長期旅行の際に頭を悩ませるのが、衣類の洗濯です。滞在中のホテルの中にコインランドリーがなかったり、あっても数が足りずに順番待ちになったりして困った経験がある人は多いのではないでしょうか?そんな悩みを解決してくれるのが「洗濯袋」です。今回は洗濯袋の使い方やおすすめの商品について解説していきたいと思います。
洗濯袋とは
長期旅行によく行く人の間で人気が高まっている「洗濯袋」。洗濯袋とは、旅行先で自分で簡単に洗濯をすることができる便利な袋のことを言います。
今まで旅行先での衣類の洗濯と言えば、コインパーキングを利用したり手洗いで済ませたりする人がほとんだったかと思います。
しかし、ホテル内のコインランドリーは順番待ちをしないといけないことが多く、利用のために夜中まで待たないといけないことも…。
一方で、洗濯袋を使えば自分が洗濯したいタイミングで、自室で洗濯をすませることが可能です。また、手洗いと比べてもある程度まとまった量の衣類を洗えるうえ、手が荒れることもないので便利です。
使い方は、洗濯袋の中に水と洗剤を入れて振るだけなので簡単。しかも、洗濯袋は電気を使わないので、旅行だけでなくアウトドアや災害時にも活躍してくれるスグレモノなのです。
洗濯袋の基本の使い方
それでは、洗濯袋の基本の使い方を紹介します。今回は基本の洗い方を説明するので、詳しい洗い方についてはそれぞれの洗濯袋についている説明書をよく読んで利用してください。
どの洗濯袋も使い方はそれほど難しくありません。初めに説明書をきちんと読んでおけば、初めての人でも迷うことなく簡単に洗うことができますよ。
- 洗濯袋に洗濯したい衣類、水、洗剤を投入します。このときに、衣類を詰め込み過ぎてしまうと洗浄効果が落ちてしまうので注意します。入れる量についてはそれぞれの洗濯袋の説明をよく読んでそれに従いましょう。
- 洗濯袋の口をしっかり閉じて、中に入っている衣類などを振ったりもんだりして洗濯します。その後、一定時間そのまま置いておくとより洗浄効果が高まります。
- 洗い終わったら、指定されているバルブやチャックなどから脱水します。しっかり脱水したら再度水を入れて、今度はすすぎ洗いをしましょう。すすぎ洗いは泡が出てこなくなるまで数回行います。
- すすぎ洗いが終わったら、袋を押して最後の脱水をします。
- これで洗濯完了。洗い終わった衣類と一緒に、洗濯袋も干しておきましょう。
洗濯袋は繰り返し使えるものが多いので、次回使用するときのためにもしっかり乾燥させておきましょう。
洗濯ボールを使ってさらにきれいに
洗濯袋を利用するときに、併用することでより洗浄効果を高めることができるのが「洗濯ボール」。
洗濯ボールにはさまざまな種類がありますが、軽くて寿命の長いゴムタイプの洗濯ボールは旅行のお供にぴったりと言えるでしょう。
ママさんから一人暮らしまで意外に使える洗濯袋
洗濯袋は旅行だけでなく日々の洗濯にも利用できます。特に子育て中の家庭では、子どもが汚した衣類を簡単に分け洗いできるのでおすすめ。
今まで手洗いしていた食べこぼしの服や泥汚れの靴下などを洗うことができるのが便利です。
また、一人暮らしの人はなかなか洗濯物がたまらないため、水と電気代の節約のために何日か分の洗濯物をまとめて洗っているという人も多いでしょう。
しかし、脱いだ後の衣類はすぐに洗わないと、放置することで雑菌が増えてしまいます。
そんなときにも、少量から洗える洗濯袋があれば衣類を清潔に保つことができ、電気代の節約にもなるのでおすすめです。
使いやすくて便利なおすすめの洗濯袋7選
それでは次に、使いやすくて便利なおすすめの洗濯袋をご紹介します。購入を検討している人はぜひ参考にしてみてください。
【Scrubba】スクラバウォッシュバッグ
オーストラリアのCalibre8社が製造している“スクラバウォッシュバッグ”は、実際にアウトドアを行っていた創業者のアイデアをもとに開発された、もんで洗うタイプの洗濯袋です。
スクラバウォッシュバッグの1番の特徴は、バッグの内側にある洗濯板状の突起です。昔ながらの洗濯板を現代風にアレンジしたもので弾力性があり、この突起によって手洗い以上の洗浄効果が生まれるといわれています。
