toeflのブロック

海外留学やスキルアップのためにTOEFL iBTを受ける方は多いのではないでしょうか。今回は、TOEFL iBTの対策方法を各セクションごとにまとめました。おすすめの学習本・参考書もご紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。

TOEFL iBTとは?

クエスチョンマーク

TOEFLとはTest of English as a Foreign Languageの略で、世界中で受験されている英語能力測定試験の1つです。現在、TOEFLのテストには『TOEFL iBT』『TOEFL ITP』の2種類がありますが、海外留学や就職などで正規に使用できるのは基本的にTOEFL iBTのみとなっています。

TOEFL iBTはインターネットを使って行う試験であり、リーディング・リスニング・スピーキング・ライティングの四技能を測ることを目的としています。各セクションの満点は30点で、合計120点満点です。

出題される問題はすべてアカデミックな内容になっているので、実際の大学や大学院で使う英語を理解していることが求められます。

TOEFL iBTの対策で必要なこと

学習計画

目標を決めて学習計画を立てる

まずは現在の自分自身のレベルを把握し、目標に合った学習計画を立てましょう。目標スコアを決め、無理なく学習を続けられるペースを考えるのがベストです。

(例) 目標スコア:60点 学習期間:3ヶ月

問題の形式や傾向を知る

TOEFL iBTの対策には、出題形式や傾向を知ることが必要不可欠です。各セクションごとの形式や対策は、後ほどまとめて解説します。

ボキャブラリーを増やす

TOEFL iBT対策において、ボキャブラリーを増やすことは最重要事項といっても過言ではありません。なぜなら、知らない単語が出てきた場合の対処に困ってしまうからです。

そもそも意味のわからない単語があると、文章の内容や問われていることが理解できません。もし文脈から読み取れたとしても、知らない単語の意味を理解することに時間やエネルギーを消耗してしまいます。

TOEFL iBT各セクションごとの対策

TOEFL iBTに必要なボキャブラリーとは

ボキャブラリーの文字

結論から言うと、TOEFL iBTで高得点を取るために必要な単語数は「多ければ多いほど良い」です。知っている単語が多いほど問題が解きやすくなるのは明白です。

一般的にTOEFL iBTに必要な単語数は8000個〜10000個といわれています。しかし、ボキャブラリーがそれより少ないからといって高得点が取れないわけではなく、多いからといって絶対に高得点が取れるというわけでもありません。

上記の数字はあくまで目安として認識してください。

ボキャブラリーを増やすための対策方法

ボキャブラリーを増やすためには、単語帳を1冊決めてすみずみまで覚えることが大切です。あれもこれもとさまざまな単語帳に手を出しても、成果は中途半端になってしまいます。まずは1冊の単語帳を覚えきって、ある程度ボキャブラリーを増やしましょう。

また、リーディングやリスニングのセクションで出てきた、知らなかった・わからなかった単語をまとめたノートを作るのも効果的です。自分がわからなかった単語だけをまとめた単語帳は、効率よくボキャブラリーを増やすのに最適です。

TOEFL iBTのリーディングとは

書類を読む女性

TOEFL iBTのリーディングセクションでは、パッセージを3つまたは4つ解く必要があります。各パッセージの設問数は10問で、解答時間は54〜72分です。

リーディングセクションもしくはリスニングセクションに、スコアに含まれないダミー問題が含まれているため、本番までパッセージの数はわかりません。

どれがダミー問題なのかは見ただけではわからないので、すべて真剣に取り組む必要があります。

リーディングの対策方法

TOEFL iBTのリーディングは本文・問題ともに量が多く、普通に解いていてはあっという間に時間がなくなってしまいます。そうならないために、普段の問題演習から時間を意識しながら解答をする癖をつけましょう。

