「簡単な内容だから…」と気を抜かずに、しっかりと自分の英語力の高さを示すことが大切です。
その1|結論を先に答える
パート1の対策方法その1は、「結論を先に答える」ことです。
たとえば「What are you studying?」と聞かれたのに「I’m studying math…」と結論を先に答えずに、「I love math and …」と答えるのはNG。これでは質問からズレてしまいます。
「何を勉強しているのですか?」という質問に対しては、まず初めに「数学です。」と答えてから、「いつから学習しているのか、どこで学習しているのか、どのような内容を学習しているのか…」と答えを補う情報を追加していきましょう。
ひとつの質問に対して、2~3文で回答すると良いでしょう。
その2|事前に答えを準備しておく
パート1の質問内容はある程度限られているため、事前の準備が可能です。
自己紹介で使えるフレーズや、自分の情報を伝える文章を作っておくと良いでしょう。その際、シンプルな文法や「very good」などの簡単な単語しか使っていないとスコアが伸びにくいです。
例えば「What is your favorite animal?」との問いに対して、「Dogs are my favorite animal because they are cute.」とだけ答えるよりも、「Dogs are my favorite animal because they are cute and therapeutic.」と「therapeutic」という単語を使って答えると、スコアが伸びやすいでしょう。
パート1は事前準備ができるからこそ、レベルの高い単語を使ったりして語彙力をアピールすると良いでしょう。
パート2対策
パート2は、トピックカードと鉛筆、メモ用紙が渡されて、カードに記載されたテーマでスピーチします。
その1|問題文をよく読む
パート2の対策ポイントその1は、まずトピックカードをよく読むこと。
たとえば、「Describe a famous person you like or admire.」とトピックカードに記載されているのに、友達のことを話すのはNGです。
「問題に答えていない」とみなされていまいます。この場合は、身近な人ではなく「有名人」について話しましょう。
トピックカードにはスピーチで触れるべきことも記載されていますので、漏れなく触れるようなスピーチ構成にしましょう。
その2|話を広げる
1~2分でスピーチするためには、話を広げる必要があります。話が続かず短い時間で終わってしまうとハイスコアを取りづらいため、ひとつの回答に対して、自分の意見や経験など+αの情報を盛り込むようにしましょう。
文法に多少の間違いがあっても、色々なフレーズで話ができる方がスコアアップは狙えます。実際に時間を測って練習すると良いでしょう。
「話すぎているかも…」と感じるくらいがちょうど良いボリュームかもしれません。
パート3対策
パート3はパート2で出題されたテーマに関するディスカッションを行います。
パート2のときよりも掘り下げた内容の質問をされ、意見も求められるので、苦手とする受験者が多いパートです。
どのような質問がされるか予想するのが難しいパートですが、主張の展開方法を身につけることで対策が可能です。
その1|一般論を話す
意見について求められたら、自分の意見を論じるよりも一般論を話す方が良いとされます。質問に回答してから→理由→具体例の順に話を展開するのがポイントです。
一般的な視点から答えるため「I」よりも、「people」「they」「we」などを主語にして答えましょう。
暗記した文章だけでは答えられない場合も多いため、過去問などを確認してしっかりと練習しておくことをおすすめします。
その2|内容は作り話でもOK
評価基準でお示ししたように、話す内容については評価されません。そのため、少し話を盛ったり、作り話をしたりしてもOK。主張内容に論理性があることと、一貫性があることが大切です。
IELTSスピーキングテスト|スコアアップのポイント
IELTSの公式サイトでは、スコアアップのためのポイントを紹介しています。自信を持ってスピーキングテストを受けるために、日頃から下記ポイントを意識して練習しましょう。
その1|笑顔で話そう
笑顔で話しましょう。
笑顔で話すと試験官に好印象です。おどおどしたり小さな声で話したりすると、せっかく正しい文法を使っていてもスコアアップにつながりにくいです。
IELTSスピーキングテストは、「英会話力」「英語の使い方」を評価するための試験であり、話す内容の良し悪しを評価するものではありません。友達と話すような感じで、リラックスした状態で話しましょう。
その2|ナチュラルスピードでハッキリ話そう
試験官に伝わるように、ナチュラルスピードでハッキリ話しましょう。
評価基準には「流暢さ」もあるため早口はNG。単語や文法を間違って発音してしまうことがあります。
一方で「アクセント」は評価基準に入っていないため、ナイティブのような発音は求められていません。訛りがあっても大丈夫です。
「アクセント」よりも「正しい発音」を覚えましょう。特にLとRの発音の違いや、th、wなどの発音、和製英語の発音などには気を付けましょう。
その3|パラフレーズしよう
パラフレーズしましょう。
試験官が使った単語を繰り返すのはNGです。「語彙力」「文法知識と正確さ」の評価が低くなってしまうことがあります。
できるだけ同じ単語やフレーズを繰り返さずに、違う言葉で表現しましょう。
たとえば、「I‘m happy to~」を「I’m glad to~」に言い換えたり、「hobby」という単語を使うときは「in my spare time, I like to doing~」や「in my free time」と言い換えたりすると、豊富な語彙力をアピールできます。
