旅行好きな方に人気であったSPGカードの後継カードである、マリオットカード(マリオットアメックス)。
「Marriott Bonvoy」と「アメリカン・エキスプレス・カード」が提携し、貯まったポイントはマリオット系列ホテルの宿泊やマイルへの交換に使用できるため、多くの旅行好きの方から支持を得ているカードです。
一般カードとプレミアムカードの2種類が発行されていますが、特にプレミアムカードである「マリオットアメックス・プレミアム」は、旅行好きにとって最強のカードとも呼ばれています。
この記事では、そんなマリオットアメックス・プレミアムが持つ9つのメリットをご紹介しながら、最強と呼ばれる理由を解説していきます。デメリットとも言うべき注意点や、SPGカードからの改悪ポイントなどにも触れていますので、カードの発行を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
公式HPでは、利用額に応じてボーナスポイントを獲得できるキャンペーンが随時開催されています。
マリオットアメックス・プレミアムの基本情報
カード名称 | Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード |
年会費(税込) | 49,500円 |
国際ブランド | American Express |
申し込み資格 | 20歳以上の定職のある方で日本在住の方 |
入会特典 | 利用ボーナスポイント付与など |
ポイントの価値 | 1ポイント約0.4円※JAL Global Walletに換金した場合のレート |
ポイント還元率 | ・約1.2%(100円=3ポイント/通常利用の場合) ・約2.4%(100円=6ポイント/参加ホテルで使用の場合) |
交換可能マイル | JALマイル、ANAマイル、スカイマイルなど38社 |
交換レート | 3ポイント=1マイル |
ポイント有効期限 | 2年間(ポイント付与のタイミングで2年延長) |
ETCカード年会費(税込) | 無料 ※発行手数料935円 |
家族カード年会費(税込) | 1枚無料 2枚目以降24,750円 |
海外旅行傷害保険(利用付帯) | 傷害死亡・傷害後遺障害1億円 治療費用 最高300万円/回 疾病費用 最高300万円/回 賠償責任 最高4,000万円/回 携行品損害 (免責3,000円)最高50万円/(1旅行中) |
国内旅行傷害保険 | 傷害死亡・傷害後遺障害5,000万円 |
ショッピング保険 | 年間最高500万円 |
キャッシュレス決済 | Apple Pay、アメックスのタッチ決済 |
発行スピード | 約3週間 |
公式URL | https://www.americanexpress.com/ja-jp/benefits/marriott-bonvoy-premium-card/ |
【最強】マリオットアメックス・プレミアム(旧SPGカード)9のメリット
では早速、マリオットアメックス・プレミアムが最強と言われている理由でもある、充実した特典内容を確認していきましょう。
マリオットアメックス・プレミアムを持つことで得られるメリットは、以下の通りです。
- カード更新時に条件を満たせば無料宿泊特典が毎年もらえる
- マリオットボンヴォイのゴールドエリート資格が自動付与される
- 年間400万円の利用でプラチナエリート資格を得られる
- ポイント還元率が高い
- ポイント交換で複数の航空会社のマイルが選べる
- 付帯保険が充実している
- 同伴者1名まで空港ラウンジが無料で使える
- 手荷物無料宅配サービスがある
- 100米ドルのプロパティクレジットがもらえる
カード更新時に条件を満たせば無料宿泊特典が毎年もらえる
毎年のカード更新時に「年間150万円以上のカード利用」という条件を満たすと、マリオット系列ホテルの「無料宿泊特典」が毎年もらえます。
無料宿泊特典の内容は、マリオット系列のホテルに大人2名が無料で宿泊できるというもの(部屋は一室)。継続特典として5万ポイント分が付与されるため、実質的に年会費である49,500円(税込)分が還元されると考えて良いでしょう。
手持ちのポイントをこの無料宿泊特典分に合算することで、最大65,000ポイント(65,000円)までのホテル宿泊費が無料になります。
例として、公式HPには「ウェスティン都ホテル京都」に8月の土曜日大人2名1室宿泊時の宿泊料金「6万2,290円」の宿泊に利用する場合が掲載されています(2022年7月12日調べ)。
ただし、繁忙期などは必要なポイント数が変わります。実際の宿泊料金よりも多くのポイントが必要な場合は、1ポイント1円以下の価値になる場合もあるため、注意が必要です。
