TOEIC800点越えは英語学習者の一つの大きな目標です。この記事ではTOEIC940点を取得している筆者が、TOEIC800点の英語レベルや突破するメリット、そして勉強法を分野ごとに詳しく解説していきます。
この記事はこんな方におすすめ
- TOEICで800点を取りたい人
- 効率的にTOEICの点を上げたい人
- TOEICの点数が伸び悩んでいる人
※本記事はTOEIC L&Rテストについてのみ触れています。
TOEICのスコアが伸び悩んでいる方、効果的な学習方法がわからないとお悩みの方へ
幅広く対策をしなければいけないTOEICは、独学では思ったように結果が出ないことがあります。TOEICの対策は独学のほかにも、英会話スクールや英語コーチングを利用する方法があります。
講師とともに、独学では強化しにくい、リスニング力を強化することができたり、自分の進捗を講師とともに把握しながら学習を前に進めることができるため、短期間でも大きくスコアアップを狙える可能性があります。
TOEICを受験したことがない方の場合は、盲目的に単語帳や問題集をめくる前に、学習方法や目標設定について、TOEIC対策を提供するスクールに相談してみることをおすすめします。
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TOEIC800点レベルとは
そもそも、TOEIC800点とはどれくらいの英語レベルを指しているのでしょうか?TOEICを運営する「一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会」が出している公式データとあわせて見てみましょう。
800点以上は受験者の1割程度
2019年度に実施されたTOEICL&R公開テストで、800点以上を取得した人は全体の約1割(13.6%)にあたります。多いと思われた方もいるかもしれませんが、公開テストは自発的に受けるタイプの試験のため、平均点数も毎回高めになっています。
ただし、これがIPテストになると結果がガラッと変わってきます。IPテストは大学や企業が主催者となる、団体向けのTOEICテストのこと。難易度や形式は公開テストと同じですが、問題が異なります。
IPテスト全体で800点以上を取得した人は全体の4.8%、学校・企業ではそれぞれ2.7%と7.5%と1割を大幅に下回っています。IPテストは公開テストに比べると、平均点も低い傾向にあると言えます。
このデータからもわかるように、TOEICで800点を取得するということはやはり大きな壁があります。英語上級者への足がかりとして目安になるスコアですので、取得しておくとさまざまな場面で役立つでしょう。
英検準一級相当のレベル
文部科学省のデータによると、TOEIC800点は英検準一級相当のレベルだとされています。英検準一級は「大学中級程度、実際に使える英語力の証明」とうたわれ、英語の4技能が総合的に高いと評価されます。
準一級相当のレベルであるTOEIC800点は実用性も高く、ネイティブとの会話も問題なくこなせるレベルと考えられます。社会生活における英語をきちんと理解し、またそれを使うことができると判断されるので、社会的評価にも繋がるでしょう。
CEFRで換算するとB2レベル相当
CEFRは日本語で「外国語の学習・教授・評価のためのヨーロッパ言語共通参照枠」と訳される、外国語の運用能力を測るために作られた国際基準のことです。
ヨーロッパ発祥のCEFRですが、多角的な視点から習得レベルを判断することができるため、今では世界中で用いられています。
出典:TOEIC® Program各テストスコアとCEFRとの対照表
TOEIC800点はCEFRではB2レベルに相当します。B2レベルとは、自立した言語使用者にあたり以下とされています。
自分の専門分野の技術的な議論も含めて、抽象的な話題でも具体的な話題でも、複雑な文章の主要な内容を理解できる。母語話者とはお互いに緊張しないで普通にやり取りができるくらい流暢かつ自然である。幅広い話題について、明確で詳細な文章を作ることができる。
出典:ブリティッシュ・カウンシル
B2レベルは上から3つ目の評価にあたり、「実務に対応できる者・準上級者」とみなされます。このことから、国際的に見てもTOEIC800点のレベルが高いということが理解できるのではないでしょうか?
