「できることなら短期間で英語を上達させたい」と思う方は多いのではないでしょうか？しかし実際に学習を始めると、伸び悩んだり、挫折してしまうことも少なくありません。この記事では、短期間で英語を上達させるための方法を、ポイントとあわせて詳しくご紹介します。
英語を短期間で上達させることは可能か
英語を短期間で上達させることは可能です。しかし、一朝一夕で英語がペラペラになる魔法のような方法はありません。コツコツと積み重ねる地道な努力はどうしても必要です。
ただ、間違ったやり方を避けることで、最短距離で英語力を伸ばすことはできます。正しく、かつ自分に合った方法で確実に英語を上達させましょう。
英語を短期間で上達させることができる人の特徴
実際に英語を短期間で上達させることができる人には、どのような特徴があるのでしょうか？具体的な特徴をまとめましたので、ぜひ参考にしてください。
英語を短期間で上達させられる人の特徴｜英語学習の理由・目標が明確
英語の上達が早い人は、英語を学習する理由や目標が明確です。海外の大学院に進学したい、就職したい外資系企業があるなど、具体的な目標があると集中して学習できますし、自分の強化したいポイントを伸ばすことも容易になります。
「なんとなくペラペラになりたい」や「英語で映画を見たい」などのあいまいな目標では、学習のモチベーションを保ちにくく、挫折しやすくなってしまうので、理由や目標を明確にしてから学習に取り組みましょう。
英語を短期間で上達させられる人の特徴｜実力を把握できている
上達の早い人ほど、自分の現時点での実力をしっかりと把握しています。「簡単な日常会話ができる」と一口に言っても、挨拶や自己紹介ができる程度なのか、海外での生活は問題ない程度なのかによって大きな違いがあります。
正確な実力がわからないと何を重点的に学習すればいいのか分からないので、なかなか成果が出ません。
「字幕付きならドラマを7割程度理解できる」など、具体的に実力を把握しておけば、効率的に学習を進めることができます。自分の実力がわからないという方は、TOEICや英検などの試験を受けてみましょう。
英語を短期間で上達させられる人の特徴｜毎日継続的に学習をしている
英語学習において大切なのは、日々の学習の繰り返しです。普段はまったく英語に触れず、週末に8時間まとめて勉強するような状態では、短期間で英語を上達させることはできません。
1日5分や10分の短い時間だったとしても、毎日英語を触れている人ほど上達していきます。スキマ時間を上手に利用して毎日着実に英語学習を続けていきましょう。
英語を短期間で上達させられる人の特徴｜英語を話す機会を多く作っている
英語の上達が早い人は、英語を話す機会を多く作っています。ランゲージエクスチェンジやアプリの活用、オンラインスクールなど、英語を話す手段は多岐に渡ります。
インプットだけでは、短期間で英語を身に付けるのは難しいもの。口に出して学習することで、体に英語の音やリズムを浸透させ、自然と覚えていくことができます。
自分に合った方法で、意識的にアウトプットの時間を設けることが大切です。長い文章が出てこなくても、文法に自信がなかったとしても、単語だけでも英語を話すことに慣れていきましょう。
英語を短期間で上達させるステップ
ここからは、実際に英語を短期間で上達させるためのステップを見ていきましょう。それぞれのステップを大切にすることで、短期間でも実力の伸びを実感しやすくなります。
英語を短期間で上達させるステップ1．目標を設定する
まずは、どれくらいのレベルを目指すのか目標を設定します。この時、具体的で詳細な目標を立てることが大切です。
「ビジネス英語を身に付ける」などの大まかな目標ではなく、「メールや文書でのやり取りができる」なのか「英語で商談をまとめる」なのか、自分が必要とする英語力を明確にしましょう。それによって、必要な学習法も異なってきます。
中途半端な目標では挫折しやすくなってしまいますので、このステップは特に大切です。
英語を短期間で上達させるステップ2．期間を決める
目標を設定したら、学習する期間も決めておきましょう。決められた期間があることで、集中的に学習に取り組むことが可能になります。必要度や自分の学習スタイルに応じて最適な期間を設定することがポイントです。