無料宿泊特典が使えるかどうかは、ホテル予約時の宿泊料金や混雑状況によっても異なりますので、予約時にマリオットカードの公式HPをチェックするようにしてください。
無料宿泊特典については、下記の記事でも詳しく解説しています。
マリオットボンヴォイのゴールドエリート資格が自動付与される
マリオットアメックス・プレミアムの所有者には、「Marriott Bonvoy ゴールドエリート」会員資格が自動付与されます。
この資格は本来、マリオット系列ホテルに年間25泊以上宿泊した場合に付与される資格で、宿泊時に以下のような特典を受けられます。
- 部屋のアップグレード
- 午後2時までのレイトチェックアウト
- ホテル宿泊時にウェルカムギフトとして250または500ポイント付与
- 宿泊費やレストランでの利用時に獲得できるポイントが25%にアップ
レストラン・バーの利用料金が15%割引
年間400万円の利用でプラチナエリート資格を得られる
自動でゴールドエリート会員資格が付与されるマリオットアメックス・プレミアムですが、「年間400万円以上のカード利用」という条件を満たすと、上位ランクである「プラチナエリート」会員資格が付与されます。
プラチナエリート会員になると得られる特典は、以下の通りです。
- 一部スイートルームを含む部屋のアップグレードが可能に
- ホテル宿泊時のウェルカムギフトに「ポイント付与」「朝食無料」「アメニティ」が選べる
- エグゼクティブ・クラブラウンジの利用が可能
- 午後4時までのレイトチェックアウト
- 宿泊費やレストランでの利用時に獲得できるポイントが50%にアップ
レストラン・バーの利用料金が15%割引
一部のホテルでは、部屋のアップグレードがスイートルームまで可能になり、朝食無料などのウェルカムギフトが選べるようになります。
また、プラチナエリート以上の会員のみが利用できるホテルラウンジが、同伴者1名まで利用可能に。ラウンジでは無料で軽食やドリンク、カクテルタイムにはアルコールも提供され、優雅な時間を過ごせますよ。
レイトチェックアウトの時間も午後4時までと伸びるため、チェックアウトぎりぎりまでラウンジでゆったり過ごすことも可能です。
プラチナエリート会員資格のためにカードを保有する方も
Marriott Bonvoyのプラチナエリート会員資格は、本来、マリオット系列ホテルを年間50泊以上しなければ獲得できない上級資格です。
前身のSPGカード時代は、どんなにカードの利用額が大きくてもプラチナエリート会員資格が付与されることはありませんでした。
クレジットカードを利用するだけでプラチナエリート会員資格が取得できるのは、マリオットアメックス・プレミアムのみ。年間400万円というハードルは決して低くありませんが、年間のカード決済額が多い方は、ぜひプラチナエリート会員を狙ってみてください。
プラチナエリート資格については、下記の記事でも詳しく解説しています。取得方法などを知りたい方は参考にしてください。
ポイント還元率が高い
マリオットカードを使うと、通常の買い物時には100円で3ポイント、マリオット系列ホテルでの利用時は、100円につき6ポイントが付与されます。
貯めたマリオットポイントの価値は利用先・交換先によって大きく異なり、例えば、ポイントをJAL Global Walletに換金した場合の価値は1ポイント約0.4円。マリオット系列ホテルの宿泊に利用すると、1ポイント1円以上の価値になることが多いです。
ポイントの価値を高めるにはホテルの無料宿泊かマイルへの交換がおすすめ
できるだけ1ポイント1円以上の価値でポイントを利用するなら、ホテルの無料宿泊に使うか、マイルへの交換がおすすめ。
ただし、ホテルによっては1ポイント0.5円以下の価値となってしまうこともあるため、予約時にその価値をしっかりと確認しておきましょう。
マリオット公式HPのホテル予約画面には、ホテルごとに「ポイント宿泊に必要なポイント」と「通常料金」が表示されています。
↑このホテルの場合、ポイント払いで70,000ポイント、現金払いで72,200円なら、1ポイントあたりの価値は1円以上とお得です。
↑しかし、このホテルの場合、ポイント払いで63,000ポイント、現金払いで38,950円のため、1ポイントあたりの価値は約0.62円となります。
できるだけ前者のような設定のホテルを選ぶのが、お得にポイント宿泊をするコツです。ポイントが足りない場合は現金とポイントを併用してもOKですので、上手に活用してください。
マイルと交換する場合は、どの航空会社のマイルに交換する場合でも、3ポイント1マイルで交換可能です。通常の買い物100円につき3ポイント獲得できるため、100円で1マイル獲得できる計算ですね。
