公立の学校でも小学3年生から英語の授業が行われるようになりました。
子どもに馴染みのない英語の授業に前向きに取り組んでもらうためには、家庭での予習・復習が欠かせません。英単語一つでも知っている内容が増えることは子どもの自信に繋がります。ここでは、家庭内学習におすすめの小学生向け英語ドリルをご紹介します。
小学生向け市販英語ドリルの選び方
英語ドリルをはじめようと思った時に「どこからはじめればいいのか」「どれを選べばいいのか」迷う親御さんも多いかと思います。
まずは、英語ドリルの選び方について解説します。
学習段階(理解度)にあったものを選ぶ
アルファベットからなのか、英単語からなのか、会話からなのか、英語の理解度(レベル)は今までどのくらい英語に触れてきたかによって、異なります。子どものレベルがわからない場合は、初級のアルファベットから始めてみるといいでしょう。理解していた場合も復習になります。
理解度を把握しながら、少しずつレベルを上げていきましょう。
どのレベルの場合も繰り返し練習できるタイプのドリルがおすすめです。繰り返し書くことで、着実に学習した内容が記憶されていきます。
学年ごとの学習内容の目安
- 低学年:アルファベットやフォニックス(発音ルール)、ローマ字の学習
- 中学年:簡単な単語や挨拶の学習
- 高学年:英文の作成(構成)や会話の学習
英語検定にチャレンジするのもおすすめ
英語の基礎が身につき、学習に慣れてきたら、英語検定(4、5級)にチャレンジにしてみるのもおすすめです。低学年でも検定を受けることが可能です。一般的にどのくらいのレベルなのか、理解度を確認することもできますよ。
子どもの傾向にあったものを選ぶ
理解度にあわせた学習内容に加え、子どもの関心にあったドリルを選ぶことで、より楽しく英語学習を継続することができるでしょう。
イラストや漫画が豊富なタイプ
文字だけのシンプルなドリルよりも、イラスト付きのドリルの方が子どもの学習への関心は高いでしょう。表紙からお気に入りを選ぶことも一つの方法です。
ゲーム感覚で楽しめるタイプ
あまり気乗りしない子どもや、家庭内学習がマンネリ化してしまった場合には、ゲーム感覚で楽しむことができるドリルがおすすめです。英語学習は、なにより継続が非常に重要です。子どもが飽きないよう工夫してみましょう。
CD付きタイプ
読み書きだけでは退屈してしまう場合は、CD付き(音声DL付き)タイプもおすすめです。CD付きドリルは、正しい発音を学習できるのが最大の魅力です。音声をきいて、リピートすることで、リーディング、ライティングに加え、リスニング、スピーキングの4技能の力を養うことができます。
【段階別】小学生向け おすすめ英語ドリル11選
step1. アルファベットを学べる英語ドリル
ディズニー英語システム
0歳から英語に触れさせたい方におすすめの「ディズニー英語システム」。子どもが飽きることなく、いつでも楽しめるよう工夫されています。
乳児期は手にしたものを口に入れたり、破いたりして、さまざまな感覚を養う時期。教材を渡すと壊してしまうのではないかと、心配になりますよね。しかし、もし教材が壊れても、何度でも無料で交換・修理してくれる制度もあるので安心です。
また、オンラインコンテンツが豊富なため、効率的に英語を身につけることができます。親子で楽しく英語を学んでいるうちに、一緒に英語力が養えるのも嬉しいポイント◎
ドラえもんはじめての英語ドリル アルファベット・フォニックス・ローマ字: オールカラー・改訂版【小学館】
アルファベット、フォニックス、ローマ字の3パートで構成されており、これらをドラえもんといっしょに楽しく学ぶことができます。
ネイティブスピーカーによるCD付き(計78分)です。繰り返し聞くことで、きれいな発音を身につけることができます。
内容に沿って文字を書くだけでなく、クイズ形式の問題も収録しているため、楽しみながら進めることができますよ。
