中国留学におすすめの語学学校・大学6選|北京・上海の人気校を紹介
中国語を学ぶための中国留学は英語圏への留学と比べて費用が安く、就職活動に役立つスキルが身に付くことから、徐々に注目を集めています。
実際、中国語を話せる人材を求める企業は多く、中国現地への滞在経験は非常に強みです。
とは言え、中国には語学学校が数多くあり、どの学校を選べば良いか迷ってしまうこともあるでしょう。
この記事では、中国のおすすめ語学学校・大学を6校ご紹介します。留学先として特に人気の高い「北京」「上海」にキャンパスを構えている人気校のみを厳選しましたので、ぜひ参考にしてください。
中国(北京・上海)でおすすめの語学学校6選
今回ご紹介する語学学校・大学は、以下の6校です。
語学学校 | キャンパスがある都市 |
---|---|
LTL Mandarin School | 北京、上海、台北、成都、西安、北海、(承徳) |
Sprachcaffe Languages Plus | 北京 |
That’s Mandarin | 北京、上海、杭州、蘇州 |
上海国際文化進修学院 | 上海 |
北京語言大学 | 北京 |
上海交通大学 | 上海 |
LTL Mandarin School
キャンパスがある中国の都市 | 北京、上海、台北、成都、西安、北海、(承徳) |
主なプログラム | ・一般中国語(週20レッスン)一般中国語+プライベート ・プライベート ・中国語+中国文化クラス ・歴史的ロケーション巡り ・ジュニアプログラム(夏) |
料金例 | 一般中国語(20)・1週間 US$386 ・2週間 US$753 ・3週間 US$1,102 ・4週間 US$1,433 ・5週間 US$1,748 ・6週間 US$2,046 ・7週間 US$2,329 ・8週間 US$2,597 ・9週間 US$2,850 ・10週間 US$3,090 ・11週間 US$3,316 ・12週間 US$3,529 ・13〜52週間 US$294/週 |
公式HP | https://ltl-school.jp/ |
「LTL(Live the Language)」は、中国国内に7カ所のキャンパスを構える語学学校です。ベトナムやシンガポール、韓国にもそれぞれの言語を学ぶキャンパスがあります。
LTL Mandarin School北京校は北京の中心部に位置し、最寄りの地下鉄駅から歩いて5分程の通学に便利な立地。上海校も上海中心部に位置し、周辺にはお店やレストランなどが多いです。
用意されているカリキュラムも様々で、留学期間の前半を北京または上海校で学び、後半は承徳で地元の人達と中国語のみで生活する「完全没入型(イマージョンプログラム)」コースも人気があります。
LTL Mandarin Schoolは生徒数が100人程度の小規模校で、授業も1クラスが最大6人という少人数制クラスを採用しているため、生徒一人ひとりに目が行き届くのが特徴。教師は全員が大学卒の有資格者で、質の高いレッスンが受けられます。
中国文化クラスや発音クラスなどの無料クラスも、毎週開催されています。
【LTL Mandarin Schoolの紹介動画】
「LTL Mandarin School」への留学を考えている方は、こちらの記事も参考にしてください。
Sprachcaffe Languages Plus
キャンパスがある中国の都市 | 北京 |
主なプログラム | ・一般中国語(週20/30レッスン) ・スペシャルアカデミックコース、プライベート ・中国絵画コース・太極拳コース ・万里の長城ツアー ・ジュニアプログラム(夏) |
料金例 | 一般中国語(20) ・1~8週 US$200/週 ・9週~ US$180/週 |
公式HP | https://www.sprachcaffe.com/english/adults-chinese-courses.htm |
「Sprachcaffe Languages Plus(シュプラッハカフェ・ランゲージズ・プラス)」は、世界30都市で言語教育を提供する語学学校グループです。
中国の北京は、天安門広場や繁華街へも近い紫禁城に隣接する人民文化宮内の立地。故宮の歴史的な文化を感じながら中国語を学べます。
授業は1クラス最大8名と少人数制を採用し、会話に重点を置いた楽しいレッスンが特徴です。講師陣のサポートにより、しっかりレベルアップを目指せます。
