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「英文解釈って?」「SVOCって?」「試験に出ないのに、やる意味あるの?」「英文解釈のノートの取り方は?」そうした疑問をこの記事で解決します。
英文解釈を学ぶと、大学受験やTOEICの長文問題はもちろん、ニュースや小説もスムーズに理解できるようになります。
英文解釈とは
「英文解釈」とは、少し分かりにくい用語ですが、要は「英単語と文法知識を活用し、英文の文構造を把握しながら、英文の意味を正しく理解すること」と、私は捉えています。
- 主語はどの単語か、動詞はどの単語か
- どの単語が先行詞で、どの単語が関係詞節か
- 接続詞の “and”がつないでいるのはなにか
- 文中の“that”はどんな役割を果たしているか
英文解釈では、このようなことを明らかにしながら、英語を読むときの思考方法を訓練します。
目標は、英語のルールに従い、英語を英語のまま理解することです。
英文解釈と和訳の違い
英文解釈は、正しい和訳に至るまでの過程です。
簡単な文章であれば、単語を知っていれば単語の意味をつなぎ合わせてなんとなく和訳することができるかもしれません。
しかし、難しい文章を正確に和訳する為には、この英文解釈の訓練が必要なのです。
例えば、次の文を和訳できるでしょうか?
They made machines do the work.
『え~と、make は「作る」だから・・・』と考えがちですが、
「彼らはその仕事をする機械を作った」という和訳は、間違いです。
この文が第5文型であること、さらに make O C というmakeの用法を分かっていれば、
「彼らは機械にその仕事をさせた」が正しいと理解できます。
このように、英文解釈を勉強することで、正しく和訳ができるようになります。
英文解釈の基礎|SVOCMと基本五分型
英文解釈の基礎となる SVOCMとは、次のとおりです。
- S: Subject(主語)
- V: Verb(動詞)
- O: Object(目的語)
- C: Complement(補語)M: Modifier(修飾語)
英文中の単語は、基本的にこの5つに分けられます。Mは、おまけと考える場合もあります。
解釈により、人によって捉え方に違いがでることもあって、それが英文解釈の面白いところでもあります。
そして基本5文型が次のとおりです。
- SV
- SVO
- SVC
- SVOO
- SVOC
どんなに複雑な英文でも、基本的には全ての英文はこの5つの文型に分類されます。
- 英文1文に含まれる単語がSVOCMのどの働きをしているか
- 英文が基本五文型のどの文型をしているか
これを理解することが英文解釈の第一歩です!
ちなみに、SVOCMと基本五文型は、高校英語の最初で学ぶことが多いです。
そこで理解が不十分なままだと、英文が少し難しくなると理解できなくなってしまいます。
英文解釈はいつから始めれば良いか
英文解釈の勉強は、単語と英文法が身についてきたと感じた時に始めるのがおすすめです!
なぜなら、単語や英文法が身についていない状態で英文解釈の勉強を始めても、単語や文法を調べるのに忙しくなり、勉強がなかなか進まず効率が悪いからです。
単語や英文法が身につける前に英文解釈の勉強を始めるのは、例えるなら、ピースのほとんど揃っていないパズルを始めるようなものです。
ですから、英単語と英文法の勉強が終わっていない方は、まずは、単語と文法の勉強をしっかりとこなしましょう。
ただし、文法や単語を勉強する際に、文の構造を明確にするのはとても大切なことです。
そのため、単語が次のうちどの働きをしているかは、常に意識してください。
- 主語(S)
- 動詞(V)
- 目的語(O)
- 補語(C)
- 修飾語(M)
英文解釈の効果
次に、英文解釈の勉強をすると、どのような効果があるか、詳しく解説します。
1. 文の構造が理解できるようになる
英文解釈は、基本的には文の構造を理解できるようにする学習法です。
SVOCMを把握する練習の過程で、文中の単語一つ一つの働きが分かり、文の意味を正しく捉えられるようになります。
2. 英語を英語のまま理解できるようになる
地道に各単語のSVOCMを把握して英語のかたまりを捉えられるようになると、だんだん英語を英語のまま読めるようになっていきます。
3. 長文がスラスラ読めるようになる
英文解釈の能力は英語長文の速読能力と密接な関係があります。
英語長文は英文がたくさん集まったものです。長くて複雑な長文だとしても、分解することで全て短い英文になります。
丁寧に英文構造を把握することは時間がかかり、意味があるのか疑いたくなるかもしれません。しかし、この過程は非常に大切で、英文解釈の勉強をした人は、後からこの大切さに気づくはずです。
まずは時間がかかっても、1つ1つの文の構造を完璧に把握し、訳していきましょう。
そうすることでだんだん英語長文が自分の得意分野になっていきますよ!