すみっコぐらし学習ドリル 小学英語 はじめてのABC ローマ字【主婦と生活社】
アルファベットをかわいいすみっコぐらしのキャラクターと一緒にマスターすることができる英語ドリルです。パズルや迷路などもあり、遊びながら繰り返し学習することができます。
キャラクターのシールが付属しており、学習を終えるたびにドリルに貼り付けることで、達成感を得られ、継続することが楽しくなるでしょう。
step.2 単語を学べる英語ドリル
うんこドリル 英単語 小学1〜6年生(うんこドリルシリーズ)【文響社】
社会現象になった「うんこドリル」は、子どもの”楽しい”を引き出す仕掛けがつまっています。
英単語ドリルでは、重要単語224語をカテゴリー別に収録しています。
QRコードで音声読み上げ動画を確認することができます。正しい発音を身につけましょう。
覚えておきたい英単語480 (小学生の英語ドリル)【学研教育出版】
小学生のうちに習う重要な英単語 計480語を収録している英語ドリルです。CD付きなので「読む」「書く」だけでなく、音声と一緒に「聞く力」身につけることができます。
単語は、生き物や食べ物など、ジャンルで分けられており見やすく分かりやすい工夫がされています。
step.3 文法を学べる英語ドリル
CD付 イラストで直感的にわかる 小学英語ワークブック 小学生のうちから学んでおきたい英文法が身につく【KADOKAWA】
「”直感×論理”の学習」で中学校以上でしっかり習う「品詞や文型の感覚」を、直感的に理解できるようにした英語ドリルです。絵本を読むようにスラスラ英語を学ぶことができます。
友達や家族など、身近な社会がテーマとなっているため、自分ごととして、学習を進めやすい工夫がされています。CDの収録時間は約71分です。
step4. 会話表現が学べるドリル
【CD付】小学生のための英語練習帳1 アルファベット・英単語・会話【旺文社】
アルファベット、英単語、そして会話表現も学習することができる英語ドリルです。付属のCDで英語の音声を楽しみながら習得することができます。イラストも豊富です。
1冊で飽きずに楽しくステップアップできる工夫が詰まった英語ドリルです。
step5. 英検5級、4級の対策ができるドリル
【CD付き】小学生のためのよくわかる英検5級合格ドリル 改訂増補版【旺文社】
はじめて英検対策には、この一冊がおすすめです。日々の英語学習だけではカバーできないの英検5級特有の試験対策本です。スピーキングテストの対策もできるのも魅力です。
イラストが豊富で、全編オールカラーでとっても読みやすいのも小学生向けならではです。すべての漢字に振り仮名が振られているのも、嬉しいポイントですね。
【CD付き】小学生のためのよくわかる英検4級合格ドリル 改訂増補版【旺文社】
1冊で小学英語を網羅できるドリル
1日5分で身につく! 小学生の英語【ナツメ社】
子どもの集中力にあわせ、1日5分の「聞く」「なぞる」「口に出す」を毎日繰り返すことで、英語力を着実にアップさせます。漫画で楽しく進めることができます。
小学校英語教科書(3〜6年)の内容をカバーしており、英検5級対策にも適していますよ。
英語学習は1日5分を習慣にしていこう
小学生向けの英語ドリルの選び方、おすすめドリルについて、紹介してきました。学校での慣れない英語の授業では、戸惑うこともあるかと思いますが、家庭内での学習のフォローが子どもにとって非常に重要な役割を果たすことは言うまでもありません。
1日5分の短時間でも日にちをあけずに継続することで、着実に英語力は身についていきます。
学習を強制するのではなく、飽きたらドリルは休憩し、一緒に英語の絵本を読んでみたり、DVDを観てみたり、ちがう英語遊びをしてみると、楽しんで英語に触れ続けることを意識しましょう。
思い通りに進まないこともあると思いますが、ムリせず、工夫しながら、進めてみてくださいね。