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英検1級の勉強法を伝授!不合格の後合格を手にした私の必勝法

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英語学習者にとって、英検1級は一つの大きな目標になります。試験のレベルは「大学上級程度」です。合格率は低く、幾度の不合格を乗り越え、合格を手にする受験者も多いです。合格には、それまでの級よりも万全な対策が必要となります。本記事では英検1級に不合格の後、合格することに成功した筆者が実践した経験を踏まえ、おすすめの勉強法をご紹介します。

目次

英検1級について

まずは、英検1級の基本情報について確認しておきましょう。

英検1級のレベル

日本英語検定協会(英検)は、英検1級の目安を、「大学上級程度」としています。また、習得目標として、「リーダー(品格)の英語」「ライティング、スピーキングを含む4技能の総合力」ということを掲げています。

英検1級は、社会生活のいろんな場面での英語を理解し、幅広く活用できるレベルと考えられています。英検準1級と英検1級との間には、大きな差があります。取得することは、非常に難しいだけに、取得した人が持っている英語力への期待や信頼は大きいです。

英検1級の試験内容

英検1級では、一次試験と二次試験があり、両方に合格して、英検1級に合格したことになります。

一次試験は、筆記100分、リスニング約35分です。

筆記は、リーディング(短文の語句空所補充 25問、長文の語句空所補充 6問、長文の内容一致選択 10問)、ライティング(英作文)になります。

リスニングは、会話の内容一致選択 10問、文の内容一致選択 10問、Real-life形式の内容一致 5問、インタビューの内容一致 2問となります。

二次試験は、面接委員2人(日本人とネイティブ各1人)との個人面接で、約10分です。自由会話、与えられた5つのトピックから一つ選び、スピーチを2分間行い、スピーチの内容についてのQ&Aがあります。

英検1級の合格点・合格率

一次試験について、2015年度までの満点の7割程度(試験ごとに若干の変動あり)という合格目安はなくなりました。(2015年度までなら、自己採点によって、だいたいの合否は予想ができました。)

2016年度より、英検CSEスコアによる判定に変更になりました。リーディング、リスニング、ライティングの3技能の各技能の合計で合否が判定されます。(二次試験はスピーキングのスコアのみで判定)

1級の合格スコアは、一次試験2028(満点850×3技能=2550)、二次試験602(満点850)です。

2015年度までは、一つの技能が極端に悪くても、トータルで7割を取れていたら、合格でしたが、CSEスコアの場合は、極端に悪い技能があると、トータルで合格スコアに達していても、合格できませんので、注意が必要です。

合格率も、2016年度からは公表されなくなりました。CSEスコアになる前の合格率とは、一律に比較はできませんが、それまでの合格率は、一次、二次を合わせた全体で10%前後でした。変動はありますが、難関資格であることに違いはありません。

英検1級の出題傾向

英検の公式サイトによると、英検1級で出題される話題としては、「芸術・文化」「歴史」「教育」「科学」「自然」「環境」「医療」「テクノロジー」「ビジネス」「政治」などの専門ジャンルとなっています。

他の級で同じ話題が出題されることがあっても、英検1級については、内容はより高度、かつアカデミックになるのとともに、どの分野が特に多く出されるというのではなく、全体を網羅したものになります。

つまり、英語の知識だけを問うものではなく、世界で活躍できる人材としての英語力を証明するような内容となります。

「参考書・問題集」の項でも説明しますが、単に問題集を解くだけでなく、幅広い話題についての知識が問われます。

英検1級の勉強に必要な時間

英検では、順番に級を取っていっても、いきなりその級をとっても、受験は可能です。いきなり、英検1級を受験してもいいわけですが、一般的には、自分の実力とかけ離れた級は受けません。

英検1級受験生が、すでに英検準1級を取得されている場合、ある程度の英語力を持っていると考えられます。もちろん、人によって違いますが、特に、留学や駐在経験がないなどの場合、必要な学習時間は、だいたい500~600時間だと思われます。

ネイティブやバイリンガルの方でも、英検1級に落ちられる方をたくさん知っています。英検1級に合格するためには、英検1級に特化した勉強も必要です。「2週間で合格」「1か月で最短合格」などという人もいるかもしれませんが、「語学学習に王道なし」です。地道にコツコツ頑張りましょう。

