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TOEICおすすめ勉強法|点数の目安や初心者〜上級者レベル別に解説【940点獲得した体験談】

ステップアップ

入試や留学だけでなく、就職や転職など、さまざまな場面で英語力の証明として利用されるTOEIC。この記事ではTOEIC940点を取得した筆者が、TOEIC初心者の方から満点を目標に掲げる方まで、レベル別(スコア別)のおすすめ勉強法をご紹介します。


TOEICのスコアが伸び悩んでいる方、効果的な学習方法がわからないとお悩みの方へ

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目次

【TOEICレベル別】英語力の目安

TOEICの勉強を始める前に、自分の現状レベルを把握し、目標レベルを設定しましょう。

TOEICリスニング|レベル別 英語力の目安

リスニング(点)総合(点)英語力の目安
200〜300300~500英検準2級未満。英語初級者ですが、きちんと対策すればぐっと点数を伸ばせるはずです。
300〜350600前後英検2級のレベル。初心者以上の英語力は十分に身に付いているでしょう。
350〜400700前後英検2級A程度のレベル。英語中級者といえる実力がある方。
400〜495800以上英検準一級程度。高い実力があり、英語上級者といえます。

TOEICリーディング|レベル別 英語力の目安

リーディング(点)総合(点)英語力の目安
100〜200300~500英検準2級未満。時間内に全問解き終えることはまだまだ難しい段階でしょう。
200〜300600前後英検2級前後のレベル。最後まで解答できないことがほとんどでしょう。
300〜400700前後英検2級A程度。長文問題が解き終わらないことが多い傾向にあります。
400〜495800以上英検準一級程度。時間内に問題を解き終えることができるようになっています。

【TOEICリスニング勉強法】200〜300点レベル

総合点300~500点(英検準2級未満)程度のレベル。英語初級者ですが、きちんと対策すればぐっと点数を伸ばせるはずです。

このレベルの人は、まずは基本的な力をつける必要があります。一度中学レベルからおさらいし、確実に基礎を身につけましょう。

TOEIC勉強法1. 基本単語を覚える

まず一番に必要なのが単語力。知らない単語ばかりでは文章の意味を正しく理解できませんし、聞き取ることも困難です。TOEIC頻出の基本単語を覚えるほか、中学レベルの単語も確認しましょう。

単語を覚える際には、音声が付属された教材を選び、発音・アクセントも確認することを心がけてくださいね。初心者向けには「TOEIC L&R TEST 出る単特急 銀のフレーズ」などがおすすめです。

TOEIC勉強法2. 基本的な文法の知識をつける

英語の語順は日本語とは異なるので、日本語のように考えていると問題を聞き逃してしまいます。文法も基礎から復習し、文の構造をしっかり理解できるようにしましょう。

文法は苦手意識を持ちやすい分野です。分厚い文法書よりも、基本的な文法を簡潔にまとめた参考書を使い、少しずつ理解を深めていくことをおすすめします。

TOEIC勉強法3. 英語の音に慣れる

英語は日本語にはない音が多いので、聞き慣れていないと戸惑います。リスニングの力を伸ばすには、とにかく英語の音に慣れること。多くの問題に触れて、英語耳を育てていきましょう。

ただ問題を解くだけではなく、解説もきちんと読み、どこでつまづいたのかを確認することも忘れずに。また、音読もあわせて練習すると効果的です。その際、自己流ではなく、音声を真似するようにしてください。

【TOEICリスニング勉強法】300〜350点レベル

総合点600点前後(英検2級)のレベル。初心者以上の英語力は十分に身に付いているでしょう。

理解できる問題は増えていますが、細かい部分で点を落としがちです。「こういう事を言っているだろう」と予想するのではなく、正確に聞き取れるようになりましょう

TOEIC勉強法1. 細かな部分を正確に聞き取る

簡単な問題は正確に答えられますが、長い文章や複雑な語彙・文法が使われていると聞き取れないことがあります。

ディクテーション(聞き取った英文を書き起こす)をし、単語・音が聞き取れない、知らない文法が多いなど、どこでつまづいているのかを確認しておきましょう。

苦手分野を中心にした対策をすることで、効率良くスコアアップが狙えます。

TOEIC勉強法2. 音読のレベルを上げる

リスニングの力をつけるには音読が効果的です。自分で発音できる音は聞き取れると言われていますので、音読を繰り返すことでリスニング力と発音を向上させることができます。

