ガクチカで留学経験をアピールする方法!評価される書き方や例文も紹介
就職活動において、「ガクチカ」は重要な要素となっています。
学生生活で得た経験は人それぞれですが、海外留学は多文化理解や語学力の向上、そして自己成長のチャンスであり、その経験をガクチカにうまく取り入れれば、企業に対する強力なアピール要素になるでしょう。
そこで今回は、海外留学の経験をガクチカにどのように組み込み、どのように企業へアピールするかについて、ガクチカの評価される書き方や例文、気をつけたいポイントなどを解説します。
また、海外留学をサポートする留学エージェントも後半で紹介しますので、これから海外留学を計画している方はぜひ参考にしてください。
ガクチカとは何?
ガクチカとは、「学生時代に力を入れて取り組んだこと」「学生時代に取り組んだチャレンジ活動」のことです。
具体的には、課外活動やボランティア、研究活動、そして留学など、学業以外で自ら進んで挑戦した活動のことを指します。
留学経験がガクチカに効果的な理由
留学は、異なる環境での生活やコミュニケーション、語学の習得といった多岐にわたる学びを提供してくれる機会です。これらの経験は、柔軟性やコミュニケーション能力、語学力といった企業が評価するスキルの証明になり、ガクチカに効果的なアピールポイントとなります。
ただし、留学経験そのものがアピールになるのではありません。その経験から得た具体的な学びや成長を伝えることが重要です。
ガクチカで留学経験をアピール!気をつけたい6つのポイント
留学経験をガクチカで効果的にアピールする際、気をつけておきたいポイントは以下の6つです。
- 留学経験だけではアピールにはならない
- 留学した目的を明確にする
- エピソードを書き出してみる
- 語学以外に得た学びもアピール
- コミュニケーション能力や積極性をアピール
- TOEICや英検の受験は語学力のアピールに有効
1.留学経験だけではアピールにはならない
先述した通り、留学経験そのものがアピールポイントではなく、その中で何を学んだか、どのように成長したかが大切です。留学したという事実だけではなく、その経験を通じて何を得たのか、具体的なエピソードや結果を伝えましょう。
例えば、「語学力を向上させた」「異文化への理解を深めた」「コミュニケーション力や自己管理能力を身につけた」といった情報は、企業にとって魅力的な要素となります。また、「困難な状況に直面した経験」や「その際の対処法」も、自己成長の証としてのPRに最適です。
2.留学した目的を明確にする
「語学力を身につけたい」「異文化を体験したい」「自分を試したい」「専門的な学問を学びたい」など、留学を決意した背景を説明しましょう。
そして、その目的を達成するために、どのように過ごしたのかを明確にすることで、企業はその人の価値観や行動の一貫性、人柄を読み取ります。
3.エピソードを書き出してみる
留学生活は様々な経験と出来事が詰まっています。それら全てをガクチカで述べることは難しく、どれを選ぶべきか迷うこともあるでしょう。
そこでおすすめなのが、「思い出す限りの全てのエピソードを紙に書き出す」という方法です。心境の変化、達成感、困難とその解決方法など、全てを書き出すことで全体像が見えてきます。
これにより、どのエピソードが自分の成長や学びを最も象徴しているのか、またそれをどのようにアピールに繋げられるのかが見えてくるでしょう。この書き出しを元に、アピールポイントを見つけていくことが大切です。
4.語学以外に得た学びをアピール
語学力の向上は留学のアピールポイントの一つですが、それだけが学びではありません。
留学は、異文化理解、適応力、問題解決力、コミュニケーション能力など多くのスキルを磨く絶好の機会です。具体的なエピソードを通じて、語学力以外にどのような学びを得たのかをアピールすることが大切です。
例えば、異なるバックグラウンドを持つ人々とのコミュニケーションを通じて身につけた協調性や柔軟性、異なる生活環境への適応力、文化的な違いから生じる問題解決能力などを挙げると良いでしょう。
5.コミュニケーション能力や積極性をアピール
留学中に経験した具体的な出来事を活用して、積極性や協調性、コミュニケーション力などを伝えましょう。
例えば、「学校のプロジェクトで頑張ったこと」「現地の人々と交流したエピソード」「問題を解決した体験」などは、積極性や協調性、コミュニケーション力を示す素晴らしい材料となります。
6.TOEICや英検の受験は語学力のアピールに有効
TOEICや英検などの公的試験のスコアを示すことで、より具体的な語学力をアピールできます。
特に、ビジネスシーンでのコミュニケーションを想定したTOEICのスコアは、企業にとって重要な指標です。留学前後でのスコアの向上を明記すると、具体的な成果として伝わりやすくなるでしょう。
なお、企業が求めるスコアは、TOEICは700点以上、英語検定では準一級が目安となります。
留学をガクチカとしてアピール!評価される書き方について
留学経験をガクチカに効果的に活用し、企業から評価を得るためには、以下の6つのステップを踏むことが重要です。
- ステップ1.結論:留学中に取り組んだこと
- ステップ2.動機:留学したきっかけ
- ステップ3.目標:どのような目標を持って留学したか
- ステップ4.困難:直面した課題や困難
- ステップ5.取り組み:直面した課題や困難に対しての行動と結果
- ステップ6.学んだことや感じたこと:今後にどう活かせるか
ステップ1. 結論:留学中に取り組んだこと
まずは、留学中に何に力を入れて取り組んだのか、具体的な内容を簡潔に述べます。
交流イベントの企画運営など、自分が主体的に行った行動があれば、それらを中心に紹介しましょう。「苦手だったコミュニケーション力を向上させることに注力した」といった内容でも構いません。
これらを伝えることで、これから伝える「ガクチカ」の背景を理解してもらいやすくなります。
例文
アメリカの大学で1年間、環境学を専攻しました。休日には。地元コミュニティでのリサイクルプログラムに参加していました。
