TOEFLの試験には、スピーキングのセクションがあるのが特徴です。スピーキングは、日本人にとって最も難しいセクションといわれていて、どのように勉強したら良いかわからないという人も多いのではないでしょうか?
そこで、今回はTOEFLスピーキングのタスク別対策や、スコアを伸ばす勉強方法についてご紹介します。「英語をうまく話せないから、スピーキング問題は不安…」という人はぜひ参考にしてくださいね。
TOEFLのスコアが伸び悩んでいる方、効果的な学習方法がわからないとお悩みの方へ
幅広く対策をしなければいけないTOEFLは、独学では思ったように結果が出ないことがあります。TOEFLの対策は独学のほかにも、英会話スクールや英語コーチングを利用する方法があります。
講師とともに、独学では強化しにくい、スピーキングやリスニング力を強化することができたり、自分の進捗を講師とともに把握しながら学習を前に進めることができるため、短期間でも大きくスコアアップを狙える可能性があります。
TOEFLを受験したことがない方の場合は、盲目的に単語帳や問題集をめくる前に、学習方法や目標設定について、TOEFL対策を提供するスクールに相談してみることをおすすめします。
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TOEFLスピーキングの概要
TOEFLのスピーキングは、マイクに向かって回答を述べる形式で出題されます。
回答の前に15〜30秒の準備時間があり、45〜60秒で質問の答えに回答します。問題は4つ、試験時間は16分です。
2023年7月26日より、全体の試験時間を1時間短縮した新形式のテストが導入されていますが、スピーキングにおいては、大幅な変更点はありません。
4つのタスクで構成
TOEFLのスピーキングテストは4つのタスクで構成されています。
- Independent task1(準備時間15秒 回答45秒)
身近なトピックについて意見を述べるスピーキングのみのタスクです。提示されたテーマに対して、賛成か反対で答える問題が出題されることが多いです。
- Integrated task2~4(準備時間20~30秒 回答60秒)
リーディング、リスニング、スピーキングの3つの技能が含まれたタスクです。
まず文章を読み、音声を聞いて、2つの情報を要約する問題が出題されます。大学の講義やキャンパスライフなど、アカデミックな内容が出題されることが多いです。
評価基準
TOEFLスピーキングセクションでは、以下の4つの項目が評価基準となります。
General Description(概要) | 設問に対して、適切かつ十分な回答ができているか。 |
---|---|
Delivery(話し方) | スムーズに話せているか。発音やイントネーションはクリアか。 |
Language Use(言葉の選び方) | 単語や文法が正しく使えているか。表現が不自然でないか。 |
Topic Development(話題の展開) | 話の展開が分かりやすいか。内容に一貫性はあるか。 |
この4つの評価基準をもとに、0〜4の5段階で評価されます。それぞれの項目が完璧である必要はなく、設問と関連した内容を最後まで話し続けることが重要です。
評価基準の詳細については、公式サイトをご確認ください。
TOEFLスピーキングタスク別の対策方法
それでは、タスク別に具体的な対策方法について説明していきます。
タスク1の対策
タスク1は「提示されたテーマに対して自分の意見を述べる」というシンプルで自由度の高いタスクです。
準備時間15秒、回答時間45秒とあっという間に終わってしまうので、自分の使いやすいテンプレートをあらかじめ決めておきながら、具体的な話を展開していくことが重要となってきます。
その1:事前に話すテンプレート決めておく
自分の中で使いやすくパッと思い浮かぶテンプレートを事前に決めておきましょう。タスク1は、賛成か反対で答える問題が多いことから以下のテンプレートを考えておくのがおすすめです。
1.賛成、反対を述べる
I agree/disagree with that …
I think it is a great idea to …
2.1つ目の理由を述べる
First, …
To begin with, …
In my opinion,…
3.2つ目の理由を述べる
Next, …
Also,…
Furthermore, …
その2:例え話で具体的に話す
上記のテンプレートで自分の意見を理由を述べたあとは、より具体的に話を展開していきましょう。
例え話を入れることで、「Topic Development(話題の展開)」の項目の得点を伸ばすことができます。
For exampleやFor instanceが例え話を入れる際に便利なフレーズです。
タスク2〜4の対策
タスク2〜4は、課題文を読み、会話文の音声を聞いて内容を要約するという難易度の高いタスクです。
会話文に出てくる人物が何を主張しているのかをしっかりと聞き取ることがポイントとなってきます。
要点を絞ってメモをとる
タスク2〜4では、いかに効果的にメモをとるかが大切です。
リーディングからリスニングに移る際に内容を忘れてしまわないように、要点を絞ってメモを残す必要があります。
メモを取るときのポイントは、「キーワード」と「誰が、いつ、どこで、何を、なぜ、どのように」の5W1Hを残すと良いでしょう。
短文でテンポ良く話す