ただし自己流で読むのではなく、きちんとネイティブが話す音声を聞いて、発音・イントネーション・間やリズムまでできるだけ真似ることを心がけてください。慣れてきたらシャドーイングも取り入れていくとさらに効果的です。

【TOEICリスニング勉強法】350〜400点レベル

総合点700点前後(英検2級A程度)のレベルです。英語中級者といえる実力がある方

単語、文法ともに十分な知識はありますが、もう一歩踏み込んだ勉強でさらに実力を伸ばしていきましょう。

TOEIC勉強法1. 総合的なレベルアップ

リスニングの基本は問題ありませんので、単語力・文法力・リスニング力をバランス良く高めていきましょう。より難しい単語・文法を覚えたり、テキストなしでも問題を理解できるようになることを目安に練習してください。

ナレーションに合わせてシャドーイングするのもおすすめです。

TOEIC勉強法2. 解答のペースを工夫する

TOEICのリスニングでは一度しか問題が流れません。いかに集中して聞き取るかが大事ですが、それと同時に解答スピードを上げる必要もあります。そのため、解き方を工夫しましょう。

Part3とPart4では、設問と解答が印刷されているので、設問をあらかじめ読み、何を聞かれるのかを把握することが重要です。

設問の1つ目が放送されたあとの時間を利用し、3問すべて解答できれば、次の問題に目を通すことが可能になります。時間を計って問題集に取り組みながら、自分なりのペースを掴んでくださいね

【TOEICリスニング勉強法】400〜495点レベル

総合点800点以上(英検準一級程度)のレベルです。高い実力があり、英語上級者といえます。

このレベルまで到達すると特に目立った課題はありませんが、確実に点を取れるよう、細かい部分まで気をつけていきましょう。

TOEIC勉強法1. 聞き取りのミスをなくす

聞き取りのミスをなくすことで、さらに高得点に近づきます。特に満点の990点を目指すなら、一つのミスも許されません。問題によって正答率が大きく変わる場合、繰り返し問題集に取り組み、どんな問題でも理解できる状態にしていきましょう。

また、TOEICの問題集以外にも、ニュースやPodcastなどで日常的に英語に触れていくことが大切です。

TOEIC勉強法2. さまざまな訛り・アクセントに慣れておく

TOEICのリスニングでは、アメリカ・イギリス・カナダ・オーストラリア・ニュージーランドの5か国のアクセントで問題が読み上げられます。

国によって発音が異なる単語があるほか、慣れないアクセントだと聞き取れないこともあるでしょう。さまざまなアクセントの英語に触れ、慣れておくと焦らず対応できます。

【TOEICリーディング勉強法】100〜200点レベル

総合点が300~500点程度(英検準2級未満)のレベルです。時間内に全問解き終えることはまだまだ難しい段階。

リスニングと同じく、まずは基礎固めに力を入れることが大切。TOEICのリーディングセクションでは、限られた時間でたくさんの問題を解く必要があるので、出題傾向や形式にも慣れていきましょう。

TOEIC勉強法1. 基本的な単語を覚える

なによりも単語力不足が問題です。TOEIC頻出単語はもちろん、中学・高校レベルの基礎単語も確認してください。わかる単語が増えると、英文が格段に理解しやすくなります。

英単語の学習は地道ですが、一番大切なステップ。TOEIC単語集などを活用して一つ一つ覚えていきましょう。

TOEIC勉強法2. 基本的な文法の知識を身に付ける

文法の基礎から学び直しが必要です。高校で習う基礎文法に抜けがある可能性が高いですが、自信のない方は中学レベルから確認しておくことをおすすめします。

英文法の基礎をまとめた参考書で学習すると同時に、TOEICの公式問題集にも取り組みましょう。答え合わせで終わらず、解説も読み込むことがポイントです。

その際、英文の構造や単語まで確認し、英文の意味が完全に理解できるまで読むこと(精読)をおすすめします。

TOEIC勉強法3. 英文を読み慣れる

英語初心者の方は、まとまった英文を読み慣れていないことが往々にしてあります。TOEICのリーディングは膨大な問題量なので、見ただけで圧倒されてしまいますが、少しずつ慣れていきましょう。

