社会人の英語やり直し勉強法！何から始めれば良いか分からないあなたへ【スキマ時間でできる】

「まさか自分が英語を使わなくてはいけない日が来るとは……」生き残りをかけた会社の突然の海外展開、不景気で会社が外資系に買収された。でも学生のときを最後に英語の勉強はしていない。英語をやり直さなくてはいけないけど仕事が忙しい。

そんなあなたに忙しい社会人でもスキマ時間でできる英語勉強法を解説。本記事を毎日忙しいあなたでも仕事に必要な英語スキルが身につきます。

どのレベルからやり直せば良いか

英語を勉強しようと思った人が最初にぶつかる壁が「どのレベルからやり直せば良いかがわからない」という疑問だと思います。

結論から言うと中学生レベルから勉強をやり直すと良いでしょう。

理由は、中学生レベルの英語を完璧にマスターすれば、ビジネス上で必要なコミュニケーションは問題ないレベルに到達するからです。

「バカにするな！」とか「中学生レベルの英語でビジネスができるわけないだろ」と思った人は試しに、中学校の教科書を見てみてください。

思いのほか多くの情報が盛り込まれていることに驚くと思いますよ。

ビジネスで必要な難しい語彙も中学生レベルの英語力があれば、簡単な単語や文章で説明することが難しくありません。

悩む前にまずは、中学校のときの教科書を取り出してみてはいかがでしょうか？

社会人が英語をやり直す際の勉強のポイント

社会人になってから英語をやり直すのは難しいものです。日々、仕事に追われ、家に帰ってもそれほど時間に余裕があるわけでもありません。

その中で英語の勉強を継続するにはコツが必要です。

次に社会人になってから英語をやり直すポイントを解説します。

具体的な目標を立てる

まずは社会人に限ったことではないのですが、英語を勉強するにあたっては目標を立てましょう。目標は具体的であればあるほど良いです。

でも難しく考える必要はありません。あなたが英語を勉強しようと思ったのはなぜですか？

「3ヵ月後に海外赴任する」、「海外出張の仕事が増えてきた」などでしょうか。であれば目標は例えば「3ヵ月後までに日常英会話をマスターする」とか「海外出張時のホテルでの会話や移動は自分でこなせるようになる」などでもいいと思います。

