【2026年】イギリスのワーキングホリデー(ワーホリ/YMS)完全ガイド|費用・条件・申請方法を現役カウンセラーが解説

イギリスのワーキングホリデーの申請方法や費用を解説する2026年版ガイド画像

「イギリスでワーキングホリデー(ワーホリ)をしたいけれど、倍率が高くて当たらないのでは?」——そう思って検索した方に、まず結論をお伝えします。イギリスのワーホリ(正式名称:YMS=Youth Mobility Scheme)は、日本国籍の方は抽選の対象外で、条件を満たせば先着順で申請できます。対象は18〜30歳、滞在は最長2年。申請時に支払うのはビザ申請料£340と医療サーチャージ(IHS・通常年£776)で、これとは別に生活資金として預金残高£2,530以上(28日間連続で保有)を証明する必要があります(2026年7月時点・出典 gov.uk)。

この記事では、イギリスワーホリの制度・費用・申請方法・仕事事情を、JAOS認定の現役カウンセラーが最新の公式情報と相談現場の知見をもとにわかりやすく解説します。「イギリスワーホリは本当に行けるのか」「いくらかかるのか」を、この記事だけで確かめられます。

  • イギリスワーホリ(YMS)の基本と、抽選・倍率の“よくある誤解”の真相
  • 申請条件・費用(1年/2年)・申請方法とスケジュール
  • 仕事の見つけ方・稼げるのか・おすすめの都市
このページの内容

イギリスのワーキングホリデー(ワーホリ/YMS)とは?まず結論を早わかり表で

イギリスのワーキングホリデーは、正式にはYMS(Youth Mobility Scheme/ユース・モビリティ・スキーム)と呼ばれる制度です。若者が最長2年間イギリスに滞在し、働きながら現地の文化や生活を体験できるビザで、「イギリス版ワーホリ」として知られています。

ワーキングホリデーという制度そのものの基礎(協定国・仕組みなど)を知りたい方は、ワーキングホリデーの基礎知識をまとめた記事もあわせてご覧ください。ここではイギリスに絞って解説します。

対象年齢・期間・費用が一目でわかる早わかり表

項目内容(2026年7月時点)
正式名称YMS(Youth Mobility Scheme)
対象年齢18〜30歳(申請時点・日本国籍の場合)
滞在期間最長2年(24か月)
抽選の有無日本国籍は抽選なし・先着順で申請可
ビザ申請料£340
医療サーチャージ(IHS)通常年£776(2年で£1,552)
資金要件預金残高£2,530(28日間連続保有)
就労ほとんどの職種で可能

ポイントは、滞在できる期間が最長2年という点です。オーストラリアやカナダのワーホリが原則1年であるのに対し、イギリスは最初から2年間の滞在が認められています。腰を据えて働きたい・語学力をしっかり伸ばしたいという方にとって、大きな魅力です。

(参考:Youth Mobility Scheme visa|GOV.UK)

【重要】イギリスワーホリに抽選・倍率はある?→日本国籍は先着順

イギリスワーホリで最も多い誤解が、「抽選で当たらないと行けない」「倍率が高い」というものです。これはかつての情報で、現在、日本国籍の方はYMSの抽選(ballot)の対象外です。条件を満たしていれば、抽選を経ずに先着順で申請できます。

「抽選(ballot)」が必要なのは香港・台湾のみ

gov.ukの公式案内によると、YMSで申請前に抽選(ballot)への当選が必要とされているのは、香港(SARパスポート保持者)と台湾の出身者です。日本・オーストラリア・カナダ・ニュージーランド・韓国などは抽選の対象ではなく、要件を満たせば直接ビザを申請できます。「イギリスワーホリ=抽選」というイメージは、この一部の国・地域の仕組みが混同されて広まったものと考えられます。

「倍率」という概念はない=定員内の先着順

YMSには国・地域ごとの年間発給枠があり、日本枠は例年6,000程度とされています(外務省のワーキング・ホリデー制度一覧より)。とはいえ日本は例年この枠内で推移しているため、抽選のように落とされる心配は基本的にいりません。「合格率○%」「倍率○倍」といった競争の概念も、日本国籍の申請者には当てはまらないと考えてよいでしょう。行くと決めたら、余裕をもって準備・申請を進めましょう

