英検ジュニアは、英検を主催する日本英語検定協会が、幼児・小学生向けに実施している検定試験です。テストの形式は、子どもの英語学習において特に重要とされるリスニングに特化しています。
オンライン版では、受験の他に、ドリルやゲームなどのラーニング機能の利用ができます。
学研のオンライン英会話kiminiの英検対策コースでは、人気教材「英検をひとつひとつわかりやすく。」を使って、合格に必要な内容を講師の下で効率的に身につけていきます。
ひとりでは難しい二次試験対策ができるのも、kiminiオンライン英会話ならではのメリットです。
英検ジュニアとは?英検との違い・特徴
「英検は聞いたことがあるけれど、英検ジュニアは聞いたことがない」という方は多いのではないでしょうか。まずは、英検ジュニアの特徴について、英検と比較しながら解説していきます。
小学校3年生からはじまる外国語活動に対応
英検のレベルは中学生以上ですが、英検ジュニアのレベルは、小学校3年生からはじまる外国語活動を対象としています。そのため、教材や試験は、年齢に適した小学生が楽しみながら学習を進められる工夫がされています。
テスト形式はオールリスニングで「聞く力」に特化
英検は、英語の読む、聞く、書く、話すの4技能を測る試験ですが、英検ジュニアは、初期の英語学習に最も重要とされているリスニングに特化した形式のテストです。
CDから流れる英語を聞いて、それに適したイラストなどに○をつける解答方法で、小学校低学年の子どもでも簡単に試験を進めることができます。
合否ではなく正答率で結果が出る「育成型検定試験」
英検に合否があるのに対し、英検ジュニアには合否がなく、正答率で結果がかえってくるのも特徴の一つです。
ただ、正答率に応じてランクアップ(進級)できる仕組みがあるので、明確な目標を定めて学習を進めることができます。
理解度に応じた3つのグレードでステップアップ
英検のレベルは1級〜5級まで(全7段階)設けられていますが、英検ジュニアは理解度のレベルに応じた3つのグレード「BRONZE」「SILVER」「GOLD」で構成されています。グレードのランクアップは、前段階のグレードで8割程度の正答率が必要となります。
出題は、英検ジュニア独自のシラバスに基づいたもので、各レベルに適したバラエティ豊かな内容です。ヒントから答えを推測するような、想像力が求められる問題も出題されます。
子どものやる気を引き出す オールカラー・イラスト入りのテスト画面
小学生向けのテストのため、子どもが興味をもち、楽しみながら進めることができるようテスト画面(ペーパー版は紙面)にも工夫がなされています。特に低学年の子どもには嬉しいポイントですね。
分かりやすい画面で、出題内容を理解しやすく、記憶も定着しやすいので、振り返りも楽しく進められるでしょう。
全国規模のデータから子どもの英語レベルを客観的に把握できる
英検ジュニアは全国規模で実施されており、2013年度には約8万人が受験している実績があります。
年齢や学習経験年数が同じ受験者の平均値が出るなど、子どもの英語のレベルを客観性の高いデータから知ることができます。
英検ジュニア|3つのグレードと到達目標
英検ジュニアの3つのグレードの到達目標の目安は以下です。
BRONZE | 1.英語の音、リズムに慣れ親しむ 2.初歩的なコミュニケーションに必要な語句や、簡単な表現を聞き取り、理解する |
SILVER | 1.日常生活の身近な事柄に関する簡単な語句や表現の聞き取り、理解、それに対する簡単な応答 2.簡単な会話、文を聞き、それらの情報を理解する 3.文字と音声の結びつきに対して。関心をもつ |
GOLD | 1.日常生活の身近な事柄に関する簡単な語句や表現の聞き取り、理解、それに対しての質問や応答 2.まとまりのある会話や文章を聞いて、それらの情報を理解し、場面状況の判断や要旨を把握する 3.身の回りの語句や、簡単な短い文を読む |
その他、各グレードの目安の詳細については公式webサイトからご確認いただけます。
英検ジュニアオンラインとペーパー版の違い
英検ジュニアは、ペーパー版の他にオンライン版もあります。いつでもどこでも自由に利用できるオンライン版の特徴について、ペーパー版と比較しながら解説していきます。
英検ジュニアオンラインは個人で受験可能!場所も日時も自由
英検ジュニアのペーパー版は、グループ受験のみ可能ですが、オンライン版では個人受験ができ、日時も個人の都合にあわせて行うことができます。
英検ジュニアオンラインには「ラーニング機能」がある
英検ジュニアは、webでの受験機能の他、ドリルやゲーム、模擬テストなどのラーニング機能があります。習得した言葉や表現を確認できるカードアルバム機能も利用できます。自宅にいながら学習からテストまで一貫してできるのが魅力的ですね。
ゲームでは、間違えたことがある問題や、出てきていない問題が優先的に出題されるなど、個人の進捗にあわせたシステムで、学習できます。
公式webサイトからドリルやゲームのサンプルをご覧いただけます。
英検ジュニアオンラインは結果がその場で分かる
受験後はすぐに結果が知りたくなりますよね。ペーパー版は約1ヶ月半後に成績表が送付されますが、オンライン版はテスト終了後に結果をすぐに画面で確認できます。その後、個人成績表と、成績証明書が3週間後に送付されます。
英検ジュニアオンラインの受験料金
英検ジュニア オンラインは先述のラーニング機能の利用が可能ですが、テストのみの利用も可能です。各プランの料金は以下に記載の通りです。オンライン版のテストは、ペーパー版より安く受験できます。
【有効期間が3ヶ月の場合】
料金 | フルパック(ラーニング+テスト) -3ヶ月の場合 | ラーニング -3ヶ月の場合 | テスト -3ヶ月の場合 | ペーパー版 テスト -3ヶ月のみ |
---|---|---|---|---|
BRONZE | 5,400円 | 3,900円 | 2,300円 | 2,300円 |
SILVER | 5,600円 | 3,900円 | 2,500円 | 2,500円 |
GOLD | 5,800円 | 3,900円 | 2,700円 | 2,700円 |
内容 | ・ドリル&ゲーム ・模擬テスト ・オンラインテスト ・カードアルバム | ・ドリル&ゲーム ・模擬テスト ・カードアルバム | ・オンラインテスト ・ラーニング(一部) ・カードアルバム | ・テストのみ ・オンラインテスト ・ラーニング(一部) ・カードアルバム |
価格表引用:2023年11月時点 英検ジュニア 公式webサイト
英検ジュニアオンラインの受験方法
英検ジュニア オンラインは、お申し込みから、学習・受験までwebで完結できます。受験後の成績表のみ郵送で届きます。
オンライン版の利用にあたり、端末の推奨環境なども公式webサイトに明示されているので、事前にご確認のうえ手順に沿って進めていきましょう。
英検ジュニアオンラインのQ&A
何歳くらいの受講者が多い?
