子どもに英語を学習させたい!そう思ったときに、手軽に実践できるのが、英語絵本の読み聞かせです。けれど「どんな絵本があるのか」「どれを選べばいいのか」は初めは判断しづらいですよね。
本記事では、読み聞かせにおすすめの英語絵本を人気ランキング形式で紹介していきます。
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子ども向けおすすめ英語絵本|はじめてに人気の8選
まずは英語力の、段階ごとにおすすめの絵本を紹介します。英語の絵本選びにおいて、基本となるポイントは以下です。
- 基本的に日本語の絵本の選び方と同じで問題なし
- はじめは、単語数が少ないものや、同じ語彙を繰り返すようなシンプルな絵本がおすすめ
- 対象年齢はあくまでも目安と考えて
英語をはじめた時は誰しもが初級です。積み重ねによってあつかえる語彙が増え、意味のある文や、長文、ストーリー性があり、複雑な文も難なく読めるようになっていきます。
ひとまねこざるのABC
愛らしいおさるのジョージと黄色いぼうしのおじさんがアルファベットを教えてくれます。アルファベットの形が動物になっていたり、楽しみながら覚えることができます。
日本語版と英語版があり「はじめから英語だけの絵本は躊躇する」という方には日本語版が◎。全文英語で読みたい、という方には、英語版がおすすめです。
Where Is Baby’s Belly Button?(おへそはどこ?)
おへそはどこ?いちばん身近な”体”がテーマのカラフルな仕掛け絵本。簡単な英語で、テンポよく読み進めることができます。さまざまな人種の子どもたちが出てくるのもポイント。
赤ちゃんが大好きな「いないいないばあ」の表現も含んでいます。はじめての一冊として非常におすすめの英語の絵本です。
著者のKaren Katz氏は、赤ちゃん期から楽しめる絵本を多く出版しており、他にもさまざまなシリーズの絵本があります。
Hug(ハグ)
ぎゅっ!感情をのせた読み聞かせを。子どもは、絵と読み手を見て絵本をきいています。この絵本では「hug」「Bobo(主人公)」「mommy」の3語しかでてきません。
非常にシンプルですが、メッセージが十分に伝わってくる心あたたまる絵本です。
ディズニー イラストでおぼえる1000のことば 〜英語のバイリンガル表記&クイズつき
大人気 ディズニーの英語絵本。心おどるかわいいイラストに、日本語と英語の読みが記載されており、非常にわかりやすくまとまった一冊です。
子どもだけでなく大人も楽しめるのもポイントです。
Joseph Had a Little Overcoat(ヨセフのだいじなコート)
Josephのお気に入りのコートが、古びてきた。そしたらJosephは、コートからジャケットをつくった。ジャケットが古びてきたら・・・
“今あるもの” はたまた “ない状態”から生み出すことを教えてくれるクリエイティビティにあふれる絵本です。カラフルでポップな絵で見るだけでも楽しむことができる、とっておきの作品です。
また、この絵本は、世界で最も有名な図書館のひとつ ニューヨーク公共図書館(NYPL)による、100冊のすばらしい児童書のリスト”100 Great Children’s Books”に選ばれています。
本文は、シンプルで簡潔な文章が多いですが、単語表現がやや難しいので、わからない場合は辞書などで調べてみてくださいね。日本語版も出版されています。
I Want My Hat Back(どこいったん)
日本語版は「どこいったん」。くまが大事な赤い帽子を探しに。だけど?くすっと笑える、癖になるキャラクターと、ストーリー展開がツボになる絵本です。
本文は、タイトルにも使われている「I want 〜」など、わかりやすくシンプルな表現が多く、トライしやすいのも◎。
How to Catch a Star(みつけたよ、ぼくだけのほし)
あの星をつかみたい。大好きなあの星とあそびたい。少年が星を手に入れるために、来る日も来る日も、あの手この手で奮闘します。諦めかけた時!
