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中国旅行・留学におすすめクレジットカード5選!キャッシュレス事情や注意点も

中国旅行・留学におすすめクレジットカード5選!キャッシュレス事情や注意点も

中国はキャッシュレス化が非常に進んでいる国ですが、日本やアメリカなどと異なる事情があります。

そのため、「いつも使っているクレジットカードが中国では使えない」という事もしばしば。

今回は、中国においてのキャッシュレス事情を紹介するとともに、中国で使えるおすすめのクレジットカードもご紹介します。

これから中国へ旅行や留学、仕事で訪問する予定がある方は、ぜひ参考にしてください。

目次

中国で使えるおすすめクレジットカード5選

中国で使えるおすすめのクレジットカードは、次の5つです。

クレジットカードの種類特徴
三井住友銀聯カード銀聯カード単体で申し込める唯一のカード
ANA銀聯カードANAカードを持っている方または同時申し込み専用銀聯カード
エポスカード年会費無料で保険が自動付帯※
JCB CARD W現地に2店舗の「JCBプラザ」で日本語対応可能
Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード490以上のマリオット系ホテルで優遇が受けられる

※2023年10月1日より利用付帯に変更となります。

三井住友銀聯カード|銀聯カード単体で申し込める唯一のカード

三井住友銀聯カード
カード名称三井住友銀聯カード
年会費(税込)無料
国際ブランドUnionPay(中国銀聯)
申し込み資格満18歳以上の方(高校生をのぞく)
入会特典
ポイントの価値1ポイントあたり1円
ポイント還元率0.5%(200円=1ポイント付与)
交換可能マイルANAマイル
交換レートANAマイル:1ポイント=0.5マイル
ポイント有効期限2年間
ETCカード年会費(税込)
家族カード年会費(税込)無料
海外旅行傷害保険
国内旅行傷害保険
ショッピング保険
キャッシュレス決済
発行スピード約1週間
公式URLhttps://www.smbc-card.com/mem/addcard/anaginren.jsp

※現在デザインをリニューアルしています

中国で普及している国際ブランドは、中国発祥の「UnionPay(中国銀聯)」ブランドです。

世界の総購入取引シェアは、Visa 、Mastercardに次ぐ第3位。発行シェアは第1位の国際ブランドとなっています。

ただし、日本国内で銀聯カード単体を申し込めるのは「三井住友銀聯カード」のみ。「三井住友銀聯カード」の年会費は無料で、ETCカードはありませんが家族カードを付帯できます。

海外旅行傷害保険の付帯やキャッシング機能はなく、決済専用のクレジットカードです。

200円利用するごとにVポイントが1ポイント獲得でき、貯めたVポイントはANAマイルに1ポイント0.5マイルの交換レートで交換可能。

中国国内の銀聯コールセンターでは、日本語による照会受付サービスも行っていますので、万が一の場合も安心です。

銀聯カードは中国での利用だけでなく、東南アジアなどでも使える店舗が増えています。銀聯カードを利用した際の優遇が受けられる場合もありますので、アジア各国に行く予定がある方は作っておくと良いでしょう。

ANA銀聯カード|ANAカードを持っている方または同時申し込み専用銀聯カード

ANA銀聯カード
カード名称ANA銀聯カード
年会費(税込)無料
国際ブランドUnionPay(中国銀聯)
申し込み資格満18歳以上(高校生は除く)の方で、以下のカードを所持している方
・ANA Visaカード/マスターカード
・ANA Visa Suicaカード
・ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード
・ANA Visa nimocaカード
もしくは、新規にANAカードを申し込みする方
入会特典
ポイントの価値1ポイントあたり1円
ポイント還元率0.5%(200円=1ポイント付与)
交換可能マイルANAマイル
交換レートANAマイル:1ポイント=1マイル
ポイント有効期限2年間
ETCカード年会費(税込)
家族カード年会費(税込)無料
海外旅行傷害保険
国内旅行傷害保険
ショッピング保険
キャッシュレス決済
発行スピード約1週間
公式URLhttps://www.smbc-card.com/mem/addcard/anaginren.jsp