要約した内容を長い文章で話そうとすると、単語や文法の間違いが多くなることも。
長い文法や難しい単語を使おうとせずに、よく使うフレーズで短文でテンポ良く話す方が良いでしょう。
評価基準に「Delivery(話し方)」があるように、スムーズにテンポ良く話すことで評価も上がります。
TOEFLスピーキングスコアアップのポイント
次に、TOEFLスピーキングセクションでスコアを上げるポイントを3つご紹介します。
日頃からポイントを抑えた練習を心がけることで、日本人が苦手とするスピーキングセクションでのスコアアップも夢ではありません。
早口にならず自分のペースで話そう
TOEFLスピーキングにおいて、早いスピードで話すことは求められていません。
「焦って早口になったから時間が余ってしまった…」なんてことがないように意識的にゆっくり自分のペースで話すことを心がけましょう。
話すスピードよりも、沈黙が続いたり、言葉に詰まってしまう方が減点の対象になってしまうので、ゆっくりでも途切れることなく話し続けることが大切です。
テンプレートに当てはめた文章で話そう
TOEFLスピーキングは、試験官と対面で行うのではなく、マイクに向かって話す録音形式で行われます。
そのため、テンプレートに当てはめた文章を落ち着いて話せるというメリットがあります。
タスク1の対策でお伝えしたテンプレートや、次に何話そうか迷った時に使える以下のテンプレートもおすすめです。
- What I want to say is…自分が何を伝えたいのかより詳細に伝える
- That’s why/Therefore…最後に自分の主張をもう一度話す
限られた時間内に回答するためにも、テンプレートで話の筋道を立てておきましょう。
高得点を狙うならネイティブらしい発音で話そう
高得点を狙いたいなら、ネイティブに近い発音やイントネーションも意識しましょう。日本人が苦手とするbとv、rとlなど区別して発音できるようになる必要があります。
英語の音声教材やニュースなどネイティブスピーカーの発音を真似て練習するのも良いでしょう。
ひとりで発音を矯正するのが難しい場合は、英会話アプリやオンラインスクールでフィードバックしてもらうのもおすすめです。
TOEFLスピーキングの効果的な勉強方法
最後に、TOEFLスピーキングの効果的な勉強方法をご紹介します。
リーディング・リスニング力をつける
TOEFLスピーキング対策として、まず最初に取り組むことは、リーディング・リスニング力をつけることです。
タスク2〜4では、課題文を読み、音声で聞いた内容を要約するので、そもそもこの2つの力がないとスピーキングの回答まで辿り着きません。
リーディング力を上げるには、新聞やサイトで英語のニュースを読むのがおすすめ。常に最新の情報を発信しているニュースでは、若者言葉や新しい言葉にもタイムリーで対応しています。
正しい英語だけでなく、色んな言い回しも学べて、読んでいくうちにリーディング力がアップすること間違いなしです。
リスニングは、シャドーイング学習で効果的に上げていきましょう。
シャドーイングでは、お手本の音声を真似て発音する必要があるため、意識的に音を聞き取ろうとします。
耳が英語に慣れる頃には、単語や構文も自然と身に付き、リスニング力も伸びているでしょう。
こういったリーディング・リスニング力アップの学習も行ったうえで、スピーキングセクションの対策に取り組んでいきましょう。
時間を測って練習する
TOEFLスピーキングにおいて、タスク1は45秒、タスク2〜4は60秒という限られた時間に回答しなければなりません。
時間内に言いたいことを言い終えられるように、時間を測って練習する習慣をつけましょう。
「最初の主張から何秒くらいで次の理由(話題)に移った方が良いのか」「最後の10秒になったときにどんなフレーズなら時間内に話し終えることができるのか」など、時間を意識した練習を重ねることで、本番の感覚を掴んでいくことができます。
オンライン英会話を活用する
TOEFL対策を行なっているスクールは数多くありますが、スケジュールを合わせて通うのが難しいと感じる人も多いはず。
オンライン英会話なら、好きな場所から自分の都合に合わせてレッスンを受けることができます。
スピーキング力をアップするには、実践練習を重ねることが最も効果的です。オンライン英会話で、プロの講師にフィードバックしてもらいましょう。
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TOEFLスピーキングアプリを活用する
スキマ時間に手軽に学習できるアプリも活用していきましょう。
スピーキングに特化したアプリは多数リリースされているので、通勤時間や待ち時間などのちょっとした空き時間もアプリを使って効率良く勉強していきましょう。
また、普段の机に向かった学習と違って、ゲーム感覚で楽しく行えるアプリは、疲れたときの息抜きとしてもおすすめです。
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ポイントを押さえた対策でTOEFLスピーキングセクションでも高得点を目指そう!
英語を話すことに慣れていない日本人にとって、TOEFLスピーキングは苦手に感じてしまうセクションかもしれません。
しかし、正しい方法で対策をすれば得点を伸ばしていくことは可能です。
お伝えしたポイントを抑えて、スピーキングセクションでも高得点を目指してがんばりましょう!