利用するタイミングや座席のクラス、路線などによっては、1マイル1円以上の価値で交換できるようになります。
マリオットポイントは実質無期限
マリオットポイントの有効期限は2年間ですが、新しいポイント付与のタイミングで2年延長されます。
そのため、定期的にマリオットカードを使っていれば、実質無期限でポイントを貯められるということです。
マリオットカードで貯められるポイントの仕組みについては、下記の記事でも解説しています。併せて参考にしてください。
ポイント交換で複数の航空会社のマイルが選べる
マリオットポイントで交換できるマイルは、JALマイル、ANAマイル、スカイマイルなど以下の38社(2023年2月現在)です。
タップしてマイル交換レートを確認
航空会社のマイレージプログラム | ポイント:マイルの交換レート |
エーゲ航空 Miles+Bonus | 3:1 |
エアリンガスAerClub | 3:1 |
エアロメヒコ クラブプレミエ | 3:1 |
エア・カナダ アエロプラン | 3:1 |
エールフランス/KLM フライング・ブルー | 3:1 |
ニュージーランド航空 Airpoints | 200:1 |
アラスカ航空 Mileage Plan™ | 3:1 |
アメリカン航空 AAdvantage® | 3:1 |
ANAマイレージ・クラブ | 3:1 |
アシアナ航空アシアナクラブ | 3:1 |
アビアンカ航空 LIfeMiles | 3:1 |
ブリティッシュ・エアウェイズ・エグゼクティブクラブ | 3:1 |
キャセイパシフィック航空アジア・マイル | 3:1 |
コパ航空 ConnectMiles | 3:1 |
デルタスカイマイル | 3:1 |
エミレーツ・スカイワーズ | 3:1 |
エティハドのお客様 | 3:1 |
フロンティア航空マイル | 3:1 |
海南航空Fortune Wings Club | 3:1 |
ハワイアン航空 HawaiianMiles® | 3:1 |
Iberia Plus | 3:1 |
InterMiles | 3:1 |
日本航空 JALマイレージバンク | 3:1 |
大韓航空スカイパス | 3:1 |
LATAM航空 LATAMPASS | 3:1 |
Multiplus Fidelidade LATAM Pass | 3:1 |
カンタス・フリークエントフライヤー | 3:1 |
カタール航空プリビレッジ・クラブ | 3:1 |
サウディア Alfursan | 3:1 |
シンガポール航空クリスフライヤー | 3:1 |
サウスウェスト航空 Rapid Rewards® | 3:1 |
TAPポルトガル航空 Miles&Go | 3:1 |
タイ国際航空ロイヤルオーキッドプラス | 3:1 |
ターキッシュ エアラインズ Miles&Smiles | 3:1 |
ユナイテッド航空マイレージプラス | 3:1.1 |
ヴァージンアトランティック航空 Flying Club | 3:1 |
ヴァージンオーストラリア Velocity Frequent Flyer | 3:1 |
ブエリングクラブ | 3:1 |
ユナイテッド航空のマイルに交換する場合は、少し交換レートが良くなります。
また、一度に60,000ポイント交換する毎に15,000ボーナスポイントがもらえ、その合計ポイントをマイルに交換可能です。
つまり、60,000ポイントを貯めて一気にマイルへ交換すると、下記のように合計25,000マイルに交換できるというわけです。
- 60,000ポイント=20,000マイル
- 15,000ポイント=5,000マイル
マリオットポイントは、年間最大10万ポイントまでポイント自体の購入が可能です。ポイントの有効期限は実質無期限で貯められますが、必要なタイミングでポイントが不足している場合は、ポイントの追加購入で不足分を補うことも検討しましょう。
マイルへの交換方法については、下記の記事で詳しく解説しています。
付帯保険が充実している
マリオットアメックス・プレミアムは、付帯保険も充実しています。
- 海外旅行傷害保険
- 国内旅行傷害保険
- 海外航空機遅延費用保険
- ショッピング保険
- スマートフォン・プロテクション
- キャンセル・プロテクション
- リターン・プロテクション
- オンライン・プロテクション
旅行中の万が一の事故などでケガや病気になった場合も、最高1億円の補償が受けられるので安心です。ただし、自動付帯ではなく利用付帯のため、旅行代金や交通費をマリオットアメックス・プレミアムで決済することを忘れないようにしましょう。
