就職活動や昇格のためなどで、TOEICの得点が求められる時の第1関門が600点です。決して簡単ではありませんが、コツコツと毎日の学習を続けていけば必ず達成できます。今回の記事では、TOEIC600点を獲得するための具体的な勉強法と、おすすめの参考書をご紹介します。
TOEICのスコアが伸び悩んでいる方、効果的な学習方法がわからないとお悩みの方へ
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TOEIC600点の難易度とは?
受験者平均は約580点
TOEICの公式の発表によると、受験者の平均点は約580点となっています。2019年の平均点について、もう少し細かい内訳を見ると、学生の平均点が567点で社会人の平均点が612点となっています。
今回、目指そうとしている600点というのは、まさにTOEIC受験者の平均点ということです。しかし、ここで勘違いしてはいけないのが、これは“日本人の英語力の平均”ではないということです。
TOEICというのは、日本人全員が受験しているわけではありません。学生の受験者は主に大学生ですので、受験勉強で英語の勉強をしていることに加え、大学の授業でも英語の授業を受けています。就職のために必要な目標点があって受験する人もいます。
社会人の受験者も、自身の英語力を確認するためや、昇進の条件に必要など、何かしらTOEICを受ける理由があって受験んしている人です。
つまり、英語を学んだ人が受験しているわけです。英語を学習した人の平均点なので、決して簡単というわけではありません。
ビジネスマンがまず目指すレベルが600点
TOEICの調査である上場企業における「英語活用実態調査」報告書によりますと、企業が感じている“今後のビジネスパーソンにとって重要な知識やスキル”、“社員や職員に不足している・今後強化する必要がある知識やスキル”の双方で、英語が1位となっています。
これに伴い、採用や昇進・昇格の基準としても、英語の比重を大きくしようと考えている企業が多いようです。
英語を使用する部署の中途採用に求めるTOEICのスコアの平均が620点、役員への昇進のための参考・要件となっているスコアの平均が600点となっています。
これらの結果からも、TOEICの600点が、ビジネスマンがまず目指すべきスコアといえます。
簡単な日常会話ができるレベル
では、具体的にTOEIC600点の英語力とはどのようなレベルなのでしょうか。これに関しても、TOEICが「TOEICスコアとコミュニケーション能力レベルとの相関表」を公開しています。
レベル | TOEICスコア | 評価(ガイドライン) |
---|---|---|
A | 860 |
NON-Nativeとして十分なコミュニケーションができる。 |
B | 730 | どんな状況でも適切なコミュニケーションができる素地を備えている |
C | 470 | 日常生活のニーズを充足し、限定された範囲内では業務上のコミュニケーションができる。 |
D | 220 | 日常生活のニーズを充足し、限定された範囲内では業務上のコミュニケーションができる。 |
E | コミュニケーションできるまでに至っていない。 |
・出典:TOEICスコアとコミュニケーション能力レベルとの相関表/TOEIC HP
これによると、TOEIC600点はレベルCとBのちょうど中間に当たります。
つまり、“どんな状況でも適切なコミュニケーションがとれる”レベルまではいかないが、“日常生活やビジネスでの簡単なコミュニケーションであれば、対応できる”レベルです。
国際部門の人材であれば、Bランク以上が求められることも多いと思いでしょう。しかし、国際部門以外であれば、簡単なビジネス英会話ができるレベルである、BとCのちょうど真ん中の600点は十分な英語力と言えます。
英語の基礎能力が身についている
