インドでインターンシップ!大学生におすすめの実践型海外研修プログラム
インドのインターンシップでは、文化の異なるインド人スタッフとともに、英語での実務経験が可能です。日系企業も多いので、インド人のみの環境に飛び込むのは不安という方でも、挑戦がしやすいです。職種は、接客、営業、マネジメント、リサーチ、マーケティングなどがあります。NPOなどで社会活動を目的とするインターンシップも人気です。
英語やITコースと組み合わせての参加ももちろん可能です。
この記事では、インドでのインターンシップについて現地スタッフが解説していきます。
インドのインターンシップの特徴
インドのインターンシップの主な特徴です。
- 英語をつかった実務経験ができる
- インド人スタッフのみの職場はハードルが高い → 日系企業の受け入れ先もあり
- 期間は2ヶ月以上が好ましい(期間については要相談)
- 社会活動インターンシップも人気(NPO、ソーシャルビジネス)
- 立ち上げ初期や零細企業では社長の右腕として業務に携われることも
- 無給(インド入国ビザの都合上)
受け入れ先企業 | 日系またはインド企業(スタッフがインド人のみ) |
言語 | 英語がメイン |
期間 | 要相談(2ヶ月以上が好ましい) |
法人形態 | ・株式会社 ・NPO |
職種 | ・接客 ・営業 ・マネジメント ・リサーチ ・マーケティング |
報酬 | 無給(インド入国ビザの都合上) |
英語をつかった実務経験ができる
インドの公用語はヒンディー語で、英語は副公用語です。都市部のビジネスシーンにおいては英語が主要な言語として使われており、インドのインターンシップでは英語を使った実務経験ができます。
英語力の基準は企業によって異なります。日系企業の場合、業務指示は日本人スタッフから行われる場合も多いですが、インド人スタッフとのコミュニケーションは英語なので、英語力が高いほど仕事も円滑に進めることができます。
TOEIC基準では、最低でも650点、推奨としては750点以上が目安です。
英語力に自信がない方は、インターンシップの前に英語授業(1〜3ヶ月間)を受けることもできます。
インド人スタッフのみの職場は言語のハードルが高い
インドでのインターンシップは、
- 日系企業(スタッフ:日本人、インド人)
- インド企業(スタッフ:インド人のみ)
のいづれかになります。
日系企業(スタッフが日本人とインド人) | インド企業(スタッフがインド人のみ) | |
英語力 | 初級〜(企業による) | 中級〜 |
コミュニケーション | 日本語、英語 | 英語のみ |
インド人スタッフのみの企業でインターンシップをする場合は、それなりのスキルと覚悟が必要ですが、挑戦してみる価値はあります。
期間は2ヶ月以上が好ましい
インターンシップの期間は最低2ヶ月以上(推奨:3ヶ月以上)が好ましいです。理由は1ヶ月以内の短期の場合、業務に慣れた頃にインターンシップが終わってしまう場合も多く、受け入れる企業からすると、トレーニングにかかる負担の方が大きくなってしまうからです。
1ヶ月以内しかインドに滞在できないけれども、現地の企業で経験を積みたいという方は、エージェントなどが企画する短期インターンシッププログラムがおすすめです。春休みや、夏休み、冬休みなどの期間に実施されることが多く、1週間〜4週間でもインドでビジネスを学ぶ経験ができます。
期間 | 方法 | 時期 |
〜1ヶ月間 | 短期インターンシップ (パッケージ) | 春休み、夏休み、冬休みなどの長期休暇中に実施されることが多い |
2ヶ月間〜 | 長期インターンシップ | 受け入れ先企業と相談 |
社会活動インターンシップも人気(NPO、ソーシャルビジネス)
インドは急成長している国ではありますが、解決すべき社会課題も山積みです。貧困問題は深刻で、国の経済成長により発展した都市部の一部では仕事も豊富で給料の上昇も見られますが、中心部から離れた村などのエリアや、出自(身分)によっては、仕事の選択肢が限られており、収入は上がりづらく、今もなお最低限(以下)の暮らしを送る人が多くいます。
これらの人々は、流行病などにより外部環境が悪化すると、すぐに職を失ってしまうケースは多く、一時的かつ一部への支援では支えきれない根深い社会課題となっています。
生活の基盤が整わず学校に通えない、通えたとしても無料で通える公立校の教育環境が崩壊している、などで、教育の機会をまともに得られていない子供も多く存在します。
そういった課題を解決するために活動する現地のNPOなどでは、長期的な視点で、教育の提供や、職を得るためのスキル習得を支援しており、インターンシップでは、実際の現場で活動のアシスタント業務に携わることができます。
社長の右腕としてインターンができる可能性もある
インド進出をする日系企業は増えており、立ち上げ期につき業務量に対して人手不足を抱えていることも珍しくなく、即戦力として企業の成長に貢献してくれる人材は常に欲しがられています。我こそは、という方はチャレンジしてみると、立ち上げメンバーとして、実務スキルが身につく、人脈を形成できるなど、メリットは非常に多いです。
インドのインターンで身に付くスキル
・異文化コミュニケーションスキル
・英語力
・臨機応変に物事に対応する力
異文化コミュニケーションスキル
インドでのインターンシップでは日本人だけでなく、当然日本人ともコミュニケーションをとります。仕事への考え方ややり方も異なるため、円滑に仕事を進めるには、まず相手の話をきき理解することが大事です。
英語力
インド人スタッフとのコミュニケーションは英語が基本です。自分の意見や思いを伝えられる程度の英語力があると良いです。不安な方は、インターンシップを始める前に英語レッスンの受講をおすすめします。
臨機応変に物事に対応する力
インドでは日本では考えられないような物事が発生するケースが多いです。日本ではこうだから、という理由で待機していても一向にことが進まない、ということも珍しくありません。
逆に思い通りにいかない時でも、交渉することで、最大限有利な状況にもっていくことも可能です。失敗を恐れずたくさん挑戦すると、どんな状況にも屈しない柔軟性や、何としてでもプロジェクトを前進させる推進力が身につきます。
インドのインターンシップで経験できる仕事
業種
・小売
・コンサルティング
・不動産
・会計
・リサーチ
・マーケティング
など
職種
・接客
・営業
・マネジメント
・リサーチ
・マーケティング
など
インドのインターンに向いている人は?