期間が短すぎるとプレッシャーになる場合もありますし、逆に長すぎても気持ちが緩んでしまう可能性があるので、目安として半年～1年半程度の期間の中で決めることをおすすめします。
英語を短期間で上達させるステップ3．客観的な実力を把握する
現時点での自分の実力を把握することも、短期間で上達するために必要なステップです。TOEICや英検などの試験のほか、オンラインでの無料レベルチェックもあるので、必要に応じて受けてみましょう。
より客観的な実力を確認するには、英会話レッスンを通じて、プロの目から見てどのくらいのレベルなのかを判断してもらうのもおすすめです。実力を把握した上で、自分のレベルと目標を照らし合わせて必要な学習方法を取り入れてください。
英語を短期間で上達させるステップ4．短期的な目標を設定する
最終的な目標とは別に、短期的なゴールも決めておくことをおすすめします。最終目標が1年後の海外大学院への進学だとしたら、まず最初の半年で留学に必要なIELTSやTOEFLのスコアを取得し、その後の半年で英語でのレポートやプレゼンをできるようにするなど、段階をふんだ短期的な目標を立てます。
最終目標に到達するまでに必要だったり、その先に役立つスキルが身に付くような目標を立てるのがおすすめです。
英語を短期間で上達させるステップ5．学習を習慣化する
英語学習を習慣化することは、英語を短期間で上達させるために最も大切なステップと言っても過言ではありません。たとえ数分だけでも、毎日確実に英語に触れる時間を設けることを心がけましょう。
身支度をしながらリスニング教材を聞き流す、掃除しながら洋楽を聞くなど、ながら学習でも構いません。毎日のちょっとした積み重ねで英語力を伸ばしていくことが出来ます。
どうしても続ける自信がないという方は、オンライン英会話や英語コーチングを受講することをおすすめします。毎日決まった時間に受講し、英語学習を日常の一部に組み込みましょう。
英語を短期間で上達させる方法5選
英語を短期間で上達させるには、効果的な方法を選んで学習しましょう。ここでは、特におすすめの5つの方法をご紹介します。
英語を短期間で上達させる方法｜独り言練習法
独り言練習法は、自分の行動や目にした物事を英語でつぶやくというもの。この学習法は場所や時間を問わず、いつでもどこでも一人で取り組めることがポイントです。
日常生活に基づいたフレーズを練習するため、実際に役立つ英語力を身に付けることが可能。声に出して言うことはもちろん、頭の中でつぶやくだけでも練習になります。
初めは主語+動詞だけのシンプルな形から、徐々に目的語や副詞などを足していき、より複雑な文型に挑戦しましょう。英語の語順を身に付ける練習としても効果的なため、日本語を介さず英語を英語で考えられるようになります。
英語を短期間で上達させる方法｜物まね練習法
こちらはシャドーイングに似ていますが、発音・イントネーション・強弱・息継ぎなど、さらに細かい部分まで真似る練習法です。難易度は上がりますが、より自然な英語を身に付けることができます。
YouTubeやTED talkなど教材は沢山ありますので、こんな英語を話せるようになりたいという人を見つけ、その人の英語をとことん真似しましょう。恥ずかしがらず、堂々となりきって練習することが上達のコツです。
英語を短期間で上達させる方法｜シャドーイング
シャドーイングは英語の音声を聞き、1～2語遅れて真似しながら発音する練習法のこと。リスニング力とスピーキング力を同時に鍛えることが可能です。
ネイティブの英語を聞きながら真似をし、間違って発音している部分を改善していくことで、発音の上達にも高い効果を発揮します。英語ならではのリズムや語感を養うのにも適した練習法です。
シャドーイングを難しいと感じる場合は、ディクテーションやリピーティングなど段階的に練習するといいでしょう。
シャドテン｜プロの添削が受けられる
・画像引用：シャドテン
シャドテンは、ブログリットが運営する「シャドーイングに特化したトレーニングサービス」です。
1日30分ほどのシャドーイングを行って送信すると、それに対して英語のプロが添削アドバイスを返信してくれるといった内容。
「音声を正確に知覚する」力が身に付くため、リスニング力を飛躍的に向上させたい方におすすめです。今なら7日間無料でシャドテンを体験できます。
