グローバルWiFiは高い？料金の内訳を解説！他社料金とのも比較あり

グローバルWiFiは「利用者数6年連続ナンバーワン」に輝くなど、人気の高い海外Wi-Fiレンタルサービスです。

しかし、ネット上には「グローバルWiFiは高い」といった口コミも散見されます。

レンタル料金が安いかどうかは申し込むための重要な項目なので、実際のところがどうなのか、とても気になりますよね。

そこで今回は、グローバルWiFiの料金プランの内訳を解説し、本当に高いのか？という点について他社と比較しながら検証してみたいと思います。

グローバルWiFiの料金が気になる方は、ぜひ参考にしてください。

グローバルWiFi料金プランの特徴

グローバルWiFiのプランは、以下のような料金体系となっています。

「渡航先ごとの1日あたりの定額料金＋オプション料金×日数」

この中で最も大きなウェイトを占める定額料金は、「通信回線の回線速度」と「利用できるデータ容量」の組み合わせによって決まります。

他サービスではまだ少ない「5G回線」を取り扱っている点も、グローバルWiFiの特徴です。海外でも日本のような高速インターネットを利用したい方にとっては、魅力的なプランと言えますね。

ただし、5G回線プラン対応国は、一部に限られます。また、国によっては通信インフラが整っておらず2G回線のみとなる場合もありますので、渡航先の回線状況は事前に確認しておきましょう。

人気渡航先の定額料金を、ピックアップしてご紹介します。

【アメリカ本土の定額料金例】

【フィリピンの定額料金例】

【エジプト／エチオピアの定額料金例】

国によって、通信回線と通信容量の組み合わせの種類が異なるのが確認できますね。また、同じ回線速度・通信容量の組み合わせであっても、国が変わると料金も異なることが分かります。

複数の定額料金プランが用意されている国の場合、通信速度が遅い回線・少ない通信容量であるほど、料金は安くなります。

安さを重視したい方は、「低速度回線×低容量」プランを選ぶと良いでしょう。逆に、快適さを重視したい方は、「高速度回線×大容量」プランがおすすめです。

お得な割引キャンペーンを開催していることも

グローバルWiFiは、季節ごとにお得な割引キャンペーンを開催しています。また、割引クーポンを配布していることもあります。

割引クーポン・キャンペーンについては、こちらの記事でも詳しく解説しています。

グローバルWiFiの早割｜早めの申し込みで安くなる

グローバルWiFiに早めに申し込むと、「早割」が適用されて料金が安くなります。

早割を使うために注意するポイント

早割は、受け取り方法によって申し込み締め切り日が異なります。旅行や出張の日程が分かり次第、早めに申し込んでおくと良いでしょう。

【空港／国内カウンターで受け取る場合】

早割申し込み期限	対応空港／国内カウンター
前日の15時までに申し込み	成田空港 羽田空港 関西国際空港
2日前の15時までに申し込み	中部国際空港 伊丹空港 福岡空港 鹿児島空港 那覇空港 JR宮崎駅 仙台空港 静岡空港 小松空港 北九州空港 熊本空港 大分空港 宮崎空港
3日前の15時までに申し込み	新千歳空港 旭川空港 新潟空港 みやこ下地島空港 渋谷ちかみち

【宅配便で受け取る場合】

早割申し込み期限	対応エリア
2日前の15時までに申し込み	本州・四国・九州
3日前の15時までに申し込み	北海道・沖縄・離島

【コンビニ（セブンイレブン）で受け取る場合】

早割申し込み期限	対応エリア
5日前の15時までに申し込み	本州・四国
6日前の15時までに申し込み	北海道・九州

ここで紹介した期限は、「早割を利用できる申込期限」です。前日や当日でも、レンタル申し込みは可能な場合があります。

詳しくは、グローバルWiFi公式HPを確認してください。

長期出張や留学なら長期割引プランの利用がおすすめ

20日以上の海外渡航を予定している場合は、長期割引プランの利用がおすすめです。

渡航先別に、以下の3タイプがあります。

• 長期プランAタイプ
• 長期プランBタイプ
• 長期プランCタイプ

長期プランAタイプ：カナダ・韓国・シンガポールなど

カナダやシンガポール、韓国など11カ国が対象になるプランです。

30日までは上限15,000円の定額、30日以降は1日あたり1,000円が加算され、60日まで上限30,000円の定額となります。

長期プランBタイプ：アメリカ・イギリス・オーストラリアなど

アメリカ本土やイギリス、オーストラリア、ハワイなど11カ国が対象になるプランです。

30日までは上限18,000円の定額、30日以降は1日あたり1,200円が加算され、60日まで上限36,000円の定額となります。

長期プランCタイプ：モルディブ

モルディブが対象となるプランです。

30日までは上限25,000円の定額、30日以降は1日あたり1,750円が加算され、60日まで上限50,000円の定額となります。

長期割引プランを適用するためには、「通常プラン（1日の使用量目安300MB）」を選択する必要があります。データ量が多い大容量プランや無制限プランの場合、長期割引プランは適用されませんので、ご注意ください。

