留学エージェントを利用するメリット・デメリット|その必要性を検証
留学を素晴らしい経験にするためにも、滞りない準備や手続きが必要です。そして、留学生の多くは準備や手続きを代行・サポートしてくれる「留学エージェント」を利用します。
ただし、留学エージェントの利用は、必須ではありません。すべての留学手続きを個人手配で行うことも、十分可能です。
この記事では、留学エージェントのメリット・デメリットを解説します。個人手配する場合の手順や「どのような方に留学エージェントが必要なのか」といった内容にも言及しますので、留学エージェントの利用を迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
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留学エージェントとは
留学エージェントとは、留学を手配する代理店の総称です。
留学に関する学校選びや入学手続き、ホームステイ先の紹介やサポートなど、海外生活におけるさまざまな面を手助けしてくれます。
サービス項目 | サービス内容 |
---|---|
留学先の選択支援 | 目標や目的をヒアリングし、それに基づいて最適な学校やプログラムを提案。学校の特徴や学費、生活環境などの詳細な情報提供も行う。 |
申込み手続きのサポート | 学校への申込み手続きやビザ申請など、留学に必要な一連の手続きを支援。必要な書類の作成や提出の代行を依頼できる場合も。 |
情報提供と相談 | 留学に関連するさまざまな情報(ビザ、保険、生活費、文化的な違いなど)を提供。不明点に関する質問にも回答する。 |
渡航後のサポート | 留学先に到着した後もサポートを続け、新しい生活環境に順応するのを助ける。 |
留学エージェントの利用で得られる6つのメリット
留学エージェントを利用することで得られるメリットは、以下の6項目です。
- 専門的なアドバイスが得られる
- 面倒な手続きをサポートもしくは代行してくれる
- 時間の節約になる
- エラーの防止になる
- 自分が持っていなかった選択肢を提案してくれる
- 現地で緊急事態に陥った場合も頼れる
専門的なアドバイスが得られる
留学エージェントのカウンセラーは、留学に関する専門的な知識を持っています。また、カウンセラーの多くは実際に留学を経験しており、実体験に基づいた実践的なアドバイスを受けることが可能です。
留学先の国の文化や教育システム、留学ビザの必要性など様々な情報を提供してもらえますし、目標やニーズに合わせたプログラム・学校の提案も受けられます。
面倒な手続きをサポートもしくは代行してくれる
留学の手続きは複雑で時間がかかることが多いですが、留学エージェントはそのプロセスを簡単にするためのサポートを提供します。例えば、学校への申し込みから申請書類の作成、ビザ申請、滞在施設の手配などです。
これにより、留学生やその家族は手間とストレスを軽減できます。
時間の節約になる
面倒な手続きをサポートもしくは代行してもらえるということは、その分の時間を別のことに充てられるということです。
留学の準備には、多くの時間が必要です。留学エージェントが手続きを代行することで、他の重要な事項、例えば、語学学習や留学資金を貯めるためのアルバイトなどに集中できます。
エラーの防止になる
留学の手続きは複雑ゆえ、個人手配の場合はエラーを犯すリスクがゼロではありません。その点、留学エージェントは手続きに関するプロであるため、エラーや見落としを事前に防いでくれます。
また、仮に問題が発生しても、留学エージェントが解決に向けてのサポートも提供してくれるため、安心です。
自分が持っていなかった選択肢を提案してくれる
留学エージェントは、世界中のさまざまな学校や教育機関と連携しています。
そのため、相談者が想定していなかったようなプランを提案してもらえることも、珍しくありません。
より良い提案を受けるためにも、「どれくらいの期間かつ予算で、どんな目的を達成したいか?」という点をできるだけ具体的に伝えましょう。
現地で緊急事態に陥った場合も頼れる
多くの留学エージェントは、留学生が留学地に到着した後もサポートを提供し続けます。そのため、留学中に問題が発生した場合も、留学エージェントに頼ることが可能です。
生活の調整、学校の事務手続き、現地でのネットワーキングといったトラブル以外の事項についてもサポートを受けられるため、安心して留学生活に集中できます。