「ANA銀聯カード」は、三井住友カード発行のANAカードを所持している方がサブカードとして申し込めるカードです。

対象のANAカードは、次の通り。

  • ANA Visaカード/マスターカード
  • ANA Visa Suicaカード
  • ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード
  • ANA Visa nimocaカード

まだANAカードを持っていない方は、同時申し込みも可能です。

三井住友銀聯カード同様200円利用ごとにVポイントを1ポイント獲得でき、貯めたVポイントはANAマイルに交換可能。1ポイント1マイルの優遇レートで交換できます。

ただし、ANAカードのポイントとANA銀聯カードのポイントは合算できませんので、ご注意ください。

エポスカード|年会費無料で保険が自動付帯※

エポスカード
カード名称エポスカード
年会費(税込)無料
国際ブランドVisa
申し込み資格満18歳以上の方(高校生をのぞく)
入会特典Web入会で2,000エポスポイントプレゼント
ポイントの価値1ポイントあたり1円
ポイント還元率0.5%(200円=1ポイント付与)
交換可能マイルANAマイル、JALマイル
交換レートANAマイル:1ポイント=0.5マイル
JALマイル:1ポイント=0.5マイル
ポイント有効期限2年間
ETCカード年会費(税込)無料
家族カード年会費(税込)
海外旅行傷害保険(自動付帯)傷害死亡・後遺障害 最高 500万円
治療費用 最高200万円/回
疾病費用 最高270万円/回
賠償責任 最高2,000万円/回
携行品損害(免責3,000円)最高20万円/(1旅行中)
国内旅行傷害保険
ショッピング保険
キャッシュレス決済楽天Edy、Apple Pay、Google Pay、Visaのタッチ決済
発行スピード最短即日
公式URLhttps://www.eposcard.co.jp/index.html

「エポスカード」は、年会費が永年無料でありながら海外旅行傷害保険が自動付帯※のクレジットカードです。

クレジットカードの付帯保険は複数のカードで合算できるため、持っているだけで保険の対象になるエポスカードは、サブカードとしてもおすすめです。

通常のお買い物200円につき1エポスポイントが貯まり、貯まったポイントはマルイでの買い物時やクレジットカードの支払いに、1ポイント1円として利用可能。

※2023年10月1日より利用付帯に変更となります。

Webでの申し込み後にマルイの店舗にて即日受取することも可能ですので、急いでいる方もエポスカードを検討してみてください。

JCB CARD W|現地に2店舗の「JCBプラザ」で日本語対応可能

JCB CARD W
カード名称JCB CARD W
年会費(税込)無料
国際ブランドJCB
申し込み資格18歳以上39歳以下で、本人または配偶者に安定継続収入のある方。または高校生を除く18歳以上39歳以下で学生の方。
入会特典
ポイントの価値1ポイントあたり3円
ポイント還元率0.6%(1,000円=2ポイント付与)
交換可能マイルANAマイル、JALマイル、スカイマイル
交換レート・ANAマイル:1ポイント=3マイル
・JALマイル:1ポイント=3マイル
・スカイマイル:1ポイント=3マイル
ポイント有効期限獲得月から2年後の15日まで
ETCカード年会費(税込)無料
家族カード年会費(税込)無料
海外旅行傷害保険(利用付帯)傷害死亡・後遺障害 2,000万円
治療費用 最高100万円/回
疾病費用 最高100万円/回
賠償責任 最高2,000万円/回
携行品損害(免責3,000円) 最高20万円/1旅行中
国内旅行傷害保険
ショッピング保険年間最高100万円
キャッシュレス決済Apple Pay、Google Pay、QUICPay、JCBコンタクトレス
発行スピード最短即日
公式URLhttps://www.jcb.co.jp/ordercard/kojin_card/os_card_w2.html

