【2023年版】カナダ留学にかかる費用はどれくらい?安くおさえるコツやおすすめの学校は?

教育水準が高いカナダへの留学を検討している人は多いのではないでしょうか。
この時期では、カナダ留学にかかる費用の目安をご紹介します。
カナダ留学にかかる費用の目安
カナダ留学の費用は、1ヶ月あたり25〜30万円が相場です。
留学期間 | 費用の目安 |
---|---|
1ヶ月 | 25〜30万円 |
3ヶ月 | 50万円~75万円 |
半年 | 90万円~150万円 |
1年 | 300万円前後 |
※ 語学学校に通学・ホームステイ滞在した場合
※ 上記費用の目安に含まれるものは、入学金、授業料(フルタイム・およそ週20レッスン)、滞在手配料、滞在費用(ホームステイ)、空港送迎(片道)となります。
※ 2023年1月時点の料金
この金額は、他の英語圏の国と比較するとリーズナブルです。
例えばお隣のアメリカの場合、1ヶ月あたり40〜50万円ほどが相場になります。
授業料は学校へ通う期間が長くなるほど単価が安くなるので、留学期間が長期になるにつれて1ヶ月あたりの費用は安くなります。
カナダ留学の目的別でみる費用の目安
上記はカナダの語学学校へ通った場合の費用でしたが、高校や大学の留学費用はどのくらいかかるのでしょうか。
留学の目的 | 費用の目安 |
---|---|
高校(公立高校) | 年間200万円~260万円前後 |
高校(私立高校) | 年間250万円~400万円 |
大学(私立大学) | 年間400万円程度 |
語学学校 | 年間で約300万円程度 |
上記の通り、私立の高校や大学に通う場合、それなりの費用がかかります。
もちろん通う学校やレートによって金額は変わりますので、あくまで目安として参考にしてください。
カナダ留学の費用の内訳
「留学費用」と一口に言っても、さまざまな種類の費用があります。
ここでは、「出発前に必要な費用」と「現地滞在時に必要な費用」に分けて、それぞれの内訳を見てみましょう。
出発前に必要な費用
留学の出発前に支払いが発生する費用には下記のようなものがあります。
- 入学金
- 授業料
- 教材費
- 滞在手配料
- 滞在費
- 空港送迎費
- 海外送金手数料
- 航空券代
- ビザ申請費
- 保険代
- その他生活費に必要な雑貨類等
入学金
語学学校へ入る際に、入学金を支払う必要があります。
入学金は学校によってそれぞれですが、カナダの語学学校の場合、$140〜$170ほどが相場です。
授業料
授業料は当然ながらコースによって異なります。
1週間あたりの単価が設定されていることがほとんどで、受講するコース期間が長くなるほど、1週間あたりの単価は安くなります。
例えば下記のようなイメージです。
週数 | 授業料 |
---|---|
1〜11週間 | $450/週 |
12〜23週間 | $430/週 |
24〜35週間 | $420/週 |
36週間以上 | $410/週 |
カナダの語学学校の場合、1〜11週間の授業料の単価は、1週間あたり$380〜$450ほどが相場です。
教材費
教材費は、授業料などと一緒に事前に支払うケースと、現地に行ってから直接学校で教材を購入するケースの2通りがあります。
カナダの場合は、事前に教材の購入が必要な学校がほとんどです。
教材費は、1週間あたり$10が目安です。
滞在手配料
滞在手配料とは、語学学校にホームステイや寮を手配してもらう際に、学校へ支払う手数料です。
カナダの場合、滞在先手配料の目安は、$200〜$230ほどです。
滞在先手配料は、滞在期間に関係なく一律で設定されています。
入学金と同じように、最初に1回だけ支払うようなイメージです。
ただし、現地滞在中にホームステイ先を変更するような場合は、滞在先手配料が再度発生するケースもあります。
滞在費
滞在費は、ホームステイや寮に滞在する際に発生する費用です。
授業料と同じく、1週間あたりの単価が設定されているケースがほとんどです
カナダの場合、ホームステイは1週間あたり$270〜$350ほどが相場です。
なお、ホームステイ代は時期により金額が異なり場合があります。
一般的に、6〜9月あたりの留学ハイシーズンは高くなるため、費用を抑えたいなら、留学時期を調整すると良いでしょう。
空港送迎費
空港送迎費とは、現地に到着した日や帰国する日に、空港〜滞在先を送迎してもらう場合にかかる費用です。
空港送迎は必須ではなく、オプション扱いになっている学校がほとんどですので、公共交通機関やタクシーなどを使って滞在先まで移動することも可能です。
カナダの場合、都市にもよりますが、空港送迎費の目安は、片道$100〜$140ほどです。
海外送金手数料
現地の語学学校へ費用を送金する際、海外送金手数料が発生します。
エージェントを通して申し込みをする場合は、エージェントが代わりに送金してくれますが、各エージェントでは、海外送金手数料を一律で設定していることが多いです。
相場は1回あたり5,000円ほどです。
航空券代
航空券代は、時期や購入する際の空席状況などによって変動します。
カナダの往復航空券の相場は、20〜30万円ほどです。