(参考:Youth Mobility Scheme visa: Eligibility|GOV.UK)

イギリスワーホリの申請条件(年齢・期間・資金・国籍)

イギリスワーホリ(YMS)ビザの主な申請条件は次の通りです。

年齢は18〜30歳(申請時点の年齢が基準)

申請時点で18歳以上・30歳以下であることが条件です。基準となるのは「申請するとき」の年齢なので、申請後にビザが発給されるまでに31歳になっても問題ありません。誕生日が近い方は、30歳のうちに申請を済ませておきましょう。

滞在期間は最長2年(他国ワーホリにない強み)

YMSビザで認められる滞在期間は最長2年(24か月)です。前述の通り、1年が一般的な他国のワーホリと比べて長く滞在できるのがイギリスの特徴です。2年あれば、最初に語学学校で英語を固めてから働き始める、といった余裕のあるプランも組めます。

資金要件は預金残高£2,530(28日間連続で保有)

申請時に、生活を維持できる資金として£2,530以上の預金残高を証明する必要があります。この残高は28日間連続で保有していることが求められ、証明の最終日(28日目)は申請日から31日以内でなければなりません。直前にまとめて入金しても要件を満たさない点に注意してください。

その他の条件(家族帯同・公的資金など)

  • 18歳未満の子どもがいる、または扶養している場合は申請不可
  • 過去にYMS(同スキーム)で滞在したことがある場合は再申請不可
  • 家族を同じ申請に含めることはできない(帯同する場合は別途申請)

(参考:Youth Mobility Scheme visa: Eligibility|GOV.UK)

イギリスワーホリの費用はいくら?【1年・2年で試算】

イギリスワーホリでかかる費用は、大きく「ビザ関連の費用」「渡航前の費用」「現地の生活費」に分けられます。順に見ていきましょう。

ビザ申請料£340+医療サーチャージ(IHS)年£776

ビザ取得に直接かかる公的な費用は次の2つです。

  • ビザ申請料:£340
  • 医療サーチャージ(IHS):通常年£776(1年なら£776、2年なら£1,552)

IHSを支払うと、滞在中はイギリスの国民保健サービス(NHS)を利用できます。なお、£2,530の預金残高は「証明として必要な資金」であって手数料ではありません。

渡航前の費用(航空券・初期資金)と現地の生活費

ビザ以外に、往復の航空券、当面の生活を支える初期資金、語学学校に通うならその学費がかかります。イギリス、特にロンドンは家賃が高く物価も高めで、生活費は日本より高くつくのが一般的です。実際、相談でも「物価はどれくらいか」という質問は最も多く寄せられます。都市選びで生活費は大きく変わるため、後述の都市の項もあわせてご覧ください。

1年滞在・2年滞在でかかる費用の目安

ビザ関連費用(申請料+IHS)だけでも、1年で£1,116(約£340+£776)、2年で£1,892(£340+£1,552)が最低限かかります。これに航空券・初期の滞在費・生活費・語学学校費用が加わります。物価・家賃・為替の影響が大きいため、総額は「いくら貯めれば安心か」を個別に試算することをおすすめします。

費用を少しでも抑えたい場合、現役カウンセラーがよく提案するのはロンドン以外の都市を選ぶ方法と、2カ国留学(例:物価の安いフィリピンで英語を鍛えてからイギリスへ渡る)です。2カ国留学については2カ国留学の仕組みとモデルプランの記事で詳しく解説しています。

(参考:Youth Mobility Scheme visa: Apply|GOV.UK)

イギリスワーホリビザの申請方法・必要書類・スケジュール

申請の流れ(渡航6か月前〜・通常3週間で結果)

YMSビザは、渡航予定日の最大6か月前から申請できます。大まかな流れは次の通りです。

  1. オンラインで申請フォームを記入し、申請料£340とIHSを支払う
  2. 本人確認(生体認証/指紋・写真)とパスポート・書類の提出
  3. 通常3週間ほどで結果の通知が届く

必要書類チェックリスト

  • 有効なパスポート
  • £2,530以上の預金残高証明(28日間連続保有)
  • 本人確認のための情報(生体認証)

必要書類や手続きは変更されることがあるため、申請前に必ずgov.ukの最新の案内を確認してください。

2026年はいつから申請できる?申請時期のポイント

日本国籍は先着順のため、抽選で落ちる心配はありません。渡航時期が決まったら、申請できるのは渡航予定日の6か月前からという点をふまえ、スケジュールに余裕をもって準備を進めると安心です。

イギリスワーホリで働く|仕事・時給・稼げる?貯金は?