シャドテンを含むシャドーイングのおすすめ教材は、こちらの記事で詳しく解説しています。
英語を短期間で上達させる方法｜アプリ
まとまった学習時間を取りにくい方や、継続して学習を続けるのが苦手な方にはアプリの活用がおすすめです。
数多くの英語学習アプリがありますので、語彙力を上げたい、文法に力を入れたい、など目的や学習スタイルに合わせて選ぶことができます。時間・場所を問わず一人で学習できるので、通勤時間などのスキマ時間で学習するにはアプリが断然便利です。
自分の学習進度に合わせた問題が出題されるなどの、アプリならではの機能を上手に使いましょう。
手頃な価格で学習コンサルティングまで行ってくれるアプリもあるので、目標は立てたけどどう学習を進めていけばいいか分からないという方にもおすすめです。
スタディサプリENGLISH｜目的に応じた英語学習がアプリで完結
・画像引用：スタディサプリ新日常英会話コース
英語学習アプリとして人気のスタディサプリENGLISHには、以下3つのコースがあります。
- 新日常英会話コース
- TOEIC対策コース
- ビジネス英語コース
どのコースも学習がアプリで完結するため、自分のペースで学習可能。
ストーリー仕立てで学べる新日常英会話コース、動画講義やシャドーイングなどの機能が充実したTOEIC対策コース、ビジネスシーンに特化したビジネス英語コースのいずれも、7日間の無料体験が可能です。
スタディサプリENGLISHを含む英会話アプリのおすすめ教材は、こちらの記事で詳しく解説しています。
英語を短期間で上達させる方法｜英語コーチング
短期間で確実に成果を出したい場合には、やはり英語コーチングが最適です。時間がかなり限られていたり、文法・発音ともに正確な英語を身に付けたい方は、プロの力を借りた方が自己流のクセが付くこともなく、効率よく英語を身に付けることができます。
一人ひとりに合わせた個別のカリキュラムで目標達成まで手厚くサポートしてもらえるため、学習を継続する自信がなくても大丈夫です。
1回のレッスン時間が長かったり、レッスン外の課題があったりと学習負荷は高めですが、その分はっきりと実力の伸びを感じられます。無料コンサルティングを行っているところも多いので、いくつか比較して自分に合ったコーチングを探しましょう。
ENGLISH COMPANY（イングリッシュカンパニー）
ENGLISH COMPANY（イングリッシュカンパニー）は、失敗したくない全ての方におすすめの英語コーチングサービス。
累計受講者数が23,000人（※2021年6月時点／姉妹サービス「STRAIL」も含む）とトップクラスに多いこと、満足度も96%と高いこと、そして初回90分の無料体験があり、合わないと感じたら受講料を全額返金してもらえる（30日以内）ため、リスクゼロでスタートできます。
通学とオンラインの両方で学べるのもメリットで、スタジオは東京・大阪・京都・兵庫に7校あります。
パーソナルトレーニングコース、パーソナルトレーニングIT英語コース、セミパーソナルコース（初級・中級・上級）、大学受験コースがありますが、おすすめは「パーソナルトレーニング（90日集中・週2回コース）」。
TOEIC®スコアを英語力アップの指標のひとつとしていて、個々のレベルに合わせてトレーニングを効率よく行っていくスタイルです。
提案されたトレーニングメニューに従って1日1.5時間程度自習を行う他、週2回のマンツーマンのトレーニング45分を48回受けられます。
SMARTMethod（スマートメソッド）｜レアジョブが提供するスピーキング特化コーチング
・画像引用：SMARTMethod（スマートメソッド）
SMARTMethod（スマートメソッド）は、オンライン英会話のレアジョブが提供するスピーキングに特化した英会話コーチングです。
「英会話力」を伸ばすためのアウトプット中心のカリキュラムが組まれ、現在の弱みを細かく分析したうえでの個別最適化コーチングを提供。
「英語力は上がっているはずなのに英会話が苦手・・・。」そんな方は、ぜひスピーキングに特化したSMARTMethod（スマートメソッド）を検討してみてください。60分の無料体験も可能です。
SMARTMethod（スマートメソッド）を含む英語コーチングのおすすめスクールは、こちらの記事で詳しく解説しています。
