・画像引用:スタディサプリ ビジネス英語コース
リクルートが提供するオンライン英語学習アプリです。このアプリは「忙しいビジネスパーソン」向けに開発されており、1回1分の動画レッスンでビジネスシーンにおけるキーフレーズを学習できるのが特徴です。
動画レッスンで学習した内容は、ネイティブ講師とのオンライン英会話で実践することができ、効率的に英語力を高めることができます。
忙しい中で最短で実用レベルのビジネス英語を身に着けたいという方におすすめです。
ますますグローバル化が加速する今日、社内会議や取引先の会議が英語になった、昇進・転職には英語力が不可欠、なんて方も多いのではないでしょうか。
今回は、純ドメでありながら英語を使って仕事をしている私が、ビジネス英語力を上げるためにおすすめのアプリをご紹介いたします。
ビジネス英語と日常英会話の違い
簡単な日常会話はできるけど、ビジネスシーンで英語を使うのは苦手…なんて方は多いのではないでしょうか。
ビジネス英語は、高校・大学で学ぶ英語がカバーしていない領域なので、そう感じてしまうのも無理はないはず。
しかし、文法自体は基礎的なものなので、学習の方法次第で実用レベルまで英語力を伸ばすことは可能です。
ビジネス英語の特徴1:専門用語を使う
業界や職種によって異なりますが、ビジネスシーンにおいては専門用語が多く使われます。
業界・職種特有の英単語を使いこなすことができないと、円滑なコミュニケーションができなくなってしまいます。
ビジネス英語の特徴2:丁寧な表現が求められる
日本語にはビジネス敬語がありますが、英語でもビジネスシーンにふさわしい言葉遣いが求められます。
カジュアルで省略が可能な日常英語と異なり、ビジネス英語では丁寧な表現かつ省略をしないことが一般的です。
ここが抜け落ちていると、無礼なビジネスパーソンに見えてしまったり、信頼を得られない可能性があります。
ビジネス英語をアプリで学習するメリット
すきま時間を活用した効率的な学習ができる
英会話アプリの1番のメリットは学習の手軽さです。空いた時間があればさくっと取り組むことができるので、出勤中の電車の中や寝る前の5分間などすきま時間を活用して。日々英語力を磨くことが可能です。
低コストから始められる
ビジネス英語アプリには様々な種類がありますが、月額5000円以上のものもあれば、1回のアプリの購入で済む、無料でインストールすれば始められるものも多くあります。
最初は様子をみて始めたいという人にとっては、低コストで始められるのはメリットです。
継続しやすい・モチベーションを維持できる
ビジネス英語アプリは、ゲームやクイズ感覚で楽しみながら学習をすることができるので、難解な参考書を読むのと比べて継続するハードルを下げることができます。
また目標管理や英語力の到達度を管理してくれる機能がついているアプリも多くあり、自分の努力が可視化されるのでモチベーションを維持しやすいのが特徴です。
ビジネス英語をアプリで学習するデメリット
メリットばかりのように見えるビジネス英語アプリですが、当然デメリットも存在します。
手軽さからだらけてしまうこと
高額な月謝を払って通う英会話スクール等と違い、ビジネス英語アプリはいつでもどこでも行うことができるため、その手軽さからだらけてしまうことも多いです。
アプリには目標管理機能などモチベーションを高める工夫はされていますが、最後は自分の意思で継続しなくてはいけません。
無料アプリは機能が制限されている
多くの無料アプリがありますが、英単語だけ、英語フレーズだけ、といったように特定のスキル・知識に特化したものになっていることが多いです。
ビジネス英会話は英単語、フレーズ、リスニング力など総合力が求められるので、バランスよく能力を伸ばしたいという人は、異なるスキルに対応したアプリを複数使い分けるか、より機能が充実している有料アプリ・有料版に登録しましょう。
身に着けた知識を実践する機会が少ない
英語学習アプリは、知識のインプットに比重が置かれていることが多く、残念ながら身に着けた知識をアウトプットする機会が少ないです。理解度チェックや単語テストなど搭載されているアプリもありますが、実践の機会としては不十分といえます。
実用レベルまでできる限り早く到達したいという人は、アプリとオンライン英会話を組み合わせることをおすすめします。
【学習目的別】おすすめのビジネス英語アプリ14選
では、無料英語アプリをご紹介します。今回は、学習目的別に6つに分類しました。
オンライン英会話付き複合型学習アプリ
まずは、オンライン会話での実践を中心に、幅広く英語スキル(リーディング、リスニング、スピーキング、ライティング等)を身に着けることができる複合型学習アプリをご紹介します。
このタイプのアプリは、月額費用が他のアプリと比べると高くなっていますが、その分質の高い教材・レッスンが豊富に揃っており、実用レベルの英語力を身に着けることできます。
レシピー – パーソナルレシピ型英語学習でバイリンガルに!