TOEICの600点は、センター試験の英語で8~9割、英検でいうと2級相当の英語力ともいわれています。実際、筆者もセンター試験で8~9割程度の点数をとって、大学に入学した最初に受けたTOEICの点数が630点でした。
このレベルというのは、英語の基礎能力が身についているレベルです。基礎能力と聞くと簡単に感じるかもしれませんが、基礎を完璧にするというのは、実は簡単なことではありません。
1冊の単語帳、1冊の文法書を完璧にして、時間をかければ簡単な洋書は理解でき、ゆっくりであればリスニングもできるというレベルです。
さらに点数をあげるためには、読解スピードを上げたり、速い英語を聞き取れるようにする必要がありますが、600点をとるために必要なのは、単語・文法・リーディング・リスニングそれぞれの基礎能力をあげることです。
簡単ではないが正しく勉強すれば到達できる
英語学習の1つの区切りとしても、ビジネスマンに求められるレベルの1つとしても、TOEICの600点は1つの基準となります。
800点、900点となると非常に高く困難な目標といえますが、600点は決して、達成不可能なレベルの目標ではありません。正しい勉強法を着実に継続していけば、誰でも必ず達成できる目標です。
ここからは、具体的な勉強法に入る前に、TOEIC600点をとるための勉強法の考え方・方針について解説します。
TOEIC600点を目指す勉強法の基本的な考え方
毎日の勉強を習慣にする
まず、TOEIC600点を目指すにあたっての基本的な考え方として「毎日英語を勉強する習慣をつける」というのは、避けては通れません。
TOEIC専用の特別なテクニックがあり、それさえやれば誰でも600点をとれるというものではありません。コツコツと日々の学習を積み重ねるしかないのです。
特に英語のような語学の勉強というのは、たくさん触れることがとても重要です。忙しい中、毎日勉強するというのは非常に大変ですが、目標点をとった理想の自分をイメージして日々取り組む必要があります。
毎日取り組むためには習慣にする必要があります。人間の慣れの力というものは偉大で、習慣にしてしまうと、大変なことでも案外苦もなく続けることができます。
習慣にするためのポイントしては
- 場所と時間を決める
- まずは簡単なことから始める
- 誰かと一緒にやる
などがあります。
「朝、電車の中で30分間」のように時間と場所を決めると、朝電車にのったら英語の学習を始めるというのが当たり前になっていきます。
また、まずは「単語を10こ」「文法問題集を1ページ」「読解問題を1問」といったように、簡単なところからはじめることがおすすめです。ある程度習慣が身についてきたら、徐々に学習量も増やしていきましょう。
もし、誰か一緒に取り組める人がいると、継続もしやすいです。実際に同じ空間で勉強をしなくとも、定期的に互いの勉強を報告し合ったりするとモチベーションが維持しやすいですよ。
自分の現在のレベルに合わせて勉強法を考える
毎日継続するためにも、英語力を効果的にあげるためにも、自分のレベルに合わせた方法で勉強することが重要です。
例えば、TOEIC600点を目指しているのに、「TOEIC800点突破」のような問題集を使うのは得策とは言えません。たとえ、最終的に800点を目指しているとしても、現在400-500点程度の実力であれば、まずは600点を目指すことがおすすめです。
あまりに難しい問題集を使うと、全てがわからず、やる気がどんどん削がれていきます。逆に簡単すぎるのも良くありません。間違えた問題をできるようにしていくことで英語力はあがっていきます。
6-7割くらい正解できる問題集が、モチベーションを保ちつつ英語力を鍛えるのに適切な難易度です。間違えた3-4割の問題をできるようにすることを繰り返していくことで、着実に英語力を鍛えていくことができます。
単語や文法の基礎を固める
TOEIC600点をとるために、まず対策するべきが単語と文法です。
単語がわからずに、英文を読んだり聞いたりしても、全く意味がわかりません。逆に、単語さえわかれば、なんとなく内容が分かるようになります。
