一昔前まで、外貨両替と言えば「空港の両替所」を利用するのが当たり前でした。
しかし、現在は外貨両替の方法も非常に多様化しており、やり方次第では手間や時間をかけず、お得に両替することが可能です。
この記事では、「国内で両替する場合」「海外で両替する場合」に分けて、それぞれ複数の両替方法をご紹介します。
複数の方法を組み合わせ、安全かつお得に両替するおすすめの方法も解説していますので、これから海外渡航を控えている方は、ぜひ参考にしてください。
【国内編】外貨両替の方法5選
まずは、国内で外貨両替をする場合の両替方法をご紹介します。日本国内では、大きく分けて下記5種類の方法で両替が可能です。
国内でできる外貨両替の方法 | 特徴 |
---|---|
外貨宅配 | ネットで24時間申し込みできる |
金券ショップ | 店舗対応ですぐに両替できる |
銀行 | 信頼性があり安全に両替できる |
空港 | フライトの直前まで両替できる |
ポケットチェンジ | 両替後の通貨を電子マネーにチャージできる |
外貨宅配|ネットで24時間申し込みできる
外貨宅配とは、オンラインで完結する外貨両替サービスです。パソコンやスマホから注文すれば、指定の住所に外貨を郵送してくれます。
当日発送が可能な時間内に申し込めば、2日~3日以内には受け取りが可能です。店舗などに足を運ぶ必要がないため、事前に手間なく外貨を両替したい方におすすめの方法と言えますね。
外貨両替ドルユーロ
外貨宅配にはいくつかの業者がありますが、安全にかつお得に両替をしたいなら「外貨両替ドルユーロ」がおすすめ。
これまでに10万件以上の取引実績があり、公式HPには1,700件以上もの口コミが掲載されているため、初めての方も安心して利用できるのではないでしょうか。
注文は、公式HPから24時間可能で、対応している17通貨の両替レートは銀行や空港で両替する場合よりお得。当日の15時までに申し込み・着金を済ませれば即日出荷で、届くまでの時間も1日~2日と迅速。出発まで期間がない方でも安心です。
下記のクーポンコードを利用すれば、さらにお得に両替可能できますよ。
クーポンコード→rgk050
注文時に「rgk050」のクーポンコードを入力すると、100円分割り増しで外貨両替が可能です。
外貨両替ドルユーロについての詳細は、下記の記事で解説しています。併せて参考にしてください。
金券ショップ|店舗対応ですぐに両替できる
街中の金券ショップでも、外貨両替は可能です。
銀行よりレートが低く、手数料も安く設定されているため、お得に両替できます。営業時間内に店舗に立ち寄ればすぐに両替してもらえる手軽さも、メリットと言えますね。
ただし、レート設定や取り扱い外貨の種類は、店舗によって異なります。公式HPには掲載されていないケースも多く、条件が良い店舗を見つけるには、何軒かの店舗に足を運ぶ必要がある点は、デメリットと言えるかもしれません。
また、中には偽札鑑定機を導入していない店舗も存在するため、そういったリスクを回避するためには信頼できる店舗を利用する必要があります。
銀行|信頼性があり安全に両替できる
国内の銀行の多くは外貨両替専門窓口を設置し、外貨両替に対応しています。
他の方法よりも両替手数料が高く設定されていますが、ニセ札が紛れることなく確実に両替してもらえる点は、メリットと言えるでしょう。
最近では、オンライン上で外貨両替ができる銀行も増えており、窓口に並ぶ必要もなくなっています。信頼性や安心感を重視する方におすすめです。
空港|フライトの直前まで両替できる
空港で両替する場合は、フライトの直前まで可能です。海外に行く頻度が少ないにとっては、この方法が今でも一般的かもしれませんね。
時間の無駄なく安全に両替できますが、レートが高い店舗があり、時期によっては混雑しているため、当日は余裕をもって空港に向かいましょう。
ポケットチェンジ|登録不要でお金を入れるだけ
ポケットチェンジとは、外貨を電子マネーやギフトコードなどに交換できるサービスです。
空港や駅、商業施設などによく設置されていて、日本円を海外で利用可能な「Starbucks US」やタクシーアプリ「Uber」などにチャージできます。帰国後に使用しなかった外貨をPASMOやSuica、Amazonギフト券などにチャージすることも可能です。
下記の紹介コードを使用すれば、交換レートが2%お得になりますよ。会員登録なども必要ないので、硬貨を入れて交換先を選択するだけです。