※上で述べた英文解釈の3つの効果は、1→2→3とつながっています。英文解釈の勉強は、入試やTOEICで大きなウェイトを占める長文読解にも必ず生きてくる訓練です。
簡単な英文では、なんとなく意味を単語で拾って読むことができるかもしれませんが、複雑な英文では、しっかりと根拠を持って読み進めないと理解できないのです。
英文解釈のやり方|おすすめの勉強法
英単語・英熟語・英文法の基礎がある程度完成してきたら、まずは基礎的な参考書・教材を1つ選び、取り組んでみましょう!
この章では、教材のおすすめの取り組み方を紹介します。
問題を解いて、答え合わせする
英文解釈の問題というのは、英文の和訳であることがほとんどです。
複雑な文を和訳する際には、和訳を紙に書くことをおすすめします。
紙に書かずに口頭で訳すだけだと、正確に構造を把握出来たか分かりにくくなってしまいます。書くことで、自分の解釈や和訳がどう間違っていたのかしっかりと検討できます。
間違った問題には、あとで解き直せるよう印をつけておきましょう。
精読する
和訳した英文を、分析します。一単語も、不明な部分を残さないようにしてください。
各単語がどのような働きをしているのか、しっかりと説明できるようにしましょう。
問題文に鉛筆でSVOCMなどを書き込むのがおすすめです。書き込みを行うのは、自分にとって理解しづらい英文のみで大丈夫です。
知らなかった単語や熟語も、もちろん調べてメモしておいてください。参考書の欄外にメモするといいですよ。
時間とやる気がある場合や、問題文を綺麗に残したい場合には、問題文をコピーし、SVOCMや接続関係を直接に英文に書きこむのもわかりやすいです。
間違えたところのみ解き直す
間違えた問題には印をつけておいて、解き直します。正答できるまで何度も取り組みましょう。
問題集を何周もこなし、すべて正答できるようにします。
当たり前ですが、知らなかった単語はこの段階で覚えてしまいましょう。
音読する
精読し、一単語の使われ方も完璧に理解した英文を、音読します。
隅々まで理解した英文を繰り返し音読することで、脳が英語に慣れ、英語を英語のまま理解できるようになっていきます。
音読は、プロの通訳者も毎日のトレーニングに取り入れるほど、英語学習に有効的です。
せっかく頑張って問題を解き、精読した英文を放っておくのは、とてももったいないことです。
スラスラ読めるようになるくらいまで何度も音読し、英語の構造に慣れていきましょう。
何度も取り組むので、参考書や問題集の元もバッチリ取れますよ!
問題集一冊を完璧にすると、英文を読んだ時の理解度がかなり上がっていることに気づけると思います。
答えや解説にある和訳を読み、英文を言ったり書いたりできるレベルになると、なお良いです。
自分がよく分かっている英文で繰り返し訓練を積むことで行うと、初見の英文でも素早く構造と意味を理解できるようになります。
長文読解も必ず精読しよう
長文読解の長文も、必ず精読し、使い方が分からない単語が1つもないようにしてください。
文の構造を理解したうえで音読すると、英語を読む力が飛躍的に向上します。
長文は短い英文が集まったものです。過去問を解くときなどは、英文解釈のときと同じ読み方で、一文一文を完璧に理解するつもりで読んでいきましょう。
「解いてそのまま」でたくさんの問題集に当たるより、一冊を完璧に仕上げる方が明らかに効果が高いです。
ただし、選んだ教材が難しすぎる場合、時間の無駄になってしまうこともあります。レベルの見極めが大切です。
英文解釈のノートの作り方(写真あり)
これは予備校の先生に教わったノートの作り方で、とても役に立ったので紹介します!
