【目的別】海外留学の種類とその特徴、おすすめの国について
ひと口に「海外留学」といっても、その種類やスタイルは様々。
今回の記事では、海外留学にはどんな種類があるのか?といった観点から、目的に応じた選び方、それぞれの留学スタイルの費用などについて掘り下げていきたいと思います。
漠然と「海外留学がしたいなぁ」と考えている方も、今回の記事を参考にして、ぜひご自身に合った留学スタイルを見つけてください。
留学に関する個別相談もやっておりますのでお気軽にご相談ください!
あなたに合った海外留学のスタイルはどれ?
まずは、海外留学を、目的やスタイルで分類してみました。
- 短期留学
- 語学留学
- 高校留学
- 大学進学
- 大学院進学
- ホームステイ
- ワーキングホリデー
- インターンシップ
- 休学・認定留学
それぞれの特徴について、順番に掘り下げていきたいと思います。
短期留学
短期留学とは、一般的に1週間~8週間程度の留学のこと。
学生の場合は春休みや夏休みに合わせて、社会人の場合はゴールデンウィークやお盆休みなどの休暇を利用して短期留学をするケースが多いです。
本格的な留学というよりも、「お試し」に近い留学スタイルと言えますね。
対象となる年齢
ほとんどの語学学校では、18歳以上を入学の対象としています。30代40代はもちろん、なかには50代の人に向けたコースを設けている語学学校も存在します。
目的やメリット
たとえ短い期間でも、「海外留学をした」という経験を得られることが大きなメリットです。
短期留学の目的は英語に慣れること、外国の文化に触れて自分の幅を広げること、今後の人生を変えていくためのきっかけをつくることなどです。
また、語学のほかに留学先の国でアクティビティーを体験したいと考える人も多くいます。
いずれにしても、自身の目的に合わせた国選びをすることが大切です。短期留学については、こちらの記事で詳しく解説しています。
短期留学について
語学留学
語学留学とは、その名のとおり外国語(主に英語)を学ぶための留学です。
習得したいレベルに応じて、1週間~1年以上と期間はばらばら。留学先の学校で語学を学び、それを海外の生活の中で実践していくというスタイルをとります。
対象となる年齢
10代からの幅広い年齢を対象にしています。また語学学校によっては30代以上を対象にしているコースもあるため、どの年齢の人でも通いやすくなっています。
目的やメリット
語学留学の目的はその人の年齢によって様々です。
たとえば、社会人の場合はビジネス英語の習得や転職・キャリアアップのため。学生の場合は試験対策や進学準備などのためといった感じです。
語学留学については、こちらの記事で詳しく解説しています。
語学留学について
高校留学
高校留学は、日本の高校に在籍しながら数週間~数か月といった期間、留学先の高校に通って現地の高校生といっしょに授業を受けるスタイルです。
また、最近では日本の高校を1年間休学して留学するケースも増加しています。
対象となる年齢
対象は高校生(学校に通う時点)です。
目的やメリット
高校留学をする人の多くは、自分の可能性を試してみたい、日本とは違う環境で勉強したい、本格的に英語に取り組みたいといった目的を持っています。
中には、海外の大学に進学することを目的に高校留学をする生徒もいます。
大学留学
大学留学は、2年~4年で海外の大学に通い、その大学の学位を取得するスタイルです。国によって学位取得までの期間が変わります。
対象となる年齢
対象は大学生です。
とはいえ、年齢による制限はないため、日本の学校から編入する場合もあれば、社会人が海外の大学に通い直すというパターンもあります。
入学にはTOEFLやIELTSのスコア、英検の合格証明などが必要になる場合があります。
目的やメリット
大学留学では現地の学生や世界各国から来た留学生と一緒に、大学の授業で学ぶことになります。
語学学校と異なり、専門分野の授業を英語もしくはその国の言語で受講することになるため、高度な英語力と専門知識が身に付き、その後のキャリア形成にも大きく貢献します。
大学院留学
海外の大学院に留学し修士を取得する大学院留学は、他の留学スタイルよりも高度な英語力と専門性が要求されます。
対象となる年齢
年齢ではなく適正テストの合格者が対象です。入学にはTOEFLやIELTSのスコアの提出も必要になります。
MBA(経営学修士)取得のための留学は、社会人にも人気です。
目的やメリット
大学院留学では修士号が取得できます。
中でもイギリスの大学院で取得した修士号は世界的にも認められやすく、どの国の企業においても就職やキャリアアップの武器として重宝される傾向にあります。
ホームステイ
現地の一般家庭に住み込むというスタイルなので、24時間、英語を話す環境に身を置くことができます。期間はまちまちですが、1ヶ月間のホームステイをする人が多いです。
対象となる年齢
ほとんどの国で年齢による制限はありません。ただし国によっては未成年者や50代以上の方の受け入れが少ない場合もあります。
目的やメリット
ホームステイでは食費や光熱費などはすべてホームステイ先のお宅が負担してくれます。したがって、留学生は「ホームステイ費用」のみで生活が可能。
また、ホームステイ先の家族の目があるため、気を緩めずに留学生活を送ることができるという点も大きなメリットです。
ワーキングホリデー
海外で働きながら休暇を楽しむというスタイルです。期間中に海外の学校で語学を学ぶことも可能なので、語学留学と合わせて。
ワーキングホリデービザの取得が必要で、その期間は基本的に1年となっています(国によっては最長2年間ワーキングホリデーが可能)。
対象となる年齢
18歳~30歳(ワーキングホリデービザ申請時)が対象です。
目的やメリット
海外で仕事をしながら、その国の語学や文化を吸収できます。十分な留学資金が貯まる前に渡航ができるのも、ワーキングホリデーの大きなメリットです。
ワーキングホリデーについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
ワーキングホリデーについて
インターンシップ
学生が海外の企業などで研修をするスタイルです。最短2ヶ月から可能な企業が多いです。
対象となる年齢
日本から申し込む場合h、日本の大学に通っている学生が対象となります。海外でのインターンシップに参加する場合は、インターンシッププログラムへの参加が必要です。
目的やメリット
仕事のスキルと実践的な語学力が身につき、国際的なビジネス感覚を身につけることが可能です。インターン後、その企業での就職という選択肢が得られることも。
日本の企業に就職する場合でも、海外でのインターンシップ経験は大きなアピールになりますよ。
休学・認定留学
日本の大学を休学して海外の大学に通うというスタイル。期間は半年~1年間です。
対象となる年齢
年齢ではなく、日本の大学に通っている人が対象。多くの人は、2年次~3年次に留学します。
目的やメリット
留学中に単位を取得できる学校があるため、たとえ1年間休学していたとしても留学期間とあわせて合計4年で日本の大学を卒業することが可能です。
また、留学後に日本で学生生活を送れるという点も大きなメリット。留学前と留学後で、学生生活の過ごし方も変わってきますよ。
海外留学におすすめ!人気の国はどこ?