クーポンコード→9933106
【海外編】外貨両替の方法5選
続いて、海外で外貨両替をする方法をご紹介します。渡航後の主な両替方法は、以下の5つです。
海外でできる外貨両替の方法 | 特徴 |
---|---|
現地ATMで現地通貨の引き出し | 手数料がお得 |
海外の空港 | 利用しやすいがレートは悪い |
海外の銀行 | 安全性はあるが日本ほど多くない |
海外の両替所 | 街中に多くあるが安全性が低い |
ホテル | 安全性はあるがレートは悪い |
現地ATMで現地通貨の引き出し|手数料がお得
中でもおすすめなのが、「クレジットカードのキャッシング機能を利用して現地ATMで外貨を引き出す方法」です。
海外キャッシングとも呼ばれている方法で、日本で発行したクレジットカードで現地通貨を引き出せるため、とても便利な方法と言えるでしょう。
この方法には、「両替手数料が安く抑えられる」というメリットもあります。ATM手数料と利息がかかりますが、そもそもの両替レートが非常にお得なため、帰国後すぐに返済すれば、他の方法よりもお得に両替が可能です。
これからクレジットカードを作るなら年会費無料で即日発行のエポスカードがおすすめ
丸井が発行する年会費無料の「エポスカード」も、海外キャッシングに対応しています。
「Visa」や「PLUS」マークのあるATMで最大24時間利用可能で、これらのATMは現地空港や駅、メインストリートに設置されているため困ることはないでしょう。
郵送でも受け取れますが、ネットから申し込み後に全国のマルイ店舗などにある「エポスカードセンター」に足を運べば、その場でカードを受け取れます。申し込みしたその日に即日発行も可能なので、渡航まで時間がない方にもおすすめです。
入会費・年会費は永年無料で、自動付帯※の海外旅行保険(クレジットカードを利用しなくても付帯する保険)が付いているため、海外キャッシングを利用したい方も発行しておくことをおすすめします。
※2023年10月1日より利用付帯に変更となります。
金利が気になる方はデビットカード「Sony Bank WALLET」がおすすめ
クレジットカードを利用した海外キャッシングは外貨両替の手段として非常にお得ですが、キャッシングゆえ金利が発生します。
普段からキャッシングを利用していない方は、この部分に抵抗を感じるかもしれませんね。
そんな方には、海外ATMに対応したデビットカードがおすすめ。
中でも、ソニー銀行が発行する「Sony Bank WALLET(ソニーバンクウォレット)」は、海外利用を目的とする多くの方たちに利用されているデビットカードです。
対応している通貨も、円・米ドル・ユーロなど11通貨と多く、国内・海外ATMを使って自分の預金口座から現地通貨を引き出せます。
外貨口座を所有してなくても、円口座から直接外貨を引き出せますが、外貨口座があればデビットカード払いをする際の手数料も無料に。ソニー銀行の口座は無料で開設できますし、デビットカードも年会費などはかかりません。
ANAマイルが自動で貯まる機能が付いたタイプも選べますので、マイルを貯めている方はこちらのタイプを選ぶと良いでしょう。
Sony Bank WALLET(ソニーバンクウォレット)については、こちらの記事でも詳しく解説しています。
海外の空港|利用しやすいがレートは悪い
現地での両替時にも利用する機会が多い空港ですが、レートは銀行や街の両替所と比べると高い傾向にあります。
同じ空港で両替するなら、渡航先の海外よりも国内の空港両替所を利用した方が良いかもしれません。
海外の銀行|安全性はあるが日本ほど多くない
国内同様、安心して現地で両替ができるのが銀行です。
ただし、セキュリティ面の高さはあるものの、国や通貨によってレートに差があるため、その地域の相場を確認する必要があります。
また、地方の支店の場合は、日本円を受け付けていないこともあります。注意してください。
海外の両替所|街中に多くあるが安全性が低い
海外の市街地中心には、多くの両替所が設置されています。すぐに両替してもらえる手軽さもありますし、レートの良さが大きな特長です。
ただし、治安の悪い地域には、金額をごまかす店舗や違法な店舗が存在するのも事実。安全性においてはややリスクがありますので、計算通りの外貨を受け取ったかその場で確認する癖を付けましょう。
