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マルタってどんな国?気候や時差、服装や留学事情について

マルタってどんな国?気候や時差、服装や留学事情について

地中海に浮かぶ小さな島国、マルタ。その魅力的な風景や歴史、そして独特の文化は、多くの旅行者や留学生を惹きつけています。

この記事では、マルタの基本情報から気候、時差、服装、留学事情まで、幅広くご紹介します。

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このページの内容

マルタの基本情報

まずは、マルタの基本的な情報について見ていきましょう。

地理的位置や人口、公用語や通貨、そして歴史と文化の概要を押さえることで、マルタという国の全体像が見えてくるはずです。

正式名称Repubblika ta’Malta(Republic of Malta)
首都バレッタ
面積316 sq km
人口約50万人
政治体制共和制
通貨単位ユーロ(EUR)
主要言語英語、マルタ語

地理的位置と人口

マルタ共和国は、地中海の中心に位置する島国です。

イタリアのシチリア島から南に約90km、北アフリカのチュニジアから東に約290kmの位置にあります。

国土面積は316平方キロメートルで、東京23区の約半分ほどの大きさです。

マルタは主に3つの島から構成されています。最大の島がマルタ島、次いでゴゾ島、そして最小のコミノ島です。

人口は約50万人で、その大半がマルタ島に集中しています。

首都はヴァレッタで、世界遺産にも登録されている美しい都市です。

人口密度が非常に高いのもマルタの特徴の一つです。1平方キロメートルあたり約1,600人が暮らしており、これは世界でも上位に入る高さです。

しかし、この高い人口密度にもかかわらず、マルタには美しい自然や静かな村々が残されており、都会の喧騒を離れてゆったりと過ごすこともできます。

時差

マルタと日本の時差は、マイナス8時間。

3月の最終の日曜日~10月最終日曜日の期間はサマータイムが適用され、日本との時差はマイナス7時間になります。

公用語

マルタの公用語は、マルタ語と英語です。

マルタ語はセム語族に属し、アラビア語の影響を受けていますが、イタリア語やシチリア語の要素も含んでいます。

独特の響きを持つマルタ語ですが、日常生活では英語も広く使用されています。

英語が公用語の一つであることは、マルタを訪れる観光客や留学生にとって大きな利点となっています。

ホテルやレストラン、観光地などでも英語でのコミュニケーションが可能なため、言語の壁を感じることなく滞在を楽しむことができます。

通貨

通貨はユーロ(EUR)を使用しています。

マルタは2004年にEU(欧州連合)に加盟し、2008年からユーロを導入しました。

そのため、他のユーロ圏の国々と同様に、現金やクレジットカードの利用が簡単です。

ただし、小さな商店や市場では現金が好まれることもあるので、少額の現金を持ち歩くことをおすすめします。

気候

マルタは典型的な地中海性気候に属しています。この気候の特徴は、夏が暑く乾燥し、冬が穏やかで比較的湿潤であることです。年間を通じて晴天の日が多く、日照時間が長いのも特徴です。

年間平均気温は約18℃で、極端な寒さや暑さを経験することは稀です。最も寒い1月でも平均気温は約13℃、最も暑い8月でも平均気温は約27℃程度です。

降水量は年間約600mmと比較的少なく、特に夏季はほとんど雨が降りません。雨季は10月から3月で、短時間のにわか雨が多いのが特徴です。

海水温も穏やかで、冬でも約15℃を下回ることはありません。夏には25℃以上に達し、海水浴やマリンスポーツを楽しむのに最適な環境となります。

また、マルタは風の強い地域としても知られています。特に冬から春にかけては、北からの強い風が吹くことがあります。これは「グレゴール」と呼ばれ、マルタの気候の特徴的な要素の一つです。

観光やアクティビティに適した時期は?

マルタは年間を通じて観光が可能ですが、目的や好みによって最適な時期が異なります。

ビーチやマリンアクティビティを楽しみたい方には、6月から9月がおすすめです。海水温が最も高くなるこの時期は、水泳やシュノーケリング、ダイビングなどを存分に楽しむことができます。ただし、7月と8月は観光のピークシーズンで、ビーチや観光地が混雑し、宿泊費も高くなる傾向があります。

歴史的な建造物や文化遺産を巡りたい方には、春(4月〜5月)や秋(9月〜10月)がおすすめです。気温が穏やかで歩き回るのに適しており、観光地も比較的空いています。また、この時期は伝統的な祭りが各地で開催されるので、マルタの文化を体験するのに最適です。

冬(11月〜3月)は、静かな雰囲気の中でマルタを楽しみたい方におすすめです。観光客が少なく、宿泊費も安くなります。また、クリスマスや新年の祝祭を体験することもできます。ただし、この時期は雨の日が多くなるので、屋内での活動も計画に入れておくとよいでしょう。

ハイキングや自然観察を楽しみたい方には、春と秋がおすすめです。

服装

マルタの気候は地中海性気候で、夏は暑く乾燥し、冬は比較的穏やかです。

季節ごとの適切な服装を見ていきましょう。

夏(6月〜9月)

夏のマルタは非常に暑く、気温は30度を超えることもあります。軽い素材の服装が適しています。

  • Tシャツやタンクトップ
  • 短パンやスカート
  • サンドレス
  • 軽量の綿素材のシャツ
  • 日よけ対策としての帽子やサングラス
  • 歩きやすいサンダルやスニーカー

秋(10月〜11月)

秋は比較的過ごしやすい気候ですが、夜間は涼しくなることがあります。

  • 長袖シャツやブラウス
  • 軽いジャケットやカーディガン
  • 長ズボンやジーンズ
  • 薄手のセーター

冬(12月〜2月)

マルタの冬は他のヨーロッパ諸国ほど寒くありませんが、防寒対策は必要です。

  • セーターやスウェット
  • ジャケットやコート
  • 長ズボン
  • マフラーや手袋(特に夜間や風の強い日)

春(3月〜5月)

春は徐々に暖かくなりますが、変わりやすい天候に注意が必要です。

  • 長袖シャツや薄手のセーター
  • ジーンズや軽量のパンツ
  • 軽いジャケットやカーディガン
  • 快適な歩きやすい靴

宗教

マルタでは、カトリックが国教として根付いています。

人口の大半がカトリック信者で、教会や祭りが日常生活に溶け込んでいます。

ただし、他の宗教も尊重され、信教の自由が保障されています。

歴史

マルタは地中海の小さな島国ですが、その歴史は驚くほど豊かです。

紀元前5000年頃から人が住み始め、フェニキア人、ローマ人、アラブ人、ノルマン人など、様々な文明の影響を受けてきました。

16世紀には聖ヨハネ騎士団が統治し、マルタの象徴的な要塞都市を築きました。

その後、ナポレオンの短い支配を経て、イギリスの植民地となり、1964年に独立を果たしました。

この多彩な歴史が、マルタの文化や建築、そして人々の暮らしに今も息づいています。

マルタの観光スポット

マルタは地中海に浮かぶ小さな島国ですが、魅力的な観光スポットがたくさんあります。

バレッタ

まず外せないのが、首都バレッタです。

16世紀に建設されたこの街は、ユネスコ世界遺産に登録されており、聖ヨハネ大聖堂や大巨頭宮殿など、騎士団の時代を感じさせる建築物が立ち並びます。

特に、上部バレッタ庭園からの眺めは絶景で、マルタの美しい港を一望できます。

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