ボストン留学のメリットや費用、おすすめ人気の学校は?
アメリカ東海岸、マサチューセッツ州に位置するボストンは、アメリカ最古の大学であるハーバード大学やマサチューセッツ工科大学、ボストン大学など名門大学があるほか、優れた高等教育機関が集まるアカデミックな街であり、勉強熱心な学生が多いのが特徴です。地下鉄や電車、バスなどの交通機関はしっかり整備されており、週末はNYへ行くこともできます。学生の街として知られるボストンですから、世界中から留学生が集まるのも事実で、色々な国の人たちと友達になることができます。一方、日本人学生の数は比較的少ないため、生きた英語を学ぶにはぴったりの環境と言えます。そんなボストンですが、留学するときには、注意する点もあります。ボストンの生活事情とともに、手続きに関するポイントを紹介していきます。
ボストンってってどんな都市?気候や文化、物価について
有名大学が多数あることで知られるボストンですが、都市の具体的イメージはあまり伝わっていません。留学先としてのボストンを知るために、基本情報を確認していきましょう。
中規模で暮らしやすい大きさ
ボストンはマサチューセッツ州の州都で人口は約68万人、東京の江戸川区程度の規模です。アメリカの中ではもっとも古い都市のひとつで、建国以来の歴史を有する街といえます。建国当時の名家が立ち並ぶエリアなど、独特のたたずまいがあります。派手さはありませんが、暮らしやすく落ち着いた街なので留学先には最適です。
湿度が低く学習に最適な気候
ボストンには日本と同様に、はっきりとした四季があります。夏は25度を超える日もありますが、日本のように湿度は高くないので過ごしやすいでしょう。冬には降雪があり、交通機関に影響を与えることもあります。
東京と比較すると寒暖差がそこまで大きくなく、年間を通して暮らしやすい気候です。
歴史・文化・学問の都市
ボストンはアメリカ人が、「一度は学生生活を送りたい」と憧れる都市。
ハーバード大学やマサチューセッツ工科大学など、アメリカを代表する頭脳が集結する学術都市であり、美術館や博物館も多数存在します。
アカデミックな雰囲気と古き良きアメリカの歴史が混在する街、それがボストンです。
ボストンに留学するメリットは?
ボストンを留学先に選ぶメリットを見ていきましょう。
学生の街
ボストンは学生の街として知られ、人口の約1/3を学生が占めています。学生向きの店も多く、図書館など学習環境も充実しています。
自然に向学意欲が刺激されるため、学びに集中しやすいというメリットがあります。
落ち着いた街並みと自然
ガス灯がともるビーコンヒル、イタリア街ノースエンドなど、ボストンには歴史あるシックな街並みがいたるところに広がっています。
またアメリカ最古のアーノルド樹木園や四季折々の美しい風景を楽しめるボストン・パブリック・ガーデンなど、勉強に疲れた心身をいやす自然も常に身近にあります。
学生に優しい交通事情
ボストンは地下鉄やバス路線が発達しており、市内であれば徒歩と交通機関だけで十分に歩き回ることができます。
アメリカは世界に冠たる自動車王国ですが、ボストンに関していえば車なしでも十分に生活ができます。
ボストン留学で人気・おすすめの学校は?
