IELTSとは?試験内容や受験方法、スコアの見方などを徹底解説!

IELTSに対して、「難しい」や「試験料が高い」といったイメージを持っている人もいるのではないでしょうか?今回はそんなIELTSの試験内容や、受験方法、スコアの見方までまとめてご紹介します。



IELTSとは

ハテナマークの書かれた3つの積み木ブロック

まずはIELTSがどのような試験なのかについてご説明します。

IELTSは「International English Language Testing System」の略で、イギリスのケンブリッジ大学英語検定機構などによって運営されている英語検定です。よって、イギリス英語が多く出題されます。

日本では、多くの人が一度は名前を聞いたことがあるであろう「英検」を運営している、日本英語検定協会という団体が共同で運営しています。

全国にある16箇所の公式のテストセンターで受験できます。

その16都市は、下の通りです。

東京テストセンター:札幌、仙台、埼玉、東京、横浜、長野、金沢、静岡
大阪テストセンター:名古屋、京都、大阪、神戸、岡山、広島、福岡、熊本

会場数がTOEICに比べて格段に少ないため、「この16都市以外に住んでいるからIELTS受験はハードルが高そう」と思った人もいるでしょう。

しかし、IELTSは試験回数がとても多いです。

TOEICは1年に10回ほどしかないのに比べて、IELTSはほぼ毎週試験を実施しています。

しかも空席がある場合は、筆記テストの19日前まで申し込みができるようになっています。

普段からいつ本番を迎えてもいいように勉強しておけば、空いたスケジュールで受験しに行くことが可能です。

IELTS試験の種類は2つ

IELTSには2つの種類があり、それぞれ対象者が異なります。

Academic Module

1つは、Academic Module(アカデミックモジュール)です。

「アカデミック」は「学問」という意味で、主に大学院や大学に進学したい人が受験します。

交換留学や私費で留学したい人もこのテストの対象となる場合が多いです。

General Training Module

もう1つは、General Training Module(ジェネラルトレーニングモジュール)です。

「ジェネラル」は「全般的な」という意味を指します。

英語が母国語の国に移住や就職をする人、会社で研修を受ける人などが対象です。

イギリスビザ申請用のIELTS

IELTSには、一般的な試験とは別に、「IELTS for UKVI」というものが用意されています。

IELTS for UKVI

IELTS for UKVIは、イギリスのビザを申請する際に使える試験です。

一般的なIELTSと同じく、AcademicやGeneralに分かれており、試験内容やテスト形式などは同じです。

違う点は、試験中にCCTVやビデオなどを使って録画されることです。

ビザの取得にも使える試験とあって、監視体制がより厳重になっています。

問題内容

テストを受ける人の手

IELTSは4つのセクションに分かれます。

そのうち、ライティングセクションとリーディングセクションは、Academic ModuleとGeneral Training Moduleのどちらを選んだかによって内容が異なります。

ライティングセクション

まずはライティングセクションです。

Academic Moduleを選択した人は「アカデミックライティング」という試験を、General Training Moduleを選択した人は「ジェネラルトレーニングライティング」という試験を受けます。

アカデミックはデータを比較して要約する問題が、ジェネラルトレーニングは、手紙やエッセイを書く問題などが出題されます。

どちらのコースを選んだ場合でもタスクは2つです。それぞれ150語と250語で英文を書きます。

リーディングセクション

次はリーディングセクションです。

こちらもライティングセクションと同様に、選んだコースによって試験が異なります。

アカデミックでは新聞などを読む一般的な問題が出題され、ジェネラルトレーニングでは、それに加えて広告などを読み取る問題なども出題されます。

解答方法は、選択問題や穴埋め問題です。

問題量は、どちらを選択した場合でも3セクション40問です。

リスニングセクション

次にリスニングセクションについて確認しましょう。

このセクションからは、Academic ModuleとGeneral Training Moduleのどちらも同じ試験となります。

全4セクションで40問が出題されます。

セクション1と2では日常会話が、3と4では大学の講義などのアカデミックな音声が流れます。

問題の音声は1度しか再生されません。

イギリスだけでなく、オーストラリアやアメリカなどさまざまな国の発音が混在した音声になっています。

出題方法は、穴埋め方式やリストから正解を選ぶ方式など様々です。

スピーキングセクション

最後にスピーキングセクションです。

スピーキングテストは個室で行われ、試験官と1対1のインタビュー形式になっています。

パートは全部で3つです。

1つ目のパートでは、まず自己紹介を行い、そのあと試験官から本人確認があります。そしてさらに、家族や仕事に関する一般的な質問をされます

2つ目のパートはスピーチです。

試験官からテーマが書かれたカードが渡されます。1分間の準備時間が与えられるため、テーマについて考えをまとめます。そのあと、そのテーマについて1〜2分スピーチを行い、最後に試験官から1〜2つの質問があるという流れです。