中国ではJCBの普及率が低く、JCBカードを使うことはほとんどできないかもしれません。

しかし、日本語で観光案内やJCB加盟店の予約ができる「JCBプラザ」が「台北」と「香港」の2ヶ所にあるため、持っていると便利です。

中でもおすすめは、年会費が無料でポイントが貯まりやすい「JCB CARD W」

「JCB CARD W」は18歳以上39歳以下の方かつWeb申し込み専用のクレジットカードで、39歳までに申し込めばそれ以降の年会費も永年無料です。対象年齢に該当する方は、早めに申し込みを済ませておくことをおすすめします。

付帯している海外旅行傷害保険の補償額も最高2,000万円(死亡後遺障害)と高額です。利用付帯ですので、旅行会社への支払や飛行機の航空券などを、JCB CARD Wで支払っておきましょう。

Marriott Bonvoyアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード|490以上のマリオット系ホテルで優遇が受けられる

Marriott Bonvoyアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード
カード名称Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード
年会費(税込)49,500円
国際ブランドAmerican Express
申し込み資格20歳以上の定職のある方で日本在住の方
入会特典利用ボーナスポイント付与など
ポイントの価値1ポイント約0.4円※JAL Global Walletに換金した場合のレート
ポイント還元率・約1.2%(100円=3ポイント/通常利用の場合)
・約2.4%(100円=6ポイント/参加ホテルで使用の場合)
交換可能マイルJALマイル、ANAマイル、スカイマイルなど38社
交換レート3ポイント=1マイル
ポイント有効期限2年間(ポイント付与のタイミングで2年延長)
ETCカード年会費(税込)無料※発行手数料935円
家族カード年会費(税込)1枚無料 2枚目以降24,750円
海外旅行傷害保険(利用付帯)傷害死亡・傷害後遺障害1億円
治療費用 最高300万円/回
疾病費用 最高300万円/回
賠償責任 最高4,000万円/回
携行品損害 (免責3,000円)最高50万円/(1旅行中)
国内旅行傷害保険傷害死亡・傷害後遺障害5,000万円
ショッピング保険年間最高500万円
キャッシュレス決済Apple Pay、アメックスのタッチ決済
発行スピード約3週間
公式URLhttps://www.americanexpress.com/ja-jp/benefits/marriott-bonvoy-premium-card/

「Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード」は、旅行好きな方に人気であった「SPG(スターウッド プリファード ゲスト)・アメリカン・エキスプレス・カード」の後継カードです。

マリオット・インターナショナルが提携しており、Marriott Bonvoy参加ホテルの宿泊料金の支払い時には、100円につき6ポイントの「Marriott Bonvoyポイント」が貯まります。通常の買い物時でも100円につき3ポイント獲得できます。

貯まったポイントは、Marriott Bonvoy参加ホテルの無料宿泊に交換可能。世界中のマリオット系列ホテルに無料宿泊することを目的にこのカードを所有している方も多いです。

また、Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードを所持しているだけで、年間で25泊以上宿泊した場合にのみ取得できる「Marriott Bonvoyゴールドエリート会員資格」が得られます。

中国にはマリオット系列のホテルが490軒以上あるため、その宿泊利用にカードを使えば、ポイントを効率よく獲得できるだけでなく、部屋のアップグレードやウエルカムギフトなど、さまざまな特典が受けられますよ。

ポイントの有効期限は2年間ですが、新しいポイント加算があれば延長されます。年1回でもMarriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードを利用すれば、実質無期限でポイントが貯められます。

    最大45,000ポイントを獲得できる紹介リンクをご希望の方は、以下のフォームにお名前とメールアドレスを入力してください。紹介リンクをお送りいたします。

    ※スマホのキャリアのメールは届かない可能性がありますので、gmailやyahoo!などのフリーメールをご利用ください
    ※メールが届かないバイは、迷惑メールフォルダもご確認ください