英文をコピーして貼る、または書き込む
- 大きめにコピー、または書き込む
- 余白を残すこと
英文の下にSVOCMや構文についての解説を書き込むので、小さすぎると書くのと見直すのが大変になってしまいます。
調べた単語や熟語を書き込む
- 端に書くこと
- 品詞をよく確認しておくこと
こうすることで、後で紙などで隠して単語チェックすることが可能です。
試験直前にテスト形式で復習することができ、とても役に立ちました!
構文を書き込む
- SVOCMや、so that 構文…などに印をつけたり
- 順接には、逆接には▽で印をつけたり
英文を隈なく理解するため、分かりにくい英文には書き込みを行います。
SVOCMごとに分けて、色をつけるのも分かりやすくおすすめです。
ただし、あくまで目的は理解するためです。
ノート作りに時間を使い過ぎるのは、本末転倒になってしまうのでNGです。
和訳を書き込む
- 重要なのは、構造を理解すること
- パッと見ただけで分からない文のみ和訳するのもおすすめ
見てすぐ分かる文に長々と時間を費やすのはもったいないです。
間違えたところをすぐ下に赤書きしますので、和訳も1行以上間隔を空けて書いてください。
そのためにも、英文は大きめにコピーするか、書き込んだ方が良いですね。
解説を書き込む
ノートに場所が余っていて、分かりにくいところや抑えておきたいポイントがあれば、自分の分かりやすいように書き留めておきます。
参考に実際のノートを載せますので、よかったらご覧ください。
※上のノートはあまり綺麗じゃないですし、書いている途中で書くのをやめていたり、中途半端なところがありますが、このくらいで進めても問題ないと筆者は思っています。
SVOCMは、徐々にを書き込まなくても読むだけで理解できるようになります。
ノートを作る最大の目的は、問題集の全ての英文を、正しく構造を把握し和訳できるようになることです。ノート作りに時間を掛けすぎるのは本末転倒ですので、注意してください。
まずは問題集一冊を完璧に。余力があればレベルを上げた問題集に取り組みましょう。
英文解釈に活用したい教材おすすめ4選!
ここでは、英文解釈のおすすめの教材をご紹介します。レベルが易しいものからご紹介します。
入門英文解釈の技術70
「入門英文解釈の技術70」は、これから紹介する、英文解釈の技術シリーズの中では、1番やさしいレベルの問題集です。
ポイント
- 親切に中学生レベルの文法事項を整理している
- 英語が苦手な人におすすめ
- 単語のレベルは、中学英語レベルよりも高め
- 音声CDがついていて、音読にピッタリ
(「英文解釈の技術シリーズ」は全てCDつき)
特におすすめの点は、英文解釈をとても丁寧に基礎から学べるところです。
なぜなら、英語が苦手な人向けに作られていて、とても解説が詳しいからです。
例えば、すべての英文にはSVOCが示されていて、理解しやすいです。
対象者は、センター試験で言えば6割取れるくらいの人です。英語が苦手な人は、長文が読めない、時間が足りないということが多いです。この本が長文読解の助けになります。
単語はやや難しめなので、単語帳にも取り組むと勉強がはかどります。
基礎英文解釈の技術100
一つレベルを上げたのが「基礎英文解釈の技術100」です。
ポイント
- センター試験8割以上取れる人におすすめ
- 問題の英文が長すぎないので、取り組みやすい
- 音声CDがついていて、音読にピッタリ
(「英文解釈の技術シリーズ」は全てCDつき)
特におすすめの点は、英文が長すぎない点です。その理由は、この問題集では細かいステップを踏みながら進んでいけるため、勉強を続けやすいからです。
英文解釈の問題集は1つ1つの分量が多い問題集が多く、嫌になってしまうことも結構ある気がします。
しかしこの問題集なら、少しずつ、達成感を感じながら進めていけます。難しい文章でも、図解で分かりやすく説明してくれますよ。
センター試験で8割得点できる人、MARCHレベルの大学を目指す人などにおすすめです。
英文解釈の技術100
「英文解釈の技術100」は、英文解釈の技術シリーズでは、最高難易度の参考書です。(「英文解釈の技術シリーズ」は全てCDつき)
- 入試よりも難解な構文構造に取り組める
- 難しい和訳に取り組みたい人におすすめ
- 基礎技術100と重複する問題も見られる