同伴者1名まで空港ラウンジが無料で使える
フライト前の時間をゆっくり過ごせる「空港ラウンジ」を、同伴者1名まで無料で利用できます。
利用できる空港ラウンジは、ゴールドカード以上のカード会員が使える、いわゆる「カードラウンジ」。フリードリンクやWi-Fi環境、充電スペースなどが提供されています。
ほとんどのクレジットカードが「カード会員のみ無料」となるところ、マリオットアメックス・プレミアム会員は「同伴者1名まで無料」。しかも、家族カード会員の同伴者1名も無料なため、家族4人で空港ラウンジを無料利用することもできますよ。
手荷物無料宅配サービスが利用できる
旅行や出張からの帰国時に、空港から自宅までスーツケースなどの手荷物を、1つ無料で配送してくれるサービスも利用できます。
対象の空港は、次の4つです。
- 羽田空港(第3ターミナル)
- 成田国際空港
- 中部国際空港
- 関西国際空港
特定のホテルプランにて100米ドルのプロパティクレジットがもらえる
プロパティクレジットとは、「特定ホテルのレストランやスパで使える割引額」のことです。
獲得条件は、国内外の「ザ・リッツ・カールトン」または「セントレジス」に、公式HPもしくはコールセンター経由で「100米ドルのプロパティクレジット付きプラン」を2連泊以上予約すること。
リッツ・カールトンとセントレジスという超高級ホテル限定の特典ですが、ホテル内の高額サービスを利用予定の方にとっては嬉しい割引ですね。
合計で100米ドル分の割引が受けられますが、割引チケットのようなものが送られてくるわけではなく、チェックアウト時にマリオットアメックス・プレミアムで支払いをすると、自動的に精算される仕組みです。
必ず「100米ドルのプロパティクレジット付きプラン」を予約する必要がありますので、利用したい方はその点だけ注意してください。
マリオットアメックス・プレミアム4つのデメリット
旅行好きの方にとっては非常にメリットの多いマリオットアメックス・プレミアムですが、以下のようなデメリットも存在します。
- 年会費が高い
- 無料宿泊特典に年間150万円以上のカード利用条件が加わった
- 海外旅行傷害保険が利用付帯
- プライオリティ・パスは付帯しない
年会費が高い
マリオットアメックス・プレミアムの年会費は、49,500円(税込)です。
年間150万円以上の利用でカード更新時に5万ポイントの無料宿泊特典(大人2名対象)が付与されるため、条件を満たす方にとって2年目以降の年会費は実質無料とも言えます。
しかし、決済額が年間150万円に満たない方や、そもそも高級ホテルへの宿泊に魅力を感じない方にとっては、高額な年会費と言えるでしょう。
無料宿泊特典に年間150万円以上のカード利用条件が加わった
実は、旧カードであるSPGカード時代は、上記の「年間150万円以上の利用」という条件は設定されていませんでした。
当時は、年会費さえ支払えば、継続特典として1泊分の無料宿泊がカード会員全員にプレゼントされていたのです。そのため、旧SPGアメックスをご存知の方にとって、この条件の追加は「改悪」と取られる変更点になっています。
1年間で150万円以上のカード利用がない方にとって、マリオットアメックス・プレミアムを持つメリットはほぼないと言えるでしょう。
また、カード更新時の無料宿泊特典のみが目当てという方には、プレミアムカードではなく一般カードの方がおすすめです。付与される無料宿泊分のポイントは35,000ポイントと少なくなりますが、年会費は23,100円と半分以下に抑えられます。
海外旅行傷害保険が利用付帯
マリオットアメックス・プレミアムに付帯する海外旅行傷害保険・国内旅行傷害保険は、すべて「利用付帯」です。
利用付帯の場合、保険の補償を受けるには、旅行のツアー代金や公共交通機関の運賃をカードで支払っている必要があります。
カードを持っているだけでは補償の対象にならないため、注意が必要です。
プライオリティ・パスは付帯しない
世界中の1,300ヶ所以上の空港ラウンジを利用できる「プライオリティ・パス」。
ゴールドカード以上のクレジットカードの中には、このプライオリティ・パスが無料で付帯したカードもありますが、マリオットアメックス・プレミアムには付帯していません。
頻繁に海外旅行をする方は、「プライオリティ・パス」が付帯したクレジットカードとの2枚持ちも検討してみてください。
マリオットアメックス「一般カード」と「プレミアムカード」の違い
ここまでマリオットアメックス・プレミアムについて紹介してきましたが、マリオットアメックス(一般)との違いについてもまとめておきます。