ステップ2.動機:取り組むきっかけ
次に、「なぜそれに注力しようと思ったのか」について説明します。
これにより、企業側は、学生が何に関心を持ち、何を目指しているのかを知ることができます。
例文
日本で環境問題に取り組む非営利団体で働きたく、より広い視野から環境問題を学びたいと思い、留学を決意しました。 そのためには、環境問題に対する現地の取り組みを学ぶことが大切だと思いました。
ステップ3.目標:どのような目標を持って留学したか
その動機からどのような目標を設定し、それに向かってどのように行動したのかを説明します。
目標が明確であればあるほど、その達成過程で得た経験やスキルも具体的に伝えられます。また、留学に対する情熱や志の高さを伝えることもできます。
例文
具体的な目標は、環境問題についての深い理解を得ることと、異文化間でのコミュニケーションスキルを磨くことでした。
ステップ4.困難:直面した課題や困難
目標に向かって努力している上でどのような困難に直面し、それをどのように克服したのかを書きましょう。
例えば、言葉の壁や文化の違い、異国での慣れない生活などが挙げられます。これらの困難を乗り越えるためにどのような行動をとったのかを詳しく説明することで、問題解決力のアピールへと繋げます。
例文
一番の困難は、専門的な授業を英語で理解することでした。また、現地の人々との意思疎通にも苦労しました。
ステップ5.取り組み:直面した課題や困難に対しての行動と結果
先ほど述べた困難にどう対処し、どのような結果になったのか、それによって得たことを述べます。
結果が成功したのか失敗したのかは問題ではありません。成功した場合でも失敗した場合でも、その経験から何を学んだのかを明らかにすることで、自己反省と成長への意欲を示すことができます。
例文
授業内容の理解を深めるために、教授や同級生と積極的に意見を交わしました。その結果、語学力だけでなくディスカッション力も向上しました。
ステップ6.学んだことや感じたこと:今後にどう活かせるか
ガクチカを単なる体験談で終わらせないためにも、留学経験で得た学びを、具体的にどのように今後の生活やキャリアに活かせるのかを考え、書きましょう。
留学経験での自己成長や目標達成に繋げる力は、今後仕事で困難に直面した時や難しい仕事を任せられた時に、それらを乗り越える力が備わっていると印象づけられます。
例文
この経験を通じて、異文化コミュニケーションの重要性と、自分自身を表現する力が大切だと学びました。これからのキャリアでは、この経験を活かし、国際的な視野を持って環境問題に取り組みたいと考えています。
留学経験のガクチカでよくある質問
ここからは、留学経験をガクチカとして活用する際に、よくある疑問について解説します。
短期留学をアピールしても良い?
短期留学でも、その経験が自分にとって価値のあるものであれば、アピールに適しています。大切なのは、「留学中に自分が何を学び、どのように自己成長に繋げたか」を具体的に述べることです。
1ヶ月程度の短期留学でも、それが深い影響を与え、自己成長に繋がったのであれば、大きな強みになります。
ただし、数日から2週間の短期の場合は、ガクチカとしては物足りないと感じるかもしれません。その場合は、留学期間中のエピソードではなく、留学前後(準備や結果)に焦点を当てると良いでしょう。
留学していなくても嘘を書けばバレない?
「留学していないのに留学したことにする」「エピソードを捏造する」などの嘘をつく人がいるようですが、基本的に、「ガクチカに書いた嘘はバレる」と思っておきましょう。
就職活動は自分自身を売り込む場ではなく、企業との信頼関係を築く大切なステップであることを忘れないでください。
文字数が限られていて書ききれない時は?
文字数が限られている場合、ポイントを絞って情報を整理することが重要です。
自分が何を学び、どう成長したのか、仕事にどう活かすかという点に注目し、重要な情報を優先して書きます。留学の動機や留学中の目標など、書き切れなかった情報は、面接で詳しく伝えられるようにしておきましょう。
これから海外ボランティアに参加する際におすすめの留学エージェント
最後に、これから海外留学を検討している方に向けて、おすすめの留学エージェント3選をご紹介します。
エージェント名 | 特徴 |
---|---|
スマ留 | 圧倒的な安さと高いサポート力が人気の留学エージェント |
EF海外語学留学 | 個々の生徒の言語能力を最大限に引き出すことを重視した授業 |
タイガーモブ | 東南アジアを中心に、多彩な分野のインターンシップを提供 |
スマ留
詳細:スマ留
料金プラン | ●スマ留ライト(気軽に留学したい方におすすめ) 1週間 79,800円~ 2週間 120,000円~ 3週間 160,000円~ 4週間 195,000円~ ※24週間のプランまであります ※フライト代は含まれません 【費用に含まれるもの】 授業料、入学金、教材費、滞在費、安全サポート、諸経費 ●スマ留スタンダード(英語力を高めたい方におすすめ) 1週間 118,800円~ 2週間 159,000円~ 3週間 199,000円~ 4週間 234,000円~ ※24週間のプランまであります ※フライト代は含まれません 【費用に含まれるもの】 授業料、入学金、教材費、滞在費、安全サポート、諸経費、英語学習サポート |
運営会社 | 株式会社リアブロード |
問い合わせ先 | スマ留 |
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まとめ
留学経験は、自身の視野の広さや柔軟性、コミュニケーション能力などをアピールできる絶好のガクチカです。
ただし、経験そのものを述べるだけではなく、留学経験から学んだ具体的なスキルや自己成長のエピソードから、将来のビジョンにどう影響を与えられるのかを明確にすることが重要です。
これから留学する方は、ぜひガクチカで伝えるべき項目を意識したうえで臨んでください。