感覚で覚える!「一億人の英文法」の特徴と使い方まとめ

『一億人の英文法』は「話せるようになるための文法」をコンセプトにした新感覚の文法解説書です。「文法は難しくて暗記ばかり」という固定概念をすがすがしく裏切ってくれる内容には根強いファンが多くいます。この記事では、そんな『一億人の英文法』の特徴や口コミ、勉強方法についてご紹介しましょう。

一億人の英文法の特徴を4つ紹介

「英文法=受験で使うもの」という従来の学習書に対し、『一億人の英文法』は「実践に応用できる文法書」を目指した本です。まずは、『一億人の英文法』が従来の文法書・参考書とどう違うのかを4つの具体的なポイントから詳しく説明していきましょう。

イメージで理解する文法書

『一億人の英文法』は、英語の複雑な文法ルールを大きく「単語の意味」と「配置ルール」に分けてわかりやすく再構成したものです。

従来型の文法書は「ただ英語の規則を羅列しただけ」のものが主流でしたが、『一億人の英文法』は「イメージで英語の感覚を覚える」ことを通して「会話で役立つ英文法」の習得を目的としています。

ネイティブが話すときの感覚がわかる

『一億人の英文法』は、文法書でありながらネイティブの感覚にも焦点を当てています。例えば単語を解説する場合でも、「なぜこの言葉を選んで使うのか」「どんなイメージがあるのか」を図やイラストも使いながら詳しく解説してくれるのです。

日本人にはわかりにくい「ネイティブの考え方」を知ることで、より自然で応用力のきく英語を身につけることができます。

すぐに会話で使えそうな例文

『一億人の英文法』の例文はすべてネイティブスピーカーに監修を受けており、大学受験でよく使われる単語をなるべく多く入れるように工夫してあります。

辞書や参考書によくある「この例文はどこで使うの?」と言いたくなる例文ではなく、日常会話で使えそうな英文を厳選しているので、英語の日記を書いたり、英会話を楽しんだりしたい人にもおすすめです。

英語学習者の「なぜ?」を徹底解決してくれるコラム

『一億人の英文法』には本文の解説を補足するコラムが7種類あり、学習者が疑問を抱きやすい法則について丁寧に解説されています。

コラムの中身はネイティブの感覚を解説した「HEART」や、マニアックな分析を加えた「ELECTRON」、会話に文法を応用する糸口を示してくれる「CONVERSATION」などさまざまで、読者の目的に応じて深い知識を授けてくれます。

一億人の英文法はどんな人におすすめ?

一億人の英文法はどんな人におすすめ?

『一億人の英文法』の解説は他の文法書とはかなり異なるアプローチを撮っています。従来型の論理的な理解の方が向いている人もいれば、感覚で理解する方が性に合っている人もいるでしょう。

そこでこの項目では、『一億人の英文法』での学習が向いている人の特徴、向いていない人の特徴を取り上げ、それぞれ詳しく解説していきます。

一億人の英文法がおすすめな人の特徴

『一億人の英文法』がおすすめなのは次のような特徴のある人です。

  • 中学校程度の基礎的な文法知識がある人(※必須)
  • 英文法の法則をまる覚えすることに苦痛を感じている人
  • 文法法則の裏にある微妙な感覚を知りたい人
  • 語り口調の説明が好きな人

『一億人の英文法』はネイティブの考え方を解説することで英語特有の性質・考え方をインプットしていく本です。本書と同じように、理屈や暗記よりも感覚によって理解したいと考えている人には『一億人の英文法』がおすすめです。

また、『一億人の英文法』では全編を通して著者の大西先生が読者に語りかけるような文体で解説されます。このような語り口調の文が好きな人なら、まるで面白い先生のブログを読んでいるような感覚で英語を勉強できるでしょう。

ただし、「主語」「動詞」「目的語」など、中学校レベルの文法用語は冒頭から解説なしで使われます。『一億人の英文法』を読むには、最低限、中学校程度の文法知識は頭に入れておきましょう。