最後のパートはディスカッションになっています。

試験官から、パート2で与えられたテーマについて別の質問があるので、それに対して意見や問題点を答える形でディスカッションを行います。

時間配分

時間配分は、Academic ModuleとGeneral Training Moduleのどちらを選んだ場合でも同じで、それぞれ下の通りです。

ライティング:60
リーディング:60分
リスニング:30分
スピーキング:11~14分

全部で約2時間30分の長時間にわたる試験のため、英語力はもちろんですが、根気や体力、集中力が必要と言えるでしょう。

集中力を付けておかないと、練習なら取れていた問題も本番では疲れてしまい、得点できないかもしれません。

日頃から時間を測って模試を解くことで集中力や体力を養いましょう。

受験方法

受験方法は3種類あります。

紙で受験する

1つ目は、紙で受験する方法です。こちらは従来からある制度で、紙と鉛筆を使用します。

線を引いたりチェックをつけたりなど、手を動かして問題を解きたい人におすすめです。

コンピューターで受験する

2つ目は、スピーキングセクション以外をコンピューターで受験する方法です。

この方法は2020年から新たに開始されたもので、別名CD IELTS(Computer-delivered IELTS)と呼ばれています。

採点基準や試験時間、試験内容は紙のテストと一緒ですが、CD IELTSの方が成績証明書を早く発行してくれます。

早めに結果を知りたい人におすすめです。

団体受験

3つ目は団体受験です。

個人受験はテストセンターに行く必要がありますが、団体受験であればキャンパス内で受験することができます。

卒業条件に留学を含んでいる学科や大学、英語教育に力を入れている学校、社内のグローバル化を目指している会社などが団体受験を導入しています。

自分が通っている学校や会社で開催されていないか確認してみましょう。

結果・スコアの見方

IELTSの結果は、受験者用のマイページで確認することができます。

紙で受験する場合とIELTS for UKVIを受験した場合は試験日から13日後、コンピューターで受験した場合は試験日の3~5日後には見ることができます。

結果と同時に成績証明書も発行されます。公的な証明書になるので、大事に保管しておきましょう。

テストの結果は、0~9までのバンドスコアと呼ばれるもので示されます。

成績証明書には、「オーバーオールバンドスコア」と呼ばれる合計点数と、リスニング、ライティングなどのセクション別のスコアが記載されています。

どのセクションの点数が取れなかったか、逆にどのセクションの点数が良かったのかを知ることができるでしょう。

IELTS取得のメリット

「BENEFITS」と書かれた黒板とキーボードとコーヒーカップ

最後にIELTSを取得することで得られるメリットをご紹介します。

国際的に通用する証明書として使える

IELTSは、「国際通用性」が高いテストです。

140カ国にある1万以上の機関が、IELTSの結果で英語力を判断しています。

また、海外に移住する際やビザ取得の際にも使えます。

先ほどご紹介したように、イギリスのビザ申請用のテストIELTS for UKVIは、イギリス政府が認めたテストの中の1つです。

公式な機関で通用するIELTSのテストで高スコアを持っておくと、様々な場面で使うことができると言えるでしょう。

大学留学・交換留学で使える

2つ目のメリットは大学留学や交換留学で使えることです。

海外では、リーディング力とリスニング力しか測れないTOEICや英検のスコアを受け付けていない学校も多いです。

IELTSなら、スピーキング力やライティング力も測れるので、より多角的に英語力を証明することができます。

自身が通っている大学を通して留学する場合、学校のホームページや申請要項を見てIELTSのスコアが使えるか確認しましょう。

また、どの機関や国でIELTSが通用するかを簡単に調べられる公式のサイトがあります。

私費留学などの場合はこちらを参考にしましょう。

このサイトでは、自分が行きたい大学や語学学校などの名前を入力すると、IELTSスコアが使えるかどうかわかります。

多くの団体が最低スコアも記載しているので、勉強計画を立てる時にも使えると思います。

IELTSを取得して英語力を証明しよう

今回は、IELTSの試験内容や、受験方法、スコアの見方などをご紹介しました。

IELTSは国際的に使える、英語力を証明する試験です。

この記事でご紹介した問題内容や時間配分をおさえて、ぜひ高得点を目指してください。







おすすめの記事