- 音声CDがついていて、音読にピッタリ
特におすすめなのは、見開きで1つの構文を扱っているところです。理由は、見た目が簡潔で分かりやすいからです。
東大や京大などで出題された難しい英文も、図解でシンプルに解説してくれます。
「英文解釈の技術100」には難しい例題が100問、そして練習問題が100問、計200問載っています。東大などの難関大学を目指す人におすすめです。
このレベルになってくると、解説がちょっと分かりづらかったりしますが、それを読み解くのも勉強になります。
悩んで悩んで、ついに分かった問題は、達成感もかなり感じられますし、頭にも残りやすいです。
ただ、そもそも難関大学を目指していない場合は、この参考書は負荷が大き過ぎます。他の科目に時間を使った方がいいかもしれません。
英文解釈教室 新装版
- この一冊を完璧にすれば、入試英語が簡単に感じられる
- 中の色は白黒で図解も少ない。渋めで人を選ぶかも
- 1977年の発売以来、累計100万部を突破している歴史ある参考書
「英文解釈教室 新装版」は、難易度の高い問題を集めた参考書です。
特におすすめの点は、受験生だけでなく、社会人にもおすすめできるような一冊であるということです。
理由は、「直読直解」つまり、英語を頭から読んだだけで構造と内容を理解していくことについて、一冊を通じて一貫して分かりやすく説明してくれるからです。
例えば、文の構造を英文を読みながら予測する方法などについても述べられています。
この参考書には、かなり難易度が高い問題が並んでいます。
しかしこの一冊を完答できるようになると、長文問題に出てくる和訳問題が簡単に感じるようになりました。
簡単な英文であれば、手に取るように構造が分かるようになり、大変驚きました。
長文もスラスラ読め、成長を自分で感じられました。おすすめの参考書です。
ある程度英語力に自信がある場合、つまづきながらも楽しんで進め、終わった時には成長に驚く、そんな問題集です。
ただし、かなり色合いなどが渋い問題集なので、好みが分かれるかと思います。
著者、伊藤和夫先生のすごさを実感する参考書です!
※この本に限りませんが、参考書や問題集は、実際に書店で中身を見て、レベルや好みに合うか確認してから購入することをおすすめします。
英文解釈が正しくできれば長文がスラスラ読める
英文解釈のやり方を解説してきました。
- 英文解釈とは、英文の文構造を把握しながら、英文の意味を正しく理解すること
- 英文解釈は、英語を英語のまま理解することに、効果あり
- おすすめの勉強法は、一冊の参考書・問題集を完璧にすること
- ノート作りに時間をかけすぎるのは禁物
- レベルにあった教材を選び、一冊を仕上げるべき
しっかりと取り組めば、驚くほど英語の長文がスムーズに理解できるようになる英文解釈。
文法、単語の学習がある程度進んだ方は、ぜひ英文解釈の勉強に取り組んでみてください!
忙しい時間を効率良く使い、高い学習効果を得たい高校生へ
オンライン英会話は、英語を学ぶ高校生にとって予備校や塾と並ぶ強い味方。なんといってもコスパが良く、オンライン英会話は1ヶ月あたり数千円程度で受講できるものがほとんどです。
インターネット環境があれば、どこでも受けられるメリットも。レッスン時間は1回10~25分程度と短めの場合が多く、フレキシブルにスケジュール調整できるので、急な空き時間も有効活用できます。
オンライン英会話のカリキュラムはとても多彩で、「高校生専門」「大学入試対応」「学校テスト対応」というコースもあります。
開講コースはレベル別・目的別に150以上。その中には英文法や発音に特化したものもあり、高校生の英語学習にピッタリ!英検はじめ各種検定対策コースも。
レアジョブは「中学・高校生コース」を持つオンライン英会話。「中学・高校生コース」で指導にあたる講師は、中高生を指導するためのトレーニングも継続的に受けていて、高い指導力が期待できる。
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QQイングリッシュで高校生におすすめなのは、高校卒業レベルの英文法を効率的に学習できる「QQE BASICS」というコース。英語が苦手な高校生が最短で英文法をマスターするのにぴったり!
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