アイルランド留学にかかる費用はどれくらい?安くおさえるコツやおすすめの学校は?
アイルランドは日本人が比較的少なく、留学先として魅力的です。
そんなアイルランドへの留学を検討している人の中には、費用がとのくらいかかるか気になっている人も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、アイルランド留学にかかる費用について解説します。
アイルランド留学の費用を抑える方法や、留学費用が安く済む学校もご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
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アイルランド留学にかかる費用は?1ヶ月〜1年の目安
期間 | 費用の目安 |
---|---|
1ヶ月 | 39万円~65万円 |
2ヶ月 | 64万円〜110万円 |
3ヶ月 | 88万円~150万円 |
6ヶ月(半年) | 158万円~250万円 |
8ヶ月 | 203万円〜320万円 |
1年 | 300万円~480万円 |
アイルランド留学の費用は、1ヶ月で39万円~65万円、2ヶ月で64万円〜110万円、3ヶ月で88万円~150万円、6ヶ月(半年)で158万円~250万円、8ヶ月で203万円〜320万円、1年で300万円~480万円が目安になります。
これは語学学校へ留学した場合を想定しています。
上記費用の目安に含まれるものは、学費、滞在費、航空券代、保険代です。2024年4月時点の料金・レートを使って算出しています。
次のパートでは、費用の内訳や、それぞれの項目の中身について解説します。
アイルランド留学の費用の内訳
アイルランドの語学学校へ留学する場合の費用には、下記のものがあります。
- 入学金
- 授業料
- 教材費
- 滞在先手配料
- 滞在費
- 空港送迎費
- 海外送金手数料
- 航空券代
- 保険代
- ビザ申請費用
- 食費
- 通信費
- お小遣い
それぞれ簡単に説明していきます。
入学金
日本の学校へ入る時と同じように、アイルランドの語学学校へ入るには、入学金を支払う必要があります。
入学金は学校によってそれぞれ異なりますが、アイルランドの語学学校の場合、€50〜€90ほどが相場です。
授業料
語学学校の授業料は、コースごとに金額が異なります。
一般的に、どのコースも1週間あたりの単価が設定されており、コース受講期間が長くなるほど単価が安くなります。
例えば下記のようなイメージです。
週数 | 授業料 |
---|---|
1〜11週間 | €350/週 |
12〜23週間 | €330/週 |
24週間以上 | $300/週 |
アイルランドの語学学校の場合、1〜4週間の授業料の単価は、1週間あたり€320〜€350ほどが相場です。
教材費
教材費の金額設定は、各学校により異なります。
アイルランドの場合、大きく下記の3パターンに分かれます。
- 授業料と同じように、1週間あたりの単価が決められている
- 1冊あたりの金額が設定されている
- 授業料に含まれている
アイルランドの教材費の相場は、1週間あたり€7〜10ほど、1冊あたり€35ほどです。
滞在先手配料
滞在先手配料とは、ホームステイや寮の申し込みを学校経由で行う場合、滞在先を手配するために発生する手数料です。
アイルランドの滞在先手配料の目安は、€50〜€90ほどです。
滞在先手配料は授業料などとは異なり、滞在期間に関係なく一律で設定されています。
入学金と同じように、最初に1回だけ支払うようなイメージです。
ただし、現地滞在中にホームステイ先を変更するような場合は、滞在先手配料が再度発生するケースもあります。
滞在費
滞在費というのは、ホームステイ代や寮代のことを指します。
滞在費は授業料と同じく、1週間あたりや4週間あたりの単価が設定されていることが多いです。
アイルランドの場合、ホームステイは1週間あたり€250〜€300ほどが相場です。
ホームステイは朝夕の2食付きが一般的ですが、学校によっては朝食のみや食事なしが選べることもあります。
もちろん食事が少ない方が単価は安価になります。
空港送迎費
空港送迎費は、空港からホームステイなどの滞在先へ送迎してもらう場合の費用です。
空港送迎は必須ではなく、オプション扱いになっている学校がほとんどです。
アイルランドの空港送迎費の目安は、片道€100〜€120ほどです。