あなたが英語を勉強して、なにを実現したいのかを具体的に考えることで目標は立てることができるでしょう。

目標を立てると、その目標に向かって自分がどの位置にいるのかの確認ができるので、勉強を継続しやすくなります。

スキマ時間の活用

社会人になると、とにかく忙しい人が多いです。仕事では残業をこなし、長い時間をかけて通勤、家に帰れば家事の手伝いから子供のお世話まで。

これではたまの休日くらいは「のんびりとしたい」、「英語の勉強なんかしたくない」となるのは当たり前です。

なので社会人になってから勉強をしようと思ったら、スキマ時間を上手く使うことが勉強をしていく上での大きなポイントの1つです。

朝起きてから家を出るまでの時間、通勤電車の中など、ちょっとしたスキマ時間をぜひ有効活用しましょう。

スキマ時間に英語の本などを読んでもいいですし、いまは英語を勉強するための便利なアプリもいっぱいありますので、目的にあったものを探してみてください。

特にスキマ時間を利用する場合は「聴く」のが有効です。具体的な勉強方法については後ほど紹介します。

有料のサービスを活用する

社会人は学生などと比べて時間はありませんが、その代わり自分に使えるお金が学生よりあります。

英語はいまの時代全て無料で勉強することができます。スマホ1つで英語ラジオ、英字新聞、YouTubeでの英会話講座など、多くの教材が無料で手に入ります。

ただし、無料で手に入る教材は基本的には有料のものと比べると、直接的なサポートを受けられない場合が多いです。

英語学習に挫折はつきものです。英会話スクールや英語コーチングであれば、講師をはじめ、同じ志をもつ仲間がいることで、モチベーションを維持できます。

社会人ならば、ぜひ有料サービスを活用してみましょう。

忙しい社会人でもスキマ時間でできるやり直し英語勉強法

ここからが本題ですが、忙しい社会人でもスキマ時間を使ってできる、スキル別、英語やり直し勉強法について具体的な方法を解説します。

• ライティング
• リーディング
• リスニング
• スピーキング

ここでは、上記の4つの英語スキル別で説明していきます。

日記を英語訳する

ライティングで1番おすすめする勉強方法は日記を英語に訳すことです。

日記を1日の〆に書くことは備忘録の役目なども果たすので、非常に有益です。できるビジネスパーソンは毎日、仕事した内容などについて記録をつけています。

その日記を英語訳することをおすすめします。ポイントは英語で日記を書くのではなく「日本語を英語訳すること」です。

英語が苦手な人が初めから英語で日記を書こうとすると、使える単語や言い回しが少なくどうしても幼稚な文章になってしまうためです。。

英語訳にすることで、自分で書いた内容を調べて書くことになるので幼稚な文章にはなりづらいです。また、自分が実際に日常で使う言葉を自然な形で学べるというのも日記を英語訳する大きなメリットです。

メールを英語に書き換える

日記とともにおすすめのライティング勉強法は、あなたが仕事で送るメールを英語に書き換えることです。

メールは必要性に駆られてコミュニケーションの手段として仕事に使っていると思いますが、それを英訳することで、あなたにとって仕事上足りない英語力を学ぶことができます。

辞書などで調べながらでも良いので、コツコツ継続すればビジネス上で必要な英語のライティング能力は飛躍的に上がるでしょう。

難しい場合は、短文の箇条書きにして伝えるという方法もありますので試してみてください。

大事なことは、伝えたいことがちゃんと伝わるかどうかです。

中学校の教科書を筆写する

中学校の教科書を筆写することも有効なライティング勉強法の1つです。先ほども解説したとおり、中学校の英語を完璧にマスターすればビジネス上、英語でも困ることほぼなくなります。

筆写の良いところは、筆写をすると単語を覚えることができ、文法も頭で考えるのではなく、自然と身につくこと。

そして、中学校の教科書は基本的に必要な英語を網羅していますので、ライティングを練習する上でも最適です。

とっつきやすい文章も多いので気軽に勉強できるのも良いところですね。

1日1ページとかで良いので、ぜひ中学校の教科書を筆写しましょう。

おすすめの英語リーディングやり直し勉強法

ライティングの次はリーディングの勉強方法をお伝えします。

日本の新聞の英語ニュースサイトを読む

ビジネスパーソンのおすすめのリーディング勉強法として最初に思い浮かぶのが、英語で新聞を読むことです。

それも日本の新聞社が発行する英語の新聞を読むことで、仕事上必要な情報を得ることもできて一石二鳥です。

各社、本格的な英語のよる新聞記事をネット上で配信していますので、あなたが日頃読んでいる新聞の英語版を探してみてください。

普段読んでいる新聞を英語に変えるだけなので、英語のためだけに時間を割くわけではないので忙しいビジネスパーソンには最適な勉強法です。

日記を何度も読む

上記で解説した、日記を英訳したものを何度も読み返すことも効果的な英語学習になります。

自分が書いた英文は不思議なほどスッと入ってくるので効率的に勉強できます。

繰り返し読むことで、間違いなどが見えてきたら書き直すことでライティングも向上します。

仕事内容の振り返りにもなるので、思わぬ成果が仕事で出る可能性も高くなるでしょう。

子供向けの簡単な小説を読む

仕事関連の読書ばかりでは飽きてしまうこともあると思いますが、そんなときは子供向けの簡単な小説を読んで気分転換を図ってみてください。

簡単でかつ興味のある分野の本があれば、なんでも良いと思います。

ポイントは辞書などを調べなくても、8-9割程度わかる本を選ぶことです。

気分転換をしたいのに、辞書を調べないと読めないような本を選んでしまうとストレスが溜まってしまいます。

気分転換のときでも英語の小説を読むことを進めるのは、英語は勉強とは言いますが、実際はスポーツなどと似ていて、いかに英語に触れている時間を増やすかが大事だからです。