英検1級に合格するメリット

英検の級を取得することが学校や企業・実社会で評価されるというメリットだけでなく、他にもたくさんの魅力があります。特に、英検1級を取得するメリットについて考えてみましょう。

英検1級に合格するメリット|高校・大学の受験勉強に役立つ

英検1級のレベルの目安は、大学上級程度ですが、英検の勉強と受験勉強は、対立するものではなく、両方が補完しあう関係だといえます。英検1級の勉強をすることで、受験英語のかさ上げにつながります

特に、難易度の高い英検1級の語彙力は、どんな英語に関する試験でも、絶対的な力になります。さらに、英検1級の勉強を続けることによって、英語学習の習慣化ができます。

英検1級に合格するメリット|高校・大学入試で優遇される

英検は、英語の4技能が評価できる資格として、高校・大学等の入試における内申点の加点や学科試験免除を認められています。

特に、英検の最上位の級である英検1級は、大学等の入試でおおいに優遇されます。英検の公式サイトでは、「入試における内申点の加点や学力試験免除」される学校の一覧が発表されています。また、自分が受験する大学等に問い合わせるといいでしょう。

さらに、入学後も、奨学金給付制度や入学金・学費免除、英語科目の単位認定などに活用されます。

英検1級に合格するメリット|就職・昇進・転職に有利になる

学生だけでなく、社会人の方も、自らの英語力向上のためだけでなく、社内でのステップアップや、就職・転職の際の履歴書の資格欄への記入のためなどの目的で英検取得を目指されます。ビジネスシーンでは、TOEICを利用する機会が多いとはいえ、英検の最上位の英検1級ホルダーは、評価されます。

また、通訳案内士試験(英語)では、英検1級保持者は、英語科目が免除されます。

英検1級の勉強法

英検1級保持者になれば、大学入試や就職、転職などで、優遇が受けられるなど、社会において、英検1級の価値は認められているので、取得するには相当な努力が必要です。準備をしっかりして、英検1級という栄冠を勝ち取りにいきましょう。

英検1級の勉強法|語彙(ボキャブラリー)

英検1級の語彙対策には、英検1級用の単語本を、1冊以上用意しましょう。何回も何回も繰り返して、覚えることに尽きます。単語を覚えることを習慣化しましょう。

「知らない単語は読めない、書けない、聞けない、話せない」英検1級合格のためには、語彙力アップは避けて通れません

通学・通勤の電車の中は、スマホを見ないで単語本を見るなど、寝る前に、必ず100語覚えるなど、自分でノルマを決めて行うことが肝心です。

さらに、単語カードもおすすめです。便利なスマホアプリなどもありますが、ぜひやってみてください。単語カードに書くときに覚えられる他、なんどもカードをシャッフルして、順番を変えながら覚えることも可能です。

英検1級の語彙は実生活で必要?

インターネット上には、「英検1級の語彙なんて、生活で使うことがない」などと批判する声も散見されますが、果たしてそうでしょうか?もちろん、海外旅行で買い物をするぐらいでは必要ないかもしれませんが、”TIME”や”Newsweek”等には、英検1級の語彙は頻出しています。もちろん、CNN等のニュースにも。あなたが、世界中の情報をものにしようと思った時、英検1級のボキャブラリーは必須です。英検1級合格に必要な語彙数は、10,000~15,000語と言われています。

英検1級の勉強法|長文読解(リーディング)

英検1級のリーディングは、長文の語句空所補充 6問、長文の内容一致選択 10問です。長文でスコアアップをはかるために、一番大切なことは、なにより単語を知っていることです。単語がわからないまま、長文を読んでも、正確な意味がつかめません。

それと、問題の形式に慣れておくことも大切です。そのためには、英検の問題と同じ形式の問題をこなしましょう。

さらに、長文でしっかり点を取るためには、「精読」と「速読」の両方が必要です。英検の試験では、時間が決められていますので、精読しつつ、速読する必要があります。

さまざまなジャンルから出題されるので、問題集だけではなく、”TIME”や”Newsweek”も読んで、実際の英語に慣れておくことも肝心です。また、お好きなペーパーバックなどで速読に慣れることもおすすめします。