十分なコミュニケーション能力
TOEICで800点台を取得している人は、比較的高度な文や長文でも理解できるようになっているため、十分なコミュニケーション能力を身に付けていると言えます。仕事において英語を使った業務ができると判断されるのも800点以上のとされることが少なくありません。
こちらの表では860点となっていますが、800点を取れる実力があれば意思疎通は問題ないレベルです。
ただし、実際にビジネス英語を使った実務の経験を問われる場合もあるので、スコアに応じた英語力を総合的に高めていくことも大切になってきます。
TOEIC800点を達成するメリット
TOEIC800点を達成するメリットについて、学生・社会人の2つの観点から見てみましょう。
就職活動に有利
学生の方にとって最も大きなメリットは、就職活動に有利だということです。2019年度の公開テストにおける大学生の平均点は574点。
800点を取得している場合、平均点よりも226点も高いことになり、高い英語力を持っていると判断されます。TOEICで800点を取るためにはきちんと勉強する必要があるため、英語力だけでなくその努力も評価される可能性が高いです。
また、大手企業や外資系企業においてもTOEIC800点以上を採用基準に設けている場合が少なくありません。就職先の選択肢や可能性を広げるためにも、ぜひTOEIC800点を目指しましょう。
単位認定や成績に反映されることも
学校によっては、TOEICの点数が直接成績や単位認定に反映されるところもあります。自分の英語力を上げながら、成績もアップするなら嬉しいですね。せっかくTOEICを受けるなら、学校でどのような認定をされているのかもあわせて確認してみましょう。
転職活動やキャリアアップに活用できる
TOEIC800点は、実務で英語が使える目安として位置づけられているので、社会人の方にとっても大きな指標となります。海外部門への配属や外資系企業への転職を目指している場合、確実に取得しておきたいですね。日系企業であっても、海外出張などの機会が与えられる可能性が高くなります。
今後ますます英語の必要性が高まっていく中で、TOEIC800点は大きな強みとなります。ただし800点に到達したからと言って、実際にビジネス英語が業務で使えるとは限りません。
TOEICのスコアを追うだけでなく、英会話練習や業務に必要な単語を覚えるなど、総合的に英語力を上げていくことが重要です。
資格取得やボランティア参加に活用できる
TOEICのスコアは資格取得における加点資格やボランティア参加のための要件として、公務員試験や教員採用試験、JICA海外協力隊などで幅広く活用されています。
適用される条件はさまざまですが、TOEIC800点は多くの場面で優遇される可能性が高いです。
出典:JICA海外協力隊
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TOEIC800点を達成する勉強法|リスニング編
ここからは、TOEICで800点を達成するための勉強法を具体的にご紹介します。TOEICのリスニングはリーディングに比べて点を伸ばしやすくなっています。
短期間でスコアアップを目指す場合は、まずリスニング対策をしっかり行っていきましょう。
ディクテーション
リスニング対策でまずおすすめしたいのがディクテーションです。ディクテーションは音声を聞いたあとにその文を書き取るトレーニングで、自分の聞き取れていない部分を明らかにするために最適です。
音声は文の途中で止めるのではなく、一文ごとに止めることを心がけてください。文章を完成させるまで何度聞いても構いません。聞き取り終わったらスクリプトを見て答え合わせをしましょう。
答え合わせの際には、間違えた部分をきちんと確認しましょう。知らない単語だったのか、音声変化が聞き取れていないかったのかなど、自分の弱点を知り、その対策も取り入れることで効率よくリスニング力をアップすることができます。
わからない単語や表現があったら、その意味を調べて覚えることもあわせて行ってください。
ディクテーションの教材には、TOEIC公式問題集のリスニング教材を活用するといいでしょう。TOEICの問題形式に慣れることもできますし、Part1、2は短文で構成されているのでディクテーションの練習にも向いています。
慣れてきたらPart3、4の問題でもディクテーションに取り組んでくださいね。
シャドーイング
自分で発音できない音は聞き取れないと言われていますので、発音を上達させることでリスニング力も向上させることができます。そのために効果的なトレーニングがシャドーイングです。
シャドーイングは英語の音声を聞き、1~2語遅れで音声を追いかける形で発音を真似します。最初はスクリプトを見ながら取り組み、スラスラと言えるようになったら何も見ずに行いましょう。
細かい部分まで聞き取ろうと集中するためリスニング力が上がるほか、発音や英語特有のリズムにも慣れることができます。なるべく音声通りの発音に近付けるよう意識してください。
シャドーイングもTOEIC公式問題集のリスニング教材を活用することをおすすめします。シャドーイングを難しいと感じる場合は、上手く言えない部分にチェックを入れて確認しながら読んだり、スクリプトを見ながら同時に発音するオーバーラッピングを取り入れてもいいでしょう。
またシャドーイング機能のついたアプリを利用するのも便利です。
リピーティング
TOEICのリスニングの難しいところは、メモを取ることが禁止されていることではないでしょうか?