ホテル|安全性はあるがレートは悪い
海外ホテルの多くは、外貨両替に対応しています。基本的にフロントで両替してくれますので、申し出てみてください。
ただし、安全ではあるもののレートは決して良くはありません。「いざという時に利用する」くらいに考えておくのがおすすめです。
【番外編】クレジットカード決済も手数料が安くお得
番外編としておすすめしたのが、両替をして現地通貨の現金を手にするのではなく、クレジットカードで決済するという方法です。
こちらの方法は、先にご紹介した海外キャッシング機能を利用する方法ではなく、クレジットカードが使えるお店ではクレカで支払うといった方法となります。
クレジットカード利用のメリットは、下記の3点です。
- 手数料を安く済ませられる
- 大金を持ち歩くリスクがない
- 補償制度がある
普段使いしているクレジットカードの海外利用に不安がある場合は、年会費無料のクレカを作り、海外利用専用にすると安心。
海外キャッシングの項目でご紹介したエポスカード(アフィリリンク)は年会費が無料ですので、日本国内では別のカードを利用している方も、海外用に発行しておくと良いでしょう。
クレジットカードを利用したくない方には、Sony Bank WALLET(アフィリリンク)などのデビットカードもおすすめです。
海外利用におすすめのクレジットカード・デビットカードは、下記の記事で詳しく紹介しています。ぜひ、参考にしてください。
手数料を安く済ませられる
キャッシュレス化が進んでいる海外は、国によっては日本以上にクレジットカードの普及率が高いです。
クレカ対応のお店も日本以上に多く、両替レートも現金両替よりお得になります。
外貨の現金を全く持たないというのは現実的ではありませんが、現金は必要最低限に抑え、できるだけクレジットカードでの決済を利用することは、海外旅行のトータル費用を抑えることにもつながります。
大金を持ち歩くリスクがない
治安という観点からは、海外の方が日本よりも窃盗・スリに遭うリスクは高いです。旅行客というだけで犯罪グループにターゲットにされやすいため、こういったトラブルには十分気を付ける必要があります。
そういった観点からも、クレジットカードの利用がおすすめです。
なぜなら、万が一盗難に遭っても、カード会社に連絡してカード利用を停止することで被害を防げるからです。仮に不正利用されたとしても、補償制度があるので安心です。
補償制度がある
上記でも触れましたが、クレジットカードには不正利用をされた際の補償制度があります。そのため、期限内にカード会社に連絡して不正利用が認められれば、被害額が戻ってくる可能性が高いです。
当然ながら、現金にはそのような補償制度はありません。警察に被害届を出しても、犯人が捕まらない場合もあります。
編集部のおすすめは4つ両替方法の組み合わせ
ここまで、複数の両替方法をご紹介してきましたが、それぞれ一長一短があります。それらの特徴を考慮すると、下記4つの両替方法の組み合わせがおすすめです。
- 国内で最低限の現金を外貨に両替する
- 基本的に買い物はクレジットカードで行う
- 現地で現金が不足したらクレジットカードもしくはデビットカードを利用してATMから現地通貨を必要なだけ引き出す
- 帰国後に余った外貨は電子マネーに
国内で最低限の現金を外貨に両替する
海外の多くはキャッシュレスが浸透していますが、それでも最低限の現金は必要です。現金払いにしか対応していないお店やシーンも、いくつか存在します。
そのため、必要最低限の外貨は事前に準備しておきましょう。手数料の観点からは、「外貨両替ドルユーロ」や「ポケットチェンジ」が便利です。
クーポンコード→rgk050
注文時に「rgk050」のクーポンコードを入力すると、100円分割り増しで外貨両替が可能です。
クーポンコード→9933106
基本的に買い物はクレジットカードで行う
国内で最低限の現金を用意したら、海外で買い物には主にクレジットカード(もしくはデビットカード)を利用しましょう。
こうすることで、お得かつ安全に買い物ができます。
海外用にクレジットカードを発行するなら、年会費無料で海外旅行保険が自動付帯のエポスカードがおすすめ。デビットカードなら、ソニー銀行のSony Bank WALLETシリーズが便利です。
現金が不足したらATMから現地通貨を必要なだけ引き出す
もしも外貨の現金が不足したら、現地ATMから現地通貨を必要なだけ引き出します。