英検1級の勉強法|英作文(ライティング)

英検1級の英作文では、英作文の構成をしっかりマスターしましょう。

与えられたトピックに対して、あなたの意見を表明します。(YesであってもNoであってもそれは問題ありません)その後、その意見の理由を3つ述べます。それぞれの理由について、補足説明or具体例を書きます。最後に、もう一度、自分の結論を述べます。

英文エッセーの書き方を自分のものにすること、同じ表現を使わない(=同じ内容でも言い換える)こと、代名詞を上手に使うことなども大切です。

もちろん、スペルミス、文法ミスは減点対象になるので、要注意です。また、一次試験の範囲内での英作文ですので、時間配分にも気を付けましょう。

出題されるトピックは多岐にわたるので、いろいろな問題を想定して、自分で何度も作文を書く練習をしておきましょう。

英検1級の勉強法|リスニング

英検1級のリスニングは、会話の内容一致選択 10問、文の内容一致選択 10問、Real-life形式の内容一致 5問、インタビューの内容一致 2問です。話されるスピードは、ほぼナチュラルなうえ、使われる単語も難易度がアップします。

まず、過去問や問題集で、英検スタイルの問題に慣れましょう。答えは覚えていてもいいので、何度も聞きましょう。

問題集だけでなく、いろいろな英語のコンテンツを聞くことをおすすめします。今では、インターネット上にいろんなコンテンツがあります。スマホさえあれば、いつでも聞けるので、時間を決めて、毎日聞くようにしましょう

筆者のおすすめは、NHKラジオ(第二)の「ニュースで英語術」です。1回5分と短く、解説もあります。NHKラジオアプリ「らじる・らじる」をDLしておけば、繰り返し聞くことも可能です。

要は、どんなものでも毎日聞き続けて、英語耳を養うことが大事です。

英検1級一次試験に合格したら、二次試験の準備をしよう

英検では、3級以上の級で、一次試験に合格すると、二次試験(面接試験)を受験しなければなりません。二次試験に合格して、その級の合格者となります。

一次試験の合否結果と一緒に、合格者には二次試験の案内が送られます。合否結果がわかってから、2~3週間しか準備期間がないので、一次試験が終われば、結果を待たずに準備を始めましょう。

英検1級二次試験とは?

二次試験は、面接委員2人(日本人とネイティブ各1人)との個人面接で、約10分です。自由会話、与えられた5つのトピックから一つ選び、スピーチを2分間行い、スピーチの内容についてのQ&Aがあります。

一次試験の英作文と同じように、最初に結論(あなたの意見)を述べ、3つの理由とその補足説明or具体例を述べます。そして、最後にもう一度、結論を言います。スピーチ時間は2分です。

その後、面接委員からQ&Aがあります。その時に、あなたの結論と矛盾がないようにする必要があります。

英検1級二次試験に合格するコツ

先述の通り、一次試験の英作文とは、共通点がたくさんあります。英作文の準備をする際に、二次試験のことも視野に入れて、準備を進めるといいでしょう。

いくつかのトピックと結論、3つの理由、具体例をカードにまとめるのもいいでしょう。そのものずばりのトピックが出なくても、表現などを応用できます。

スピーチの時間が2分と決められているので、2分間で、結論、3つの理由と具体例、結論を言えるように練習することも大切です。ストップウォッチ片手に練習を続けていきましょう。

二次試験では、内容とともに、発音、文法などもチェック対象です。英語のコンテンツのシャドーイングをすることも有効です。また、英検1級二次試験に特化したオンライン英会話などの利用も考えるといいでしょう。

合格率の低い英検1級は万全な対策で挑もう

英検1級に合格するための勉強法をまとめました。英検1級に合格するために勉強することは、あなたの英語人生に必ずプラスになります。さらに、英検1級は合格率も低く、何度も不合格になる人がいます。

しかし、あきらめない限り、必ず合格します。あきらめて受験しないと、合格はできません。

あなたの努力は必ず報われます!英検1級の栄冠目指して頑張ってください。

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