1年間で取得可能!コベントリー大学MBAコースの学費と入学条件
海外MBAの中でも、その品質の高さからブランド価値の高いイギリスMBA。多くのビジネススクールの中で、近年注目を集めているのがコベントリー大学(Convetry University)です。
授業はオンラインで行われるため、日本にいながらイギリスMBAが取得でき、受講期間も1年間と短期間。費用も現地に留学する場合に比べて格安と、非常に魅力的なプログラムとなっています。
この記事では、そんなコベントリー大学MBAコースの詳細をご紹介していきます。入学条件や課題内容とその合格条件などについてもご紹介しますので、入学を検討している方はぜひ参考にしてください。
英国公立大学コベントリー大学の特徴と魅力
まずは、コベントリー大学の概要について確認していきましょう。
設立 | 1992年 |
キャンパス | Coventry Campus、London Campus、Scarborough Campus |
学生数 | 34,985⼈(2018/19) |
就職率 | 94%※IBM、Hilton Hotels、Intel、ゼロックスなど一流企業と提携 |
コベントリー大学は、1992年に設立されたイギリスの公立大学です。
MBAコースでは、欧州のビジネス系学位取得を⽬指す学⽣に学習の機会と修⼠を提供しているため、世界中から志望学⽣が集まっています。
グローバルに活躍できる⼈材を育成することを前提としているため、各国⺠⽂化に配慮した経営を行い、世界のどこでも成功できる充実したグローバルリーダーになるための教育を受けることが可能です。
大学ランキングについて
気になる大学ランキングですが、コベントリー大学は以下のようなランキング獲得実績や各賞の受賞実績を誇ります。
日本における知名度はそこまで高くありませんが、ランク的には日本の慶応大学や上智大学と同程度。イギリスの人気公立大学です。
ランキング実績
・2022年度Guardian University Guide 38位
・2021年度Guardian University Guideで最もモダンで最新な⼤学1位
・2021年度Guardian University Guideランキングで、11分野中10分野でトップ10に選出
・2021年度QS世界大学ランキングの留学生部門で世界トップ30
・2019年度のQS Best Student Cities (ベスト学生都市)でイギリスのトップ5
受賞歴
・教育の質、学⽣の満⾜度、進学率、就職率で⾦賞を受賞(Teaching Excellence Framework)
・2021年度タイムズ紙、サンデータイムズ紙のUniversity of the Yearの最終選考にノミネート
・2021年度タイムズ紙、サンデータイムズ紙のGood University Guide、キャリアの見込み部門でTop modern University of the yearを受賞
・2019年度タイムズ紙、サンデータイムズ紙の学生満足度においてUniversity of the Yearを受賞
コベントリー大学MBAコースの評判は?卒業生の口コミを紹介
続いて、実際にコベントリー大学でMBAを取得した卒業生の口コミをご紹介します。
インスピレーションあふれる教育、素晴らしい施設、そして活気に満ちた居心地の良い雰囲気で、ロンドンのコベントリー大学であなたの野心を実現することができます。 参照元(日本語訳):Global Business MBA
このコースでは、ロンドンの中小企業に焦点を当てた独自のデジタルマーケティング会社を立ち上げるために知っておくべきことを学びました。大学のエンタープライズハブは私が成功を収めるのを助けてくれました、そして私は私の会社が成長するのを見るのを楽しみにしています。 参照元(日本語訳):International Marketing MBA
私は、起業家精神の卓越性、リーダーシップの卓越性、エンプロイアビリティの卓越性など、勉強中にいくつかの大学の賞を受賞しました。私はまた、優秀な学業成績賞の唯一の受賞者でした。 参照元(日本語訳):Global Financial Services MBA
コベントリー大学MBAコースの費用
慶応大学や上智大学と同ランクでMBAのブランド価値も高いコベントリー学のMBAコースですが、学費は比較的リーズナブルな設定となっています。
受講方法 | 学費 |
直接入学した場合 | 18,950ポンド(約300万円) |
コンコーディアMBAプログラムを利用した場合 | 28,000ドル(約300万円) |
イギリスのビジネススクールの中には学費が1,000万円近くかかがる学校もありますので、かなり良心的な価格と言って良いのではないでしょうか。
MBAプログラムの最初の段階からコベントリー大学に入学する場合と、コンコーディアMBAプログラムと呼ばれる編入プログラムを利用してコベントリー大学のMBAを取得する場合とで、学費はほぼ変わりません。
コンコーディアMBAプログラムとは?