これから英語学習を始めるという方は、リーディングやリスニングを後回しにしてでも、単語力を上げておくと、以降の学習がスムーズになります。文法も初めに対策することがおすすめです。
TOEICのリーディングはPart5~7に分かれていますが、Part5は「短文穴埋め問題」となっていて、文法知識が問われています。Part6以降の長文読解よりも得点が獲得しやすいので、まずはこのPart5の対策をするというのはTOEIC600点のための近道です。
それぞれの具体的な学習方法は、後述します。
リスニング・リーディングをバランス良く対策する
単語と文法の基礎が身についたら、いよいよリーディングとリスンングの対策です。
TOEICではリスニングとリーディングそれぞれが495点で、合計990点となっていますので、双方の学習をする必要があります。
TOEICの2019年の平均点のデータを見ると、リスニング323点・リーディング265点で合計588点となっています。リスニングの方が点数が高いということは、リスニングの方が点数が取りやすいことを意味します。これは、2018年・2017年のデータでも同じ傾向です。
日本人は学校教育でリーディングの勉強を多くしてきているので、ついついリーディングの対策に偏りがちですが、疎かになりがちなリスニングの対策をしっかりとすることが、TOEIC600点突破の鍵となります。
過去問対策もする
単語・文法・リスニング・リーディングの対策をそれぞれしたら、過去問の対策も忘れてはいけません。
過去問をやるときは、できるだけ最初から最後まで時間を測って取り組みましょう。過去問をやりながら、「問題の傾向」と「時間配分」を把握することが大切です。
また、試験時間は2時間あるため、試験当日に高い集中力を保って試験をこなすためにも、過去問演習を通して慣れておく必要があります。
ここから、具体的に単語・文法・リーディング・リスニングの勉強方法をご紹介します。
TOEIC600点をとる勉強法【単語】
目指すべき単語レベル
TOEIC600点の単語レベルは、約5,000語といわれています。これは、英検2級やセンター試験対策に必要な単語数と同程度です。ただ、この5,000語には、「a」や「I」のような超基本単語も含むので、5,000語収録されいてる単語帳をやる必要があるというわけではありません。
大学受験生での利用者が多い「ターゲット1900」のような、1,500-2,000語程度収録された単語帳1冊を使って学習して達成できるレベルです。
単語の勉強方法
単語の勉強には、昔ながらの単語帳を使う方法の他に、スマホアプリを利用する方法もあります。
単語帳には、慣れ親しんでいるという良さがあります。一方で、アプリには、正解不正解を管理してくれる機能や読み上げ機能があったり、いろいろな問題形式で出題してくれたりと、学習者にとってありがたい機能がたくさんあります。
また、スマホさえあればいつでもできるというメリットもあります。アプリはメリットが多いので、特にこだわりがないのであればアプリでの学習をおすすめします。
具体的な学習方法として、“スタディサプリ”という教育アプリでも有名な人気予備校講師の関先生は、著書の中で、「1日200単語×5日=1,000単語を1セットとして、1ヶ月の中で6回繰り返して、1ヶ月の間に1,000単語に6回触れて覚える」方法をおすすめしています。
仮に1,000単語覚えようとして、1日50単語ずつ覚えていくと、1周するのに20日もかかってしまいます。20日後に2周目をするときには、1周目の最初の単語はほとんど忘れてしまっているでしょう。
だからこそ、200単語×5日のセットを6回実施するという方法をおすすめしています。1日200単語が難しければ、100単語にして、100単語×5日=500単語の1セットにして、2ヶ月かけて1,000単語を学習する方法もあります。
おすすめの単語帳/単語アプリ3選!