画像引用:レシピー|POLIGLOTS
英語ニュースを教材に、英語4技能+基礎知識(文法、英単語)を身に着けることができる総合型学習アプリです。
無料版は、リーディングと英単語の学習機能に留まりますが、有料版ではリスニングや記事の理解度テスト、発音チェック、オンライン英会話機能等が追加されます。
幅広い料金プランが提供されているので、自分に合ったプランを選びましょう。
世界の最新ニュースが日々更新されるので、時事情報をインプットしながら、英語も学習したいという人におすすめです。
スタディサプリ ビジネス英語コース
・画像引用:スタディサプリ ビジネス英語コース
リクルートが提供するオンライン英語学習アプリです。このアプリは「忙しいビジネスパーソン」向けに開発されており、1回1分の動画レッスンでビジネスシーンにおけるキーフレーズを学習できるのが特徴です。
動画レッスンで学習した内容は、ネイティブ講師とのオンライン英会話で実践することができ、効率的に英語力を高めることができます。前述の通り、忙しい中で最短で実用レベルのビジネス英語を身に着けたいという方におすすめです。
ビジネスシーンで役立つ英語フレーズ学習アプリ
次に、ビジネスシーンでの定番フレーズを学習できるアプリをご紹介します。このタイプのアプリの多くは、完全無料で利用できるにも関わらず、豊富なフレーズ例が収録されていることが特徴です。
英語の言い回しが分からず日々検索をして凌いでいる、そんな方向けに役立つアプリです。
スピフル(SUPIFUL)
SUPIFUL(スピフル)はスピーキングの瞬発力を上げ、スムーズな発話を目指すことを目的としたサービスです。
発話スピード測定がついた口頭英作文やAI添削をしながら行う独り言英会話を繰り返し行うことで、英会話トレーニングに不可欠なインプットとアウトプット両方同時に鍛えられるのが特徴です。
ビジネス英語に役立つビジネス例文や、300もの豊富な豊富テーマが揃っているのもスピフルならでは。「表現の幅を広げたい」「自然な言い回しを知りたい」と思っている方には特におすすめです。
料金プランは1ヶ月5,478円(税込)と、月々3,831円(税込)の12ヶ月プランの2つ。12ヶ月プランの方は、1ヶ月プランと比べて30%安くなっているので継続利用がお得です。
初回は7日間の無料体験が可能なため、実際トレーニングをしてみて利用するかどうか判断できるのは嬉しいポイント。
AI英会話 スピークバディ
AI英会話スピークバディは累計250万ダウンロード突破している人気の英会話アプリです。
個々に合わせたカリキュラムをAIが作成してくれて、自分のレベルに合わせて本格的な英会話学習ができます。AIが相手なので、人と対面で話すのが苦手な方にもおすすめ。
レッスンは、1回15分から設定可能です。3つの料金プランのうち、最もお得なのが月1,983円(税込)の12ヶ月コース。
英語での電話応対や出張先での交渉、外国人相手のプレゼンなど、ビジネスのあらゆる場面で使えるフレーズが網羅されており、初級者から上級者まで幅広く学べます。
ビジネス英会話 – 社会人の英語学習アプリ、リスニングにも対応
・画像引用:Google play store
このアプリは、挨拶や仕事の依頼などの「日常業務の表現」やお礼・意見をいうなどの「基礎表現」に加えて、会議・出張・電話などの定番ビジネスシーン、営業・マーケティング・技術などの職種別、製造・サービス・金融・ITの業界別にフレーズが収録されており、自分の状況に合わせて活用できるのが特徴です。
リスニングや発音練習の機能も付いており、すべての機能が無料で利用可能になっています。
究極英会話
・画像引用:Google Play store
ビジネスシーンだけでなく、日常会話、旅行にも対応し、3000を超える英語フレーズと問題が収録されている学習アプリです。
忘却理論曲線に基づいた学習アルゴリズムが搭載されており、最適なタイミングで復習問題が出されるので、効率的に英語フレーズを習得できるようになっています。
また、学習管理機能で苦手項目が一目でチェックできるようになっているのも特徴です。理論やデータに基づいて効率的に英語力を高めていきたいという人におすすめのアプリです。
ビジネス英語のボキャブラリー・単語学習アプリ
ビジネスシーンでは、日常会話では聞きなれない専門用語が多く使用されるので、ビジネス英単語に特化した学習は必須です。日々のすきま時間を利用して効率的にインプットできるアプリをご紹介します。
英単語アプリ mikan
・画像引用:App Store
このアプリは、試験別(TOEIC、TOIFL、GRE、英検、大学受験)やシーン別(日常・ビジネス)に学習コースが設定されており、目的に合わせて効率的に英単語を学習することができます。
収録されている単語数は1万5000単語にも及びます。一回のレッスンが最短30秒で終わるため、すきま時間を活用してサクサクと勉強ができるのが特徴です。
究極英単語!TOEIC® 800点突破編
・画像引用:Google Play store
フレーズ学習アプリでご紹介した究極英会話と同じシリーズの英単語学習アプリです。
タイトルにあるように、TOEICで高得点をとるために特化した内容となっているため、難しい単語が多く収録されています。
ビジネス英語になれてきて、より洗練された英語を使用したいという方におすすめのアプリとなっています。