両者のスペックの違いは、以下の通りです。
プレミアムカード | 一般カード | |
---|---|---|
年会費 | 49,500円(税込) | 23,100円(税込) |
家族カード | 1枚目無料2枚目以降24,750円(税込) | 1枚目無料2枚目以降11,550円(税込) |
ポイント付与 | 100円につき3ポイント | 100円につき2ポイント |
マリオットボンヴォイ参加ホテルでの利用時ポイント | 100円につき6ポイント | 100円につき4ポイント |
エリート会員資格 | ・ゴールドエリート資格付与 ・年間400万円以上利用でプラチナエリート資格付与 | ・シルバーエリート資格付与 ・年間100万円以上利用でゴールドエリート資格付与 |
宿泊実績 | 15泊分 | 5泊分 |
無料宿泊特典 | 50,000ポイント付与 ※年間150万円以上の利用で付与 | 35,000ポイント付与 ※年間150万円以上の利用で付与 |
100米ドルのプロパティクレジット | もらえる | もらえる |
海外旅行傷害保険 | 最高1億円(利用付帯) | 最高3,000万円(利用付帯) |
手荷物配送サービス | ・羽田空港 ・成田国際空港 ・中部国際空港 ・関西国際空港 | ・成田国際空港 ・中部国際空港 ・関西国際空港 |
スマートフォン・プロテクション | 付帯あり | 付帯なし |
マリオットアメックス(一般)の特徴
マリオットアメックス(一般)のメリットは、「年会費がプレミアムカードよりも安い」という点です。
ただし、年間150万円利用して獲得できる無料宿泊特典の額も減額され、35,000ポイントに。
自動で付与されるエリート資格は「シルバーエリート」で、レイトチェックアウトや10%の追加ポイントがあるものの、部屋のアップグレードやウェルカムギフトはありません。
通常カード利用時のポイント付与率も100円につき2ポイントと下がってしまうため、プレミアムカードに比べると、特典の魅力が少ないと言わざるを得ないでしょう。
シルバーエリート資格だけでも十分な方や、高い年会費は払えないけれど無料宿泊特典は少しでも得たいという方なら、検討する余地があるかもしれません。
マリオットボンヴォイ・アメックスプレミアムカードはこんな方におすすめ!
マリオットボンヴォイ・アメックスプレミアムカードは、以下のような方たちにおすすめしたいクレジットカードです。
- マリオット系列ホテルをよく利用する方
- 年間150万円以上のカード決済を利用する方
- マリオットボンヴォイのプラチナエリート資格を狙う方
- 無料宿泊特典が欲しい方
マリオットボンヴォイ参加ホテルによく宿泊する方や、無料宿泊特典が欲しい方には、マリオットボンヴォイ・アメックスプレミアムカードは非常におすすめです。
豪華な特典が豊富にあるため、年会費以上のメリットが得られます。
また、マリオット系列ホテルに50泊以上して達成できるプラチナエリート資格を「カード利用だけ」で達成できるのは、マリオットボンヴォイ・アメックスプレミアムカードだけ。それだけでも、大変大きな価値と言えるでしょう。
年間400万円以上のカード利用は必要ですが、家族カードの利用金額を合算することも可能です。カード利用額が多い方は、ぜひ検討してみてください。
こんな方は別カードの検討を
一方で、以下に該当する方には、プレミアムカード・一般カード問わずマリオットカードはおすすめできません。
- カード決済額が年間150万未満
- マリオット系ホテルに宿泊しない方
マリオットカードの特典である無料宿泊特典を得るためには、一般・プレミアム問わず年間150万円以上のカード利用が必要です。また、そもそもマリオット系列のホテルを利用しない方は、マリオットカードのメリットを享受できません。
ご自身のニーズに合ったクレジットカードを見つけてください。
まとめ
旅行好きな方に人気のSPGアメックスカードが新規募集を終了し、後継として誕生した「マリオットボンヴォイ アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード」は、高級ホテルに無料で宿泊ができるなど、贅沢な旅の満喫にもってこいの一枚です。
マイル交換レートも良いため、マイルを貯めて特典航空券を得たい方にもおすすめ。
年間400万円という利用額を満たせば、クレジットカード利用だけで「プラチナエリート会員」資格もゲットできますので、「普段からクレカの決済額が多く、たまの旅行ではプラチナエリート会員で贅沢したい」という方も、ぜひ検討してみてください。
公式HPでは、利用額に応じてボーナスポイントを獲得できるキャンペーンが随時開催されています。