英語に長く触れていれば触れているほど、あなたの英語の上達スピードは増していきます。

おすすめの英語リスニングやり直し勉強法

リスニングはとにかく、ネイティブの英語をひたすら聴くことがもっとも大事な学習方法です。

現在はいろいろな方法でリスニングを鍛えることができますが、以下の3つの方法がおすすめです。

日本の放送局のラジオニュースを聴く

これは新聞と全く同じ発想なのですが、日本の放送局が放送する英語での放送を聴くことで、英語を学ぶと同時に仕事にも必要な経済情報なども得る方法です。

最近はスマホでも聴くことができるアプリなどもありますので、アプリをダウンロードしておけば通勤の電車などでもリスニングの勉強をすることができます。

ラジオは動画と違って、なにかをしながらできるのが強みです。

歩きながら、食事中、皿洗いをしながらなど、あらゆる場面で放送を聴けると最近は英語に限らず徐々にラジオの人気が増しています。

ぜひお気に入りの放送を探してみてください。

好きなハリウッド映画やドラマを観る

動画を見ながらリスニングの勉強をするのもおすすめの勉強法です。

ラジオは音声だけでのリスニングとなりますので、内容をしっかりと把握しようとするとある程度のリスニング力が必要ですが、動画であればそこまでの力は必要としません。

動画の場合、人の動きや表情、あるいはさらに難しい場合は日本語や英語の字幕を見ながら聴くことも可能です。

好きな映画やドラマであれば、楽しみながら英語を学ぶことができるでしょう。

YouTubeを活用する

動画といえば、いまやYouTubeが最初に出てくる人もいるくらいひと昔前と比べると圧倒的に人気が出ていますね。

コンテンツも人気とともに、どんどん増えていて英語を聴くことに関しては選ぶのが大変なくらい多くの放送がされています。

上記で解説した映画やドラマはもちろん、英語学習に特化した放送などもあるのが特徴です。

CMなどが入らないよう、有料課金をすれば快適に英語の学習が可能です。

おすすめの放送は、外国人がやっている日本人向け英語学習の動画などの中から、視聴者数の多い人気のコンテンツを探せば、比較的容易に良い番組を探すことができるでしょう。

おすすめの英語スピーキングやり直し勉強法

最後に残るのが、日本人が1番苦手と言われるスピーキングのやり直し勉強法です。やり直しと言っても、世代によってはそもそも学校でスピーキングをちゃんと教わっていないという人もいますよね。

スピーキングではなく、教科書の特定の文章を「音読する」だけで学校を卒業した人も少なくないはずです。

そこで、そういった完全初心者も想定しておすすめの英語スピーキング勉強法を解説します。

自分の英文日記を音読する

しつこいようですが、最初に紹介したいのが、また日記です。あなたが書いた英文日記を読むときに環境が許せば、ぜひ音読してみてください。

自分で作った文章はスピーキングの練習としても効果的です。

その際ぜひやって欲しいのが、誰かにあなたの1日の日記を説明するように英語で解説をしてみてください。

なので厳密には音読というよりは、英語による自分の日記のプレゼンをイメージして話してみましょう。

日記に書いていない英単語や文章なども駆使することで、相手のいない状況でもスピーキングの練習になります。

映画やドラマでシャドーイングをする

次におすすめしたいスピーキング上達法ですが、映画やドラマのシャドーイングです。シャドーイングは映画などの登場人物が話した内容を、直後にそのままマネをして話す学習法です。

シャドーイングをやると、発音が向上したり、英語をしゃべる上でのリズムなどが身についたりします。

忙しい人は動画を観ずにスマホで聴きながらシャドーイングをしてみてください。会社からの帰り道など、歩きながらでも練習ができるのでおすすめです。

英会話スクールを活用する

日記の音読、シャドーイングとスピーキングを練習する上で効果的な方法を解説しましたが、最後はやはり実際に誰かと英語で話すことが大事です。

身近に英会話をする相手がいない人は、通学型やオンラインで受講可能な英会話スクールに入りましょう。

オンライン英会話スクールなら、通う必要もなく自宅から気軽にスキマ時間を使ってスピーキングの練習ができます。

スクールの講師の人に自分で書いた日記を添削してもらうと非常に良い勉強になるでしょう。

24時間英会話ができることを売りにしているスクールなどもありますので、ぜひ自分にあった英会話スクールを探してみてください。

スキマ時間を活用して今日から英語をやり直そう

本記事では忙しい社会人向けにスキマ時間でできる英語やり直し勉強法について解説してきました。

いろいろなノウハウやテクニックを満載したつもりですが、実践をしないと始まりません。1番大事なことは、始めることです。

ここまで読んでいただいたあなたは、久しぶりに英語をやり直す心の準備はできていると思います。

本日から早速、英語の学習に取り組んでみてください。本記事がそのキッカケになったのであれば嬉しいです。