海外送金手数料
学校へ留学費用を送金する際、送金手数料が発生します。
留学エージェントを通して申し込みをする場合は、エージェントが代わりに送金してくれます。
各エージェントでは、海外送金手数料を一律で設定していることが多いです。
航空券代
航空券代は、時期や空席状況によって変動します。
やはり夏休みなど、留学や旅行をする人が多い時期は高くなる傾向にあります。
アイルランドの場合、東京〜ダブリンの往復航空券は、10〜16万円ほどが相場です。
保険代
海外の語学学校へ留学する際、保険に加入する必要があります。
保険もいろんな会社から商品が出ており、費用はそれぞれ異なりますが、1ヶ月あたり1〜2万円ほどが目安です。
なお、アイルランドの場合、学生ビザで留学する人は、海外留学保険に加えて、必ずPELという保険に加入する必要があります。
PELは、Protection for Enrolled Learnersの略で、学校が倒産などした場合に対応してもらえる保険になります。
PELは語学学校経由で申し込むことができます。
ビザ申請費用
学生ビザやワーキングホリデービザで渡航する人は、それぞれビザ申請費用が必要です。
アイルランドのビザ申請費用は、それぞれ下記の通りです。
- 学生ビザ:€300
- ワーキングホリデービザ:€300
もしビザ申請を業者に代行してもらう場合は、別途、申請代行費用が発生します。
アイルランドの学生ビザの申請方法や必要書類については、以下のページで詳しく解説しています。
食費
学校に滞在先の手配を依頼する場合、ホームステイなら朝夕の2食付き、学生寮なら食事なしというのが基本です。
そのため、ホームステイの場合は昼食代が、学生寮の場合は3食の食費がかかります。
また、現地に行ってからシェアルームなどをする場合も、当然ながら3食の食費が発生します。
アイルランドの食費の相場は、1ヶ月あたり€200〜€300ほどです。
外食をするとそれなりに高くつきますが、スーパーに売っている野菜などは日本と比べてもそこまで高くないので、自炊すれば食費はもう少し安く抑えられます。
通信費
現地でスマホを使えば、もちろん通信費が発生します。
アイルランドではスーパーやコンビニなどでSIMカードが売られており、それを購入して使う人が多いです。
アイルランドの通信費の目安は、1ヶ月あたり€20ほどです。
なお、短期留学の場合は、渡航前にECサイトなどで旅行用のSIMを買っておくのが便利です。アイルランドに着いてからSIMカードを入れ替えるだけで使えるので、到着後に慌てずに済みます。
お小遣い
現地で使うお小遣いは、人によって必要な金額が大きく異なると思いますので、現地でどんな生活をするか想像して準備しましょう。
アイルランドは日本よりも少し物価が高いので、日本の1.5倍ぐらいを目安に計算してみてください。
アイルランド留学の費用を抑えるコツ
ここでは、アイルランド留学にかかる費用を抑えるコツを8つご紹介します。
- 学校のキャンペーンを利用する
- 円高の時に留学する
- 学費の安いコースを選ぶ
- 留学のハイシーズンを避ける
- Leap Cardで交通費を抑える
- ルームシェアで滞在費を節約
- 自炊して食費を節約
- 娯楽費は予算を決める
それぞれの中身を見ていきましょう。
学校のキャンペーンを利用する
1つ目は、語学学校のキャンペーンを利用することです。
語学学校のなかには、期間限定で、下記のようなお得なキャンペーンを提供しているところがあります。
- 授業料10〜20%オフ
- 入学金免除
- 教材費免除
キャンペーンの条件も様々で、例えば下記のようなイメージです。
- 〇〇月〇〇日までに申込が必要
- 24週間以上留学する場合に適用
各キャンペーンの条件をクリアする必要はありますが、通常の申し込みよりもお得に留学できるケースもあるので、留学費用を抑えたい場合は、キャンペーンを上手に活用しましょう。
キャンペーンを利用する際に活用したいのが、留学エージェントです。
留学エージェントは各学校から最新のキャンペーン情報を常に学校から共有されており、費用を抑えて留学できる学校を把握しています。
手数料無料の留学エージェントもたくさんありますので、ぜひ一度相談してみてください。
アイルランド留学を取り扱っているエージェントの料金や特徴については、下記の記事で詳しくご紹介しています。
円高の時に留学する
留学費用を大きく左右するのが、為替レートです。