公式問題集に取り組むほか、自分のレベルと興味に合わせたペーパーブックを使い、英語の文章を読むこと自体に抵抗をなくすと学習のモチベーションを保ちやすいです。

【TOEICリーディング勉強法】200〜300点レベル

総合点が600点(英検2級)前後のレベルです。最後まで解答できないことがほとんど。

理解できる問題が増えてはいますが、難易度の高い問題や長文でつまづきやすい傾向があります。

TOEIC勉強法1. 難易度の高い単語を覚える

スコアを上げるには、難しい単語や熟語表現も覚える必要があります。上級の単語帳を活用したり、問題集に出てきた未習単語をきちんと復習しましょう。

TOEIC勉強法2. 発展的な文法の知識を伸ばす

基本的な文法の復習も行いながら、より発展的な文法も勉強していきましょう。模試形式の問題集に何度も取り組むほか、文法問題を重点的に学習できる参考書を使うのもおすすめです。

いずれにしても、文の構成を一つずつ確認しながら、精読に力を入れてください。

TOEIC勉強法3. 問題の優先順位をつけて解く

問題の優先順位を意識することもスコアアップには重要です。わからない問題に時間をかけるよりも、先へ先へ進み、一問でも多く問題を解くようにしましょう。

各パートごとに一問あたりどれくらいの時間をかけられるか把握しておき、その時間を超えてしまうようなら、次の問題へ進むことをおすすめします。

【TOEICリーディング勉強法】300〜400点レベル

総合得点が700点前後のレベル(英検2級A程度)です。長文問題が解き終わらないことが多い傾向にあります。

英語の基礎力は十分にあるので、解答スピードを上げることで点数アップが狙えます。

TOEIC勉強法1. 読解のスピードを上げる

時間内に問題を解き終わらない場合、問題文を読むのに時間がかかりすぎていることが考えられます。何度も読み直したり、返り読みをする時間はありませんので、読解のスピードを上げる練習もしていきましょう。

具体的には、英文を頭から意味のかたまりごとに区切り、前から順に訳していくスラッシュ・リーディングがおすすめです。英語の語順そのままに理解できるので、読解スピードがぐっと上がります。

TOEIC勉強法2. ポイントを意識して長文を読む

時間内に全て解答するためには、解答のポイントを意識して長文を読むことが大切です。

一語ずつ丁寧に読んでいると間に合いませんので、何を聞かれているのか、どういう話の展開なのかをあらかじめ理解した上で読んでいきましょう。

TOEICに出題されるトピックや問題はある程度パターンが決まっているので、多くの問題に触れることでスムーズに読めるようになります。

【TOEICリーディング勉強法】400〜495点レベル

総合点800点以上(英検準一級程度)のレベルです。時間内に問題を解き終えることができるようになっています。

文法も単語も十分な知識があるので、あとは全体的に英語力を底上げしていきましょう。このレベルまで到達すると、劇的に点数を伸ばすのが難しくなってきます。

TOEIC勉強法1. 総合的に実力を伸ばす

苦手分野を中心に、総合的に学習を継続していくことが重要です。1冊目の問題集を十分にやり込んだら、2冊目の問題集や模試に取り掛かってください。ここからは沢山問題を解き、TOEICならではの解法のコツや攻略法を身につけていきましょう。

TOEIC対策と並行して、ニュースや洋書を読むなどさまざまなアプローチで英語に触れることも大切です。

TOEIC勉強法2. 時間配分を工夫する

Readingセクションで最も時間がかかるのはPart7の長文問題です。余裕をもってPart7にのぞめるよう、Part5の語彙問題とPart6の穴埋め問題にはあまり時間を割かずに解く必要があります。