【Sprachcaffe Languages Plusの紹介動画】
「Sprachcaffe Languages Plus」への留学を考えている方は、こちらの記事も参考にしてください。
That’s Mandarin
キャンパスがある中国の都市 | 北京、上海、杭州、成都、蘇州 |
主なプログラム | ・一般中国語 ・プライベートレッスン ・サマーキャンプ(キッズ&ジュニア) ・HSK対策コース ・ティーン向けイマージョン・プログラム |
料金例 | お問い合わせください |
公式HP | https://www.thatsmandarin.com/ |
2005年の設立の「That’s Mandarin」は、高品質な中国語学習を提供している語学学校です。
キャンパスは中国国内に5ヵ所、イタリアのミラノ、オーストラリアのメルボルンにあります。
1クラスは最大8人の少人数制で、講師との距離が近く、丁寧なサポートが特徴です。
また、That’s Mandarinには「HSK対策コース」があります。HSKとは中国政府に認定された国際的な中国語検定のことで、中国の大学進学や就職に役立ちます。
【That’s Mandarinの紹介動画】
上海国際文化進修学院
キャンパスがある中国の都市 | 上海 |
主なプログラム | ・総合中国語(週20レッスン) ・HSK準備コース ・実用中国語 ・プライベート ・ビジネス中国語 |
料金例 | 総合中国語(20) ・18週間 15,200元(登録料込) |
公式HP | http://www.sicccn.com/ |
中国政府の認可を受けた「上海国際文化進修学院」は、留学生の受け入れが専門の語学学校です。上海の中心部にキャンパスを構えています。
語学学校としては唯一、中国留学ビザの発給が受けられ、フルタイムの学生が対象です。
1クラスは5人〜10人の少人数制で、語学力に合わせた5段階のレベル別クラスを用意。外国語としての中国語教育の訓練を受けた、優秀な講師陣が担当します。
1週間から受け入れが可能で、中国語のレッスンだけでなく、地元ボランティア家庭訪問や、中国伝統文化に関する講義、ワークショップなど、中国の文化を学ぶ豊富なカリキュラムも提供しています。
北京語言大学
キャンパスがある中国の都市 | 北京 |
主なプログラム | 学位取得コース 中国語コース 中国語準備コース 中国語集中コース |
料金例 | 中国語コース(20時間/週) ・1年間 25,800元中国語レギュラーコース(20時間/週) ・4週間 4,000元 ・12週間 9,500元 ・1学期(4ヶ月) 13,000元 |
公式HP | http://www.blcu.edu.cn/ |
「中国言語大学」は、中国で唯一外国人に特化した中国語教育を提供する総合大学です。東京にもキャンパスがあります。
国際的な視点で中国語教育を先導しており、豊富な経験とノウハウを持つ中国語教育のリーダー的存在です。
この大学では、1年間の学位取得を目指す留学コースから、4週間から参加できる中国語コース、さらにビジネス中国語を学べるコースまで幅広いプログラムが提供されています。
毎年、世界中から10,000人以上の留学生を受け入れており、中国語言大学を中心とした「五道口」エリアは、様々な国籍の留学生が集まる場所としても有名です。
国際的な雰囲気が漂い、おしゃれなカフェやレストラン、スーパーなどが立ち並ぶエリアとして知られています。
上海交通大学
キャンパスがある中国の都市 | 上海 |
主なプログラム | 中国語留学 |
料金例 | ・半年間 9,900元 ・1年間 19,800元 |
公式HP | http://www.sie.sjtu.edu.cn/JN/Default.aspx |
「上海交通大学」は中国の中でも古い歴史をもつエリート校で、江沢民元国家主席の母校としても知られています。
2000年5月に国際教育学院を設立され、現在では世界60カ国の留学生が中国語を学びに訪れるほどになりました。
上海交通大学には5つのキャンパスがありますが、語学留学生のキャンパスは徐匯校区(徐匯キャンパス)となります。
中国語の授業だけでなく、HSK試験対策を学ぶことも可能です。
中国に語学留学する際の注意点
中国に留学する前に、ぜひ知っておいて欲しい注意点が3つあります。
- インターネット規制がある
- 英語がほとんど通じない
