海外MBAと国内MBAの違いと共通点を比較|おすすめはどちら?

海外vs国内MBA
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キャリアアップやビジネススキルの向上に有効なMBAですが、多くの方が「どのルートで取得するべきか」について一度は悩まれるようです。

特に、海外の大学・大学院でMBAを取得するべきか、国内の大学院でMBA取得するべきか、については、最初に迷うポイントなのではないでしょうか。

そこで、この記事では、海外MBAと国内MBAの違いと共通点について、5つの項目で比較していきたいと思います。それぞれメリットとデメリットがありますので、ご自身の希望や条件に合うのがどちらなのか、判断するための参考にしてください。

目次

海外MBAと国内MBAの違いを5項目で比較

この記事で比較するのは、以下の5つの項目です。

  1. 学費
  2. 言語
  3. 生徒の多様性
  4. ブランド力
  5. 賃金上昇額

学費

学費は、海外MBAと国内MBAの最大の違いと言って良いかもしれません。

海外MBAの場合、MBA取得までにかかる学費の総額は800万~2,000万円ほどと言われています。

それに対して、国内MBAの取得にかかる学費は、300万~500万ほどです。国内MBAはフルタイムで受講するケースとパートタイムで受講するケースがありますが、かかる学費はほぼ同じと考えて良いでしょう。また、国公立大学の場合は、MBAの取得にかかる学費の総額が200万円未満となることもあります。

つまり、学費だけで、海外MBAの方が3~5倍程度も費用がかかるというわけです。

さらに、海外MBAを取得するということは、現地の滞在費なども必要となりますし、フルタイムでの留学となるためその間の収入を得ることができません。

その点、パートタイムの国内MBAであれば仕事を継続できるため、収入を確保しながらの受講が可能です。

言語

海外MBAの授業は、英語で行われます。受講期間中は英語漬けになるわけですから実用的な英語力が身に付きますし、海外MBAを保有しているということは英語力の裏付けにもなります。

対して、国内MBAの授業は日本語で行われます。高度な英語力を身に付けることはできませんが、本来の目的である経営学を母国語で学べるため、内容理解が深まります。

生徒の多様性

海外の大学・大学院には世界中から生徒が集まるため、グローバルな人脈形成が可能です。異文化の背景を持つ同級生とディスカッションをしながら、共に学べる環境は、海外MBAならでは。将来的にグローバルなキャリア形成を目指している方にとって、大きな資産になるのではないでしょうか。

一方、国内MBAに通う生徒のほとんどは、日本でビジネスを行っている日本人です。そのため、日本人ビジネスマンとの人脈が作りやすく、さらにその人脈をすぐビジネスに生かすことができます。

ブランド力

MBAのブランド力という観点からは、海外MBAに軍配が上がります。

特に、外資系企業における海外MBAへの評価は高く、将来的に外資系企業の経営ポジションを狙っている方には、海外MBAの取得をおすすめします。

賃金上昇額

MBAの取得が収入にどのような影響を及ぼすかといった点に関しても、海外MBAと国内MBAでは大きな差が生じているようです。

以下の表は、慶應義塾大学学術情報リポジトリにて公開されている『海外MBAと国内MBAの比較』からの抜粋ですが、海外MBAを取得した学生の賃金上昇額が非常に大きくなっていることが分かります。

プログラムMBA卒業前MBA卒業後賃金上昇額人数
全体724.39万円1178.69万円436.58万円116人
海外MBA701.52万円1247.78万円546.25万円90人
国内MBA799.66万円888.46万円88.80万円26人

参考)慶応義塾大学学術情報リポジトリ

もっとも、海外MBAの取得にかかる費用は国内MBAの取得にかかる費用よりも大きくなるため、利益の回収(賃金の上昇)に対しては大きな先行投資(高額な学費)が必要です。

また、賃金の上昇率は海外MBAのブランド力とも大きな関係があり、以下の記事で紹介しているMBAランキングの上位校であるほど、特に外資系企業への転職や就職に有利に働きます。