ボストン留学で人気の学校をご紹介していきましょう。
English Language Center, Boston(イングリッシュ・ランゲージ・センター・ボストン)
ボストン中心部のクインシーマーケット近くに立地し、交通の便が良い場所にあります。ビジネスから試験対策、おけいこコースまで多彩なプログラムを提供しています。
EC Boston(イーシー, ボストン)
現地大学生との会話パートナープログラムなど、留学生にとって貴重な体験ができるスクールです。
LAL Boston(エルエーエル, ボストン)
日本人が非常に少なく、多国籍であることが特徴的なスクールです。セントラルボストンの徒歩圏内に立地しています。
TALK English Schools, Boston(トーク・イングリッシュ・スクールズ, ボストン)
国内に50ほどの提携大学があり、上級レベルを修了するとTOEFL免除で出願が可能となります。
実生活に即した内容のテキストを使用し、会話力の向上に重点が置かれています。
FLS International, Boston Commons(エフエルエス・インターナショナル・ボストン・コモンズ)
100校以上の提携カレッジ・大学があり、進学に強い語学学校として知られています。独自教材による効果的な語学力向上と、多彩なアクティビティが特徴的です。
Kaplan International English, Boston Fenway(カプラン・インターナショナル・イングリッシュ, ボストン・フェンウェイ)
フェンウェイパークすぐ近くに立地しています。コミュニカティブメソッドという独自の教授法を採用しています。
Kaplan International English, Harvard Square(カプラン・インターナショナル・イングリッシュ, ハーバードスクエア)
ハーバード大学のすぐそばに位置し、アカデミックな雰囲気の漂う一角にあります。
ボストンのダウンタウンからも約10分の距離と、学生生活を楽しめる環境です。
Stafford House, Boston(スタッフォード・ハウス,ボストン)
ボストンのダウンタウン中心部に位置しています。校内は厳しい英語オンリーポリシーが実施され、語学力の短期向上が期待できます。
OHC Boston(オーエイチシー, ボストン)
クインシーマーケット内にある比較的小規模なスクールですが、日本人が少なく、英語に親しみやすい環境で学ぶことができます。
下記の記事で、アメリカ留学を扱っているおすすめのエージェントを紹介しています。ご自身の希望に合う学校を探してもらえますので、ぜひ一度留学エージェントにご相談ください。
ボストン留学にかかる費用はどれくらい?
ボストン留学にかかる主な費用の目安を見ていきましょう。
学費の目安
ボストンの語学の授業にかかる費用の目安は、以下の通りです。
- 1週間:3万円~10万円
- 1か月:13万円~40万円
- 半年:75万円~250万円
ボストンには語学学校が多数あり、レベルや授業内容はさまざまです。基本的には学費が安いクラスは大人数である傾向が見られ、また講師の水準もそれなりと考えられます。
渡航・手続きの費用
日本とボストン間の航空券の相場は、10万円~15万円で時期によって差があります。直行便でおよそ13時間ですが、安くするのであれば乗り継ぎを選ぶのもひとつの手段です。
手続き費用としてはビザ発行手数料が1万8,000円、そのほかに保険料を考慮する必要があります。
家賃と生活費の目安
物価は東京よりも高く、ニューヨークより安いといった程度です。家賃相場は、ホームステイ半年で12万円~120万円、ルームシェア半年18万円~240万円と住む場所によってかなりの開きがあります。学校を通じ、滞在場所の手配が可能かを確認してみるのがおすすめです。
家賃以外の生活費の平均は、1週間2万円〜5万円程度です。
アメリカ留学の費用については、下記の記事で詳しく解説しています。合わせてご覧ください。
ボストン留学する際の必要な手続き・注意点は?
ボストンで学ぶ際の手続きと、注意する点について見ていきましょう。
ボストン留学のビザ
一般的な語学留学では、F-1ビザと呼ばれる学生ビザを取得する必要があります。90日以内で週18時間以下のレッスンを受ける場合には、観光と同じくESTA登録(ビザ免除プログラム登録)で入国ができます。
学生ビザの取得
学生ビザの取得には、I-20と呼ばれる語学学校からの入学許可書を事前に発行してもらう必要があります。
ESTAで入国した場合には、途中からF-1への切替はできません。
またビザを取得した後で渡米前に学校を変える場合には、新規ビザを取り直す必要があります。
ボストン留学をする際の注意点
語学学校からの入学許可、ビザ取得までの手続きには最低でも3か月から4か月はかかります。十分に余裕をもって手続きを開始するようにしてください。
学生ビザで申し込みをした学習期間の終了後、グレイスピリオド(Grace Period)という出国猶予期間が付与されます。原則60日間と設定されており、それを超えるとスムーズに帰国できなくなる可能性があります。
世界的頭脳が集まるボストン留学で学習意欲を高めよう
世界でも指折りの学術機関が集まるボストンは、まさに学ぶための街といえます。本気で英語の世界に身を置き、高い語学力を身に付けたいと考えているのであれば、最良の環境となるはずです。アメリカ人も憧れる学生の街で、留学生活を体験してみてはいかがですか。