クレジットカードやデビットカードを使用すれば、銀行や両替所などよりもお得に両替可能ですし、日本円を持ち歩く必要もないため安全です。
上記でご紹介したエポスカード、Sony Bank WALLETどちらも、海外ATMでの現地通貨引き出しに対応しています。
帰国後に余った外貨は電子マネーに
最後に、帰国したら余った外貨をポケットチェンジに入れて、電子マネーなどにチャージしましょう。
米ドルやユーロ、中国元、韓国ウォンに関してはお札とコインの両方に対応しているため、小銭も無駄になりません。
大量に外貨が余ったら、外貨両替ドルユーロを利用して外貨から日本円に両替するのもおすすめです。
キャッシュレス時代における外貨両替の必要性とお得な両替のコツ
海外は日本以上にキャッシュレス化が進んでいると言われていますが、ある程度の現金は必要となります。その理由は、現金払い以下のようなメリットがあるからです。
- 飲食店やホテルなどでチップを渡せる
- 少額の買い物の場合、クレジットカードだと対応してないことがある
- 現金払いの方が値引き交渉をしやすい
いずれのケースでも、現地通貨は欠かせないことが分かりますよね。
現金の両替は現地より日本でした方がおすすめ
前述したように、手数料の安さや治安の良さから、外貨両替をするなら国内での両替がおすすめです。
海外留学や旅行前は準備でバタバタすることが多いですが、必要な外貨両替は事前に済ませておきましょう。
お得なレートで両替する方法
お得なレートで両替するには、下記2つのポイントを押さえる必要があります。
- 手数料の安い方法で両替する
- 為替レートが良いタイミングで両替する
手数料の安い方法で両替する
両替手数料は、両替方法によって異なります。時間が取れる方は、複数店舗の両替レートを確認し、最もお得な方法で両替すると良いでしょう。
忙しくて時間が取れない方には、オンラインで注文可能な「外貨両替ドルユーロ」がおすすめ。パソコンやスマホから24時間いつでも外貨両替を申し込め、手数料も銀行などより割安です。
下記のクーポンコードを利用すれば、さらにお得に両替可能できますよ。
クーポンコード→rgk050
注文時に「rgk050」のクーポンコードを入力すると、100円分割り増しで外貨両替が可能です。
為替レートが良いタイミングで両替する
為替レートは、外貨両替で獲得できる外貨の額に大きく影響します。
海外に出国する際は、円高の時期がお得。円の価値が外貨に比べて相対的に高いため、少ない円で多くの外貨に両替できるからです。
一方、帰国する際は、円安の方がお得になります。円の価値が外貨に比べて低くなるため、日本円が多く戻ってくるからです。
海外渡航まで時期的な余裕があり、この先の為替レートが円安に振れると予想できる時は、円高のうちに外貨に両替しておくと良いでしょう。
おすすめの方法を組み合わせて安全でお得な両替を
外貨両替の方法を、国内外に分けてご紹介しました。安全かつお得に両替するには、1つだけの方法にこだわるのではなく、下記のような組み合わせがおすすめです。
- 国内で最低限の現金を外貨に両替する
- 基本的に買い物はクレジットカードで行う
- 現地で現金が不足したらクレジットカードもしくはデビットカードを利用してATMから現地通貨を必要なだけ引き出す
- 帰国後に余った外貨は電子マネーに
これから海外に行く予定がある方は、ぜひ参考にしてください。
この記事で紹介した外貨両替の方法
【国内編】
国内でできる外貨両替の方法 | 特徴 |
---|---|
外貨宅配 | ネットで24時間申し込みできる |
金券ショップ | 店舗対応ですぐに両替できる |
銀行 | 信頼性があり安全に両替できる |
空港 | フライトの直前まで両替できる |
ポケットチェンジ | 両替後の通貨を電子マネーにチャージできる |
【海外編】
海外でできる外貨両替の方法 | 特徴 |
---|---|
現地ATMで現地通貨の引き出し | 手数料がお得 |
海外の空港 | 利用しやすいがレートは悪い |
海外の銀行 | 安全性はあるが日本ほど多くない |
海外の両替所 | 街中に多くあるが安全性が低い |
ホテル | 安全性はあるがレートは悪い |
【番外編】
海外での決済方法 | 特徴 |
---|---|
クレジットカードの利用 | 手数料が安く、大金を持ち歩く心配がない |