コンコーディアMBAプログラムとは、大学や大学院に途中編入するためのプログラムです。
例えば、カナダにあるコンコーディア国際大学ではオンラインに対応したコンコーディアMBAプログラムを提供しています。
このプログラムを利用すれば、MBAコースの前半6ヶ月をコンコーディア国際大学のオンライン講義で受講し、編入後の後半6ヶ月をコベントリー大学のオンライン講義で受講する、といった形式でMBAの取得が目指せます。
学費もほぼ変わらず、プライベートチューターのサポートを受けながらコベントリー大学のMBAが取得できますので、レベル的に授業についていけるか不安な方は、コンコーディアMBAプログラム利用をおすすめします。
コンコーディア国際大学の編入プログラムを利用したMBA取得の仕組みやメリットなどについては、こちらの記事でも詳しく解説しています。
コベントリー大学MBAコースの入学条件と合格条件
ここからは、実際にコベントリー大学MBAコースを受講するための入学条件や課題内容、MBA取得のための合格条件などに付いてご紹介していきます。
入学条件
コベントリー大学MBAコースに入学するためには、以下の2つの条件を満たす必要があります。
①IELTS Academic 6.5以上 + コベントリー⼤学⼊学試験による合格通知を保有する者
➁⼤学を卒業している者(どの国の⼤学でも可能)
どちらか1つではなく、どちらの条件も必要です。
課題内容と合格基準
コベントリー大学のMBAコースで実施される課題とその授業内容の一例は、以下の通りです。
【選択課題】
課題名 | 授業内容 |
Strategic Management 戦略的マネジメント | 経営戦略(企業が実現したい目標と、それを実現させるために何をすればいいかを示す構想や指針)の本質を理解し、経営戦略を自ら構築・実践する。「戦略的マネジメント」を成功させるために必要な能力を養うことを目的とする。 |
Strategic Leadership 戦略的リーダーシップ | リーダーシップに関する理論や背景となる知識について理解を深め、リーダーシップについての見識や自己理解を深める。自分自身を知り、リーダーシップの発見や確立することを目的とする。 |
Strategic Human Resource Management 戦略的人材管理 | 企業の理念の達成のために、経営資源である人材を管理する人事戦略を身に付ける。価値ある資源としての人材を育成し活用していくことが、企業が持続的競争優位を構築していくための重要な課題であり、そのために必要な管理能力を養う。 |
Advanced Business Research Methods 高度なビジネス調査方法 | リサーチの役割を理解し、市場に関する分析能力を身につける。実際にデータ収集の設計をし、自らデータ収集を行い、分析を行う。実践をすることでビジネスで生かせるリサーチ能力を養うことができる。 |
Supply Chain and Operations Management サプライチェーンと運用管理 | サプライチェーン(商品や製品が消費者の手元に届くまでの流れ)についての知識を深め、サプライチェーン全体で情報を共有し、全体の流れを最適化する経営手法を学ぶ。効率的な経営のため、ものとお金の流れと情報を結びつける力を身に付ける。 |
Entrepreneurship and Innovation 起業家精神とイノベーション | 起業家に必要な、新しい事業分野を切り開くための精神について知識を深める。起業家は一つの目標に向け途中で投げ出さず、困難に乗り越え道を切り開いていかなければならないが、精神面はもちろん具体的対処などを学ぶ。 |
Globalization and Corporate Governance グローバリゼーションとコーポレートガバナンス | グローバリゼーションとコーポレートガバナンスの概念について学ぶ。企業経営を常に監視しつつ、企業の成長と発展のためのパフォーマンス向上を実現するために、企業と社会の関係性について考え、今期待されていることを理解する能力を習得する。 |