できる仕事・できない仕事

YMSビザではほとんどの職種で働くことができます。飲食・小売・オフィスワークなど幅広く、自営業や会社の設立も一定の条件下で認められています(賃借の物件・設備£5,000未満・従業員なしなど)。一方で、プロスポーツ選手(コーチを含む)としての就労や、公的資金(生活保護など)の受給はできません。一部のコースで就学する場合はATAS証明が必要になることがあります。

最低賃金と時給の目安(2026年4月〜)

イギリスの法定最低賃金は年齢によって異なり、2026年4月からの水準は次の通りです。

年齢最低賃金(時給)
21歳以上£12.71
18〜20歳£10.85

稼げる?貯金できる?現実的なところ

最低賃金の水準は日本より高めですが、その分家賃や物価も高いため、「稼いだ分がそのまま貯金になる」とは限りません。特にロンドンは家賃が高く、生活費を差し引くと手元に残る額は都市や働き方で大きく変わります。「たくさん稼いで貯金する」ことよりも、「働きながら生活し、語学と経験を得る」ことを主目的に考えるのが現実的です。

(参考:National Minimum Wage and National Living Wage rates|GOV.UK)

ロンドンほか人気都市でのワーホリ生活

「ロンドンがいいのか、それ以外の都市がいいのか」は、相談でも非常に多い質問です。仕事の見つけやすさと住みやすさ、そして家賃のバランスで考えるのがポイントです。

ロンドン|仕事は多いが家賃・生活費も高い

ロンドンは求人が豊富で日本人コミュニティもあり、仕事は見つけやすい都市です。一方で家賃・生活費はイギリス随一の高さ。稼ぎも大きいですが支出も大きいため、「稼いで貯める」より「刺激的な都市生活を楽しむ」志向の方に向いています。

ロンドン以外の選択肢と家賃差

マンチェスターやその他の地方都市は、ロンドンに比べて家賃が抑えられ、生活費を節約しやすいのが魅力です。費用を抑えたい方には、現役カウンセラーもロンドン以外の都市を提案することがよくあります。落ち着いた環境で英語漬けになりたい方にも向いています。

英語力・保険(IHS/NHS)など知っておきたいこと

必要な英語力の目安

YMSビザの申請そのものに英語力の証明は求められません。ただし、現地で仕事を探したり生活したりするには、日常会話ができる程度の英語力があると安心です。英語に自信がない場合は、渡航後の最初の数か月を語学学校に通う期間にあてるのが現実的です。

IHSとNHS|医療の受け方

ビザ申請時に支払う医療サーチャージ(IHS・通常年£776)によって、滞在中はイギリスの国民保健サービス(NHS)を利用できます。とはいえNHSでカバーされない費用や、歯科・薬などの実費もあるため、民間の海外保険を併用して備える方も多いです。

現役カウンセラーに聞く|イギリスワーホリの相談で多い悩みとアドバイス

留学タイムズの現役カウンセラー(JAOS認定)が、イギリスワーホリの相談で実際によく受ける悩みと、その対処のアドバイスを紹介します。

相談で多い3つの悩み|仕事・物価・都市

相談現場で特に多いのは、次の3つの悩みです。

  • 仕事は見つかるのか(渡航後にちゃんと働けるか)
  • 物価はどれくらいか(生活費が足りるか)
  • どの都市がいいのか(ロンドンか、それ以外か)

物価と都市については、前述の通りロンドン以外の都市を選ぶことで生活費を抑えやすくなります。費用面が心配な方には、フィリピンなどで英語を鍛えてからイギリスに渡る2カ国留学という選択肢もあります。

語学学校は「英語」だけでなく「仕事と住まいの情報源」になる

「仕事が見つかるか不安」という方や、英語・コミュニケーションに自信がない方には、まず語学学校に通うことをおすすめしています。語学学校のメリットは英語力アップだけではありません。

  • 仕事探し:学校の友達やスタッフのつてで仕事が見つかるケースがあります
  • 滞在先探し:生徒同士やスタッフからの紹介・情報共有で住まいが見つかることもあります

