留学エージェント16社の特徴を比較詳細はこちら

【韓国留学】仁川大学 語学堂

仁川大学 語学堂
このページの内容

学校概要

仁川大学のキャンパスの画像

出典: 仁川大学

仁川大学校韓国語学堂(Incheon National University Korean Language Institute)は、韓国・仁川広域市の松島(ソンド)国際都市に位置する国立大学付属の韓国語教育機関です。首都ソウル市中心部からは電車やバスで約1時間、仁川国際空港からは車で約20~30分という好アクセスが魅力です。

仁川大学校自体は1979年に創立され、2009年に現在の松島キャンパスへ移転しました。それに伴い、外国人に韓国語と言語文化を紹介する教育拠点として韓国語学堂が開設されました。

最大の特徴は「日本人学生が比較的少ない環境」であること。クラスメイトは中国やモンゴル、ベトナムなど様々な国の学生が中心で、必然的に韓国語でコミュニケーションをとる機会が豊富です。また、クラスあたり約15名程度の少人数制で、教師と学生の距離が近く質問や相談がしやすい雰囲気が魅力。教育スタッフは全員、外国人対象韓国語教育学の修士・博士号を持つ専門家です。

「韓国語の総合的な運用能力と韓国文化への理解を高める高品質な教育提供」を目標に、単なる語学の習得に留まらず、韓国文化体験や現地学生との交流を通じて実践的な学びを重視しています。国立大学ならではの安定した運営と手頃な学費設定も留学先として選ばれる理由の一つです。

コース紹介

一般韓国語課程(集中韓国語コース)

仁川大学校韓国語学堂の中心となるコースで、初級1級から上級6級まで計6段階にレベル分けされています。韓国語をほとんど学んだことがない初心者から、大学進学を目指す上級者まで幅広く受け入れています。

プログラムは年4学期制で、1学期あたり10週間のコース。各学期の開講時期は3月・6月・9月・12月の年4回で、学期ごとに200時間(10週×週5日×1日4時間)の授業が実施されます。授業は月~金の毎日午前9時から12時50分まで行われ、午後は自由時間となり、復習や自習、クラスメイトとの交流に充てることができます。

各学期の開講前に新入生対象のプレースメントテストがあり、自身の韓国語能力に合ったレベルのクラスに配属されます。授業では話す・聞く・読む・書くの4技能をバランス良く伸ばし、毎学期、中間テスト(40%)と期末テスト(40%)が実施され、出席率や宿題・授業参加状況(20%)も含めた総合評価で70点以上を取得すると修了となります。出席は80%以上が求められ、この基準を満たさないと進級やビザ延長が認められないため注意が必要です。

「とにかく話せるようになる」が目標のこのコースでは、実際の使用場面を想定した実践的な会話練習が豊富。初級ではハングルの読み書きから始め、自己紹介や基本会話表現を習得します。中級では日常生活の様々な場面で必要となる語彙・文法を学び、上級では時事問題について議論できる表現力を鍛えます。

文化体験プログラム

本課程の特徴として、毎学期に韓国文化を体験できるイベントが複数組まれています。韓国料理クッキングクラス、韓服(ハンボク)試着体験、伝統工芸の実習、ソウルや仁川市内の歴史文化スポットへの見学ツアーなどが企画されます。こうした課外活動を通じて、教室の外でも実践的に韓国語を使う機会が提供されています。

また、集中課程以外にも、夏季休暇を利用した短期韓国語研修コースが開講されることもあります。例えば「夏季韓国文化体験プログラム」は3週間で実施され、韓国語授業と文化体験で構成されています。

学校施設と学生生活

仁川大学校韓国語学堂は、仁川大学校松島キャンパス内の教育棟にあります。近代的で広大なキャンパスには、語学堂の教室のほかに、大学の中央図書館、コンピュータルーム、自習室、多目的ラウンジ、カフェテリア、売店など学生向けの施設が充実しています。

語学堂の学生も学生証の発行を受けることで、大学図書館での蔵書閲覧やインターネット利用、スポーツ施設の利用など、一般の大学生と同様にキャンパス設備を活用できます。教室は新しく清潔で、インターネットやプロジェクター等の視聴覚機器も備わっており、快適な学習環境が整っています。

学生サポート体制も充実。入学時にはオリエンテーションがあり、履修案内やビザ手続き、市内生活情報の説明が行われます。健康面では、キャンパス内に医務室・保健センターがあり、体調不良時の一次対応や簡易な医療サービスを受けることができます。また、仁川大学には留学生に対し韓国人学生ボランティア「バディー」を紹介する制度があり、空港での出迎え、寮への案内、銀行口座開設の手伝いなど、留学生の相談役としてサポートしてくれます。

語学堂では定期授業以外にも学生交流イベントが開催されます。韓国人大学生との言語交換会や留学生同士の発表会、現地観光ツアーなどが企画され、キャンパス内には留学生と韓国人学生が気軽に交流できるグローバルラウンジも設置されています。

前述のとおり仁川大学校韓国語学堂には様々な国から留学生が集まっています。中国をはじめモンゴル、ウズベキスタン、ベトナム、ロシアなどアジア圏の学生が多く、日本人学生の割合は全体の中で見るとそれほど高くありません。年齢層は大学進学前後の18~25歳くらいが中心ですが、社会人や大学院進学準備の20代後半~30代の学生も見られます。

滞在方法

学生寮(キャンパス寮)は、語学堂生も所定の手続きを踏めば入寮が可能で、キャンパス内または至近に位置する大学宿舎で生活できます。寮は男女別棟で運営されており、基本的に2人1部屋の相部屋が標準です。各部屋にはベッド・勉強机・クローゼットのほか、シャワー付きトイレが完備されており、ミニキッチンも設置されています。部屋ごとにインターネット回線も利用可能です。

寮の各フロアや共用エリアには食堂(カフェテリア)、自習室、テレビラウンジ、共用キッチン、コインランドリー、売店、フィットネスジムなど充実した設備が整っています。24時間体制のセキュリティシステムも導入されており、生活面でも安心です。

入寮の申し込みは入学前に行い、開講の約2か月前から受付が開始されます。寮費は学期ごとの前払い制で、2人部屋の場合、目安として月額20万~25万ウォン前後(約2~2.5万円)と非常に経済的です。食事代は含まれておらず、食事は学内の食堂や自炊(共用キッチン利用)となります。

寮以外の選択肢としては、キャンパス周辺のコシウォン(月額20万~35万ウォン程度・食事なし)、食事付きの下宿(ハスク)(月額50万~60万ウォン程度)、ワンルームマンション(月額50万ウォン以上+保証金)などがあります。

ロケーションと周辺環境

留学エージェント選びは3社見積りがおすすめ

留学エージェントは全国に数百社あり、どこを選ぶかで料金やサービス内容が変わってきます。そのため最低でも3~5社のエージェントとカウンセリングをする、見積もりをもらうことで、それぞれの対応や料金を比較することをおすすめします。大手だから安心、現地エージェントだから安心ということは決してないので、実際に各社を比較してあなたに一番合うエージェントを選ぶようにしましょう。

人気留学エージェント一覧

  • URLをコピーしました!
このページの内容