出稼ぎ留学で稼ぐ!おすすめの国や仕事、ワーホリ以外の制度も紹介
急速に円安が進んだ昨今、海外に出稼ぎに出る日本人が増加しています。
実際、海外では日本の約2倍以上の給料がもらえるため、たくさん稼げるとニュースでも話題になっていますよね。
今回は、海外で稼ぐことを目的とした留学、いわゆる「出稼ぎ留学」を検討している方を対象に、おすすめの国や留学スタイルをご紹介します。ぜひ参考にしてください。
円安の今がチャンス!出稼ぎ留学とは?
これまで「出稼ぎ留学」といえば、海外から日本へ来日した外国人留学生が、日本で働き母国へ送金するという形式がほとんどでした。
しかし、2021年から2022年にかけて円安が進んだ影響で、日本人が海外に出て稼ぐという図式が珍しくなくなっています。特に、2022年は円安が急激に進み、物価高も絡んで海外の人件費が急騰。多くの日本人が海外に「出稼ぎ」に出ています。
1ドルあたり150円を突破した時期もあり、日本国内で正社員として働くよりも、海外に渡航して出稼ぎした方が稼げるという事例が多く出現しています。海外で語学を学びながら現地で働いてお金を稼ぐ、「出稼ぎ留学」も人気です。
お金を稼げることはもちろん、海外で生活することによって語学力の向上も期待できる出稼ぎ留学。行くなら、今がチャンスです。
出稼ぎ留学はどれくらい稼げるの?
実際に出稼ぎ留学をしている方は、どのくらい稼いでいるのでしょうか。
Twitterの生の口コミを集めてみました。
ワーキングホリデーに興味がある人
オーストラリアなら、頑張れば週に10万円以上稼げます。 多い週で1691ドル(13万5000円)の稼ぎがありました。平均しても10万円以上、月に40万円以上貰っていました。税金は多く引かれるけど、後からほとんど戻ってくるので勝手に貯金されてる感じです。 pic.twitter.com/ZXHck7iKRI— G93 (@G93WEED) March 5, 2019
ワーキングホリデーの申し込み件数が2倍に伸びているとのこと
カナダに留学した男性は、日本食レストランで働いて月に58万円〜68万円ほど稼いで日本に送金していると
もはやJTCで一生懸命働くよりも、海外でアルバイトをした方が稼げてしまう時代…https://t.co/dQ5DSA7SuE
— タコペッティ (@syakaisei) December 24, 2022
Twitterを少し検索するだけで、「オーストラリアで月に40万円以上もらっていた」「カナダで月に60万円前後稼いだ」という体験談を発見できました。
また、ネットのニュースなどでも、「日本で働いているときは貯金もままならなかったのが、海外で1年間働いたら200万円以上の貯金ができている」といった事例が取り上げられています。
こういった事例からも、稼ぎたい方にとって「出稼ぎ留学」はとても有効な手段だと言えるでしょう。
海外で1年間働いた場合の給料を日本と比較
では、実際に海外で1年間働くと、どれくらいの給料がもらえるのでしょうか?出稼ぎ留学に人気のオーストラリアと、日本の給料を比較してみたいと思います。
オーストラリアの場合
まず、オーストラリアでは最低賃金が世界的にも非常に高く設定されています。2022年7月に最低賃金がかなり引き上げられ、21.38豪ドルになりました。日本円に換算すると、2,000円弱です。
仮に最低賃金で毎月160時間(1日8時間×20日)働くと、日本で323,539円稼げるということですね。1年間であれば、388万円になります。
そして、これはあくまで最低賃金で計算している月収・年収ですので、実際はさらなる高収入も可能でしょう。
日本の場合
日本の最低賃金は都道府県によって異なりますが、最も高額な東京都の最低賃金(2022年10月~)は、1,072円です。
単純計算で、オーストラリアの約半分。実際、厚生労働省の「令和2年賃金構造基本統計調査」によると、大卒新入社員の平均年収は226万円とのことです。
まさに、「日本で正社員として働くよりオーストラリアでバイトした方が稼げる」という図式になっています。
海外出稼ぎにはワーキングホリデーがおすすめ!