つまり語学学校は、現地でのネットワークをつくり、仕事や住まいの情報が集まる拠点にもなります。渡航直後で右も左も分からない時期の“足場”として活用する方が多いです。

31歳を過ぎたら?年齢オーバーの人への代替案|他国ワーホリ・私費留学

YMSは30歳までが対象のため、31歳以上の方はイギリスワーホリを利用できません。ただし、海外で働きたい・長く滞在したいという希望をかなえる別の方法はあります。

  • 私費留学・語学留学:学生ビザで語学学校や大学に通う(年齢制限なし)
  • 年齢上限が異なる他国のワーホリ:国によって条件が異なる

ワーホリで働きたい場合、カナダのワーキングホリデーオーストラリアのワーキングホリデーも選択肢になります。どの制度が自分に合うか迷う場合は、無料相談で一緒に整理できます。

出発までの準備・持ち物・帰国後キャリア

準備スケジュール(申請〜出発の逆算)

渡航の6か月前からビザ申請が可能です。逆算して、預金残高£2,530を28日以上前から確保しておく、航空券や滞在先を手配する、語学学校を併用するなら申し込む、といった準備を進めます。資金要件の残高保有期間があるため、早めの資金準備がカギになります。

持ち物チェックリスト

  • パスポート・ビザ関連書類(コピーも)
  • 海外対応のクレジットカード・当面の現金
  • 変換プラグ(イギリスはBFタイプ)・常備薬など

帰国後のキャリア・就職への活かし方

最長2年という長期滞在は、語学力だけでなく、異文化環境で働いた経験としてアピールできます。帰国後は英語を活かせる職種や外資系、旅行・留学業界などへ進む方もいます。「何を得て帰るか」を渡航前に描いておくと、ワーホリ期間の過ごし方が変わります。

イギリスワーホリの相談・エージェント活用|留学タイムズの無料相談

イギリスワーホリの準備は、ビザ申請・語学学校・滞在先・仕事探しと多岐にわたります。留学タイムズは数ある留学エージェントの一つですが、JAOS認定の現役カウンセラーが、あなたの状況に合わせて留学プランのご相談に対応します。「自分は行けるのか」「予算はどう組めばいいか」といった疑問を、無料相談やLINEで気軽にご相談ください。

ワーホリに対応したエージェントの選び方を比較したい方は、ワーホリに強い留学エージェントの比較記事もあわせてご覧ください。

まとめ|イギリスワーホリは「早めの準備」がカギ

イギリスのワーキングホリデー(YMS)は、日本国籍なら抽選なしの先着順で申請でき、18〜30歳・最長2年という魅力的な制度です。ビザ申請料£340・IHS通常年£776・預金£2,530といった要件を満たし、余裕をもって準備を進めるのが成功のカギです。費用や都市選び、語学学校の併用など、不安があればぜひ無料相談をご活用ください。

よくある質問(FAQ)

Q. イギリスワーホリの倍率は高いですか?
日本国籍の方は抽選(ballot)の対象外で、要件を満たせば先着順で申請できます。抽選が必要なのは香港・台湾の出身者です。

Q. 31歳でも申請できますか?
申請時点で30歳以下であることが条件です。31歳以上の方は、私費留学や他国のワーホリを検討しましょう。

Q. 2026年はいつから申請できますか?
渡航予定日の最大6か月前から申請できます。先着順のため、早めの準備がおすすめです。

Q. 英語力はどれくらい必要ですか?
ビザ申請に英語力の証明は不要ですが、仕事や生活には日常会話レベルがあると安心です。不安な場合は語学学校の併用がおすすめです。

※本記事の情報は2026年7月時点のものです。ビザの申請料・医療サーチャージ・資金要件・最低賃金は改定されることがあります。申請前に必ずGOV.UK公式(Youth Mobility Scheme visa)で最新情報をご確認ください。

留学エージェント選びは3社見積りがおすすめ

留学エージェントは全国に数百社あり、どこを選ぶかで料金やサービス内容が変わってきます。そのため最低でも3~5社のエージェントとカウンセリングをする、見積もりをもらうことで、それぞれの対応や料金を比較することをおすすめします。大手だから安心、現地エージェントだから安心ということは決してないので、実際に各社を比較してあなたに一番合うエージェントを選ぶようにしましょう。

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