シンプルでかわいらしい絵と、子どもならではのストーリー展開で、心温まる一作。
著者のOliver Jeffers氏は、北アイルランド出身のアーティスト、イラストレーター、ライター。優しさと愛らしさあふれる描写とストーリーが子どもから大人まで、多くの人の心を癒します。気に入った作者ごとに絵本を集めてみるのもいいですね。
Where The Wild Things Are(かいじゅうたちのいるところ)
日本語版は「かいじゅうたちのいるところ」。世界中の子どもたちを魅了しつづけるロングセラー絵本です。いたずらっこマックスは、かいじゅうの着ぐるみを着ると大暴れ。
お母さんに部屋に閉じ込められます。すると部屋はみるみるうちに、かいじゅうの世界へ。疲れ切ったマックスが部屋に戻ると・・・
子どもの心の移り変わりを見事に描写した、今世紀最高の絵本と言われています。
数々の絵本賞を獲得するモーリス・センダックの代表作。本作品は、コルデコット賞(アメリカでその年に出版された最も優れた子ども向け絵本に毎年送られる賞)を受賞しています。
幼稚園、小学生、中学生、大人、と読む時期によって、絵本からみえてくるものも違うかもしれません。時を超え、世代を超えて読んでみるのも面白そうです。
本文は短く簡潔です。テンポよく読み進めることができます。
子ども向けおすすめ英語絵本|世界的ベストセラー3選
どの本にしようか迷ったら、まずは日本でも有名な絵本を手に取ってみることもおすすめです。
The Very Hungry Caterpillar(はらぺこあおむし)
言わずと知れた定番の大人気作品、はらぺこあおむし。日本語版と英語版のどちらも手元に置いておくのもおすすめです。あおむしの食べ物がたくさん登場し、楽しく覚えられそうですね。
Brown Bear, Brown Bear, What Do You See?(くまさん くまさん なにみてるの?)
こちらもエリックカールのヒット作。くまさん くまさん なにみてるの?
子どもたちの問いかけに、次々とあらわれるページいっぱいの色彩豊かな動物たちが答えます。くまのほかにも、パンダ版やしろくま版があります。動物好きなお子さんには、シリーズで読み聞かせてみては?
Swimmy(スイミー)
小学校の国語の教科書にも掲載されている「スイミー」。
“You can’t just lie there” “We must THINK of something”
ただ、じっとしてちゃダメだ。状況を変える方法を考えないと。
かしこく勇敢なスイミーが、小魚たちとチームになって、大きな魚に立ち向かうストーリーは、大人になっても心を動かされるものです。
本文はやや難しいですが、美しい海中世界の絵で、0歳の赤ちゃん期から楽しむことができます。
子ども向けおすすめ英語絵本|かわいいキャラクター3選
次に、愛らしい主人公のキャラクターが魅力の絵本を紹介します。キャラクターものは、シリーズ化されているものが多いので、気に入ったキャラクターの絵本をそろえてみるのもいいですね。
Maisy – Maisy Drives the Bus(メイシーちゃんのバス)
イギリス出身の絵本作家 Lucy Cousins氏による、かわいいねずみメイシーちゃんの絵本シリーズです。大きな字と、わかりやすい文章で初級から楽しむことができます。500円程/冊で、手軽に購入できるのも◎。
ここで紹介するのは、バスのお話「Maisy Drives the Bus」。乗り物好きのお子さんにもってこいの一冊です。
Spot – Where’s Spot?(コロちゃんはどこ?)
イギリス出身の絵本作家 Eric Hill氏が、2歳の息子のためにつくった本作「Where’s Spot?」。この作品が大評判となり、その後シリーズ化され、今もなお、全世界で愛され続ける絵本となっています。
仕掛け絵本になっており、手をつかって遊びながら楽しむことができます。絵本の中では、同じ会話が繰り返されるので、いつの間にか登場するフレーズを覚えてしまいます。
David – No, David!(だめよ、デイビッド!)