また、特にリーディングが苦手な方は英文をたくさん読む必要があります。英語の長文読解に慣れていないと、TOEFL iBTで高得点を取るのは難しいです。

「1日1パッセージ読む」など、明確な目標を決めて徹底すれば英語長文に慣れることができます。自分が無理せず続けられる量を読むことをおすすめします。

TOEFL iBTのリスニングとは

ヘッドフォンをつけてノートを書く女性

TOEFL iBTのリスニングセクションは、5つまたは6つの音声を聴いて解答します。基本的には、最初の3つは講義形式で後の2つは会話形式のものとなっています。各パッセージの設問数は5〜6問ずつで、解答時間は41〜57分です。

リーディングセクション同様、ダミー問題が含まれている可能性があります。

リスニングの対策方法

リスニングの対策方法は、とにかくたくさん聴くことです。ただ聴き流すのではなく、わからない部分が1つも無くなるまで何度も集中して聴きましょう。また、聴く音声はTOEFL iBT本番と同じくらいの速度で読まれるものを選ぶと効果的です。

TOEFL iBTのテスト内容はアカデミックなものですが、英語を聴き慣れておくためにYouTubeや海外ドラマを視聴するのもおすすめです。楽しみながら英語を聴くことでリスニングの苦手意識を減らすことができます。

TOEFL iBTのスピーキングとは

面接で話す女性

TOEFL iBTのスピーキングセクションでは、配布されるマイクに向かって話すという形式で解答します。身近な話題について意見を述べる”Independent task”が1問、読んだり聴いたりした内容を話す”Integrated task”が3問、計4問が出題されます。

スピーキングセクションの解答時間は17分間です。

スピーキングの対策方法

TOEFL iBTのスピーキングを対策するためには、実際に英語を話す機会を設けることが一番です。

英語を話せる人が身近にいる場合は練習相手になってもらいましょう。いない場合は、英会話教室や英会話カフェを利用して英語を話す機会を作るなど、できるだけ会話をする機会を作ることが大切です。

また、リスニング教材を聴きながら口に出す”シャドーイング”も効果的です。ネイティブの音声を聴きながら話すことで発音が良くなることと、英語の文章構造を瞬時に理解することが可能になります。

リスニングとスピーキングの対策を同時に行えるのでおすすめです。

TOEFL iBTのライティングとは

ペンを持つ女性の手

TOEFL iBTのライティングセクションは、タイピングで解答を入力します。読んだ内容を要約して書く”Integrated task”1つ、設問に対する自分の意見を書く”Independent task”1つ、計2つのエッセイを書く必要があります。

ライティングセクションの解答時間は50分間です。

ライティングの対策方法

文章を読み、音声を聴き、英語を書いて解答するライティングセクションでは、リーディング・リスニング・ライティングの力が問われます。また、解答する際は根拠に基づいた自分の意見や要約を書かなければいけないので、論理的な文章を作るトレーニングが必要です。

具体的には、リスニング・リーディングでインプットした内容を要約したり、それに対する自分の意見を論理的に書く練習をすることがおすすめです。さまざまな技能が問われるライティングセクションを効率よく対策しましょう。

TOEFL iBT対策におすすめの参考書・学習本13選!

TOEFL iBTの対策に使えるおすすめの参考書・学習本を各セクションごとにまとめました。

TOEFL iBT【ボキャブラリー】対策におすすめの参考書・学習本

【旺文社】TOEFLテスト英単語3800 4訂版

この本があればTOEFLの単語対策は十分、と言っても過言ではありません。TOEFLテストに頻出する重要英単語3800語が、RANK1〜4の4段階の難易度別に分かれて収録されています。

音声CDもついているので、単語を覚えながらリスニングの対策も同時に行うことが可能です。

また、付属されている別冊「分野別英単語」は、さまざまな分野の背景知識を理解するのに役立ちます。TOEFLテストのアカデミックな内容に対応するために、背景知識を理解しておくことは重要です。

筆者も、実際にこの本をTOEFL iBT対策に使っていますが、本当によく使う単語が網羅されているのでおすすめの1冊です。

【ベレ出版】改訂新版 TOEFL TEST 必須英単語5600(CD BOOK)