長期割引プラン対象国、かつ指定された回線速度と「通常プラン（1日の使用量目安300MB）」の選択時に、自動的に長期割引プランが適用になります。

詳しくは、グローバルWiFi公式HPをご確認ください。

グローバルWiFiには複数国周遊プランあり

渡航先が複数の国になる方は、周遊プランを選びましょう。以下4プランから選択できます。

• ヨーロッパ周遊プラン
• アジア周遊プラン
• アメリカ特別プラン
• 世界周遊プラン

ヨーロッパ周遊プランは「ヨーロッパ53カ国」で定額になり、アジア周遊プランは「アジア28カ国」が対象です。200以上の国と地域で使える「世界周遊プラン」もあります。

また、「アメリカ特別プラン」は、アメリカ本土・アラスカ・ハワイの3エリアに対応したプランです。

複数国選択時、周遊プランに該当する場合は自動的に「周遊料金計算」が優先されます。

グローバルWiFiのオプション料金

グローバルWiFiには、利用すると便利なオプションも用意されています。中でも、以下の3つのオプションは非常に便利です。

• 安心補償パック
• モバイルバッテリーの追加レンタル
• 翻訳機の追加レンタル

安心補償パック

「安心補償パック」に加入すると、モバイルルーター端末やオプションレンタル品の盗難や紛失時に、弁済金を免除してもらえます。

名称	料金	補償内容
安心補償パックMAX	550円／日（税込）	修理代金または再調達代金100％免除と最大10万円の携行品補償
安心補償パックフル	330円／日（税込）	修理代金または再調達代金100％免除
安心補償パックミニ	220円／日（税込）	修理代金または再調達代金80％免除

中でも「安心補償パックMAX」の補償内容は充実しており、モバイルルーター端末の弁済金が100％免除されるほか、パスポート盗難時の再取得に必要な手数料・交通費・宿泊費を最大10万円まで補償。

その他にも、航空会社に預けた手荷物の到着が遅れてやむを得ず身の回り品を購入した際の費用を、最大10万円まで補償してもらえます。

ただし、オプションレンタル品については弁済金が必要になるケースがありますので、詳しくは公式HPをご確認ください。

モバイルバッテリーの追加レンタル

モバイルルーター端末の駆動時間は、約10時間です。使い方によっては、それよりも早く充電が無くなる可能性もあります。

異国の地でバッテリー切れが不安な方は、追加のモバイルバッテリーを持参しましょう。最近は手軽に購入できるモバイルバッテリーがたくさんありますが、グローバルWiFiでもレンタル可能です。

名称	料金
ACコンセント付超大容量バッテリー	550円／日（税込）
モバイルバッテリー	220円／日（税込）

追加レンタルしたモバイルバッテリーはモバイルルーター端末と一緒に受取・返却できますが、大きさやレンタル個数によっては「スマートピックアップ（ロッカー受取）」が使えません。ロッカーを利用予定の方は、ご注意ください。

翻訳機の追加レンタル

あると便利な翻訳機も、3種類レンタル可能です。

Google翻訳などの無料ツールもありますので、どれが自分にとって使いやすいかを検討のうえ、申し込みましょう。

名称	料金
POCKETALK S（ポケトーク S）	1,100円／日（税込）
POCKETALK W（ポケトーク W）	880円／日（税込）
ili （イリー）単体	440円／日（税込）
ili （イリー）2台セット	550円／日（税込）

グローバルWiFiで追加料金がかかるケースとは？

基本料金とオプション料金以外にかかる料金は、以下の4種類です。

• データ量の追加購入
• 受取手数料
• キャンセル料
• 延滞料金

データ容量の追加購入

申し込んだ料金プランにデータ上限が設定されている場合、上限に達すると速度制限がかかり、日本時間の0時にリセットされるまで通信速度が最大128kbpsに減速します。

LINEなどでのテキストデータのやり取りは不自由なく行えますが、速度に不自由さを感じる場合はデータ容量の追加購入がおすすめ。

追加できるデータ容量は「500MB」と「1,100MB」の2通りで、定額料金プランの容量によって追加購入料金が設定されています。

【追加データ容量の購入料金】

プラン名	500MB購入料金	1,100MB購入料金
通常プラン（300MB）	650円	1,250円
大容量プラン（600MB）	500円	1,000円
超大容量プラン（1.1GB）の方	400円	750円