    中国はクレジットカードが使えない?キャッシュレス事情を紹介

    中国には、ほかの国には見られない、以下のような独特なキャッシュレス事情があります。

    • クレジットカードの普及率が低い
    • VisaやMastercardは使えるがエリアが限られる
    • QRコード決済が普及している
    • ホテルのデポジットにはクレジットカードが便利
    • カードが使えない場合もあるので現金も併用する

    それぞれの詳細は、以下の通りです。

    クレジットカードの普及率が低い

    中国で使えるクレジットカードとして「銀聯カード」をご紹介していますが、実は中国国内で普及している銀聯カードは、デビットカードです。

    中国国内で銀行口座を開設すると、キャッシュカードに付帯して銀聯デビットカードが発行されます。「デビットカード」とは、銀行口座と紐づき口座残高から即時支払われるカードのこと。

    クレジットカードは「後払い」ですので、現金が引き落とされるタイミングが大きく異なります。

    中国国内でキャッシュレス決済と言えば、広く普及している銀聯デビットカードと、QRコード決済が主流です。

    日本人にお馴染みの「Visa」や「Mastercard」「JCB」といった国際ブランドのクレジットカードはあまり普及しておらず、使える店舗も限られているのが現状です。

    VisaやMastercardは使えるがエリアが限られる

    日本で普及しているクレジットカードは、中国ではあまり利用できません。

    ですが、外国人観光客やビジネスパーソンが多く訪れる、北京や香港、上海などでは、VisaやMastercardブランドのクレジットカードが使えるお店があります。

    有名観光地を回るだけの短期旅行であれば、日本で普段使用しているVisaやMastercardでも買い物を済ませられるでしょう。

    しかし、地方都市へ出かける予定がある方や長期滞在を考えている方は、銀聯(ぎんれん)カードを作っておいたほうが無難です。

    なお、JCBやアメックスはほとんど使えません。

    QRコード決済が普及している

    中国で普及しているもう一つのキャッシュレス決済は、「QRコード決済」です。

    次の2つの決済方法が有名で、どちらかを利用しておけばクレジットカードや現金を持ち歩かなくても買い物が楽しめるほど普及しています。

    • Alipay(アリペイ)
    • WeChatPay(ウィーチャットペイ)

    アプリ自体は日本でもインストールできるため、利用される方は事前に準備しておくと良いですね。

    Alipay(アリペイ)

    Alipay(アリペイ)は、中国最大のECサイトを運営するアリババグループが提供する決済サービスです。中国で最も使われているモバイル決済サービスとなっています。

    アリペイは、日本発行のクレジットカードを紐付けて決済できる「ツアーパス」というサービスがあるため、中国に銀行口座がない外国人旅行者でも使えます。

    登録可能な国際ブランドは、Visa 、Mastercard、JCB、Diners Clubで、アメリカン・エキスプレスは非対応です。

    中国国内での利用のしやすさでは一番と言われていますが、ツアーパスを使ったアリペイ決済は中国本土でしか利用できず、しかもアリペイの利用手数料がかかるため、両替手数料やクレジットカードの海外手数料と比較すると少し高くなります。

    WeChatPay(ウィーチャットペイ)

    「WeChatPay」は、中国版LINEと言える「WeChat」に紐づくサービスです。LINEにおける「LINE Pay」のような決済サービスとなります。

    中国では海外アプリなどの利用が厳しく制限されており、LINEは利用できません。そんな中国でビジネスなどでも必須となっているチャットアプリが、「WeChat」なのです。