語学学校はアイルランドにあるため、学校から請求される費用は、アイルランドの通貨であるEUR(ユーロ)になります。
しかし、多くの人はユーロを持っていないため、支払うときは、日本円をユーロに変えて送金することになるのです。
そこで重要なのが、ユーロと日本円の為替レートです。
下記のチャートは、2022年から2023年にかけてのユーロと日本円の為替レートになります。
このチャートを見ると、一番円高のときは1ユーロ124.9円、一番円安の時は1ユーロ147.4円となっています。
例えば留学費用が10,000ユーロだった場合、それぞれのレート時では、支払う費用は下記の通りです。
- 1ユーロ124.9円の場合:1,249,000円
- 1ユーロ147.4円の場合:1,474,000円
ユーロで見ると同じ金額なのに、為替レートの影響で、およそ23万円近い差が出ています。
このように、為替レートの影響で、日本円で見た場合のアイルランド留学にかかる費用は大きく変動します。
為替相場の動きを見極めるのは難しいですが、費用を抑えるなら、できるだけ円高の時に留学するのがおすすめです。
学費の安いコースを選ぶ
先ほど触れた通り、学校の学費はコースごとに異なります。
基本的に一番安く設定されているのは、一般英語コースです。
また一般英語コースのなかにも、午前中に授業があるコースと午後に授業が行われるコースなどがあります。
午前と午後だと、午後のコースの方が安くなりやすいので、ある程度時間の調整ができる場合は、検討してみてください。
留学のハイシーズンを避ける
もし留学時期を調整できるなら、ハイシーズンは避けましょう。
アイルランドの場合、6〜9月あたりが留学のハイシーズンになります。
この時期に留学した場合、ハイシーズン料金が別途発生する学校が多くあります。
ハイシーズン料金は、ホームステイや寮の滞在費に対してかかることが多く、1週間あたり€25〜€50ほど(1ユーロ142円で計算すると、3,550〜7,100円ほど)です。
また一部の学校では、滞在費だけでなく、授業料にもハイシーズン料金が設定されています。
もしスケジュールを柔軟に調整できる場合は、ハイシーズンを避けることで、費用を抑えることが可能です。
Leap Cardで交通費を抑える
『Leap Card』という、日本でいうSuicaのようなカードがあり、こちらを使用すると交通費が安くなります。短期滞在者向けに1週間から1カ月用も売っています。
自転車の場合、駐輪場は日本と同様に有料ですが、アイルランドは自転車利用率が高い国なので、中古自転車など安く買える場合があります。色々探してみましょう。
日本からアイルランドへ行く際、留学タイムズでは大手旅行会社H.I.Sと提携を結んでいるので、電話一本で航空券手配も可能です。
ルームシェアで滞在費を節約
アイルランド留学にかかる費用の中でも、滞在費は大きな割合を占めます。
滞在費を節約するなら、現地でルームシェアをするのがおすすめです。
語学学校ではホームステイや学生寮を手配してくれます。
しかし、学校を経由して申し込むホームステイや学生寮は、現地で自分でシェアハウスなどを契約する場合と比べて、少し割高です。
アイルランドの首都ダブリンの場合、一ヶ月の家賃の相場は€630〜€640ほどです。
一方、先ほどご紹介した通り、学校に手配を依頼する場合のホームステイ代は1週間あたり€250〜€300ほどが相場です。
つまり、ホームステイの方が1ヶ月で€370〜€560ほど高くなります。
ただ、アイルランドに行く前から自分で部屋を探すのは難しいので、まず最初の1〜2ヶ月だけ学校にホームステイの手配を依頼して、それ以降は自分で滞在先を探すと良いでしょう。
滞在先の探し方は、学校のスタッフさんに聞いたり、インターネットで検索することも可能です。
自炊して食費を節約
外食ばかりすると費用が高くついてしまいますので、近くのスーパーなどを活用し自炊をすることもおすすめです。
アイルランドには複数スーパーがありますが、『LIDL』『ALDI』『tesco』は格安スーパーとして有名です。
娯楽費は予算を決める
パブでお金を使いすぎないようにしましょう。
また、アイルランドは自然も歴史的建造物が多く、有名大学見学も可能です。色々魅力的な場所がありますが、ここだけは行きたいという場所を決め、予算を考えて行動しましょう。
学校が開催しているアクティビティもあるので、詳細はお問い合わせください。
アイルランドで学費が安い語学学校は?