追加購入したデータ容量が余っても予定最終日まで繰り越して使えますので、安心です。帰国日までに使いきれなかった場合も、次回以降も使える繰越クーポンとしてメールで送られます。

ただし、3G（中速）プラン、または無制限プランを利用の場合は追加購入ができません。

また、新しく「速度規制緩和オプション」も登場しました。

【速度規制緩和オプション】

速度規制緩和オプションの対象プラン	料金
・通常プラン（300MB） ・大容量プラン（600MB） ・超大容量プラン（1.1GB）	220円／日（税込）

こちらは、1日の容量を超過した場合でも最大512kbpsのスピードで利用できるというオプションです。

受取時の手数料

グローバルWiFiでは、機器の受け取り時に手数料が発生します。ただし、この手数料はキャンペーンなどを利用すると割引されることが多いです。事前に、しっかり確認しておきましょう。

【受取手数料】

空港・国内カウンターで受取る場合	550円（税込）
宅配便で受取る場合	前日受取：550円（税込） 事前受取：1,100円／日（税込） ※2日前は1,100円（税込）、3日前は2,200円（税込）と加算されます
コンビニ（セブンイレブン）で受取る場合	前日受取：550円（税込） 事前受取：1,100円／日（税込） ※2日前は1,100円（税込）、3日前は2,200円（税込）と加算されます
現地（ハワイ・韓国）で受取る場合	550円（税込）

キャンセル料金

申込みをキャンセルする場合のルールは、以下のとおりです。

• 出発日の4日前まで：無料
• 3日前〜当日キャンセル：100%のキャンセル料

注意すべきは、天候不良や飛行機の整備不良などで渡航がキャンセルになってしまった場合でも、キャンセル料の支払いが発生するという点です。

この場合、航空会社へ損害の請求ができる場合もありますので、確認しましょう。

返却が遅れた際の延滞料金

日本への帰国が遅くなるなどの理由でモバイルルーター端末の返却日が変更になる場合は、すみやかに延長申請をしましょう。連絡なしで返却が遅れてしまうと、延滞料金が請求されます。

延長申請は帰国日の3日前から、帰国後3日まで。グローバルWiFiのマイページ内で連絡可能です。

延長の連絡をするタイミング	延長料金の内訳
事前連絡なし	1,970円+オプション料金×超過日数 ※利用料金が1,970円以上の場合はその料金×日数分
帰国日0時（日本時間）以前に連絡	通信料（申込み金額）×超過日数 オプション料金（安心補償パック料金含む）×超過日数
帰国日0時（日本時間）以降に連絡	1,970円+オプション料金×超過日数 ※利用料金が1,970円以上の場合はその料金

仮に空港で返却するのを忘れて帰ってきてしまった場合などは、自宅近くのコンビニなどから、宅配便を使って返送しましょう。

翌日の集荷に間に合うように発送すれば、事前連絡は不要で延滞料金もかかりません。

返却方法や注意点については、以下の記事でも解説しています。併せてご確認ください。

モバイルルーター機器を紛失した際の補償金

紛失・盗難などでモバイルルーター端末の再調達・修理代がかかる場合、 安心補償パックの加入状況によって負担金額が異なります。

【全損の場合の負担金額の例】

	安心補償パックMAX加入	安心補償パックフル加入	安心補償パックミニ加入	未加入
Wi-Fi機器本体※	0円	0円	3,000円	15,000円
SIM	0円	0円	2,000円	10,000円
USBケーブル	0円	0円	200円	1,000円
アダプター	0円	0円	200円	1,000円
ポーチ	0円	0円	200円	1,000円

安心補償パックMAX加入の場合でも、翻訳機やモバイルバッテリーなどオプションアイテムの盗難・紛失・修理時には、補償金が請求されますのでご注意ください。

グローバルWiFiとその他のサービスとの料金比較

続いては、グローバルWiFiとその他の海外Wi-Fiレンタルサービスの料金を比較します。

【4G無制限プラン（アメリカ本土）の料金プラン比較】

サービス名	料金
グローバルWiFi	2,170円（早割200円引き含む）／日
イモトのWiFi	2,360円／日
JAL ABC	1,250円／日
HISモバイルWi-Fi	1,090円／日

参考までに、携帯キャリアの国際ローミングを使った場合の料金もご紹介しておきます。

サービス名	料金
NTTドコモ「海外パケ・ホーダイ」	2,980円／日
ソフトバンク 「海外パケットし放題」	2,980円／日
au「海外ダブル定額」	2,980円／日