小学生が主となり、一番多いのは8歳(小学2年生)です。
パソコンの操作は難しい?
出題の音声に適した回答をクリックするだけなので、簡単な操作の連続ですが、パソコンの基本的な操作に慣れておくとスムーズに学習を進めることができるでしょう。
タブレットの場合、パソコンよりも直感的に操作することができるので、パソコンに慣れていない場合はタブレットを利用することもおすすめです。
推奨環境:英検ジュニア 公式webサイト
受講期間はどのくらい?
受講期間(=有効期間)は1ヶ月(=31日)〜6ヶ月まで選ぶことができます。テストのみのプランの有効期間は3ヶ月です。有効期間の延長機能もあります。
オンラインテストは有効期間中に何回も受験することができる?
テストは有効期間内で1回のみ受験できます。ラーニング機能は期間内であれば何度でも利用することができます。カードアルバムやテストの結果、学習の進捗状況などは、有効期間後も閲覧できます。
ペーパー版とテスト内容は同じ?
テストのレベル、形式、試験時間は同様ですが、出題される問題は異なります。
複数グレードのダブル受験はできる?
ペーパー版では隣接した2つのグレードを同時に受講できます。
英検ジュニアオンラインおすすめの取り組み方
ここまで英検ジュニア オンラインの概要について解説してきました。
オンライン版は、通常のテストに加えラーニング機能があり、期間も自分で選ぶことができるので、自由度が高く、実際どのように取り組めばいいか具体的に教えて欲しいと考える親御さんも多いかと思います。
以下、ENGLISH MAGの英語学習のノウハウをもとに、英検ジュニア オンラインのおすすめの取り組み方お伝えいたします。利用を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。
- フルパック(テスト+ラーニング)をまずは3ヶ月受講してみる
- ラーニング(ドリルとゲーム)の数をこなす
- 模擬テスト
- 受講期間の終わり頃に本番テストを受験
- 正答率の結果で理解が十分でない場合は期間の延長、またはもう一度受講する
結果も大事ですが、子どもにとってのはじめての英語学習です。無理強いをして、英語の勉強が嫌いになっては勿体ないです。子どものペースにあわせて、楽しみながらステップアップしていきましょう。
英検ジュニアオンラインで英語学習を攻略
公立の学校でも小学3年生から英語の授業が行われるようになり、学校以外の場でも、子どもの英語学習に力を入れたいと思うご家庭も多いと思います。
検定試験を受ける最大のメリットは、信頼と実績のある日本英語検定協会による全国規模のデータから、子どものレベルを客観的に把握しながら、目標を立て、英語学習を進めることができるところです。
オンライン版であればラーニング機能が利用できるので、テスト対策に何をすればいいかなど、はじめのステップに迷うことなく学習をスムーズにはじめられますね。
「家庭で英語学習をはじめたいけれど、何からすればいいか分からない」という方は、ぜひ学習体制も整っている英検ジュニア オンラインを受講してみてください!
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『Gaba kids(ガバキッズ)こどもマンツーマン英会話』は小学生1年生~6年生を対象としたマンツーマン英会話スクールです。中学生以上は、大人向けのGabaマンツーマン英会話に中高生向けのコースがあります。
Gaba kids(ガバキッズ)の特徴は、全レッスンがマンツーマンであることと手厚いサポート体制です。Gabaのインストラクター(講師)は採用率4%で選ばれたネイティブスピーカーで、子どもに特化した認定プログラムを修了した講師だけがレッスンを行います。
またサポート体制も手厚いです。講師とカウンセラーが連携してお子さんの学習状況サポートや、本人や保護者のお悩みにその都度寄り添います。
子どもの受講者のうち、60%以上が初級レベルからスタートしていることもあり、学校の英語授業に不安がある方や、引っ込み思案でなかなか話せないお子さんも取り組みやすいでしょう。レッスンは自由に予約できるため、時間の都合に合わせて選べます。