アイルランドにはたくさん語学学校があります。
下記の例の通り、費用は学校毎に異なります。
ダブリンよりもコークにある学校の方が、比較的安い傾向にあります。
学校 | コース | 滞在方法 | 1ヶ月 (4週間) | 2ヶ月 (8週間) | 3ヶ月 (12週間) | 半年 (24週間) |
---|---|---|---|---|---|---|
Atlas Language School | General English (週20レッスン) | ホームステイ (個室・2食付き) | ¥427,000 | ¥808,000 | ¥1,131,000 | ¥2,099,000 |
EC Dublin | General English (週20レッスン) | ホームステイ (個室・2食付き) | ¥461,000 | ¥883,000 | ¥1,271,000 | ¥2,180,000 |
Centre of English Studies | General English (週20レッスン) | ホームステイ (個室・2食付き) | ¥442,000 | ¥791,000 | ¥1,104,000 | ¥2,082,000 |
Delfin English School Dublin | General English (週15時間) | ホームステイ (個室・2食付き) | ¥319,000 | ¥593,000 | ¥861,000 | ¥1,663,000 |
Cork English Academy | General English (週15時間) | ホームステイ (個室・2食付き) | ¥270,000 | ¥511,000 | ¥742,000 | ¥1,417,000 |
※1ユーロ163円で計算
※2024年のローシーズンの料金
※費用に含まれるもの:入学金、授業料、教材費、滞在手配料、滞在費、空港送迎費(片道)
上記の学校については、下記の記事でご紹介しています。
アイルランドの物価が高い都市と安い都市
アイルランドでも、物価の高い都市と安い都市があります。
ダブリン
アイルランドの首都なので一番物価が高いですが栄えている分、安い店から高い店まであります。
また、お店によっては当たり外れもあるので、先生や先輩にオススメを聞きましょう。
家賃も高いのでシェアルームがオススメです。
パブが多いので、つい毎晩飲み歩くと一気にお金が飛びます。
交通網が発達していますが自転車もオススメです。
コーク
アイルランド第二の都市ですので、ダブリンより物価が安いです。費用を抑えて滞在されたい方にオススメします。
街全体は1日で観光できるほど小さいですが、歴史的建造物も多く、散歩するだけでも楽しい街です。
中心部にある『イングリッシュマーケット』では観光客も地元の人々も賑わうので見るだけで楽しめます。
アイルランド留学中にアルバイトは可能?
アイルランド留学中にアルバイトができるかどうかは、ビザによって異なります。
アルバイトが可能なのは、学生ビザとワーキングホリデービザです。
ただし学生ビザの場合は、アルバイトは週20時間までしかできません。
アイルランドでは、アルバイト先を見つけることがオーストラリアやカナダに比べるとやや難しく、高い英語力を求められることが多いです。
アイルランドはチップや税金はかかるの?
あらかじめ、サービス料として請求される場合もあります。
その場合はチップは不要です。消費税は23%です。
アイルランドで留学するメリット
- 日本人が少ないので、英語漬けの環境になれる
- 自然が豊かで治安が良く、初心者にも向いている
- 留学後や週末に他の英語圏へ旅行に行きやすい
いざ、留学をしても周りが日本人だらけであまり英語が伸びなかったという方もいらっしゃいますが、アイルランドですと日本人が少ないので、毎日強制的に英語を使うことになります。留学費用が無駄になってしまった…と後悔することも少ないかと思いますが、どの国へ行く場合もしっかり計画は立てましょう。
田舎に行けば物価が下がるだけでなく、更に日本人が少なくなるので安く英語力を伸ばしたい方にオススメします。
留学後はせっかく遠いヨーロッパへ来たのですから、是非色々な国に行かれてください。ヨーロッパは陸路で国境を越えられる国がほとんどです。電車も良いですし、交通費を抑えたい方は、『Eurolines』というバスを使うと、ヨーロッパを安く周れます。
アイルランド留学のメリット・デメリットについては、下記の記事で詳しくまとめています。
アイルランド留学の費用は留学エージェントに相談しよう
今回はアイルランド留学の費用について解説しました。
「アイルランド留学の費用を抑えるコツ」のところでも触れましたが、留学エージェントは各学校の詳しい情報を持っており、お得なキャンペーンなども把握しています。
アイルランド留学を検討している方は、留学エージェントに相談することをおすすめします。
アイルランド留学を取り扱っている留学エージェントの料金や特徴については、下記の記事で詳しくご紹介しています。合わせてご覧ください。