    ただし、WeChatPayを利用するためには中国国内の銀行口座が必要です。

    海外送金やクレジットカードを使ってチャージする方法が制限されたため、海外の観光客が使う方法は今のところありません。

    ホテルのデポジットにはクレジットカードが便利

    海外では、ホテルやレンタカーの利用の際に「デポジット」を求められる場合があります。

    デポジットとは保証金・預り金のことで、クレジットカードを提示すると現金を支払う必要がありません。

    デポジットは返ってきますが、現金で払うと帰国間際に現地通貨が増えることにもなるため、クレジットカードのほうが便利です。

    カードが使えない場合もあるので現金も併用する

    中国はキャッシュレス化が進んでいますが、現金が必要になるシーンもないわけではありません。

    事前に空港やホテルなどで両替するか、銀行ATMからクレジットカードのキャッシング機能を使って現金を準備しておくと良いでしょう。

    中国で使えるクレジットカードを選ぶポイント

    中国でクレジットカードを使うなら、次のようなポイントに注目して選ぶと良いでしょう。

    • 国際ブランドは「銀聯」「Visa」「Mastercard」を選ぶ
    • 国際ブランドの異なるクレジットカードを複数枚準備する
    • キャッシング機能があると便利
    • 現地サポートデスクの有無
    • 海外旅行保険が付帯しているカードを選ぶ

    それぞれの詳細は、以下の通りです。

    国際ブランドは「銀聯」「Visa」「Mastercard」を選ぶ

    世界でもっとも普及しているクレジットカードのブランドはVisaとMastercardですが、中国では、銀聯が一番普及しています。

    そのため、「銀聯」「Visa」「Mastercard」のカードを2,3枚準備しておくと良いでしょう。

    国際ブランドの異なるクレジットカードを複数枚準備する

    国際ブランドの異なるクレジットカードを複数枚準備しておくと、どんなメリットがあるのかというと、次のような場合に備えられるからです。

    • そのブランドに対応していない
    • カードが壊れた
    • カードを盗まれた・紛失した

    万が一の場合に備えるためにも、クレジットカードの複数枚持ちがおすすめです。

    3枚目以降のクレジットカードを選ぶ際には、海外旅行に便利な特典が豊富なアメリカン・エキスプレス・カードや、日本語対応が可能で安心感のあるJCBも候補に入れましょう。

    また、リスクヘッジの意味でも、サブカードは常に持ち歩くカバンではなく、鍵をかけたスーツケースなど別の場所に保管しておくことをおすすめします。

    キャッシング機能があると便利

    現地通貨をたくさん両替して持ち歩くのは、防犯上リスクが高いです。現地で現金が不足した場合におすすめなのが、クレジットカードのキャッシングサービスを利用する方法です。

    キャッシング機能を利用すれば、現地の銀行ATMなどからクレジットカードを使って現地通貨を引き出せます。キャッシングサービスは利用枠の設定が必要な場合もありますので、あらかじめ確認をしておきましょう。

    キャッシングしたお金には日割り計算で利息がつくため、なるべく早めに繰り上げ返済をすれば、手数料負担なども減らせます。

    現地サポートデスクの有無

    現地サポートデスクがあるかどうかも、比較ポイントになります。

    JCBなら台北・香港の2ヶ所に日本語対応可能なサポートデスクがありますし、Visaの場合も香港・上海・北京にVJデスクが設置されています。

    海外旅行保険が付帯しているカードを選ぶ

    海外へ出かける際には、旅行傷害保険の加入は必須です。

    海外の医療費は、ちょっとのケガや病気でも高額になることが多く、保険に加入していないと万が一の時に非常に不安です。

    保険会社の保険に加入しても良いのですが、近年は「クレジットカードの付帯保険」も補償内容や補償額が充実しています。

    ただし、日本で作れる銀聯カードには海外旅行傷害保険が付帯していません。サブカードに旅行傷害保険が手厚いカードを選び、銀聯カードの弱点をカバーしましょう。

    クレジットカードの付帯保険は、傷害死亡・後遺障害保険以外の項目は、実際にかかった費用を限度として合算できます。

    補償が適用されるための条件を確認して申し込むようにしましょう。

    旅行傷害保険の適用条件とは

    クレジットカードの旅行傷害保険が適用されるための条件は、「利用付帯」「自動付帯」の2種類あります。

    「利用付帯」の場合、そのクレジットカードを使って旅行の費用(募集型企画旅行費用)や 飛行機の搭乗チケットなど(搭乗する公共交通乗用具)を購入していることが条件となります。