海外留学におすすめの国は、ここまでご紹介した留学スタイルや目的によっても変わってきます。
ですが、やはり日本人に人気なのは、生きた英語が勉強できる英語圏の国です。
- アメリカ
- カナダ
- オーストラリア
- イギリス
- フィリピン
- ニュージーランド
- アイルランド
それぞれの国の詳細については、各記事をごらんください。
英語留学に関しての詳細は、こちらの記事で詳しく解説しています。
英語留学について
国別費用の比較
英語圏に絞って、留学費用を期間ごとに比較してみました。今回は、利用者の多い語学留学の場合で比較をしています。
1ヶ月 | 3ヶ月 | 6ヶ月 | 1年 | |
イギリス | 20~30万円 | 55~85万円 | 100~155万円 | 200~300万 |
オーストラリア | 25~30万円 | 60~80万円 | 150~160万円 | 250~300万円 |
ニュージーランド | 20~25万円 | 55~75万円 | 100~160万円 | 250~300万円 |
シンガポール | 27~28万円 | 51~56万円 | 149~168万円 | 295~336万円 |
アイルランド | 20~30万円 | 65~80万円 | 130~155万円 | 235~310万円 |
マルタ | 20~25万円 | 60~155万円 | 120~305万円 | 230~615万円 |
アメリカ | 20~40万円 | 55~120万円 | 125~250万円 | 250~500万円 |
カナダ | 15~30万円 | 45~70万円 | 85~150万円 | 165~300万円 |
フィリピン | 15~25万円 | 35~70万円 | 70~135万円 | 135~270万円 |
いずれも、「語学学校の授業料」「滞在費(学生寮)」「食費」を合わせた、トータルの留学費用です。
留学のスタイルによって授業料は大きく変わるので、あくまで目安としていただければと思います。
海外留学の費用を安くする3つの方法
海外留学の費用を安く抑えるためには、以下の方法を検討しましょう。
- 奨学金
- 現地でお金を稼ぐ
- 留学費用が安い国を探す
それぞれ掘り下げていきましょう。
奨学金
奨学金の種類には返済義務のあるもの(賃与型)と、返済義務のないもの(給付型)があります。奨学金には様々な種類がありますが、そのほとんどが学生を対象としたものです。
ただし、社会人でも奨学金の対象になる場合もあります。
ご自身が奨学金の受給資格を満たしているか知りたい方は、ぜひ一度留学タイムズの無料カウンセリングにお越しください。
留学タイムズでは、申請可能な奨学金の情報などについても無料カウンセリング時に相談が可能です。奨学金を検討している方は、ぜひ一度無料カウンセリングに足をお運びください。
現地でお金を稼ぐ
ワーキングホリデーはもちろん、ほかの留学スタイルでも留学先の国や期間によってはアルバイトが可能です。
現地でアルバイトをすることにより、留学中の生活費をある程度はまかなえます。
留学費用が安い国を探す
留学費用を安く抑えるためには、留学費用が安い国を探すことも重要です。
少しでも安く留学した場合は、物価の高いアメリカやヨーロッパではなく、フィリピンなどのアジア圏への留学を検討しましょう。
留学費用に関しては、こちらの記事でも詳しく解説しています。
留学費用について
失敗しないための海外留学の注意点
最後に、海外留学で失敗しないために意識すべき点をまとめます。
- 留学の目的を持つ
- 留学先で日本人とばかり一緒にいない
- 外国人と積極的に英語で会話をする
- 学校選びを間違えない
こういった点に注意して海外留学が失敗に終わらないようにしましょう。
ご自身の目的や留学スタイルが定まっていない方は、ぜひ一度留学タイムズの無料カウンセリングに足をお運びください。
どんなスタイルの海外留学がベストかを、あなたのニーズに合わせて一緒に考え、どうすれば失敗しない留学が実現できるかについてアドバイスさせていただきます。