その4|話を広げよう
単に「yes」「no」で答えるのはNGです。話を広げましょう。
試験官はさまざまなトピックについて、受験者がどれだけ長く話せるかどうかを確認します。そのため、質問に対しては具体例や自分の経験などを踏まえて答えましょう。
その5|幅広い文法を正確に使おう
質問に答えるときは、幅広い文法を正確に使いましょう。
そのためには、まず質問を注意深く聞きましょう。時制の使われ方も確認ポイントです。
たとえば、「What kind of music do you like?」と現在形で質問されたときの答えは「I like pop music best.」と現在形で答えます。
ただし、話を広げるときは「I haven’t always enjoyed that kind of…」と他の時制を使うことができますし、その方が幅広い文法知識を知っていることのアピールにもなります。
また、ハイスコアを取るためには高度な語彙を使いましょう。一方で、高度な語彙を間違って使うことはかえって減点対象になります。正しく使いましょう。
その6|考える「間」はあってもOKだがそれを埋める言葉を使おう
IELTSスピーキングテストで気を付けたいのが「沈黙の時間」です。沈黙の時間が続くと、英会話力がないと思われてしまい、マイナス評価につながります。
「何を答えようか悩み中である」「間を持たせたい」のであれば、次のようなつなぎ言葉(フィラーワード)を使いましょう。
- Er… let me think…
- Hmm… that’s a good question…
- I mean…
ただし、使用する場合はなるべく不自然な沈黙、長い沈黙はないようにしましょう。
その7|聞き返してもOK&分からないときは「分かりません」と答えてもOK
問題が聞き取れなかったときは聞き返しても問題ありません。減点の対象にもなりません。遠慮なく聞き返しましょう。
また、質問の答えが分からないときは、「分かりません」と答えてもかまいません。
分からないと最初に伝えたうえで、なぜ知識不足なのか、その理由を説明したり、自分が得意なジャンルに逃げたりするのも一手です。
参照元:IELTS TIPS FOR SPEAKING – EXAMINER APPROVED
IELTSスピーキングテストのおすすめの勉強法
最後に、IELTSスピーキングテストのおすすめの勉強法をご紹介します。
IELTS専門のオンライン英会話を利用する
IELTSのスピーキングテストは面接官と1対1の面接形式で行うテストなので、実際に話して練習しておくことが大切です。誰かと英語で話したり、ディスカッションをしたりしましょう。
相手からフィードバックを受けられるとさらに◎。英会話教室やオンライン英会話を利用すると良いでしょう。
なかでもオンライン英会話なら自分の好きな時間に好きな場所からレッスンを受けることができるのが特徴。忙しい人でも活用しやすいのがメリットです。
さまざまなオンライン英会話がありますが、IELTS専門のオンライン英会話を受講すると、効率良く対策ができるでしょう。
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過去問や問題集でよく出るトピックスに慣れる
各パートでよく聞かれるトピックスがあります。
過去問と全く一緒ということはあまりありませんが、過去問や問題集などで、色々な問題に触れていれば、本番で似た問題が出たときも焦らずに対応ができるでしょう。
オンラインで無料で過去問を見ることもできますが、サンプルアンサーや解説もしっかりと確認したい場合は問題集を使っての学習がおすすめです。
【音声ダウンロード付】実践IELTS技能別問題集スピーキング
スピーキングが苦手な方やIELTSの受験が初めての方におすすめなのがこちらの問題集。
英語の資格試験対策でお馴染みの旺文社が出版している、スピーキングのトレーニング本です。それぞれのパートの攻略方法が丁寧に解説されています。
頻出表現を学ぶ「表現ドリル」や演習問題もついていますが、この本の特徴は「難しい質問にどうやって答えるか」を切り口とした「回答を考える過程」が丁寧に解説されていること。
答えにくい質問にも答えられる「切り返す力」も学べます。
各パート別の問題演習、2回分のPractice Testもついていて演習問題も豊富です。初めの一冊におすすめです。
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200個の重要フレーズをベースに、「短めの会話→長めのスピーチ→深堀りした回答」と3stepで学びます。
演習問題はパート1からパート3まで20問掲載されており、実践的なサンプルアンサーだけでなく、重要なフレーズや、派生する類語や語源なども解説。スコアアップを狙えるパラフレーズ力、論理展開力が学べます。
解説が充実している問題集をお探しの方におすすめです。
過去問はオンラインで閲覧が可能
サンプル問題や練習問題は無料でオンラインで閲覧できます。モデルアンサーとともに記載されているので、参考にしてみましょう。
たとえば以下の学習サイトではいくつかの演習問題を載せています。
→idp IELTS
→IELTS Liz
→SOLO IELTS TOEFL
ポイントを押さえて効率良くIELTSスピーキングテスト対策を!
面接官と対面でテストを行うIELTSのスピーキングテスト。暗記だけではスコアアップにつながりにくいため、オンライン英会話などのアウトプットも取り入れて、効率良く対策をしていきましょう。
ポイントを押さえた学習で、ぜひスコアアップを実現させてください!