一億人の英文法をおすすめしない人の特徴

逆に、『一億人の英文法』での勉強をおすすめしないのは次のような人です。

  • 文法を全然勉強したことのない人
  • 文法を理論で理解したい人
  • 教科書や問題集に沿って勉強を進めたい人

『一億人の英文法』では、冒頭の解説から初心者には難しい単語が例文に出てきます。まったくの初心者にはわからない言葉だらけなので、通読するだけでも苦痛に感じてしまうでしょう。

また、解説には感覚的な表現が多くなっています。感覚やイメージでの説明は難しい理屈よりはわかりやすいですが、著者のイメージについていけなくなると、解説が理解できなくなる部分が出てきます。

注意すべきなのは、他の参考書や問題集と並行して『一億人の英文法』を勉強する人です。本書の説明には他の本にはない独特の用語が使われています(例えば文型の説明では、第3文型のことを「他動型」と呼んでいます。)。

慣れていない人は「他の解説書にあった説明と違う」と混乱してしまうかもしれません。他の教材と併用したい場合は、一度文法の知識をしっかり習得してから、『一億人の英文法』を読むと良いでしょう。

一億人の英文法の使い方・勉強法を解説

一億人の英文法の使い方・勉強法を解説

ここからは、『一億人の英文法』を活用した勉強方法について紹介していきます。まず、おすすめの勉強方法は「最初から最後まで読む」こと、次に「音読」です。

「文法書を通読・音読するなんてあり得ない!」と思われるかもしれませんが、それぞれの手順をおすすめする理由についても解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

まずは序章から順番に読む

『一億人の英文法』を初めて使うときは、最初から最後までページの順番通りに読みましょう。

『一億人の英文法』は「英語の性質をインプットする」ことを目的として英文法の法則を紹介しているため、各章を順番通りに読むことで英語の考え方を効率的に吸収することができます。

イメージがつかめない箇所やわからない部分があっても、この段階では深く追求する必要はありません。とにかく「一度全部読む」ことをひとまずのゴールとして読んでみてください。

音読を取り入れながらさらに読む

『一億人の英文法』に一通り目を通したら、今度は細部に注目しながらもう一度最後まで読んでいきます。わかりにくいところは解説コラムを細かく読み込んでみましょう。

例文の音読も記憶を定着させる上で重要です。音読が指示されている例文もいくつかあるので、英文の型を意識しながら数回読んでみてください。目で英語を追うだけでなく、耳で聞き口に出すことでより「話せる英語」に近づくことができます。

文法の辞書として使う

『一億人の英文法』を何度か読んだら、他の参考書のように疑問点があるたびに辞書のように使ってみましょう。文法の項目は本書の目次から探せるほか、東進ハイスクールのwebページでは索引も公開されています。

アプリやCDブックで音声を使って学習

1億人の英文法、アプリ

「勉強したことが定着できているかどうか知りたい」「ネイティブの音声を音読に取り入れたい」という場合、アプリを利用するのがおすすめです。

『一億人の英文法』のアプリ版は「東進ブックスStor‪e」というアプリから490円で購入できます。アプリ版では並べ替え問題に挑戦できるほか、例文の音声も収録されているので音読の補助になります。

音読に慣れてきたら、「英文を見ずにお手本の音声だけを頼りに音読する」「例文の中にある単語を差し替え、自分で作った英文を音読する」など、音読練習のバリエーションを増やしてみましょう。

「スマートフォンアプリだと気が散ってしまう」という人にはCDブックがおすすめです。ただし、CDブックにはアプリ版に収録されている日本語訳や確認問題などはついてきません。

一億人の英文法の口コミは?

一億人の英文法の口コミは?