金のフレーズ
まずはTOEIC向け単語帳の定番の『TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ』です。紙版もありますが、610円でアプリ版を購入することができます。
厳選された1,000単語が、600点・730点・860点・990点レベルといったように、難易度別に収録されています。フレーズの中で覚える形式なので、単語と和訳が単に並んでいる単語帳よりも覚えやすく、アプリでは手書き解答や入力解答に対応しています。
どの単語帳を使うか迷っている方は、まずこの単語帳の600点レベルの学習をするのがおすすめです。
単語力に自信がない方は、金のフレーズの基礎固め編である『銀のフレーズ』もおすすめです。最重要単語が1,000語収録されています。
ターゲット1900
次は、受験生の定番の『ターゲット1900』です。この単語帳に慣れているという方は、この単語帳の利用がおすすめです。
『ターゲットの友』というアプリもあり、確認テストなどを実施できるので、アプリも組み合わせることでより効果的に学習を進めることができます。
英単語アプリ mikan
・画像引用:App Store
最後に無料アプリから『mikan』です。
単語はTOEIC用、TOEFL用、大学受験用などにわけられていますので、TOEIC用を選択して学習することができます。
4択問題をどんどん解いていくことができ、間違えた問題などの復習ができるようになっているので、テンポよく繰り返し学習を進めることができます。
TOEIC600点をとる勉強法【文法】
目指すべき文法レベル
文法も単語と同じく、大学受験レベルの文法力が求められます。そのため、大学受験用の参考書、または、TOEIC用の文法参考書を1冊使って学習することがおすすめです。
文法の勉強方法
文法の問題集というと、短文の穴埋め問題を解く形式が多いです。
4択問題を解く時は、正解の選択肢を答えるだけではなく、間違っている選択肢がなぜ間違っているかを、説明できるレベルまで理解するということも重要になってきます。
また、単語と同じく、1冊の文法書の穴埋め問題を1ヶ月の間に複数回繰り返し学習する方法も効果的です。
おすすめの文法書3選!
TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問
単語帳でご紹介した、金のフレーズの著者にによる文法書が『TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問』です。
TOEICのPart5形式の問題が1,000問収録されています。1,000問解くのは大変ですが、ひたすら演習して対策したい人におすすめの文法問題集です。
Next Stage英文法・語法問題
大学受験の定番の文法問題集の1つで、見開きの左側に問題、右側に解答解説という構成で、文法の全範囲を網羅した問題集です。
受験時代にこの問題集を使っていたという方におすすめです。
Evergreen
最後に、問題集ではなく、文法を丁寧に説明してくれている本としてご紹介するのが『Evergreen』です。
文法の問題集だけだと説明が足りない部分もありますので、このように説明を基礎の基礎から丁寧に説明してくれている本も利用することで、より深く文法を理解することができます。
TOEIC600点をとる勉強法【リーディング】
目指すべきリーディングレベル
TOEIC600点を獲得するためには、リーディングで250~300点程度を目指す必要あります。
TOEICの配点は公開されてはいないため、一概には言えませんが、正答率は60%程度必要となります。そのためには、単語力・文法力に加えて、精読力と速読力が求められます。
まずは、時間があれば読める精読力をつけることが必要不可欠です。その上で速読力をつけていく必要があります。TOEICのリーディングセクションは75分で100問解かなければいけないので、解き切るためには速読力も欠かせません。
ただ、600点を目指すのであれば、必ずしも時間内に全てを解き切る必要はありません。600点を目指すためは、精読力強化が先決です。
リーディングの勉強方法
精読力を強化するために、まずは時間を気にせずに問題を解きます。必要に応じて、わからない単語は調べたり、文法書も使いながら、主語述語の関係など、英文の構造を把握することを意識しながら読解をしていきます。
教材としても、たくさんの問題がのっているものよりは、解説が丁寧なものがおすすめです。間違えた問題は、納得するまでよく解説を読むことで読解力があがっていきます。
おすすめのリーディング教材3選!