ビザ申請費
カナダの場合、半年未満の留学であれば、旅行と同じように観光ビザで入国することができます。
半年以上留学する場合は、学生ビザやワーホリビザを取得する必要があります。
学生ビザとワーホリビザの申請費用は以下の通りです。(2023年1月現在)
- 学生ビザ:$150
- ワーホリビザ:$161
保険代
留学する際は、海外留学や海外旅行向けの保険に加入しましょう。
保険にも多くの商品があり、費用はそれぞれ異なります。
相場は、1ヶ月あたり2〜3万円ほどです。
現地滞在時に必要な費用
現地滞在時に必要な費用の内訳は以下の通りです。
- 生活用品
- 滞在先から学校までの交通費
- 有料アクティビティの参加費用
- 食事代(食事なしの滞在形式の場合)
意外と忘れがちなのが、滞在先から学校までの交通費です。
多くの場合、寮よりもホームステイの方が滞在費は安くなる傾向にあります。しかし、ホームステイは学校から少し離れた場所にある場合が多く、公共交通機関で1時間ほどの距離になるケースも多々あります。
学校までの交通費もその分必要ですので、滞在先を費用で選ぶ際は、交通費も考慮した上で決めましょう。
食事は、ホームステイでは朝と夜の2食付きになっているのが一般的です。昼食の時間は学校で過ごすことが多いので、ランチ代がかかるイメージです。
寮の場合は基本的に食事がついていないので、自炊になります。
カナダ留学にかかる費用を節約する方法
ここまでカナダ留学の費用を見てきましたが、「思っていたより高かった」「できるだけ節約したい」と思った人もいるのではないでしょうか。
そこでここでは、カナダ留学の費用を節約する方法をご紹介します。
学校のキャンペーンを活用する
語学学校のなかには、期間限定でお得なキャンペーンを出しているところがあります。
キャンペーンの内容は、学校や時期などによって異なりますが、例えば下記のようなイメージです。
- 授業料10〜20%オフ
- 入学金免除
- 教材費免除
- ハイシーズン料金免除
学校が設定しているキャンペーン期間に申し込まなければいけないという制約はありますが、通常の申し込みよりもかなりお得に留学できるケースもあるので、留学費用を少しでも抑えたい場合は、キャンペーンを上手に活用しましょう。
オーストラリアにはたくさんの語学学校があるため、どの学校がどんなキャンペーンを提供しているのか、自分で探すのは大変です。
そこで利用したいのが、留学エージェントです。
留学エージェントは各学校から直接連絡をもらっており、常にお得なキャンペーンを把握しています。
今では手数料無料の留学エージェントもたくさんありますので、ぜひ一度相談してみてください。
留学エージェント各社の料金や特徴については、下記の記事で詳しくご紹介しています。
アパートなどでシェアハウス滞在をする
特に長期留学をする場合は、シェアハウスやルームシェアで滞在すると費用を安く抑えられます。
最初は現地に慣れるために数か月間のみホームステイで滞在し、その後はシェアハウスやアパートを借りて生活するのがおすすめです。
お部屋探しは基本的に自分で行う必要がありますが、今ではインターネットで比較的簡単に検索できます。
航空券は最安値で取る
出発間際の航空券は非常に割高です。同じ飛行機に乗るのに、半年前から購入した人と、1か月前に購入した人とでは値段が違うことも…。
安い航空券を手に入れるには、早くから座席を抑えておくことをお薦めします。
授業料の安い都市を選ぶ
授業料や滞在費は、都市によって差があります。
やはりバンクーバーやトロントなどの大都市は、比較的高いです。
そのため、もし都市にこだわりがないのであれば、留学費用を安く抑えられる地方都市などを選ぶと良いでしょう。
外食はしない
日本に比べて1000円くらいの相場以内で食事ができる所もたくさんありますが、日本と違って海外では”チップ”が存在します。
思っていた以上の出費にならないよう、外食はなるべく避けましょう。
18歳~30歳までの人向けのワーキングホリデービザで滞在
ワーキングホリデービザで滞在すれば、現地で仕事ができます。
ビザ申請時の年齢が18〜30歳という条件がありますが、この年齢に当てはまる人は、ワーホリビザでの留学を検討してみてはいかがでしょうか。
カナダのワーキングホリデーについては、下記の記事で詳しく解説しています。
>> カナダでワーキングホリデーしよう!申請方法や費用や学校選びや仕事探しについて
Co-op留学で有給インターンをする
カナダ留学でここ最近注目を集めているのが、Co-op(コープ)プログラムです。
Co-opプログラムはカナダ独自の制度で、「学校での授業」と「企業での有給インターン」を組み合わせたコース内容になっています。
現地の企業で就業体験ができ、しかも給料も出るという、非常にメリットの大きい留学スタイルです。
Co-opプログラムについては下記の記事で詳しくご紹介していますので、ぜひご覧ください。
>> カナダのCo-op(コープ)留学を解説!メリット・デメリットは?
カナダ留学で人気の都市
カナダにはさまざまな都市がありますが、ここでは留学生に人気の都市をご紹介します。
バンクーバー