英語を短期間で上達させるポイント6つ
短期間で英語を上達させるためには、ただやみくもに学習するだけでは上手くいきません。効率よく、確実に英語力を上げられるよう工夫するべきポイントをご紹介します。
英語を短期間で上達させるポイント｜バランスよく学習する
日本人の英語学習はインプットに比重が置かれていることが多いです。もちろんインプットも重要ですが、英語はやはり実際に使ってこそ身に付いていくものです。インプットとアウトプットのバランスを意識し、どちらかに偏りすぎないように学習しましょう。
また聞く・話す・読む・書くの4技能もそれぞれ伸ばしていく必要があります。目的に応じて重視する分野が多少偏っても問題はありませんが、飽きずに学習を続けるためにも、各技能の勉強をうまく取り入れながら学習することをおすすめします。
英語を短期間で上達させるポイント｜学習スケジュールの管理
限られた時間で上達を目指すのならば、しっかりと学習スケジュールを立てる必要があります。無理なく、ただし英語に触れる時間がなるべく多くなるようスケジュールを組んでいきましょう。
まとまった時間が取れなくても、細切れのスキマ時間を上手に利用して学習の機会を増やすことがポイントです。帰宅前後や通勤・通学時間など、普段の生活の中で学習できそうな時間を見つけ、どのような学習をするか具体的に決めておきます。
いつまでに何を達成するか設定し、進捗状況を確認しながら、学習内容をその都度反映するとさらに効果的です。自分で学習スケジュールを立て、管理するのが難しい場合は、目標達成のための学習内容からスケジュールまで一貫してサポートしてもらえる英語コーチングの利用がおすすめです。
英語を短期間で上達させるポイント｜間違いを恐れない
ついつい間違えることを恐れてしまって、英語を話せなくなってはいませんか？ネイティブでさえ間違えることがあるので、英語学習者であれば、なおの事です。そもそも間違えなければ正しい英語との違いも分からず、直すこともできません。
間違えてこそ覚えられることが多くありますので、間違いを恐れずどんどん英語を話していきましょう。自分だけでは間違いに気付けないことがありますので、定期的にネイティブの先生に確認してもらうことをおすすめします。
訂正してもらうことで発音も文法も正しいものが身に付いていきますので、間違いはむしろ上達のチャンスです。
英語を短期間で上達させるポイント｜英語を生活の一部にする
学習するものだと思うとおっくうに感じてしまうこともありますが、英語を生活の一部にすることで無理なく学習を続けられます。
英語でニュースやドラマを見る、洋楽を聞く、海外のSNSを見るなど、日常的に英語を学習する方法はいくらでもあるので、興味・関心に合った方法を選びましょう。楽しみながら毎日英語に触れることで、自然と覚えていくことができるのでぜひ生活習慣に取り入れてみてください。
ただ見るだけ、聞くだけではなく、わからなかった単語や表現は調べ、覚えていくことも大切です。
英語を短期間で上達させるポイント｜自分に合った教材を選ぶ
自分の目標と習熟度に合わせた教材も重要です。短期間で英語を上達させるには効率良く学習する必要がありますが、合わない教材を使っていてはいつまでも成果が出ません。
何をどこまで勉強するのかを具体的にし、必要なものだけ学習できるよう教材を選びましょう。コンサルティング付きのスクールやアプリを活用すれば、到達したいレベル・期間を考慮し、最適なカリキュラムを組んでもらえるので、最短で結果を出したい方におすすめです。
英語を短期間で上達させるポイント｜苦手分野を重点的に学習する
学習を始める前に自分の実力を確認しておくと、どこが苦手なのかも分かってくると思います。その苦手部分を重点的に学習することで、効率よく英語力を底上げすることができます。
得意な部分を伸ばす以上に、苦手対策に時間を割きましょう。ただし、自分が目標とする英語力に必要な分野かどうかを見極めながら学習してくださいね。
英語を短期間で上達させるには工夫が必要！正しい学習法で習慣化させよう
英語を短期間で上達させる方法について解説してきました。短期間で英語を上達させるためには工夫が必要ですが、学習した分だけ英語力は伸びていきます。限られた時間の中でも焦らず、楽しむ気持ちを忘れず学習していきましょう。