- 15日以上の留学にはビザが必要
インターネット規制がある
中国政府は国内のインターネットに「グレートファイアウォール」と称する厳格な規制を導入しており、自由なインターネット利用を制限しています。
そのため、日本で日常的に使われるFacebook、Instagram、Twitter、LINEなどのSNSは利用できません。
中国国内でも日本のSNSを使用したい方は、事前にVPNサービスを契約しておきましょう。
また、中国国内ではWeiboやWeChatなど中国独自のSNSが存在しています。中国留学中の学生同士の交流には、これらのSNSを活用すると良いでしょう。
英語がほとんど通じない
中国でも英語が話せる人はいますが、日本人よりもその比率は少ないと思っておきましょう。
北京や上海などの大都市であっても、地方から出稼ぎで出てきている人も多いため、英語が理解できる人の割合は低くなります。
中国で生活するためには基本的な中国語が必要ですので、出発前に準備しておくと良いでしょう。
15日以上の留学にはビザが必要
中国で15日以上の留学をする際は、学生ビザが必要となります。
以下を参考に、必要なビザを申請してください。
留学期間 | 必要なビザの種類 |
---|---|
15日以内 | ビザは不要 |
30日以内 | 旅行ビザ(Lビザ) |
180日以内 | 短期留学ビザ(X2ビザ) |
180日以上 | 長期留学ビザ(X1ビザ) ※漢語本科生もX1ビザ申請が必要 |
ビザ取得にはパスポートや申請書が必要です。また、旅行ビザの場合は戸籍謄本、留学ビザの場合は学校の入学許可証なども必要となります。
詳しい入学要件や手続きについては、学校の公式HPや留学エージェントに確認すると良いでしょう。
中国留学におすすめのエージェントは、以下の記事でご紹介しています。
中国留学の費用を安くする4つのポイント
中国への留学費用を安く抑えるためには、以下の4点を意識すると良いでしょう。
- 学費が安い語学学校を選ぶ
- 地方都市を選ぶ
- 格安航空券を活用する
- 春節の時期を避ける
学費が安い語学学校を選ぶ
今回ご紹介した中で授業料が比較的安くなっているのは以下の語学学校です。ぜひチェックしてください。
【Sprachcaffe Languages Plus】
開始日 | 毎週月曜日(初心者指定開始日あり) |
授業料 | 一般中国語(20) ・1~8週 US$200/週 ・9週~ US$180/週 |
1週間の授業時間 | 20レッスン |
受講期間 | 1週〜 |
地方都市を選ぶ
上海・香港・北京など都市部の家賃は東京より高く、毎年上昇しています。
また、都市部は物価も高いため、生活費もより多く必要です。留学費用を抑えたい方は、大連や天津など、少し離れた地方都市を選ぶことをおすすめします。
格安航空券を活用する
中国は日本と近く、利用可能な空港も複数あります。そのためLCC(格安航空会社)各社のチケットを利用しやすく、渡航費用を安く抑えることが可能です。
さらに、乗継便を活用すれば、より低価格での渡航も考えられます。
春節の時期を避ける
中国では、春節(旧正月)の時期に観光客が急増するため、渡航費用が上昇する傾向があります。
留学の時期が調整可能であれば、1月下旬から2月にかけての渡航は避けるようにしましょう。
留学エージェントの無料カウンセリングでは、予算に応じた留学先や語学学校を提案してもらえますので、ぜひ相談してみてください。
中国留学におすすめのエージェントは、以下の記事でご紹介しています。
留学にかかる費用を減らす方法については、下記の記事でも詳しく解説しています。
まとめ
中国は世界的な経済大国であり、数多くの国際企業が進出しています。そのため、中国語は今後も多くの企業から求められるスキルとなるでしょう。
中国には、世界中から留学生が集まります。異なる文化や背景を持つ人々と交流し、円滑なコミュニケーションができるスキルを磨くことができる点も、現地への留学をするメリットの一つです。
多様な文化と美しい自然が広がる中国で、ぜひ充実した留学生活を過ごしてください。
この記事では北京・上海にキャンパスを構える語学学校・大学を7校ご紹介しました。いずれも実績十分な人気校ですが、どの学校を選べば良いか迷う場合は、ぜひ留学エージェントに相談してみましょう。
中国留学におすすめのエージェントは、以下の記事でご紹介しています。