出稼ぎ留学の方法はいくつかありますが、最もおすすめなのが「ワーキングホリデー制度」を利用する方法です。
ワーキングホリデーとは、18~30歳の方(国によって対象年齢は異なります)を対象として、提携国にて就労しながら就学、旅行などが体験できる制度のこと。
最大の魅力は、ワーキングホリデーの渡航先の国で「就労時間の制限なく就労できる」という点です。
通常の留学は学生ビザでの入国となり、現地で働く場合は「就労時間が2週間で最大40時間まで」といった感じで制限されてしまいます。一方、ワーキングホリデービザなら就労時間に制限がないため、給料の高い海外でフルタイム勤務が可能なのです。
現地で働きながら給料を得られれば、渡航先での滞在費用も賄えます。
ワーキングホリデーで稼ぐならオーストラリアとカナダの2択
上記でご紹介したワーキングホリデー制度を利用して出稼ぎ留学に行くなら、渡航先は以下の2か国がおすすめです。
- オーストラリア
- カナダ
オーストラリア
前述したように、オーストラリアの時給は高く、アルバイトであっても高収入が期待できます。
また、オーストラリアの主要都市は世界でも最も住みやすい都市ランキングにも複数ランクインされており、暮らしやすいと評判。観光客が多いため、レストランやカフェのスタッフやお土産物店での販売の仕事をしている方が多いですが、動植物の栽培など自然に関わる仕事もあります。
国土が広く、世界有数の自然遺産や世界遺産がたくさんあるので、休暇をとって観光を楽しむこともできますよ。
【オーストラリアのワーキングホリデーは期間が最大3年間】
ワーキングホリデービザには期間が定められており、多くの国でその期間は1年間となっています。しかし、オーストラリアなら条件を満たすことでワーホリ期間を最大3年間に延長可能です。
その条件も難しくなく、「オーストラリア国内の指定職種に3か月間従事」すればOK。2回目・3回目のビザ取得が可能になります。
「せっかくのチャンスなので1年間だけでは物足りない」と考えている方にとっては、とても魅力的なのではないでしょうか。
カナダ
大自然と都会が融合しているカナダも、出稼ぎ留学の渡航先として人気です。
カナダの最低賃金は、13~16カナダドルほど。最低賃金16カナダドルで毎月160時間働くと月2,560カナダドルを稼ぐことができ、日本円に換算すると毎月25万円ほど、1年間で約300万円稼げることになります。
こちらもあくまで最低賃金での計算ですので、実際はさらに稼げる可能性が高いです。
お金を稼ぐ以外にも、カナダは英語とフランス語の二つの言語が国の公用語とされていることから、フランス語を学びたいと考えている方にもおすすめです。
ワーホリできる期間はどれくらい?
ワーキングホリデーの滞在可能期間は、多くの国で1年間と定められています。
ただし、前述したようにオーストラリアの場合は指定職種で働くなどの条件を満たすことで、最大で3年までの延長が可能です。
年齢制限もあり!ワーホリの注意点とは?
