インド大学院留学!学校の選び方、入学までの手続きを徹底解説
インドの大学院留学は急成長中のインドで、異文化環境に身をおきながら、英語×専門性のスキルを身につけたい方におすすめです。学費、生活費が安く、費用をおさえて大学院留学をしたい方にも必見です。
この記事では、現地在住インド留学サポーターが、インドの大学院留学について解説していきます。
インドの大学院の概要
大学院の主な種類 | 国立大学 州立大学 私立大学 みなし大学 |
修士号の期間 | 文系学部:1〜3年 理系学部:1〜4年 |
学費 | 30〜80万円/年 MBAコースはその倍以上の学費設定の場合が一般的 |
授業の言語環境 | 英語 |
インドの大学院の特徴
- 授業が英語
- 学費が安い
- MBAなど1年で完結できるコースもある
授業が英語
インドの大学院では、授業は英語で行われるのが一般的です。インドといえばヒンディー語(他ローカル言語)が話せなければ留学できないと思われがちですが、英語圏と同様の言語環境で専門的な学びが可能です。
学費が安い
インドの大学院の学費は年間30〜80万円ほどです。欧米への留学や日本の私立大へ行くよりも学費を抑えることが可能です。生活費も安いため、留学費用を全体的に抑えることができます。
MBAなど1年で完結できるコースもある
修士課程は1年で修了可能なコースもあります。MBAコースはインドでも非常に人気のプログラムで、2年間のフルタイムコースの他にも、夜間コースや、1年間で同等の修士号を取得できるコースを展開している大学もあります。
インドの大学院留学のメリット
インドの大学院留学をする主なメリットです。
- 英語力×専門性が身につく
- 留学費用が安い
- 就学期間は1年〜
- 異文化対応力が身につく
英語力×専門性が身につく
インドの大学院は授業が英語で行われます。はじめは苦労するかもしれませんが、英語力×高い専門性を身につけることができます。
留学費用が安い
インドの大学院の学費は、30万〜80万円/年ほどです。他国への留学と比べると半分以下の金額です。
ただし、MBAコースはその他の学部と比較すると倍以上の料金設定で提供している大学院が多いです。(200万円前後)
学費だけでなく、滞在費(24万ルピー前後/年)、生活費(36〜60万ルピー/年)も安く抑えることができます。
※滞在費:24万ルピー/年 =42万円/年ほど(3万5千円/月ほど)学生寮の場合
※生活費:36〜60万ルピー /年=63〜105万円/年ほど(5〜9万円/月)
就学期間は1年〜
MBAコースを始め、1年修了できるプログラムも人気です。社会人になってから留学を決意する方も少なくなく、短期集中でプログラムを修了し修士号をとることも可能です。
異文化対応力が身につく
インドで留学するメリットの一つとして、異文化が交差する環境に身をおくことで、文化、バックグラウンドの多様性に寛容になり、お互いを尊重し、コミュニケーションをとる術が自然と身につくことです。
グローバル社会において、文化の異なる仲間と仕事をすることも多くなっている昨今において、こうした環境での留学経験は、その後のキャリアにも良い影響を与えるでしょう。
インドの大学院の選び方
インドの大学院を選ぶポイントは大きく以下の5つです。
- 公立 or 私立
- 学部
- 適格性(出願要件)を満たしているか
- 大学院のレベル(世界、インド国内でのレベル、日本の大学と比較した場合のレベル)
- 留学生の受け入れ実績(サポート体制)
- 都市
一つずつ見ていきましょう。
公立 or 私立
インドの大学院は、中央大学(公立)、私立大学、州立大学(公立)、みなし大学(私立が大半)の4つのタイプに分けられます。
公立と私立の主な違いは、学費、学部・コースの数などです。
公立の学費は私立に比べると、比較的安い傾向です。(現地の生徒と留学生の料金は異なることが一般的です。外国人料金になると公立と私立はほとんど同じくらいの料金設定になりますが、公立の方がやや安めです。コースにもよります。)
また、学部・コースは、私立の方が細分化されている傾向で、自分の学びたい分野に的を絞った選択がしやすいと言えます。
学部
修士課程では、大学で学んできたことをより専門的に学んでいきます。特に理系の学部(テクノロジー、エンジニアリングなど)では、同様の学部を卒業していることを、出願要件としていることも珍しくありません。