最後に、『一億人の英文法』を実際に購入した人からの口コミ・評判をご紹介します。

まずは良い口コミから見ていきましょう。本書の特徴である「感覚的に文法を理解する」という方法はかなり好評で、他の文法書には珍しいイラストを用いた解説も高い評価を得ていました。

非常に気に入っています!フルカラーでイラストなども用いて記されており、文章も非常に読みやすく、読み物として気軽に読みながら学習することができます。なぜ、ここでその使い方なのか、どんなイメージでこの単語・用法(前置詞や不定詞など)が使われるのか、分かりやすい言葉で丁寧に解説されています。goやgetやhaveなど複数の意味をもつ動詞について持つべきイメージなど非常に参考になりました。
中学・高校と習ってきた内容とは異なり、ネイティブの感覚に近い英文法の考え方を理解できるため非常に良かったです。イラストも数多く掲載されていることがさらに良かったです。また、文法だけではなく、前置詞や基本動詞のイメージなど語法も載っているため、英作文などで使い分けに迷ったときに大変参考になりました。

また、『一億人の英文法』は単にわかりやすいだけでなく、幅広い文法事項もカバーしています。英語上級者からも「今まで知らなかった知識を得られた」と評価する声が多く上がっていました。

復習として、受験英語とは違った視点で文法を見るので興味深かったです。話すに必要な文法はすべて網羅されているかなと思います。
優秀な参考書だと思います。日本人にはわかりづらい英語の表現をイメージとして捉えることを推奨しており、例文もほかの本より砕けた日常会話が多く、英語がスムーズに頭に入ってくるので分かりやすい本だと思います。
まずこの本の良いところはその網羅性にあります。今まで受験用などの参考書には書かれていなかった内容がちゃんと書かれていて痒くても届かなかった所に届く参考書になっています。イラストなども入っていて解説もわかりやすいです。

ネガディブな口コミについても触れておきましょう。

まず目立ったのは「重すぎて持ち運べない」「内容のボリュームがありすぎて挫折した」というものでした。特に初心者の人は英語関連の読み物を読破するだけでも大変なため、途中で続かなくなってしまう人もいるようです。

本の厚みが大きいように感じてしまいました。確かにこの一冊をやりこめばだいたいの知識はつくのかもしれませんが、厚みが大きかったため、途中からだんだんとやらなくなってしまいました。もう少しコンパクトにしてもいいように思います。

本の厚さへの対策としては、アプリ版の『一億人の英文法』を使う方法があります。本を裁断してスキャナーで読み取りデータ化する(いわゆる「自炊」)を活用する人もいますが、データ化するまでの費用がネックです。

内容のボリュームに挫折してしまいそうな人は、まずは細かい疑問にこだわらず「とにかく読み切って感覚をつかむこと」に集中しましょう。一度で理解できないところがあるのは上級者でも同じです。複数回読みながらゆっくり知識を吸収していくイメージで読みましょう。

次に多かったのが「受験には向かない」という声です。本書のメインターゲットは高校1年生以上で、大学受験を意識したコメントも多くあります。しかし、「話せるようになる文法書」というコンセプトが受験英語と相性が悪く、「単に受験を攻略するだけなら他の参考書でも良い」との意見もありました。

本に厚みがあるので、読破するためには気合いが必要。大学受験英語というよりは、話す為の英語を主としているので、受験を考えているひとは別の本の方が良いと思います。

この問題は使用する教材を目的に合わせて変えていくことで解消できます。資格試験などの短期的なゴールを目指す場合は他の参考書、実際の会話で気になった部分は『一億人の英文法』で調べる、と使い分けていくと良いでしょう。

一億人の英文法は感覚で理解する新感覚の文法書

一億人の英文法は感覚で理解する新感覚の文法書
この記事では『一億人の英文法』の特徴や勉強方法について説明しました。文法をネイティブの感覚を織り混ぜながら解説するという視点は画期的で、上級者も唸らせるような丁寧な解説が満載です。

東進web書店のwebサイトからはサンプル版を読むこともできます。気になる人はぜひ読んでみてください。







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