Strategic Change Management 戦略的経営変更管理 | 企業が将来のビジョンを達成するために必要な、経営戦略を実施するための管理能力や、マネジメントシステムを学ぶ。戦略を実施するための経営管理について理解し、コストの関わる戦略的な考え方を身に付ける。 |
Strategic Marketing ストラテジックマーケティング | 企業戦略とマーケティングプロセス、消費者の購買行動、企業の購買行動など戦略的マーケティングについて学ぶ。企業を成長させるために戦略的なマーケティングは大きな力を持つため、実践を踏まえながらマーケティングスキルを習得する。 |
【最終課題】
・Business & Management Research Methods
・最終論文
MBAを取得するためには、すべての課題に合格しなければなりません。各課題には最低合格点(40点)が設定されており、それを下回った場合は不合格に。
不合格となった場合は⼀度だけ再提出が認められ、それでも不合格となった場合は、該当科⽬の再履修が必要です(費⽤別途)。
不合格後の再提出で合格となった場合、再提出の内容がどれだけ優れていても採点は40点となりますので注意してください。提出期⽇に遅れた場合も、最⾼点は40点となります。
不安な方はコンコーディア国際大学のプライベートチューター制度を
コンコーディア国際大学のMBAプログラムを利用してコベントリー大学に編入した場合は、「プライベートチューター制度」の利用が可能です(日本で受講する場合)。
プライベートチューター制度とは、1週間に1時間、アカデミックサポーターによるオンライン授業を受けられる制度です。
MBAコースを受講するうえで不安な点や疑問点がある場合も、アカデミックサポーターに相談することで問題が解決できますよ。
プライベートチューターの利用には12か月2,500ドルの追加費用が必要ですが、プライベートチューターを利用した方の95%が、遅延することなくすべての課題に合格しています。
申し込みから入学までの流れについて
最後に、コベントリー大学MBAコースの申し込み方法や入学までの流れをご紹介します。
コベントリー大学に直接アプライする場合は、こちらの公式HPからオンラインにてアプライ可能です。
コンコーディア国際大学のMBAプログラムを利用する場合は、以下の流れとなります。
①入学試験を受験する | 期限は入学の3か月前まで |
②合格後に申込書を記入する | 期限は入学の2か月前まで |
③必要書類を揃えて提出する | 期限は入学の2か月前まで |
④学費を支払う | 支払期限は入学の2か月前 |
まずは、コンコーディア国際大学に入学し、コンコーディアの大学院編入プログラムを受講しましょう。
必要書類
必要書類は、以下の4点です。
・IELTSの証明書
・大学卒業証明書
・大学成績証明書
・パスポートの顔写真のページ
入学条件の項目でもお伝えしましたが、IELTSの必要スコアはIELTS Academic 6.5以上となります。
入学月
入学月は、毎年9月と1月です。
入学月の3か月前までに入学試験を受ける必要がありますので、ご希望される方は早めにご相談ください。
まとめ
コベントリー大学のMBAコースは、学費も比較的リーズナブルかつ取得期間も1年間と、非常に魅力的です。
日本ではオックスフォード大学やケンブリッジ大学ほどの知名度はありませんが、世界の大学ランキングでは慶応大学や上智大学と同程度の評価を獲得している名門校。
コベントリー大学に直接申し込みをすることも可能ですが、英語力などに不安を抱える方はコンコーディア国際大学の編入プログラムがおすすめ。
日本にいながら、プライベートチューターのサポートを受けながらコベントリー大学のMBAが取得できます。