料金を比較すると他のサービスがよく見えてしまいますが、グローバルWiFiのメリットは利便性や回線の繋がりやすさにあります。

サービス内容と料金のバランスを理解したうえで、グローバルWiFiを利用するか他社を利用するかを決めると良いでしょう。

料金以外のメリットは利便性や繋がりやすさ

グローバルWiFiのメリットは、以下の通りです。

• 世界200以上の国と地域でつながる
• 回線種類と容量の組み合わせで料金プランも豊富
• 受取・返却対応の空港数がトップクラス
• 24時間365日対応で複数のサポート体制がある

グローバルWiFiは世界200以上の国と地域でつながる

グローバルWiFiは、世界200以上の国と地域で利用できます。これは、他の海外Wi-Fiレンタルサービスと比較してもトップクラスの通信網です。

国によっては電波が弱いケースもありますが、他のサービスが繋がらない国や地域でも利用できる点は、大きなメリットと言えるでしょう。

回線種類と容量の組み合わせで料金プランも豊富

グローバルWiFiは、渡航予定の国・通信速度・データ容量が異なる複数の料金プランを提供しています。

データ量を抑えたプランを選べば料金が安くなりますし、データ容量無制限のプランを選べばデータ量の超過を心配せずに済むでしょう。

また、5Gの高速回線が利用できる対応国を増やしており、現在10カ国で利用が可能です。海外でもインターネットをサクサク利用したい方は、5G回線プランも検討してください。

受取・返却対応の空港数がトップクラス

グローバルWiFiは、国内19空港、38カ所でモバイルルーター端末を受け取り・返却できます。

他のサービスと比較すると、その充実度合いを実感できるのではないでしょうか。

サービス名	受取・返却できる空港・カウンター数
グローバルWiFi	国内19空港、38カ所
イモトのWiFi	国内6空港
HISモバイルWi-Fi	受取：国内3空港返却：空港返却不可（郵送のみ）
JAL ABC	国内3空港

専用カウンターでの受け取り以外に、QRコードをかざして受け取る「スマートピックアップ（ロッカー受取）」を採用している空港もあります（2023年5月現在15空港）。

スマートピックアップなら、受け取りカウンターで並ぶ必要がありません。

空港受取以外に、コンビニ（セブンイレブン）受取や、宅配便で自宅まで配送してもらう方法もあります。

返却は「空港の返却ボックスに入れるだけ」と簡単ですので、使い勝手の良さを選ぶならグローバルWiFiがおすすめです。

24時間365日対応で複数のサポート体制がある

グローバルWiFiには、複数の問い合わせ窓口が用意されています。

• 公式LINE
• スカイプ
• メール
• 海外専用ダイヤル

万が一、グローバルWiFiが使えなくなってしまった場合も、ホテルなどインターネットが利用できる環境であれば上記3つの方法でコンタクトが取れます。

また、ネットにつながらない環境であっても、国際電話で海外専用ダイヤルに連絡すれば、サポートが受けられます。

状況に応じたサポートを受けられるため、安心です。

グローバルWiFiは日本国内でもレンタル可能

グローバルWiFiは、日本国内でもレンタルして利用できます。

コロナ以降、自宅やカフェなどで仕事をする方は増えましたし、短期間の出張などレンタルWi-Fiを利用したいシーンは増えています。

スマホのテザリング機能やフリーWi-Fiだけでは不便と感じる方は、国内でもレンタルWi-Fiを検討してみてください。

グローバルWiFiの国内向け料金プランは、以下の通り。国内利用でも、早割が利用可能です。

プラン名	定額料金／早割料金
4G（高速）容量無制限	1,287円→1,067円（税込）
4G（高速）1.1GB／日 超大容量	1,067円→847円（税込）
4G（高速）600MB／日 大容量	847円→627円（税込）
4G（高速）300MB／日	737円→517円（税込）

受取方法としては、自宅への配送または空港のカウンター受取、コンビニ（セブンイレブン）受取が利用できます。

長期利用のプランも用意されていますので、詳しくはグローバルWiFiの公式HPをご確認ください。

まとめ：利便性も考慮して海外Wi-Fiレンタルを決めよう

同業他社と比較すると、グローバルWiFiの料金は安いとは言えません。

しかし、海外Wi-Fiレンタルサービスを選ぶ際には、料金の安さだけではなく、回線の速度や繋がりやすさ、利用のしやすさなどトータルで判断する必要があります。

その点、グローバルWiFiは安心できる海外Wi-Fiレンタルサービスと言えますし、結果的にグローバルWiFiは利用者数6年連続ナンバーワンに輝くなど、実績面においても申し分ありません。

海外旅行や海外出張のサポートに、ぜひ料金プランを確認してみてください。