「世界最小の洗濯機」といううたい文句で販売されているスクラバウォッシュバッグ。重さわずか142gでかさばらないので旅行に持っていくのにぴったり。
洗濯袋のなかではやや高額なタイプですが、繰り返し使うものなのでぜひ検討してみてください。
使用頻度が多くより丈夫なものを求めている人は、さらにタフな仕様となっているタクティカル ウォッシュバッグもあわせてチェックしてみると良いでしょう。
【Scrubba】スクラバウォッシュバッグMINI
“スクラバウォッシュバッグMIN”は重さわずか70gで、スクラバウォッシュバッグをさらに軽量化したものになります。
使い方はスクラバウォッシュバッグと同じですが、軽量化している分、中に入る衣類の量も少なくなっています。旅行先で下着や靴下などのちょっとした洗濯をするときにちょうど良いですね。
【Scrubba】Allurette washer
“アルレットウォッシャー”はスクラバウォッシュバッグの姉妹品で、おしゃれ着用の洗濯袋。デリケートな衣類を傷つけないように、内蔵している洗濯板状の突起がより平らに丸くなっているのが特徴です。
こちらも軽量でわずか112gとなっており、旅行バッグに入れてもかさばりません。「せっかくの旅行だからお気に入りの服で楽しみたい」と思っている人は、旅行のお供として選んでみたらいかがでしょうか?
【LOGOS】LOGOS シェイク洗濯袋
日本のアウトドアブランド『ロゴス』が販売しているこちらの商品は、その名の通り振って洗うタイプの洗濯袋です。
金額はスクラバウォッシュバッグよりも安いですが、排水用のバルブの付いている本格派。衣類を入れた側の袋の口からクルクル巻いていけば簡単に脱水できる形状になっており、扱いやすいのもポイントです。
重さは約130gで、気軽に旅行バッグに入れられる大きさ。衣服やタオルなどを入れて空気を抜けば圧縮袋としても使うことができます。
【Solo Sapiens】Solo Sapiens 洗濯袋
バックパッカーやソロトラベラー向けのブランド、『Solo Sapiens』の洗濯袋です。排水用のバルブがついていないシンプルな形状で、使い方もシンプルです。
洗濯が終わったら衣類を入れた側の袋の口からそのまま水を流し出します。 シンプルな作りである分、気軽に購入しやすいお値段となっているのが良いですね。
重さは250gで、しっかりした生地でできており丈夫です。1度にTシャツ3枚を洗うことができます。
【花王】アタック どこでも袋でお洗たく
『花王』の“アタック どこでも袋でお洗たく”はこれまで紹介してきたものと違って透明なビニールでできたタイプ。低価格ながら、排水用のバルブも付いているのが便利です。
こちらの商品は、振って洗うのではなくもみ洗いとつけおき洗いがメインとなっており、丁寧に扱えば繰り返し使うこともできます。
アタックZEROの液体石けんが付いてくるため、そのまま使えるのがうれしいですね。大人用のズボンが1着入る大きさです。
【ラッキーシップ】どこでも洗たくパック(液体石けん2個付)
旅行用品を数多く製造しているラッキーシップが販売する“どこでも洗たくパック”。
こちらも透明なビニールでできた袋になっています。 紹介してきたなかで最も金額が安いので、初めて洗濯袋を購入する人が試しに購入してみるのにもぴったりなお値段と言えるでしょう。
気軽に購入できる値段である分、他の洗濯袋よりは耐久性が劣ります。
ただし、丁寧に扱えば繰り返し使うことができますし、きちんと洗浄してくれるので安心して使ってください。 液体石けんが2つ付いているのもお得感があります。
洗濯袋を使って旅行先でもすっきり快適に過ごそう
洗濯袋は、旅行先での洗濯にぜひ利用してみてほしい便利グッズです。洗濯袋を使うことによって、コインランドリーを利用したり手洗いの苦労をしたりすることなく、衣類を清潔に保つことができます。
さらに、旅行先で洗濯ができれば持っていく衣類を減らすこともできるので、すっきりと身軽に旅行を楽しむことができるでしょう。 洗濯袋を使って、すっきり快適に旅行を楽しんでくださいね。