【カナダ留学体験談】トロントのOHC Toronto(オー・エイチ・シー, トロント)へ3ヶ月の留学
留学体験談概要
- お名前:石川 裕希さん
- 留学先:カナダ・トロント
- 留学期間:3ヶ月
- 学校名:オー・エイチ・シー, トロント
卒業前に、英語漬けになれる環境を
旅行が大好きで、海外に行く機会の多かった私にとって、英語が必要だ、と思わされる経験がこれまでに何度もありました。
もうすぐ大学を卒業しますが、学生時代にやり残したことは何だろう…と考えたとき、英語しか使えない場に身をおき、しっかりと英語を学べるチャンスは今の間しかないと感じ、留学を決意。1年前に留学タイムズを利用して留学した際、本当にいい経験ができたことも、今年も行こう、と思えた大きな要因です。
カナダは自然が多く、治安もよいので生活しやすそうな印象を持っていました。中でもトロントを選んだのは、買い物や遊びに出歩くことが大好きな私には、交通アクセスもよく、多くのショッピングセンターがある都市のほうが合っていると考えたからです。
学校は一戸建てのような校舎の外観写真を見せていただいたときに「かわいい!」と一目ぼれして、OHCに決めました。
トロントは夜遅くに出歩いていても大丈夫なくらい安全な場所でした。自然が多い=暗いというイメージがありますが、私の住んでいたところは24時間バスも動いていて、怖いと感じることはありませんでした。
学校からは映画館やショッピングセンターが徒歩圏内でしたし、学校にはいつでも受付のデスクにスタッフの方がいたので、わからないことがすぐに聞けて安心でした。
にぎやかで楽しい毎日の授業
登校の初日はレベル分けのライティングテストとスピーキングテストを行い、そのあとは新入生の名前をみんなで覚えられるよう、ちょっとしたゲームをやりました。午後の授業は初日ということで自由参加でだったのですが、私は出席しました。参加する生徒がほとんどだと思います。
授業は午前中に文法、ランチのあとは会話が中心の内容です。わからないところがあればすぐに質問できる環境で、静けさとは無縁の、みんなでわいわい勉強するという雰囲気。日本人の生徒は、少ないときは私だけ、多いときは私を含めて5人でした。
授業の中ではとくに午前中のクラスが印象に残っています。この午前クラスは自分のホームクラス、といった感じで、一番多く一緒に勉強する時間でした。何を学びたいか、何がわからないかをしっかりみてもらえるので、不満が溜まることはなく、毎日楽しく参加することができました。現地でしか学べないようなスラングの授業もあり、面白かったです。
学校では日本人の生徒と日本語で話さないように気をつけていましたし、とにかくめげずに、率先して英語で会話することを心がけていました。レベルが高いクラスの友達をつくることは、英語力アップの大きな力になったと思います。
勉強以外も旅行・イベントなど充実
午後3時ごろに授業が終わるので、そのあとは友達と買い物やバーに行ったり、CNタワーやトロントアイランドに出かけたり、ホストファミリーと話をしたりと、さまざまに過ごしました。
アクティビティはいろいろな生徒と交流でき、英語の会話練習にもなるいい機会でした。特に校舎の前で行われていた立食パーティーでは、生徒が溢れていてにぎやかでしたし、多くの人と会話ができ、友達が増えたのを覚えています。
週末には学校と提携している旅行会社を利用して、ナイアガラの滝やニューヨーク、シカゴ、モントリオールに旅行したり、野球観戦やテーマパークに行くこともありました。
滞在はホームステイで、メキシコ人の女性との二人暮らし。門限もなく、鍵も渡してくれる自由な生活でした。パーティーがあるなら行ってきなさい、今しかできないことをどんどんやりなさい、と言ってくれる、理解あるホストファミリーだったのが有り難かったです。
といっても、放って置くというわけではなく、携帯電話でこまめに連絡を取り、その日の予定はしっかり伝える、ということで信頼を得ていました。 彼女も毎日仕事をされていたので、料理を手伝ったり、洗い物は私が担当したり…と、できることはするようにして、お互いを尊重しながら生活していました。おかげでメキシコ料理を教えてもらいましたし、彼女のお友達を紹介してもらうなど、多くの思い出ができました。
自ら率先して行動することの大切さ
留学前にたてていた目標は、「TOEICを100点以上アップさせる」、「日本人の生徒と日本語で話さない」、そして「外国人の友達を限界なくつくる」こと。
もちろん語学力が上がったこともそうですが、とにかく世界中の友達ができたことが、留学してよかったと感じる一番の成果です。何でも言いたいことが言える、親友と呼べるような友達もできました。
語学学校なので毎週、せっかくできた大好きな友達の誰かしらが帰国、という寂しさがありましたが、留学中だけではなく、今でも連絡を取り合える友達ができたことは幸せです。予定が合わず参加できませんでしたが、ブラジル人の友達には結婚式にも招待されました。
たくさんの文化の違いがあり、それを理解して付き合わなくてはいけないということは、大変でもありました。フランス人の男の子には、どんなに彼が待ち合わせに遅刻してきても、怒る前に彼の頬の左右にキスをしないと会話が始まらないのには驚きました!
また、その中でもっと世界のことを知りたいと思いましたし、それよりも自分が日本のことを知らない、ということを思い知らされるきっかけにもなりました。外国の友達のほうが日本の歴史に詳しくて、ショックを受けたことも。世界を知るのも大切だけど、日本のこともしっかり学びなおす必要があるな、と感じました。
留学は、多くの出会いの中で、語学力も精神面も成長させてくれるもの。いろいろなことにチャレンジしていくうちに、自ら何かをする、ということに恐怖を抱かなくなりました。率先して行動を起こし、やり遂げるという強い気持ちを持てるようになったと思います。
そのような場に身を置けるということは、私の人生の中でとても大切な機会です。時間があれば、また何度でも海外に行きたいな、と思います。