『TOEFL TEST 必須英単語5600』は、「聞くことと読むことを通して文脈から単語を定着させる」ことをコンセプトとしています。TOEFL iBTで実際に出る英単語を5600語収録している学習本です。

TOEFL iBTに頻出する単語はもちろん、頻出するジャンルの英文や会話問題・スピーキングセクションで使う”キャンパス用語リスト”も収録されているので、単語を覚えながらリーディングの対策も行うことが可能です。

さらに、付属されているリスニング音源CDには3段階の速度が用意されています。その中には本番と同じ速度のものも収録されているので、実際の試験をイメージしながら練習することが可能です。

長年にわたってTOEFLテストの受験者に愛用されている1冊です。

【トフルゼミナール英語教育研究所】TOEFL TEST対策iBT英単語-100点獲得のためのrole playing

TOEFL iBTで100点以上の高得点獲得を目標としている方におすすめの学習本です。TOEFL iBTで頻出の5000語を収録していて、単語のレベルは中級者〜上級者向けのものとなっています。

この本では、語源や同意語などのさまざまな面で単語を解説しているので、効率的に単語を覚えて語彙を増やすことが可能です。また、収録されているすべての単語の発音記号が記載されているため、自分自身で発音することでリスニングの対策に活かすこともできます。

付属の音声CDは全部で4枚で、本に記載されているすべての英文が収録されています。音声CDを使ったディクテーションやシャドーイングを繰り返し行い、語彙を身につけると同時にリスニング・スピーキングの練習にも取り組みましょう。

TOEFL iBT【リーディング】対策におすすめの参考書・学習本3選

【旺文社】TOEFLテストリーディング問題270 4訂版

『TOEFLテストリーディング問題270』は、「傾向と対策」「基礎学習」「実践練習」「模擬試験」の4チャプターで構成されている学習本です。「基礎学習」のチャプターには短めのパッセージが収録されているため、長文読解に慣れていない人でも無理なく学習をすすめることができます。

さらに模擬試験はすべてWeb上で行うことができるので、本番と同じ環境でテストを受けることが可能です。初めてTOEFL iBTを受ける人にとって心強い1冊と言えるでしょう。

【アルク】iBT対応 TOEFLテスト完全攻略リーディング

短時間で長文を読まなければならないTOEFL iBTのリーディングを攻略するためには、ただ長文読解を練習すればいいというわけではありません。この本では、必要な情報の読み取り方や問題タイプ別の解き方を知り、英文を戦略的に読む必要があるとしています。

スキミング・スキャニングなどの方法を解説していて、短時間での長文読解に役立つ情報がたくさん収録されています。実践練習のパートもあるので、この本で学んだことをテスト形式でアウトプットすることが可能です。

【Z会編集部】TOEFL iBT TEST リーディングのエッセンス

『TOEFL iBT TEST リーディングのエッセンス』は、TOEFL iBTのリーディング攻略に不可欠な「要旨を的確に捉える力」を養うことを目的とした学習本です。英文の論理展開をまとめる力を身につけ英文の要旨を的確に捉えることで、正しい解答を導けるようになります。

演習のパートは時間配分を意識した構成になっているため、テスト本番を意識しながら問題を解くことが可能です。また、模試形式の確認テストが2回分収録されているので、1冊で総仕上げまで対応可能です。

TOEFL iBT【リスニング】対策におすすめの参考書・学習本3選

【アルク】CD-ROM付 完全攻略! TOEFL iBTテスト リーディング リスニング

「力試し」→「攻略法」→「仕上げ模試」の流れで、効率的にTOEFL iBTのリスニングおよびリーディング対策ができる1冊です。豊富なTOEFLの指導経験をもつ著者が、学習者のつまづきやすいポイントに絞って解説しています。

TOEFL iBTテストの本番と同レベルの英文が多く収録されているので、何度も繰り返し聴くことでリスニング力を向上させることが可能です。

【旺文社】TOEFLテストリスニング問題190 4訂版

『TOEFLテストリスニング問題190』は、全4チャプターで構成されています。

「傾向と対策」でTOEFLリスニングの全体像を掴み、「基礎学習」「実践練習」でトレーニングを積んだ後、最後に「Final Test」(模擬試験)で総仕上げをする、という流れで学習をすすめる学習本です。