世界一わかりやすいTOEIC L&Rテスト総合模試1[600点突破レベル]
『世界一わかりやすいTOEIC L&Rテスト総合模試1[600点突破レベル]』は、TOEIC600点突破を目指す人向けに、難問を排除して、模試2回分、全400問が収録されています。
本の前半では、各パートの問題を解く時のポイントや対策方法が書かれています。解説も非常に丁寧で、リーディングセクションでは構文解説もしてくれていますので、精読力強化にも適した問題集です。
はじめて受けるTOEIC(R)L&Rテスト全パート完全攻略
『はじめて受けるTOEIC(R)L&Rテスト全パート完全攻略』は、TOEICを初めて受ける人に向けて、問題の形式や時間配分など、TOEICを受けるにあたって知っておくと得する情報がたくさん載っている問題集です。
本番形式の模試に加えて、各パート別の練習問題も用意されています。この練習問題は600点向けと、730点向けにレベル分けされているので、得意なパートだけ730点向けに挑戦するという使い方もできます。
公式問題集
最後に『公式問題集』です。実際に本番を受けるにあたっては、やはり公式問題集を使った対策というのは非常に有効です。
本番直前などに、時間を測って解いてみてください
TOEIC600点をとる勉強法【リスニング】
目指すべきリスニングレベル
リスニングでまず目指すべきレベルは、Part1やPart2の短い英文を聞き取れるレベルです。あまりリスニングを今までしてこなかった人は、英語を聞く機会を増やすだけでも、一気にリスニング力は上がります。
その上で、Part3やPart4のような、少し長くなった文も聞けるようになることを目指します。
リスニングの勉強方法
まず、いままでリスニングをしてこなかった人は、とにかく英語を聞くようにすることがおすすめです。英語ニュースや、海外ドラマ・映画、YouTube、洋楽でも何でも良いので、英語を聞く機会を増やしていきましょう。
ある程度英語を聞くことに慣れてきたら、より精度を上げるための訓練をします。その方法としては、ディクテーションとシャドーイングがあります。海外ドラマや映画など、自分が興味のある媒体を使用して、ぜひ取り組んでみてください。
- ディクテーション
聴いた音をそのまま文字にして書いていく方法です。これをすることで、聴き取れていない音が何かが明確にわかります。
- シャドーイング
聴いている音声に続いて発音していくことです。続けて発音するために集中して聴くようになりますし、正しい音に続けて発音していくことで、正しい発音を身につけることができます。
また、TOEICのリスニング教材をやるときも、問題を解くだけではなく、シャドーイングやディクテーションを組み合わせることでリスニング力を鍛えることができます。
同時に英語の正しい発音の仕組みや、ルールを知ることも効果的です。英語が聞き取れない理由の1つに、発音のルールがわかっていないことがあるので、ルールを知ることで聴き取ることができるようになります。
リーディングのパートでご紹介した問題集でにリスニングも含まれていますので、その問題集もご活用ください。ここでは、リスニングに特化した問題集を2冊ご紹介します。
おすすめのリスニング教材2選!
英語耳
『英語耳』は、前半で日本人が聞き分けられない英語の音1つ1つを、丁寧に解説してくれます。そして、後半では、音の結合や消失などについて解説してくれます。
英語の正しい発音の仕組みやルールを知るための本です。
世界一わかりやすい TOEICテストの授業(Part 1‐4 リスニング)
リーディングでも紹介した関先生の、「世界一わかりやすいシリーズ」のリスニング特化バージョンです。
このシリーズは解説が充実しているのでおすすめです。
TOEIC受験前の総仕上げにおすすめの勉強法とは
スタディサプリを利用して集中特訓
・画像引用:スタディサプリENGLISH HP
最後に1つ、TOEICの総合対策におすすめなアプリをご紹介します。それが『スタディサプリ』です。
月額2,980円と問題集2,3冊の値段で、TOEIC20回分相当の演習問題が収録されていて、ディクテーションやシャドーイングをするための機能があり、参考書で何度か紹介したカリスマ講師、関先生の講義約300本が閲覧可能となっています。
短期間でTOEICの点数をあげたいという人におすすめです。問題集の代わりに、このアプリを使うこともできますし、ある程度、問題集での学習を終えてからの総仕上げに使うのも効果的です。
7日間の無料体験もありますので、興味ある方は無料体験をしてみてはいかがでしょうか。
TOEIC600点は正しい勉強法で対策すれば必ずとれる!
TOEIC600点までの道のりは、楽ではないですが、日々積み重ねていけば必ず達成できます。単語・文法・リーディング・リスニングそれぞれ基礎からしっかり学習して、ぜひ600点を達成してください。