選択肢を絞って解いたり、主語と動詞を確認して解くなど、解答時間を短くする工夫を取り入れながら問題を解いてみてください。各パートごとに時間を計って解く練習も忘れずに。

【全レベル共通】TOEIC勉強法

ここからは、全レベル共通の学習方法をご紹介します。

TOEIC勉強法1. 単語対策

TOEICの学習の8割は単語学習といっても過言ではありません。頻出単語を中心に、4000語前後の単語を覚えておくと、満点を目指すことが可能になります。

ほかの資格試験に比べ、ビジネスシーンで使われる単語が多く出題されるのが特徴ですので、TOEICに特化した単語帳が1冊あると重宝します。

いろいろな単語帳を何冊も使うのではなく、同じ単語帳を繰り返し使い、確実に記憶に定着させましょう。また、問題集に出てきた単語で知らなかったものをノートにまとめオリジナルの単語集を作るのもおすすめです。

TOEIC勉強法2. リーディング対策

どのレベルにおいても、文法学習と精読はリーディング対策に有効です。同じ問題を、完全に理解できるまで何度も解いておきましょう。地道な勉強方法ではありますが、着実に力をつけることができます。

速読力を上げるために、スラッシュリーディングも取り入れてみてください。

TOEIC勉強法3. リスニング対策

リスニング対策としては、とにかく英語をたくさん聞くこと。映画や動画を見たり、音楽を聴くなど、自分に合った方法で日常的に英語に触れることが大切です。1日5分でも10分でもいいので、英語を聞く時間をもつようにしてください。

音読やシャドーイングといったアウトプットも併せて行うと、さらに効果があります。録音して、自分の発音をチェックしてみるのもおすすめです。

問題集のリスニング問題を解く際には、本番同様スピーカーから音声を流してください。イヤホンを使用した時とは違う聞こえ方になりますので、本番で慌てないためにも一度は練習しておきましょう。

TOEIC勉強法4. TOEIC対策講座

独学で学習をしていると、モチベーションが下がってきたり、学習方法に関する悩みが出てくることもあります。そうしたお悩みがある方は、講座の活用を検討してみてはいかがでしょうか?

スクール形式からオンライン講座、月額制や回数制までなどさまざまな講座がありますので、ライフスタイルや学習スタイルに合わせて選ぶことができます。

仕事上の理由で取得しなければいけない場合など、すぐに結果を出す必要がある方に特におすすめの方法です。

TOEIC勉強法5. 実践問題集は直前に始めよう

試験対策として必須なのが実践問題集。各出版社からさまざまな問題集が出ているほか、TOEICを運営する国際ビジネスコミュニケーション協会からも公式の問題集が出版されています。

購入する際は、新形式のテストに対応した問題集を選んでください。

実践問題集は始めるタイミングが重要です。目標スコアが600点未満の方は、基礎の学習に力を入れ、実践問題集は試験の1週間前など、直前に始めることをおすすめします。

本番の流れをつかむため、時間を計り2時間通して問題を解いてみましょう。

解きっぱなしにはせず、間違いを確認しきちんと復習することが大切です。

TOEICを受験するのが初めての方や、目標スコアが600点以上の方は、まずは実践問題を解いて、得意分野・苦手分野を把握しましょう。その上で対策を立てると効率的に学習を進められます。

TOEIC勉強法6. 時間配分など、解き方のコツを身につけよう

TOEICで高得点を目指すには、単なる英語学習だけでなくTOEICならではのコツを身につける必要があります。

時間配分や、解答時間の短縮などさまざまなコツがあります。この記事の勉強方法を参考に、やりやすい方法を見つけてくださいね。

目標の点数を達成できるよう、無理のない学習スケジュールでこつこつ勉強していきましょう。

TOEIC勉強法で自分のレベルを把握しよう

TOEICの勉強法をレベル別(スコア別)に紹介してきました。TOEICは合否で判断される試験ではないので、純粋に実力の伸びを計ることができます。

まずは自分のレベルを公式問題集などで把握し、目標を定め、自分にあった適切な勉強法を実践していきましょう。

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