問題文の内容をしっかり覚えておかなくてはいけませんが、回答する頃には忘れてしまったということが起こりがちです。この問題を解決するために重要なのが、聞き取った英語を記憶しておくリテンション力です。
リテンション力を上げるためにはリピーティングが効果的です。リピーティングは1文まるまる聞き終えたあとにそれを口に出して発音するトレーニングで、聞いた英文を覚えておくための良い練習になります。
慣れない内は覚えられずに大変かもしれませんが、続けていくと確実に力がつきます。最初は短文から挑戦し、徐々に長い文に取り組むようにしましょう。
上手く行かない場合は、ディクテーションとシャドーイングを先に重点的に行うことでコツを掴んでやりやすくなります。
演習問題
TOEICの問題は内容こそ毎回変わりますが、出題形式は基本的に同じです。
似たような問題が出題されることも多いので、出題傾向を掴んでおくことで高得点を狙いやすくなります。実践的な演習問題に取り組み、テスト形式に慣れておきましょう。
本番ではメモを取ることができないので、演習に取り組む際もメモを取らないよう気をつけてください。問題用紙には会話に対する答えが掲載されているので、答えを予測しながら問題を聞くようにすると正解を選びやすくなります。
TOEIC800点を達成する勉強法|リーディング編
問題量が多く、時間内にすべて回答するのが難しいリーディング。800点を達成するには、ミスを1つでも少なくし正答率を上げる必要があります。リーディングの点数を上げるために効果的な勉強法を見ていきましょう。
単語を覚える
リーディングの点数を上げるために単語力は必要不可欠です。単語の意味を思い出したり考えたりする時間の余裕はないので、単語はしっかり覚えておき、すぐに意味が思い浮かぶようにしておきましょう。
TOEICは出題される単語の傾向がはっきりしています。そのため、TOEICに特化した単語帳を1冊やり込むだけで十分な対策ができます。
ここで注意したいのは、高得点を目指す学習者向けに作られた単語帳を選ぶことです。TOEIC用の教材はたくさん出版されているので、自分にあった使いやすいものを選んでください。
リスニング問題で知らない単語や言い回しが出てきたら、メモしておいて自分だけの単語ノートを作るのもおすすめです。その際、単語の意味を覚えるだけでなく、フレーズごと覚えるとよいでしょう。
また、単語学習は毎日続けることで記憶に残りやすくなりますので、日常的に学習に取り入れてください。
文法学習に力を入れる
問題を正確に読み解いて正解するために文法の知識は大切です。特に800点を目指す場合はちょっとしたミスが得点に大きく響いてくるので、文法で点を落とさないようにしっかり学習しておきましょう。
特に、Part5の問題をミスなく素早く解けるようになると後半の長文読解に時間を割けるようになるので、文法を理解しておくことで点数アップにつながります。
TOEICで必要とされる文法のレベルは高校生程度です。基本文法をしっかり押さえた上で、応用的な文法を多少確認しておけば問題ありません。まず一度公式問題集を解いてみて、間違えた部分の文法を重点的に学習しましょう。
TOEICの文法に特化した教材を使うと、必要な文法知識を無駄なく学習できるのでおすすめです。より詳しく文法を確認したい場合は、文法の参考書を一冊用意してもいいでしょう。
ただ、TOEICで聞かれる文法は基本的な問題がほとんどです。あまり専門的な知識を覚えようと時間をかけすぎないよう注意してくださいね。
沢山の英文に触れる
TOEICのリーディングは他の試験と比べても問題の多さが目立ちます。
ゆっくり問題を読んでいると最後まで回答が間に合わなくなってしまうため、ポイントを押さえながら素早く正確に文章を読む力が必要です。英文は読めば読むほど理解するスピードが上がっていくので、沢山の英文に触れておきましょう。
この時、英文の選び方が重要です。ニュース記事や洋書などから、自分の興味のある内容かつ難しすぎないものを選ぶことで、楽しみながらも効率よく英文に慣れることができます。
自分の英語レベルよりも多少簡単に感じるものを選ぶと、つまずくことなくスムーズに読み進めることができます。読む際には、一言一句日本語に訳すのではなく、英文の頭から意味のかたまりごとに区切って読むスラッシュリーディングを意識すると英語脳が作りやすいでしょう。
沢山の英文に触れることが目的なので、わからない単語については気にしすぎないことも大切です。単語は先述の通り、TOEIC頻出の単語を覚えておけば十分に対応できます。
ただし、前後の文脈から単語の意味を推測したり、文の構造を意識することは忘れずに。どうしても理解できない部分があったら、精読して文法や構造を確認するとより効果的です。
演習問題
TOEICのリーディングにおいて点数アップの鍵を握るのが時間配分です。
問題数が多いため、前半の問題に時間をかけすぎると全ての問題を解ききれない可能性が高く、後半になるにつれ、疲れてくるため集中力も途切れがちになります。そうならないために、公式問題集を使い、本番同様に演習問題を解いておくことをおすすめします。
演習問題に取り組む際には、きっちり時間を計って行いましょう。この時、どこに時間がかかっているのか、どういった問題でつまずくのかを確認し、その弱点の対策も取り入れながら学習します。演習問題を何度か解いて、本番までにペース配分を掴んでおきましょう。