出稼ぎ留学という観点から非常に魅力的なワーキングホリデーですが、以下のような注意点もあります。
- ワーキングホリデーには年齢制限がある
- 仕事は自分で見つけなくてはならない
- 同じ国へのワーホリは一生に一度だけ
- 家族の帯同は不可
ワーキングホリデーには年齢制限がある
まずは、年齢制限です。ワーキングホリデーには年齢制限があり、ほとんどの国での年齢条件は18歳から30歳までとなっています。
ただし、30歳までにワーキングホリデービザを取得していれば渡航時に31歳になっても問題はありません。
仕事は自分で見つけなくてはならない
また、現地での仕事は自分で見つける必要があります。
地元の求人サイトやフリーペーパーなど様々なツールを使って仕事を見つけるのが一般的です。
自分で仕事を見つけることに不安がある方は、ワーキングホリデーの手配に強い留学エージェントを利用すると良いでしょう。
例えば、圧倒的な安さとサポート力に定評があるスマ留には「ワーホリプラン」が用意されており、このプランを利用すれば日本で就労先を決めてから渡航できます。
また、「実質0円留学」を掲げる夢カナ留学は、面接のアポ取りや採用されやすい履歴書の書き方、事故PR方法、質疑応答対策など、現地で就労するための事前レクチャーが万全。実際、98%の方が現地到着から2カ月以内に希望職種に就いています。
同じ国へのワーホリは一生に一度だけ
同じ国へワーホリで渡航するのは一度だけと決まっています。
例えば、「カナダでのワーホリ期間が終わったけれど、カナダが気に入ったのでもう一度カナダに長期滞在したい!」と思っていてもワーホリビザでの再入国はできないのです。
オーストラリアでは最大3年間ワーホリで滞在することも可能ですが、もちろんそれ以上の延長は不可となります。
もう一度その国に滞在したいのであれば、観光や就労ビザなどの、他の種類のビザで入国する必要があります。
ただし、他の国であれば再度ワーホリビザを使って渡航することができますので、ワーホリ自体をしたいのであれば他の国のワーホリビザを取得するようにしましょう。
家族の帯同は不可
結婚している方の場合、扶養家族や子供は同伴できませんので注意しましょう。
ただし、夫婦それぞれでワーキングホリデービザを申請する分には特に制限はありません。子供がいない家庭であれば、夫婦で渡航するのもよいですね。
ワーホリ以外の制度で出稼ぎ留学をするならこの2択
ここまでワーキングホリデーを利用した出稼ぎ留学について解説してきましたが、「海外での就労」という観点からは以下2つの留学もおすすめです。
- Co-op留学(カナダ)
- TAFF留学(オーストラリア)
Co-op留学(カナダ)
Co-op留学とは、カナダのカレッジや専門学校で専門分野を学び、留学期間の後半で学んだ専門分野の関連企業で有給インターンシップに参加するプログラムの事です。
語学の習得を目指す一般的な留学とは異なり専門分野の知識習得ができますし、実際にお給料をもらいながら現地企業にてインターンできる点が魅力。
インターンシップ中は週40時間とフルタイムで働くため、稼ぎながら実践的なビジネススキルを身に付けられます。
ただし、Co-op留学には入学基準を満たす英語力が必要です。
Co-op留学についての詳細は、こちらの記事で解説しています。


TAFE留学(オーストラリア)
オーストラリアのTAFE留学も、将来的な海外就労を目指す方におすすめです。
TAFEとはオーストラリアの公立の職業訓練学校のことで、企業の即戦力となる専門スキルや専門知識を学ぶことができます。留学中もパートタイムの仕事はできますし、卒業ビザを習得すればフルタイムでの現地就労も可能です。
難点は、ネイティブの学生が多いため、それなりの英語力があったとしても授業についていくのが難しいという点です。また、出願時には英文で出願理由や将来のキャリアプランについて記載する必要があります。
TAFE留学についての詳細は、こちらの記事で解説しています。


出稼ぎ留学に必要な英語力はどれくらい?
「出稼ぎ留学には魅力を感じるけど、英語力が不安。」
こんな風に思う方も、少なくないのではないでしょうか。
一般的に、ワーキングホリデーでの海外渡航に必要な語学力は、TOEIC600点程度と言われています。語学力にあまり自信がない方は、渡航後3か月程度語学学校に通ってから現地での仕事を探すことも多いです。
しかし、中には日本人向けのレストランのバックヤードなど、ほぼ英語を使わない仕事もあり、語学力がなくてもワーホリで稼ぐこと自体は可能です。
現時点で英語力に自信がない方は、割り切って日本人向けの店舗など英語不要な仕事に就くか、英語力を高める準備期間を経てから就労するかと事前に決めておくと良いでしょう。
まとめ
海外出稼ぎは魅力ですが、渡航したからといってすぐに現地で働けるわけではありません。現地での住居を探す必要がありますし、仕事も見つけなければなりません。
自分ひとりで決めるのに不安がある方は、留学エージェントを利用しましょう。
ワーホリだけでなく、Co-op留学、TAFE留学といった海外渡航の相談を随時受け付けていますので、まずは無料カウンセリングで相談してみることをおすすめします。
下記の記事では、スマ留・夢カナを含む「ワーキングホリデーにおすすめの留学エージェント」をご紹介しています。こちらも、ぜひご参照ください。