海外MBAと国内MBAの共通点

上記のような違いがある海外MBAと国内MBAですが、授業で学ぶ学習内容はほぼ共通です。

英語・日本語といった違いがありますし、クラスメイトのバックボーンも大きく異なりますが、経営学やマーケティングなどの学習分野や内容に相違はありません。

また、いわゆる講義形式で行われる授業と討論形式で行われる授業の割合は、海外・国内問わず学校によって異なります。

海外MBA・国内MBAそれぞれのメリットとデメリット

上記でまとめた海外MBA・国内MBAそれぞれの特徴を、メリットとデメリットという側面から整理しておきます。

海外MBAのメリット・デメリット

まずは、海外MBAのメリットとデメリットをまとめます。

海外MBAのメリット

海外MBAのメリットは、主に以下の4点です。

  1. 授業が英語で受けられる
  2. グローバルな人脈が作れる
  3. ブランド力が高い
  4. 収入アップにつながりやすい

海外MBAのデメリット

海外MBAのデメリットは、主に以下の3点です。

  1. 英語力がないと授業についていけない
  2. 学費や現地滞在費などの費用が高額
  3. 仕事を休職もしくは退職しての留学となるため期間中は収入を確保できない

国内MBAのメリット・デメリット

続いては、国内MBAのメリットとデメリットです。

国内MBAのメリット

国内MBAのメリットは、主に以下の4点です。

  1. 授業が日本語のため講義の内容を深く理解できる
  2. 日本人ビジネスマンとの人脈が作れるためビジネスに生かしやすい
  3. 費用が安い
  4. パートタイムのコースであれば仕事を続けながら受講できる

国内MBAのデメリット

国内MBAのデメリットは、主に以下の

  1. 英語力は向上しない
  2. 海外MBAよりもブランド力が落ちる
  3. 海外MBAほど収入アップにはつながらない

海外MBA、国内MBAそれぞれのメリット・デメリットを把握したうえで、ご自身に合ったコースを選びましょう。

海外MBAをオンライン取得するという選択肢も

実は、海外MBAの取得がオンライン留学で行えることをご存じでしょうか?

現在は、多くの大学・大学院のMBAコースがオンラインに対応しており、日本で仕事を続けながら海外のMBAを取得することが可能です。

海外オンラインMBAのメリット

オンライン留学には、以下のようなメリットがあります。

  1. 費用が安い
  2. 入学のハードルが低い
  3. 授業は英語で行われ世界中の生徒と人脈ができる
  4. 日本で働きながら取得できる

ブランド力という点では海外のランキングトップ校に劣るものの、国内MBAと海外MBA両方のメリットを併せ持っていると言っても良いのではないでしょうか。

特に、海外MBAを取得したいけれど、高額な費用や仕事の中断がネックで諦めていたという方に、オンライン留学による海外MBAの取得はおすすめです。

以下の記事では、オンライン留学できる海外MBAについて詳しく紹介しています。

オンライン留学なら1年間という短期間でMBA取得が可能

オンラインMBAに対応している大学の中には、1年間で海外MBAの取得が可能な学校もあります。

例えば、イギリスにあるコベントリー大学のMBAコースは完全オンラインで行われ、学費は総額で$29,000、期間も1年間という短期間でのMBA取得が可能です。

留学タイムズでは、コベントリー大学をはじめとする海外MBAオンラインプログラムの支援事業を行っていますので、興味がある方はぜひこちらからお問い合わせください。

まとめ

海外MBAと国内MBAには、主に以下の5項目において違いがあります。

  1. 学費
  2. 言語
  3. 生徒の多様性
  4. ブランド力
  5. 賃金上昇額

それぞれメリット・デメリットを理解したうえで、ご自身の目的を叶えてくれる進学先を選びましょう。

また、できるだけ費用をかけずに海外MBAを取得したいなら、オンライン留学がおすすめです。留学タイムズは、オンライン留学による海外MBAの取得もサポートしています。ぜひ、お気軽にお問い合わせください。

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