また、演習問題を解いたあとは答え合わせを丁寧に行い、間違えた原因を把握しておくことも大切です。同じ間違いをしないように解答を読み込んでおくことで、理解が深まり得点アップにつながります。
TOEIC800点に必要な単語数は?おすすめの単語帳
TOEIC800点に到達するためには、約8500語前後の単語を覚える必要があるとされています。
一見多いように感じるかもしれませんが、高校で習う単語数が約4000語ですので、新たに覚える必要があるのは4500語ほど。これくらいならなんとか覚えられそうですね。
ここではTOEIC800点を取るためにおすすめの単語帳をご紹介します。
TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ
まずおすすめしたいのが、こちらの単語帳です。TOEICに特化した単語帳の中では最も知名度のある一冊で、TOEIC学習者から高い支持を受けています。
掲載語数は合計1000語で、TOEIC高確率で出題される単語が600点~900点までのレベルごとに収録されているので、この1冊で単語対策はばっちりです。それぞれの単語はフレーズや例文で掲載されているので覚えやすく、わかりやすい解説もついています。
さらに、全単語分の音声が無料で利用できるのが嬉しいポイントです。ディクテーションやシャドーイング練習もできますね。
また無料のアプリに対応しているので、時間や場所を問わず効率よく学習ができます。TOEICを初めて受ける方にもおすすめの単語帳です。
キクタンTOEIC L&Rテスト SCORE 800
1回に学習する単語数が16語に設定されているのが特長のキクタン。1日数分で取り組めるため、単語学習のハードルがぐっと下がります。掲載語数は単語・熟語あわせて1120語で、それぞれフレーズとセンテンスで紹介されているので覚えやすいです。
さらに嬉しいのが、ダウンロード式の充実したセンテンス音声。米英加豪の4か国発音で収録されているので、5か国の発音が使用されるTOEICのリスニング対策に便利です。また、日本語訳の音声もついているので、本を持ち歩かなくても聞くだけで学習できます。
また、レベル別にシリーズで刊行されていて、それぞれ重複単語がほとんどないため、より単語力を高めたい方にもおすすめです。アプリ版もありますので、学習スタイルにあわせて選ぶこともできます。スキマ時間を活用して単語学習するには最適な1冊です。
新TOEIC TEST 単語特急2 語彙力倍増編
社会人の方から支持を得ている「特急シリーズ」の中から、TOEIC800点を目指すためにおすすめな語彙力倍増編をご紹介します。掲載語数は他の2冊に比べて少なめですが、実際に出題される単語ばかりを集めた1冊となっています。
特徴的なのが、本番さながらの問題を使って覚える形式です。通常の単語帳では覚えにくい、飽きてしまうという方にもおすすめです。音声はもちろんのこと、言い換え表現も多く収録されているので語彙力が広がります。
小ぶりなサイズで持ち歩きやすいのでどこでも気軽に学習できます。新書サイズにも関わらず、ポイントを押さえた丁寧で詳しい解説がついているのも嬉しいですね。不正解の単語を選んだ場合の解説もあり、親切で充実した一冊となっています。
TOEIC800点を達成するための勉強時間
実際にTOEIC800点を達成するためには、どれくらい勉強すればいいのでしょうか?オックスフォード大学出版局の作成したTOEIC学習の指南書を参考に見てみましょう。
【現スコアと必要な勉強時間の関係】
- 250点:1450時間
- 350点:1225時間
- 450点:975時間
- 550点:725時間
- 650点:500時間
- 750点:275時間
この指南書のデータによると、現在のスコアが250点の場合、850点に到達するためには1450時間必要だとされています。現スコアが100点上がるごとに、必要な時間は225~250時間ずつ減っていく計算です。
ただしこれはあくまで目安であり、もっと時間がかかると指摘するデータも存在します。
実際は個人差もありますし、学習スタイルや学習経験、学習頻度などによっても変わってきます。しかし、現在の自分のスコアから目標とする800点を取得するまでにどれくらいの時間がかかるのか把握することで、この先の学習計画が立てやすくなるでしょう。
短時間でも毎日学習を継続することで、英語力は上がりやすくなります。スキマ時間を上手く活用しながら、日常生活に学習習慣を取り入れることを意識してみてください。
そうは言っても、自己流で学習をしていくとどうしても点数が伸び悩むことがあります。短期間で結果を出す必要がある方は、TOEICに特化したコーチングやアプリなどのサービスを活用すると、効率よく学習を進めることが可能です。
出典:Oxford University Press(オックスフォード大学出版局)
リスニング・リーディングを偏りなく勉強してTOEIC800点を取ろう
TOEIC800点を取るためには、リスニング・リーディングとも偏りなく学習することが大切です。
TOEIC800点は決して届かない点数ではありません。学習すればするだけ結果につながりますので、自分に合った学習法や教材を見つけ、着実に力を積み重ねていきましょう。