留学エージェントを利用するデメリット
メリットの多い留学エージェントですが、以下のようなデメリットがあるのも事実です。
- 費用がかかる
- 留学エージェントに当たり外れがある
- 紹介してもらえる語学学校が提携先に限られる
費用がかかる
留学エージェントは紹介先の語学学校から紹介料を得ているため、基本的なサポートを無料としている場合が多いです。
しかし、基本サポート以外は有料オプションとなり、料金が発生します。留学エージェント利用時は、どこまでが無料サポートの範囲でどこからが有料オプションになるのかを、事前にしっかりと確認しておきましょう。
また、中には語学学校の学費を日本円に換算する際に独自レートを採用し、正規レートに5円~15円程度上乗せしている会社も存在します。
そういった会社を避けるためにも、留学費用の見積もりは複数のエージェントで取るようにしましょう。
留学エージェントに当たり外れがある
すべての留学エージェントが、質の高いサービスを提供しているわけではありません。また、担当者との相性もあります。
エージェントの質を見極めるためにも、また担当者との相性を確かめるためにも、複数のエージェントで無料カウンセリングを受け、最終的にサポートを依頼する会社を決めましょう。
紹介してもらえる語学学校が提携先に限られる
留学エージェントが紹介する語学学校は、提携先の学校に限られます。そのため、提携先が少ない留学エージェントを選んでしまうと、可能性の幅が狭めてしまう可能性があります。
特定の語学学校に通いたいという希望がある場合は、その学校と提携している留学エージェントを選ぶようにしましょう。
場合によっては日本人が多い語学学校になってしまうことも
留学エージェントの提携先が少ないと、同じ期間に複数の日本人が同じ語学学校を勧められ、結果的に「語学学校のクラスメイトが日本人ばかり」という事態にもなりかねません。
語学学校の日本人比率にこだわりたい方は、提携している国や語学学校の数が多い留学エージェントを選ぶことが大切です。
留学エージェントを利用せず個人手配でも留学は可能
ここまで、留学エージェントを利用することのメリット・デメリットをお伝えしてきましたが、留学する際に必ず留学エージェントを利用しなければならないわけではありません。
簡単ではありませんが、手続きのすべてを個人で行ったうえで留学することも可能です。
個人手配で留学するための6ステップ
個人手配で留学するための手順は、以下の通りです。
- 情報収集
- 入学申し込み
- ビザの申請(必要な場合)
- 現地滞在先の確保
- 航空券や留学保険の手配
- 到着後の手続き
1.情報収集
まずは、留学したい国や都市、学校、プログラムについて調査しましょう。興味がある学校のHPを確認し、プログラムの内容や費用、入学要件などを確認します。
2.入学申し込み
希望に合致する語学学校が見つかったら、直接入学の申し込みをします。このプロセスは学校により異なりますが、一般的にはオンラインで申込書を提出し、その後、必要な書類(成績証明書、推薦状、英語力の証明など)を提出するという流れです。
3.ビザの申請(必要な場合)
学校からの受け入れ通知を受け取ったら、ビザ申請の手続きを行いましょう(ビザが必要な留学の場合)。
ビザの申請方法は留学先の国によっても異なりますが、通常は大使館や領事館を通じて行います。
4.現地滞在先の確保
留学先での滞在先の確保も、重要な手続きです。学校によっては学生寮が完備されていますので、宿泊費用を節約したい方はその点も確認しておきましょう。
学生寮以外にも、ホームステイやアパートメントなど、様々な形態から選択可能です。
5.航空券や留学保険の手配
フライトの手配、留学保険の加入、必要なワクチンの接種など、留学に必要な準備を整えます。
6.到着後の手続き
留学先に到着後、学校の登録手続きや必要に応じて現地銀行口座の開設などを行います。
個人手配のメリットと注意点
個人手配をすることで留学エージェントに支払う費用が節約できますし、英語でのやり取りや手続きは貴重な自己学習の機会と捉えることも可能です。
一方で、上記の手続きには時間と労力を要します。また、多くの手続きを英語で行う必要があるため、手配の段階である程度の英語力が必要です。さらに、手続きのミスが原因で留学そのものができなくなってしまうリスクもあるため、慎重に行う必要があります。
留学エージェントと個人手配はどちらがおすすめ?