・チャレンジ精神が旺盛な人
・自ら考え能動的に動ける人
・相手が誰であろうが臆せずコミュニケーションがとれる人
・インドが好きな人(好きになれそうな人)
チャレンジ精神が旺盛な人
チャレンジ精神が旺盛な人はインドでのインターンシップに向いています。逆にリスクを取ることが苦手なタイプの場合、周りに圧倒され何もできない状態に陥りかねません。留学期間は限られています。寸土は大事ですが、周りのサポートを受けながら最大限に挑戦しましょう。
自ら考え能動的に動ける人
インドでは、受け身な状態でいると、何も仕事を任せてもらえません。インターンシップ先のスタッフも、あなたがどんな人で、どんなことができるのか、最低限のことしか知りません。また、実務で忙しいので付きっきりでサポート受けることも難しいです。自分をアピールすることで、任せてもらえる業務範囲も広がるので積極的にコミュニケーションを取ることを意識しましょう。
相手が誰であろうが臆せずコミュニケーションがとれる人
インド人の方は一見怖そうかもしれません。また英語が流暢なので、コミュニケーションをとることに引けを感じてしまうかもしれません。しかし喋ればとてもフレンドリーな方ばかりで、話せば話すほど、英語も相手も理解できるようになります。
インドが好きな人(好きになれそうな人)
インドは好き嫌いがはっきり分かれる国と言われています。文化、国民性、食事、生活環境、空気感など、訪れて見なければわからないことばかりですが、異国の地では異国を受け入れ、何事も許容する気持ちをもって訪れると、何事も楽しみながら過ごせるでしょう
インドのインターンシップに不向きな人は?
以上をふまえたうえで、インドでのインターンシップをやめておいた方がいい人はこんな方です。
- 新しいことに挑戦するのが苦手な人
- 指示待ちが当然で受け身な人
- 日本人インド人問わず、知らない人とコミュニケーションをとるのが嫌いな人
- インドが嫌いな人
- インドの生活や文化を受け入れる気がない人
インドのインターンの応募条件
・英語力
・受け入れ先企業の実務に関する実績
※受け入れ先企業によって基準は異なります
インターンシップ開始までの流れ
・相談
・企業の絞り込み
・エントリーシートの提出
・企業担当者と面談
・受け入れ決定
・渡航
インターン受け入れ先企業(例)
インターンシップ先の企業を一部ご紹介いたしいます。
現地在住日本人に大人気のパン屋さん|接客、運営、管理
職種 | 製造・小売業 |
身につく経験・スキル | ・小売店の運営(接客、管理) ・コミュニケーション(対インド人、対現地在住日本人) |
期間 | 2ヶ月〜(要相談) |
エリア | グルガオン |
必要なスキル | 英語力:日常英会話 |
現場管理者、スタッフ | 日本人、インド人 |
過去インターン生の声 | ・初めてのインドでも働きやすい環境 ・日本語を勉強しているスタッフの方もいて異文化交流しやすい |
インド進出コンサルティング企業|リサーチ、マーケティング
職種 | リサーチ、マーケティング |
身につく経験・スキル | ・リサーチスキル ・マーケティングスキル ・インド市場の分析 |
期間 | 3ヶ月以上の長期(要相談) |
エリア | グルガオン他 |
必要なスキル | 英語力:日常英会話(ポジションによる) |
スタッフ | インド人 |
急拡大中のコワーキングスペース検索プラットフォーム|マーケティング
職種 | 特性、希望に合わせて要相談 |
身につく経験・スキル | ・リサーチスキル ・マーケティングスキル ・セールススキル 他 |
期間 | 2ヶ月以上 |
エリア | グルガオン |
必要なスキル | 英語力:ビジネスレベルが好ましい |
スタッフ | インド人のみ |
費用例
インターンシッププログラムの費用例です。
プラン | 期間 | 費用 | 費用に含まれるもの |
英語+インターンシップ (日系企業) | 3ヶ月 ・英語1ヶ月 ・インターン2ヶ月 | 40万 | ・英語レッスン(3時間/日 × 週5日) ・インターンシッププログラム ・滞在費 ・空港送迎(片道) ・海外送金手数料 |