我が子のように!?いたずらが大好きなDavidのお話。尽きないいたずらに、すかさずママの声「No,David!」「No! No! No!」絵本を読んでいるこちらも体力を消耗してしまいそうな彼のはげしい行動ですが、我が子のそれと同じく、どこか憎めない、愛らしい姿がそこにあります。
著者はアメリカの作家 David Shannon。主人公の名前と同じなのは、もちろん偶然ではありません。本作品は、David Shannonが5歳のときに描いた自画像がもとになっており、まさに、この話は、5歳当時のDavidのことであるといっても過言ではありません。
彼は本作品で、コルデコット賞(アメリカでその年に出版された最も優れた子ども向け絵本に毎年送られる賞)を受賞しました。
子ども向けおすすめ英語絵本|触って楽しめる仕掛け2選
エリック・カール はらぺこあおむし どこでもソフトブック
大人気はらぺこあおむしの英語×布の絵本です。めくったり、つまんだり、いろいろな仕掛けで指先の運動能力の発達を促します。色彩豊かでカラフルであることも、子どもの興味を惹きつけます。
Don’t Push the Button!(ぜったいにおしちゃダメ)
日本語版も大人気「ぜったいに おしちゃダメ?」の英語版!ここに素敵なボタンが!でも、押しちゃだめ。だけど?英語でも、面白おかしく笑える読み聞かせの時間を。
子ども向けおすすめ英語絵本|CD付き2選
英語絵本の読み聞かせは、初級のころは、単語も簡単で余裕をもって、楽しくできるものです。しかし、レベルがあがってくるごとに、知らない単語も多くなります。テンポよくスムーズに読み聞かせするための準備が負担になってきたりもします。
親子でリーディング、リスニング、スピーキングのレベルアップをしていくためには、nativeの発音をインプットできる、音声付きの絵本を活用することもおすすめです。
【CDつき】よみきかせ英語 Englishえほん
一日一話を習慣に。CDは絵本と同時に利用する以外にも、赤ちゃん期から、聞き流すだけでも、自然と英語の音を覚え、身につきやすくなります。
しまじろうの えいごの うた English Songs
しまじろうと一緒に英語の歌をうたおう!1冊に定番大人気ソング20曲を収録!「ボタンを押すと、音がでる」という点も子どものツボです。
英語の歌詞に加え、日本語の歌詞もついているので、その場で意味を理解しながら、親子で一緒に英語のうたを覚えることができます。見るだけでも楽しい、カラフルでかわいいしまじろうの絵も子どもの興味を惹きつけます。
子ども向けおすすめ英語絵本|日本語併記のもの2選
英文だけでは、翻訳があっているのか不安という方もいらっしゃると思います。その場で辞書をひくのもいいですが、途中途中、読み聞かせの時間が中断してしまったりと、子どもにとってのせっかくの楽しい時間が、台無しになってしまうことも。
日本語併記の英語絵本であれば、その場で意味を理解しながら、テンポよく読み進めることができますね。
英語でもよめるはらぺこあおむし
はらぺこあおむしは、大人気作品がゆえに、さまざまなニーズに応じた、さまざまなタイプの同作の絵本が提供されています。
日本語版、英語版の2冊持ちもありですが、こちらは1冊で両方を補える便利なタイプです。
おふろだ〜いすき!
かわいらしい絵と簡単なフレーズでおふろの楽しさを伝えられる絵本。シリーズ化しており、「ねんねのじかん」や「おいしー!べーっ!」などがあります。いずれも日本語と英語が併記されています。
アメリカ、イギリスなど全世界でシリーズ350万部発行の大ベストセラーとなっています。
英語絵本は言語獲得におすすめ!
英語は日本語と同じく、習得するには、多読などにより”量”をこなすことが欠かせません。とくに幼少期は、言語学習においても、触れた分だけ簡単に習得できてしてしまう言葉の黄金期。
今や、英語の本も日本語の本と同様に、インターネットショップで簡単に手に入る時代です。気になった本は迷わず積極的に手に取ってみることをおすすめします。どれにしようか迷う場合は、気に入ったイラストの絵本を直感的に手に取ってみるのもいいでしょう。
幼ければ幼いほど、とくにわかりやすい色彩や絵を好む傾向がありますが、子どもが興味を示す、絵本は十人十色。
あまりとらわれず、たくさんの種類の本を読み聞かせ、根気強くお子さんのお気に入りの絵本を見つけてみてください。
読み聞かせは、ムリせず、お子さんのペースにあわせて、息抜きをしながら、遊び感覚で実践してみてくださいね。
この記事で紹介した英語絵本一覧
- ひとまねこざるのABC
- Where Is Baby’s Belly Button?(おへそはどこ?)
- Hug(ハグ)
- ディズニー イラストでおぼえる1000のことば 〜英語のバイリンガル表記&クイズつき
- Joseph Had a Little Overcoat(ヨセフのだいじなコート)
- I Want My Hat Back(どこいったん)
- How to Catch a Star(みつけたよ、ぼくだけのほし)
- Where The Wild Things Are(かいじゅうたちのいるところ)
- The Very Hungry Caterpillar(はらぺこあおむし)
- Brown Bear, Brown Bear, What Do You See?(くまさん くまさん なにみてるの?)
- Swimmy(スイミー)
- Maisy – Maisy Drives the Bus(メイシーちゃんのバス)
- Spot – Where’s Spot?(コロちゃんはどこ?)
- David – No, David!(だめよ、デイビッド!)
- エリック・カール はらぺこあおむし どこでもソフトブック
- Don’t Push the Button!(ぜったいにおしちゃダメ)
- 【CDつき】よみきかせ英語 Englishえほん
- しまじろうの えいごの うた English Songs
- 英語でもよめるはらぺこあおむし
- おふろだ〜いすき!