バンクーバーは、カナダの中で一番人気のある留学先です。
「世界で最も住みやすい都市」の常連のバンクーバーは、海と山に囲まれており、大都会でありながら自然の豊かさもエンジョイできる都市になっています。
カナダの中では比較的温暖で、日本人にとっては過ごしやすい環境です。
一方で、年間を通じて雨が多いという特徴もあります。
人気の都市であるがゆえに、日本人留学生が比較的多いです。もし日本人の少ない場所が良いなら、他の都市を選んだ方が良いかもしれません。
トロント

トロントはカナダ最大の都市です。
高層ビルが立ち並び、ビジネスや観光、スポーツと、様々な分野が活発です。
やはり大きな都市なので、他の都市に比べると仕事が見つかりやすいです。
そのため、トロントはワーホリビザやCo-op留学で現地へ行く人に特に合っているでしょう。
トロントも人気都市ですが、バンクーバーに比べると日本人の数はそこまで多くありません。
モントリオール

モントリオールは、トロントに次ぐ2番目の経済都市です。
高層ビルなど近代的な建物が建ち並ぶ一方で、中世のヨーロッパの面影を残す美しい歴史的建造物も多く残ります。
モントリオールが他の都市と大きく違うのは、英語圏とフランス語圏が入り混じった都市という点です。
英語とフランス語の両方が公用語になっているというのが、最大の特徴でしょう。
そのため、英語だけでなく、フランス語にも興味がある人という人は、モントリオールがおすすめです。
カナダ留学で知っておくべき税金事情
カナダは州によって税率が変わります。GST(連邦消費税)は5%と一律ですが、それにPST(州税)が加算されてくるので、事前にチェックしておきましょう。
バンクーバーの税金
ブリティッシュコロンビア州の税金は、物品サービス税で7%、宿泊税8%の他に、連邦税や州税が加算されます。
トロントの税金
オンタリオ州の税金は物品サービス税と、州税が統合された「HST」という税金が13%かかります。
モントリオールの税金
GST(連邦消費税)5%+ PST(州税)9.975%です。他の州に比べて少し高いように見受けられますね。
カナダ留学で人気の語学学校
カナダは世界中の留学生に人気の国なので、たくさんの語学学校があります。
ここではその中から人気のある語学学校をいくつかご紹介します。
バンクーバーの語学学校
ILAC, Vancouver

ILACはカナダ最大規模の語学学校です。
授業の質がよく、毎年のように語学学校に関する賞を受賞しています。
世界各地からたくさんの生徒が集まるため、クラスのレベル分けが多くあり、よりご自身のレベルに合った授業を受けることができます。
確実に力をつけたい方におすすめです。
【ILAC, Vancouverの料金(2023年)】
項目 | 費用 |
---|---|
入学金 | $180 |
授業料(一般英語、週30レッスン) | $360 / 週(1〜10週の単価) |
教材費 | $20 / 週 |
滞在手配料 | $215 |
滞在費(ホームステイ、個室、2食付き) | $275 / 週(ローシーズン) |
空港送迎費 | $115(片道) |
1ヶ月の留学費用の目安:約318,000円
※1$(カナダドル)=100円の場合
※含まれる費用:入学金、授業料、教材費、滞在手配料、滞在費、空港送迎費、海外送金手数料
SELC
ワーキングホリデースペシャルが人気のSELC
◆先生宅ホームステイ
カナダの先生宅ホームステイでマンツーマンレッスン!
トロントの語学学校
◆Western Town College
リーズナブルな学校Western Town College
◆Tamwood Language Centre
ツーリズムやホスピタリティなどのコースも充実のTamwood Language Centre
モントリオールの語学学校
◆College Platon
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◆ILSC Montreal
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