    「自動付帯」の場合は、そのクレジットカードの会員であれば、旅行費用を支払っていなくても補償の対象となります。今回ご紹介した中では、エポスカードが自動付帯※のクレジットカードです。

    ※2023年10月1日より利用付帯に変更となります。

    中国滞在中のクレジットカードの使い方

    中国でクレジットカードを使ううえで、特に気をつけておきたいのは次のポイントです。

    • クレジットカードから目を離さない
    • レシート・利用明細書はしっかり確認する
    • 海外利用時は手数料がかかる
    • 6桁の暗証番号を忘れない
    • 銀聯カードはサインと暗証番号の入力どちらも必要

    クレジットカードから目を離さない

    海外で過ごす際に共通の注意点ですが、クレジットカードやお財布、パスポートなど、貴重品から目を離さないようにしましょう。

    サブカードも貴重品袋や鍵をかけたスーツケースなどに入れ、しっかり保管しておくことをおすすめします。

    万が一盗難などの被害にあったら、クレジットカード会社にも速やかに連絡をするようにしてください。

    レシート・利用明細書はしっかり確認する

    クレジットカードで支払う前に、利用明細書やお客さま控えはきちんと内容を確認しましょう。

    金額に間違いがないか、チェックしてから支払うようにしてください。

    また、クレジットカードの利用控えやレシートも、しっかり確認し保管しておきましょう。

    日本に帰国した後も、引き落された内容とカードの利用履歴を比較して、不正利用や二重請求がないか、チェックすることが大切です。

    海外利用時は手数料がかかる

    クレジットカードを海外で利用する場合、実際に利用した金額に加えて「海外手数料」が加算されています。

    クレジットカードを海外で利用する際は、現地通貨と日本円を両替して支払い処理をすることになります。

    そのため、各カード会社は国際ブランドが定めている為替レートに事務手数料を含めた「両替レート」を加算します。この時基準となるレートは、国際ブランドによって異なりますが、だいたい2%程度です。

    例として、三井住友カードの国際ブランドごとの事務手数料を紹介します。

    国際ブランドVisaMastercard銀聯カード
    事務手数料2.20%2.20%2.50%

    6桁の暗証番号を忘れない

    日本ではクレジットカードの暗証番号は4桁の数字ですが、中国では6桁です。

    そのため、日本のクレジットカードを使おうとしてエラーになってしまうこともあります。

    4桁の数字の前後どちらかに「00」をつけて6桁にして使うのですが、前後どちらかはクレジットカード会社によって異なりますので、あらかじめ確認をしておきましょう。

    銀聯カードはサインと暗証番号の入力どちらも必要

    銀聯カードの利用時には、サインと暗証番号の入力が両方必要です。

    例えば三井住友銀聯カードの場合なら、(00)+(指定した4桁の暗証番号)の入力をして、サインを記入すると決済完了になります。

    まとめ

    中国は他の国々とは少し異なるキャッシュレス事情があり、制限もあるため不自由な部分もあるかもしれません。

    ですが、有名な観光地やビジネスマンが多い大都市などでは、VisaやMastercardも普通に使えることも多いです。現金やQRコード決済などと併用すると良いでしょう。

    使えない場合に備えて、複数枚のクレジットカードを準備しておくことをおすすめします。

    【この記事で紹介したクレジットカード】

    クレジットカードの種類特徴
    三井住友銀聯カード銀聯カード単体で申し込める唯一のカード
    ANA銀聯カードANAカードを持っている方または同時申し込み専用銀聯カード
    エポスカード年会費無料で保険が自動付帯※
    JCB CARD W現地に2店舗の「JCBプラザ」で日本語対応可能
    Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード490以上のマリオット系ホテルで優遇が受けられる

    ※2023年10月1日より利用付帯に変更となります。

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