こちらも忘却理論曲線に基づいて復習問題が出題される仕組みになっており、効率的に学習内容を定着させることができます。
TOEIC対策の学習アプリ
最近は、社内の昇進や転職時にTOEICの点数が求められることも多くなってきました。TOEIC対策のアプリでは、紙の参考書・問題集と同様の内容を手軽に学習することができ、忙しい中でもスコアアップを狙うことが可能です。
スタディサプリENGLISH TOEIC® L&R TEST対策コース
・画像引用:スタディサプリENGLISH TOEIC® L&R TEST対策コース
TOEICテストの演習問題20回分とその解説に加えて、講義動画約300本や単語クイズ、リスニングスコアUPのためのディクテーション・シャドーインドなど、TOEIC対策のための幅広い機能が充実しているアプリです。
参考書ではうまくいかなかったという人におすすめです。
Santaアルク
『Santaアルク』は、世界で400万人以上の利用者がいるAI導入型TOEIC対策アプリです。
2021年末の本格リリース後、2022年、2023年上半期と立て続けにTOEIC学習アプリのダウンロードNo.1となり、急速にTOEIC学習者の間で人気が出てきています。
その元となるRiiid社のAIは、世界の有力AI企業に出資を行うソフトバンク・ビジョン・ファンドにも出資されたという裏付けがあります。
過去3億問以上の問題解答を元にデータを分析し、AIが個別に問題をピックアップしてくれます。
最初にレベルチェックで問題を解くと、AIがその結果からTOEICの予測スコアと苦手なパートを表示します。その後、実力に合わせた問題が選ばれて勉強スタートです。
苦手な問題から出題されますが、わからない問題のポイントや解き方についてAI動画講義で確認できるので、とてもわかりやすくなっています。
試験25回分の大量の問題がはいっており、勉強するたびにTOEICの予測スコアが表示されます。勉強を進める上で、程よいプレッシャーになるでしょう。
Santaアルクの無料版は問題数が少ないので、3ヶ月や6ヶ月単位の有料版が効果的です。
初級から上級まで、おまかせで苦手な部分を強化したい方にAIでTOEIC対策ができるSantaアルクをおすすめします。
トレーニング TOEIC ® test
・画像引用:Google Play store
このアプリには、リスニング(Part1から4)、リーディング(Part5から7)の問題集が収録されています。目標スコア別の頻出英単語も学習できるようになっています。
TOEIC presents English Upgrader
・画像引用:App Store
このアプリは、日本でTOEICを実施・運営しているIIBCが提供しています。TOEICのリスニングパートの問題がリスニング音声とともに収録されています。
最新英語ニュースを使った学習アプリ
英語ニュースを使ったアプリは、自分の興味のある記事で学習をすることができるためおすすめです。また、日々必要な経済・世界情勢も同時に知ることができるため、仕事にも活きてきます。
LissN
・画像引用:LissN
日本経済新聞が運営する英語学習アプリです。毎日、日経グループの記事が更新され、記事のリスニングとリーディングを行えます。
記事は1~3の難易度別に分けられており、自分のレベルに合わせて記事を選ぶことができるのも特徴です。
記事の内容や言い換え・イディオムの理解度テストも搭載されています。経済情報のインプットと英語学習を同時に行いたい人におすすめです。
NHK WORLD RADIO JAPAN
・画像引用:App Store
NHKが運営する英語学習アプリです。NHKが配信する日本・アジアのニュース記事と国際TV放送を無料で読む・見る・聞くことができるアプリです。6000以上のコンテンツで学習できます。
字幕以外に英語学習に特化した機能はないため上級者向けになりますが、国際情勢知識と英語力を同時に取得したい人にはおすすめのアプリです。
英語プレゼンテーションの学習アプリ
日本語と英語ではプレゼンテーションの方法が大きく異なります。慣れていないと英語でのプレゼンテーションは非常に難しいものです。そんな方におすすめの英語プレゼンテーションを学べるアプリをご紹介します。
TED
・画像引用:App Store
様々な分野の著名人によるプレゼンテーション「TED」の公式アプリです。過去のプレゼンテーションを無料で視聴することができ、一流のプレゼンテーションの言い回しやリスニングを学習することができます。
日英対応の字幕があるため、英語に自信がない方でも学習しやすくなっています。
自分の専門分野や興味分野の動画を視聴しながら、英語もレベルアップしたいという人におすすめです。
アプリで手軽にビジネス英語を身につけよう
ビジネス英語の学習におすすめのアプリを紹介してきました。日常会話とは異なり、ビジネス英語は専門用語やかしこまった表現などを習得し、それを正しく使い分ける必要があります。
インプットして慣れることが、重要となりますが、仕事で忙しいとなかなか学習時間を捻出することも難しいと思います。
英語アプリなら、隙間時間に起動することさえ、意識して継続できれば、手軽に実践的な英語を身につけることができます。
ぜひ、気になるアプリは、今すぐダウンロードして、今日から試しに使ってみましょう。