Final Testは本番同様Web上で行うことができます。本番と同じ環境で模擬試験を受けておくことで、TOEFl iBTのテストを解くときも落ち着いて取り組むことが可能です。

【Z会編集部】TOEFL iBT® TEST リスニングのエッセンス

『TOEFL iBT TEST リスニングのエッセンス』は、TOEFL iBTのリスニング攻略に不可欠な「要旨を的確に捉える力」を身につけることを目的としています。

本書では、英文を聴きながら論理展開を押さえたメモを取る”ノートテイキング”の方法を解説しています。これを覚えることで思考力を高め、リスニングパートの正答率を上げることが可能です。

収録されている英文は、すべて本番と同じ形式です。何度も繰り返し聴くことで、TOEFL iBTの長く難しい英文も理解できるようになります。

TOEFL iBT【スピーキング】対策におすすめの参考書・学習本2選

【旺文社】TOEFLスピーキング問題110 改訂版

『TOEFLスピーキング問題110』は、4つのチャプターから構成される学習本です。傾向と対策を知り、実践をして、模擬試験で仕上げ、という流れで学習をすすめます。

スピーキングセクションで高得点を狙うには、解答の組み立て方を知っておくことが重要です。この学習本では解答の組み立て方を解説し、正しい解答を導くトレーニングをすることができます。

模擬試験はWeb上で行うことができます。採点機能はついていませんが、自分が話したものを録音して復習することが可能です。自分の解答と模範解答を聴き比べて、スピーキングスキルの向上を目指しましょう。

【テイエス企画】TOEFL iBTテスト必修フレーズ100-スピーキング・ライティング攻略のための

TOEFL iBTのスピーキング・ライティングセクションで必ず抑えておくべきフレーズを100個収録した学習本です。これらのセクションで必要とされる「論理的に伝える」ことを目的とした、洗練された表現がまとめられています。

これらの100フレーズを丸暗記して応用できるレベルになれば、スピーキング・ライティングセクションで高得点を取ることは可能です。問題を聴いて瞬時にアウトプットできるまでやり込みましょう。

TOEFL iBT【ライティング】対策におすすめの参考書・学習本2選

【旺文社】TOEFLテストライティング問題100 改訂版

TOEFL iBTのライティングには「型」があります。「型」を知り、身につけることで良いスコアに近づくことが可能です。本書ではライティングの「型」について学び、実践問題で演習を行い、模擬試験で総仕上げをする、という流れで学習を進めます。

模擬試験はWeb上で行うことができます。採点機能はありませんが、模範解答と見比べて良い点・悪い点を把握しましょう。この1冊でTOEFL iBTのライティング対策が完成する、おすすめの1冊です。

【実務教育出版】TOEFLテストライティングの方法

『TOEFLテストライティングの方法』では、「フレーズを暗記する」というアプローチではなく、応用のきく実践的なライティング技術・理論について解説しています。

アカデミックライティングの基本を学び、実戦形式で問題演習を行い、最後に模擬問題にチャレンジする、という流れで学習をすすめる1冊です。

理論を学ぶのは大変に思うかもしれませんが、付け焼き刃ではなくずっと使えるライティング技術を身につけることはTOEFL iBT以外での英語学習にも必ず役立ちます。

TOEFL iBTで高得点を取るために、効果的な対策をしましょう!

TOEFL iBTは難しい試験ですが、しっかりと対策をすれば太刀打ちできないものではありません。まずは、自分の得意・不得意を把握して、得意な部分はさらに伸ばし、苦手な分野もある程度克服することが大切です。

TOEFL iBTで自分の目標を達成するためには学習の継続が必要不可欠です。自分のレベル・ペースに合った無理のない学習計画を立て、効果的な対策をして本番に臨みましょう。

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