MBAなど、ビジネス分野のコースでは、そのような要件が設けられていることは少なく、どの学士号をパスした生徒でも受験できるのが一般的です。(過去の成績の基準などはあります)
修士課程の就学期間は、
- 理系学部:2〜3年
- その他:1〜2年
が一般的です。
適格性(出願要件)を満たしているか
どちらの大学でも、出願の要件(適格性)を提示しています。適格性に満たずに出願をすることは基本的に却下されていますが、出願後、成績を元に出願可能な同大学の別の学部を案内されることもあります。
また、英語力については明確な基準を設けていない学校も多く(実際のところ、適格性に満たずともパスできる場合もある)、少々自信がなくても挑戦してみる価値はあると言えます。
適格性は大学によって異なりますが、以下が例です。
- 中学、高校、大学の成績が、それぞれ50%以上のスコア
- IELTSのスコアが6.0以上
※インドの大学院では、中学、高校の成績の提出が必須の場合が一般的です。
大学院のレベル
大学院のレベルとは、
- 世界ランキングではどのくらいなのか
- インド国内ではどのくらいなのか
- 日本ではどのくらいの大学院と同等なのか
というポイントを見ておきましょう。
これらの調べ方として【世界ランキング=QS】【インド国内ランキング=NIRF】が公表しているリストが参考になります。
これらのサイトには掲載されていない大学院もありますが、それらは評価の低い学校とは限りません。
インド国内では【NAAC】という政府機関が公表する評価も大学院のレベルを知るための一つの指標となります。
NAACでは、高等教育機関(HEI)を評価・認定し「A++ 〜 D(評価高〜低)」のグレードを公表しています。
留学生の受け入れ実績(サポート体制)
インドの大学院への出願はオンラインでのやりとりが基本となります。
問い合わせをしても全く反応がない学校も多く、
- 出願のための情報が揃わない
- 出願したけど登録が完了しているのか確認できない
- 入学許可書は発行されたけど次の案内がない
などの状況に陥ることも珍しくありません。
またレスポンスのある大学院でも、実際に渡航したら事前の案内と違うことがあった、ということも。
一筋罠ではいかないインドの大学院留学への道ですが、留学エージェントを頼れば、手間や労力を最低限に抑えることも可能です。
都市
1年以上の期間を過ごす大学院留学。インドは合う合わないがはっきりと分かれる国とも言われている通り、気候、食生活、コミュニケーション面など、日本人にとって心身ともにストレスを感じやすい国であることは確かです。
留学前に一度訪問できる余裕がある場合は、視察に訪れることもおすすめします。
インド留学におすすめの都市は、
- バンガロール(南インド)
- デリー(首都、北インド)
です。
いづれも都市部で、メリットとしては、
- 街中でも英語が通じやすい
- 留学生の受け入れに積極的な国際的な大学が多い
- 日本人も多く住むエリアのため生活情報が揃いやすい
などが、共通で挙げられます。
インド大学院留学までの手順
インドの大学院へ入学するまでのステップは以下の通りです。
- 学校とコースを決める
- 出願準備(書類を揃えるなど)
- 出願
- 合否通知受け取り
- 入学手続き
- 学生ビザの申請
- 渡航準備(ワクチン、海外保険などを含む)
インド大学院留学をサポートしているエージェント
インドの大学院留学をサポートしているエージェントをご紹介します。
大学院選びから、出願手続き、渡航準備、渡航後も現地の生活で困ったことなどがあれば相談することが可能です。
未知のインド留学を成功させるために、ご検討中の方は一度相談をしてみることをおすすめします。
留学タイムズ
留学タイムズは、創業20年の老舗留学エージェントです。大手旅行会社H.I.S.とも提携しており、航空券の手配も一貫して依頼することが可能です。
インド留学のサポートは、現地在住スタッフが担当しており、留学のプランニングだけでなく、治安面や衛生面の実情、現地での過ごし方などについても、適切なアドバイスを受けられます。
大学院留学の他にも、大学留学、語学留学、IT留学、インターン、ボランティアなど、個々の目的に沿ったプランニングを提供しています。