最後に、ここまでの内容を踏まえ、「どんな方に留学エージェントがおすすめ」で「どんな方に個人手配がおすすめ」なのかをまとめます。
留学エージェントはこんな方におすすめ
以下のような方には、留学エージェントの利用がおすすめです。
- 留学の手続きや必要な書類についての知識がない
- 英語やその他の言語に自信がない
- 時間が限られている
- 初めて留学する
留学の手続きや必要な書類についての知識がない
留学手続きや必要書類に関する知見がないと、個人手配は困難です。
その点、留学エージェントは留学に関する専門知識を持っているため、学校の選び方からビザ申請、留学先での生活準備まで、一連のサポートを受けられます。
英語やその他の言語に自信がない
語学学校への入学手続きなどは、英語をはじめとする外国語で行います。そのため、現時点である程度語学に堪能でないと、手続きをスムーズに進めるのは困難です。
また、手続き上のミスを避けるという観点からも、留学エージェントを利用する方が安心できます。
時間が限られている
留学エージェントを利用する最大のメリットは、「時間と手間を節約できる」ということです。面倒なリサーチや手続きを留学エージェントに任せることで、他の重要な項目に時間を割くことが可能です。
そのため、「個人手配をする知識や語学力を持っているけど、あえて留学エージェントを利用する」という方は大勢いらっしゃいます。
初めて留学する
初めての留学は、何かと不安なものです。
留学エージェントを利用すれば、留学前の手続きだけでなく現地に到着してからのサポートも受けられるため、安心して留学できます。
個人手配はこんな方におすすめ
以下のような方は、個人手配も検討してみてください。
- 自分で留学先の調査や手続きを進めるのに自信がある
- 英語やその他の言語に堪能
- 留学の経験がある
- 留学費用を少しでも節約したい
自分で留学先の調査や手続きを進めるのに自信がある
自身で必要な情報をリサーチし、必要な手続きを理解して実行できる方は、個人手配も検討してみてはいかがでしょうか。
手間と時間はかかりますが、留学の手配自体がある種の学習機会となり、経験値も上がります。
英語やその他の言語に堪能
入学手続きでは語学学校とやり取りをする必要がありますが、自分自身で学校と直接交渉し自己表現が可能な場合は、個人手配も可能です。
ただし、ミスがないように慎重に進めてください。
留学の経験がある
すでに留学の経験があり、それに関連する手続きや準備について理解している方も、個人手配に挑戦して良いかもしれません。
留学費用を少しでも節約したい
留学エージェントは便利ですが、手厚いサポートを受けるほどオプション料金などが発生します。予算が限られている方は、その費用を節約するために個人手配も考慮に入れてみましょう。
また、留学エージェントによって「手数料無料」の範囲が異なります。個人手配を検討している場合も、何社かで無料カウンセリングを受け、費用の見積もりを出してもらうことをおすすめします。
まとめ
留学エージェントを利用すると、以下のようなメリットが得られます。
- 専門的なアドバイスが得られる
- 面倒な手続きをサポートもしくは代行してくれる
- 時間の節約になる
- エラーの防止になる
- 自分が持っていなかった選択肢を提案してくれる
- 現地で緊急事態に陥った場合も頼れる
一方で、以下のようなデメリットがあるのも事実です。
- 費用がかかる
- 留学エージェントに当たり外れがある
- 紹介してもらえる語学学校が提携先に限られる
メリット・デメリットを理解したうえで、留学エージェントを利用するか個人手配するかを判断すると良いでしょう。
また、留学エージェントへの相談は無料です。最終的に個人手配を選択する場合も、何社かで無料カウンセリングを受け、プランについて相談してみることをおすすめします。
以下の記事ではおすすめの留学エージェントを厳選して紹介していますので、ぜひ参考にしてください。